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ようさんの山物語(ブログ版)

山遊び人ようさんの山行記録

水浴び、水浴び、たまに歩き、そして雪風呂

北ア南部(乗鞍)・十石山(2525m)

2014年03月16日 | BCスキー
2014年3月15日(土)~16日(日)

昨シーズンも大勢で日帰りツアーで行ったが、寒冷前線の通過で雷近くに落ちて引き返した。
今回は、まったりと小屋泊まりで企画した。

第1日目

天候:晴れ(稜線風強し)

今回は、前回行った増さん、あーさんに新たに陽さん、歌姫さんの総勢5名で行った。
増さんは、日曜に用事ありで日帰りとなってしまった。
7時にいつものところに集合。
車まとめて、白骨温泉へ。
すでに、3名ほどスノーシューの方が出発準備していた。
林道少し行き、杉林へ入る。
いつもの核心?トラバースは雪も柔らかくよかった。
その後も、ゆるめの雪を上がっていく。



一壁登っていると、忠実に尾根を登っているスキーヤーの方々がいた。
どうも初めてのようだ。


湯沢平入口

ダケカンバのある湯沢平の入口へ。
私は、どうも今日は体調悪い。少し遅れて到着。
ここから明日のためにうまくトレースつけていく。
二壁登って、一本。
皆さん元気でサクサク行く。
疎林になってきたところで、神奈川からのテレ2人組が追い抜いていく。



朝、下界から見た十石山は雲がかかっていたが、昼頃になると雲はとれて綺麗に晴れてきた。
これで3週連続天気よし!


霞沢岳方面

前穂と吊尾根は見えたが、奥穂は雲の中であった。
中央、南などは綺麗に見える。
程なく森林限界。稜線が近づいてきた。



森林限界上は、カリカリとソフトな面が交互にあるもクトーつけずに上がる。
稜線は、強風であった。
小屋で30分ほど前に到着した本隊と合流した。
増さんがちょうど下る準備をしていて見送った。


中央アルプスに向けドロップ

南ア北沢峠の間からは富士山も顔を出していた。


南アと富士山

屋根の上はシュカブラ発達





風強いが、天気はいい。ちょっと気温は低いが。
小屋でラーメン食べて、ちょっと昼寝。
夜は、ようさん鍋で。



女子チームは、トイレが核心と言っていた(笑)
確かに風強く、おしりが凍傷になりそうであった。
早めに2階で爆睡。


第2日目

天候:山頂ガスのち曇り

昼からあまりいい予報ではなかったので、昼前までには下りたいところだ。
しかし、相変わらず風強し。起きたときは、雲海になっていた。
のんびり皆さん起きて、朝食。ようさんうどん。



塩加減もよろしく、あっという間に皆さんたいらげた。
片付け、掃除をしっかりやって下山準備。
風は強いが、気温は上がっていた。屋根のシュカブラもきれいになくなっていた。
ガスガスであったが、ここは通い慣れた山。うまくトラバースしてガスを抜ける。


森林限界付近

この辺り、ちょいパフ。
その後、ウインドクラストにモナカ、パフといろいろ登場。
やはり、日射、風、地形などいろいろあって、その分雪質もいろいろあって面白い。
東尾根自体は、堅めであったが滑りやすかった。
二壁も同じような状況。湯沢平もうまく抜ける。




湯沢平入口

入口付近から雪がよくなってきたぞ~
皆さん、一壁はすいすいと行く。
休憩2階ほど入れて、1時間半ほどで駐車地へ。
皆さん方には、修行系だったかもしれないけど、いい経験されたと思う。

あとは、いつもの温泉へ。珍しく1組おられた。



そして、このところ混んでいて入れなかった例のそば屋で昼食とって、ケーキ買って帰る。



ケーキでまったりして解散。
楽しいツアーであった。

小屋の雪の状況は例年通り。小屋の中は綺麗に使われていた。
というか、あまり人来ていないか。入口の扉は雪が入り込んで凍って非常に重くなっていた。
来期はこの対策が必要かという感じです。




羽後中部・森吉山(1454m)

2014年03月03日 | BCスキー
2014年3月2日(日)

