8月7日(日)は、松江城や小泉八雲記念館、小泉八雲旧居だけでなく、街をあちこち歩き回りました。そして、さまざまな歴史や産業、文化を知りました。
まず、街の中に「鼕」と書かれた倉庫のようなものがあるのに気が付きました。
祭りに使う山車が「鼕」のようです。
松江鼕行列は、毎年、10月の第3日曜日に行われます。今年は10月16日です。松江神社の例大祭に合わせ、松江の開府を祝う祭りだそうです。10月1日(土)には、鼕まつりが行われます。
「これは、歴史のあるビルだな。横書きを右から左に読むぞ。」と思ったのが、下の写真の出雲ビルです。
1925年(大正15年)に建てられたビルだそうです。松江に建設された、最初の鉄筋コンクリートのビルです。
松江大橋は、17代目だそうです。
橋長は134mです。いまでは使われないゲルバー桁の鋼橋です。その松江大橋の袂に深田技師殉難記念碑が有りました。
深田技師は、1936年(昭和11年)9月12日、ケーソンでの作業中に事故で命を落としました。30歳だったそうです。橋は1937年(昭和12年)に完成しています。
「松江市特産来待石」と書かれたものが有りました。
1400万年前に形成された凝灰質砂岩だそうです。石材として使用されます。有名な出雲石灯篭の材料だそうです。松江藩主は御止石として、藩外への持ち出しを禁止したほどの石材です。
また、石の話題です。松江の街を歩いていて、「めのう」という石の専門店を2つも見つけました。
古代の装身具であった勾玉や菅玉はその多くが「出雲青めのう」で造られているそうです。
㈲川島は、1877年(明治10年)創業だそうです。
こちらの野津めのう店は、松江本店のほか、出雲大社店も有ります。
松江といえば、宍道湖です。
その宍道湖に面して、宍道湖しじみ館が有ります。行ってみました。壁に貼られていたのは、しじみ料理です。
味噌汁やすまし汁は一般的です。でも、しじみのスパゲティ、しじみのピラフ、しじみご飯はどんな味なのでしょう。
「出雲国風土記登場地」との碑が立っています。
出雲国風土記では、宍道湖は「入海」、嫁ケ島は「蚊島」と呼ばれているとのことです。嫁ヶ島「蚊島」は、下の写真の島なのでしょうか。
最後は、日本酒の話題にします。松江市内には、酒造を営む蔵が多く有るのは、前に行ったときに気づいています。宍道湖近くに、「国暉」「湖上の鶴」と書かれた煙突や蔵が見えます。トップの写真です。
国暉酒造㈱です。1874年(明治7年)に酒造業を始めたそうです。出雲杜氏が酒を仕込みます。下の写真の店舗は1808年(文化5年)に建築されたもののようです。