天候:晴れ時々曇り

いや~まさか3日間とも晴れるとは思わなかった。
今日は、帰る日でもあるので、2年前だったかF師匠と行って強風敗退した森吉山へ。
この山、独立峰であるので天気悪いととんでもないことになる。
今日は、晴れて風も穏やかでいい。
この朝も鶴の湯の満腹美味の朝食いただき出発。
路面状況がいいので、少しかっとんで阿仁スキー場へ。
ゴンドラ一本乗ってお手軽登頂コースへ行く。



ちょうど今週いっぱい、北秋田市が樹氷祭りもやっていて、観光客も多い。
歩いて5分くらいで見られるのでお手軽だ。



スキーヤーも登山者も多く、少しうんざりだが仕方ない。



まだ雲も多く、山頂はガスの中か。



と思ったら、山頂が顔を出していた。



振り返ると、日本海も見える。



程なく、石森1306mのポコ。



この先、一旦下り避難小屋を目指す。



小屋へ少し登ると屋根だけの小屋が登場した。
続々と登山者も上がっていく。


阿仁避難小屋

ここから山頂への登りだ。カリカリ君。
しかし、昨日のカリカリ君と少し質が違う。少し滑りにくいであろう。




モンスター4人ファミリー


最終の登り

多くの登山者が休んでいた。
途中下ってくるスキーヤーもいた。カリカリといい音していた(笑)



山頂は標識だけうまく出されていた。
あまり時間もないので、すぐに下る。カリカリカリ~



小屋にはスノーシューの団体さんが。
その後、石森登り返して、スキー場に出る。ゲレンデはシャリシャリしていて快適。
雪質はここが一番よかったか(笑)
地元のおっちゃんと少し話しながら、下って、大至急で帰路につく。

温泉も入らず、お馬鹿ナビのせいで変なとこ行ったりして、ギリで飛行機に飛び乗った。
東京へ着くと雨が降って、秋田よりも寒かった。

東北ツアー第2弾は、全日晴れて山頂を踏めた。
雪質はどうであれ、これで大満足である。やはり山ヤだな~と思う。
次回、第3弾も晴れてほしいな~乞うご期待!

南八幡平・乳頭山〔烏帽子岳〕(1477m)

2014年03月03日 | BCスキー
2014年3月1日(土)

天候:晴れ

晴れといっても、高層に薄雲のある晴れである。
紫外線も少しは弱められていいのかもしれない。
こういう時は、山がはっきりと見える。写真で撮るとイマイチかもしれないが。

鶴の湯のおいしい朝食をいただき、大釜、蟹場温泉のあるところへ。
そこで、数台停められる駐車地へ。すでに3台停まっていた。
1台はつぼ足の兄さんが準備していた。



そこから林道を孫六温泉へ歩く。



沢を渡ると孫六温泉。ここから尾根に取り付く。


孫六温泉の小屋

いきなり堅い斜面の急登。そこを一段上がって尾根に。



段々と樹林間隔も素敵なブナになってくる。



その少し先で、少し下る細めの尾根。



さあそこから素敵な斜面を上がっていく。
スキートレースが2,3本ついている。



素敵なブナ斜面を上がると若木から幼木のブナ帯へ。
ここは少し藪っぽい。



そして、オオシラビソが出てくるとまもなく稜線へ出る。




本日の秋田駒ヶ岳


乳頭山

山頂方面も見えてきてテンション上がる。


田代平

ここは悪天だとわかんないわ。2月にもここで遭難騒ぎがあった。


田代平避難小屋

雪少ないのか、しっかり小屋出ていた。
この先に一つだけツアー看板?があった。



トレースはこの先、小尾根を右に行っていたが、私は左の素敵な斜面へ。



さて、この上にはちびっ子モンスター君たちが出迎えてくれた。



この辺り雪質いい。



小尾根の横から山頂斜面へ出るとカリカリ君。
だけど、滑りにはいい感じのカリカリ君である。



右の稜線めざし、程なく山頂へ。


乳頭山山頂

南側は垂崖だ。


山頂から岩手山

昨日よりすぐそこに岩手山。盛岡から形と随分と違う。


さすらいの山スキーヤー


大白森山の台地とその奥に森吉山

と言うことは、大白森の左の台地が昨日行った小白森山。
さて、山頂からは滑ること無理そうなので、途中すれ違ったスキー&テレマーカーのドロップしたと思われる
来た方向とは反対の稜線を少し下り、ガリガリのアイスバーンを横滑りでこなして
快適なカリカリ君斜面へ。
そういえば、山頂であった先のつぼ足の青年は鳥海の麓の由利本荘から来たとのことであった。


カリカリ君斜面

小屋からは堅い滑りやすい斜面であったが、その後恒例のモナカ崩しの滑りで幼木ブナ帯へ。
その先からは、快適でまったりしたブナ林を下りる。
昼過ぎにもかかわらず、スノーシュー3人組、4人組と上がってきた。
林道は、孫六へ行く観光客を尻目に急にスキーが来てびっくりした顔されながら駐車地へ戻る。

そういえば、登っているとき思ったが、乳頭といい安達太良の乳首といい、東北の人はおっぱい好きなのか、
そういう名前が多いような。。。昨日見た乳頭山は確かにそう見える。

今日は温泉郷の他の温泉入ろうと思ったが、腹減ったので鶴の湯へ戻り、喫茶でカレー食す。
まだ日帰り入浴時間帯であったので、少し待ってほぼ貸し切りの露天と宿泊客限定内湯の黒湯と白湯に浸かる。
本日の晩飯のメインは、きりたんぽ。そして、山の芋汁もいただき満腹で爆睡とする。



南八幡平・小白森山(1144m)

2014年03月03日 | BCスキー
2014年2月28日(金)

天候:曇りのち晴れ

☆13-14東北ツアー第2弾

旅立ち(27日)

27日午後のバスにて、羽田まで。
ここから、飛行機で秋田まで行くこととした。
マイレージも切れるのあったので、飛行機にした。
機体整備のためと言うことで、待たされる。
1時間半近く待ったあげく、違う機体で行くとのこと。飛んだだけでもいいか。
外は雨である。
そして、乗ったのが、以前話題に上った787である。
ちょいと怖いが、新車なのできれいで乗り心地がいい。
秋田に着くと大雨であった。。。レンタカー借りて、真夜中に秋田駅前に宿泊。
ここで24時間営業の秋田のラーメンの老舗「末廣」で腹こしらえして就寝。

第1日目

金曜ということで、通勤通学の方々が歩いているのをよそに朝食とって出発。
目指すは、乳頭温泉。年末これはと思ったので、早速泊まりで来てみたのである。
いいと思うとすぐに行動してしまうのが、私の悪い癖?



2時間くらいで到着。時々雨も降っていたが、乳頭温泉鶴の湯に着くと霰のような雪がたまに降ってきていた。


鶴の湯駐車場

10時の日帰り入浴開始時間であったので、平日にもかかわらず結構な車の台数とバスが来ていた。
さすがに人気の温泉である。今日明日と2泊ここを取れたのはラッキーである。

駐車場でそそくさと準備して、神社というか祠の横の台地を北へ。


ブナ~

この周辺、地形図見るとわかるが、ローカルのルートであろうところが多くある。
ここもその一つだ。他に石黒山、荷葉岳など。興味ある向きは地図をご覧あれ。

さて、鶴の湯の台地を行くと林道に出る。そこから杉の植林の小尾根を行く。
夏道はその少し右を行っているようだが、このまま尾根を上がっていく。
地形図には現れない、沢状地形やらありだが地形通り行くと、夏道に合流する。
雪質は、先の雪とうっすらパウダーの下に雨による湿雪という感じである。
お天気は、徐々に雲がとれてきた。予想通りだ。



唐松との混合樹林の斜面を登ると、窪地のあるポコに出た。
ここから右へ行く。帰りはトラバースして行くのが効率よさそうだ。


中間部の良さげな斜面

窪地の上は無木立の斜面がある。湿雪の下に怪しい層がありそうなので、ここは右の若木のブナ斜面を上がる。
その上は木々もまばらの顕著な尾根に出た。
後ろを振り向くと、秋田駒ヶ岳がデーンと見えてきた。


秋田駒ヶ岳と旧乳頭温泉スキー場

昨年末に行った(東北ツアー第1弾笹森山BC)旧乳頭温泉スキー場が見えた。年末と比べたら藪もなくなり良さげな斜面になっていた。


尾根と1101のポコ

北側のお空は青空が出てきた。1101のポコが乳頭山からの縦走路のあるところだ。
右を見ると、乳頭山のまったりした山容が姿を現していた。
明日は、あそこにいるんだと思うとワクワクする。


乳頭山

尾根上を行くと風も少しある。回復傾向の風と思うともっと吹け~などと思ってしまう。



少しのアップダウンあるもののそんなに問題ない。そして、1101へのブナ斜面を上がる。



素敵である。これがパウダーだったらと思うと。。。
ここへ来て、すこしモナカっぽくなってきた。まあ滑るには問題ないでしょう。


1101から八幡平

縦走路に出ると、風もあるがすばらしい景色が飛び込んできた。
八幡平のまったりとした山並みだ。
1101からシールのまま下る。夏道はこのポコを巻いてブナの台地に出ている。


漏斗状のブナ

台地を少し右から回っていくように行くと、小白森山への最終斜面。
ここも超ー素敵な斜面



これがパウダーであったらと。。。
天気が回復しただけでもよしとしよう。


八幡平方面

程なく、オオシラビソ(アオモリトドマツ)のある山頂である。
その北の大白森山が真っ平らな山頂を見せている。


山頂から大白森山

話は、ちょっと外れるが、この大白森、小白森山と同じ名前の山が那須連峰北方にもある。
こちらもいつかは登りたい。

さてさて、展望はここまで来るとデーンと広がる。


岩手山と乳頭山


乳頭山と湯森山

ここ小白森もまったりした山であるが、周りもほとんどまったり系。
夏は、高層湿原が至る所にあるということだ。お花も綺麗なんだろうな~なぞと思う。


岩手山バックに

この真後ろは、いつかの夏に来てみたい憧れの葛根田川源頭だ。
夏はそのルートだな。
昼過ぎに着いて、風も強めだが景色がいいので長居してしまった。
さて、ここから修行系の滑りだ。
1101の登りがあるし、雪質イマイチなのでシールのまま下る。



写真で見ると素敵な斜面も雪質により、えらい難儀する。ここはモナカ君であった。
プルークでラッセル車のごとく割りながら下る感じだ。
1101からはシール外し、プチモナカを快適?に行く。
その下りた先から秋田駒が雲を外して顔を出してくれた。



中間部の斜面は少し急であるが、楽しそうだ。



多分、崩れるだろうなーと思ったら、やっぱダレた。


湿雪表層雪崩

表層15cmくらいか。下にアンカーもありダレても大したことはなかった。
その下の樹林帯は、湿雪であったがモナカよりは随分と滑りやすくなっていた。
これらの雪が一晩でいい感じになることを願いながら、あっという間に鶴の湯に着く。
日帰り入浴時間の15時近くであったので、人もまばらで閑散としていい雰囲気となっていた。






一湯入魂

さて、ここは食事も評判いい。山の幸だらけで1泊目は山の芋汁が出る。
イワナも囲炉裏でじっくりいったものだ。





ミズと言う山菜を初めて食べた。結構イケた。
夜も雰囲気たっぷり。





食後も露天に浸かり、星空見ながらいろいろ想う。
明日も晴れそうだ。



飛騨・野谷荘司山BC&日照岳BC

2014年02月23日 | BCスキー
2014年2月11日(火)

天候:晴れ

この日は、久々に晴れた。
明け方は、ちらちらと雪も舞っていたが、日の出と共に雲もとれてきた。
道の駅で起きたら、横にはF師匠の車があった。
いろいろと準備して、トヨタ自然学校へ向かう。
スーパー林道は、ここまで除雪されており、ここの少し広くなったところへ停める。
すでに3台くらい停まっていた。


駐車地

その後も続々と車が来た。人気のある山だ。
まずはスーパー林道を行く。



白谷の橋の手前の雑木林へ上がり、杉の植林を行く。
それを抜けると、ブナの尾根だ。
何本かシュプールも見られる。



ラッセルは、ブーツくらいだ。
後方から単独のおじさんがいい勢いでやってきて、抜いて行かれる。
この尾根も、適度な間隔と斜度で気持ちよさそうだ。



上部に行くと、先の雨で固まったと思われる融解凍結した堅い層があった。
尾根も緩やかになる。



すでに3パーティーくらいが抜きつ抜かれつで行く。
徐々に樹林もなくなってきた。



その上の無木立斜面は、下の堅い層が滑って登りづらい。
無木立斜面はウインドクラストであろう。
それでも雪が着いていれば、何とか行ける。



振り返ると、萩町の合掌集落が見えてきた。


萩町方面

さて、徐々にウインドクラストが顕著になり、いよいよクトーでもつけないと登れない。
しかし、私の極太君にはクトーつけていない。
F師匠はクトーつけてサクサク行く。もう一人の単独の人もクトーないらしく、苦労されていた。



これはいかんと言うことで、ここで切り上げる。
先行したF師匠には、後続の人に伝言頼む。
すると、シール剥がしているときには下りてきた。


三方岩山方面

通常このルートは上まで行き稜線上から白谷左俣へドロップする。
この日は、比較的雪は安定していたが、場所によっては下の堅い層の上に降った雪が危険であろう。
と我々は判断していた。よって最初から尾根上は戻ってくる予定であった。
少し早いが。。。
しかし、樹林を抜けた上はカリカリ君で面白くない。
樹林へ下りる手前の斜面は比較的よかったが。
その斜面へ下りたところへ、結構大人数のパーティーがピット掘っていた。
その下の尾根の細いところを抜けると、快適パウダーが待っていた。



下に行くにつれ、日射で少し重くなってきたが気持ちいい。



下部の方で杉林手前から白谷の方へ下りた。
橋のところへ出る。
そこからは、林道を戻る。



まだ時間も早いので、日照岳を行けるところまでご案内。


御母衣ダム

すでにトレースはあり、いつもの尾根に取り付く。
しかしここは、野谷より下のカリカリ層にやられた。
さっぱり登れず。パウダーロッカーもこういう時は弱いな。
ある程度行ってから下りてしまった。



それでも昼過ぎ。荘川の桜香の湯へ行き、そば食べてのんびりする。
あとは観光だ~
高山へ下道で行くと、ドーンと乗鞍から笠、穂高がきれいに見えた。
こうやって見ると、乗鞍も高山の山だなーという感じ。。。


ベストショットポイントから高山市街地と乗鞍岳方面


笠ヶ岳方面

高山から見る笠ヶ岳はかっこいい。
撮影してから、いつもの高砂さんでラーメンいただき、明るいうちに帰路へ着く。
明るいうちの方が、距離感覚は少し早く感じた。




飛騨・帰雲山(1622m)

2014年02月19日 | BCスキー
2014年2月10日(月)

天候:曇り時々雪

道の駅に泊まり、4時に起床。
雪がちらちらと舞っている。
さて、どうしようかと思案していたが、こんな時は、オール樹林帯の帰雲山(かえりくもやま)にした。
萩町の集落内は現在は駐車できないため、村営のせせらぎ駐車場へ。


せせらぎ駐車場

さすがに早朝には、車1台もない。枠が雪でわからず端の方へ邪魔にならないように置く。
準備して6時半出発。
橋を渡って、集落を神社へ向かう。橋からの道を真っ直ぐ行っても神社裏へ行く。


白川八幡宮

お参りをして、神社横からスキーを着けて行く。
今回で3度目なので、勝手知ったる道、杉林を抜け堰堤手前で林道へ上がる。


林道へ上がったところ

そこからしばし林道を行く。
先の週末のものだろうか。シュプールが何本かある。
途中から林道から杉の林を左折してあがり、しばらく行って、左の沢状へ入る。
雪は降ったりやんだりであった。
ラッセルは、ブーツくらいからところにより膝というところだ。
前回に比べれば、たいしたことがない。
タイムにして1時間は早く来られている。


沢状から上部林道

上部林道から林道を行く。トレースがうっすら残っていた。
そのトレースは、宮谷へ向かっていた。
最近は皆さん、そちらから猿ヶ馬場山へ行かれるようである。
天気は、たまに青空も見られるようになった。



帰雲への尾根に取り付く。
雪の量もまずまずで、ノートラックである。
素敵なブナの尾根を行く。この辺りも好きだ。



上部へ行くと、台地が何段か出てくる。
これをうまくトレースつけないと帰りに苦労する。
1段目はうまくいったが、2段目は少し登り返しを作ってしまった。
ここは、右から巻く様に行くべきであった。


途中の台地

1500m付近へ上がるとアンテナと小屋が建つ広々したところに出る。





この辺りも雰囲気がいい。
ここから、これから行く帰雲山山頂が見える。
まだ先だなーという感じだ。


山頂方面

この台地から一旦コルへ下る。
そこから、いい感じの疎林のブナ林を上がっていく。



なんだかんだで6時間半のラッセルで山頂着。


山頂

山頂の西側にはアンテナがある。
その向こうに大崩落地がある。国道156号から見える。
ここには、一夜にして帰雲城と集落を飲み込んで、埋蔵金があるという伝説もある。
さて、休憩を少ししてシールのまま出発。
コルまで気持ちよく滑って、少し登り返して台地を少し行きシールオフ。
猿の方を見るが、雲の中だ。


猿ヶ馬場山方面

あとは、軽いパウパウいただきながら一気に上部林道まで行く。
林道はトレースばっちりでスーッと行き、沢状の少し重パウをいただく。
来た林道へは行かず、沢状をそのまま行き堰堤に出る。
堰堤から林道を下って神社裏へ。1時間くらいで下ってきた。


神社裏

この道を真っ直ぐ行けば、橋を渡って駐車場であるが、昼過ぎの時間は観光客も多く、
スキー担いだ変なおっさんが歩いていると言うような奇異な目で見られるが、
これまた気持ちいい。←ただの変態(笑)
橋は広くないので、対向の観光客に当たらないように気を遣う。
そそくさと準備して、平瀬にある大白川温泉しらみずの湯へ。
露天がやっていないと言うことで、100円引きの500円。
ここのジェットバスが、超強力で手すりにつかまっていないと流されるくらいであった。
腰などほぐして、疲れをとる。
仮眠したりのんびりして、買い物を白川唯一のコンビニでしてから道の駅に戻る。
ちなみにこのコンビニ、以前は24時間営業であったが、現在は7時23時と言うことであった。
この時間だとセブンだと思うが、デイリーである(笑)

この晩、信州からF師匠が来て久々のコラボである。
明日は、行ったことのない野谷荘司山予定。


飛騨・平湯BC +おまけ

2014年02月13日 | BCスキー
2014年2月9日(日)

天候:曇り

土曜は、松本で50cm近くの積雪。朝から雪かきに追われた。
そして、日曜は病院前外傷コース(JPTEC)のイントラとして参加する予定であったが、
県内の高速は麻痺しており、中止となった。
と言うことならば、行くしかないでしょうと言うことで一旦家に帰るが、土曜の雪が
たんまりと玄関前にあり除雪してから出発。
平湯に9時半着で、いつもならクテボクであるが、芸がないので新規開拓?
松本ほどはこちらは降らなかったようだ。
いつもとは違う方向へ上がっていくと、ダケカンバの素敵な林が。



斜面は緩であるが、雰囲気がいい。



途中、福井からと言うお二方と出会った。
この辺で遊んでいるようである。


平湯ウサギの足跡

周りを見渡すと、結構でかいウサギさんがいた。



少し標高を上げると、針葉樹林帯。
この辺りで切り上げた。
数十cm下には、2日の雨の層があったが、ここではあまり問題とならなかった。
あっという間に駐車地に下り、年券持っている平湯の森で入湯してから高山ラーメンを食す。

高山から白川郷へ。
この日タイミングよく、ライトアップデーであった。
遠くの駐車場に誘導され、バスで萩町へ。
展望台行ったりして、素敵な合掌作りの集落を堪能した。









そして、道の駅白川郷で車泊する。

飛騨・クテボクBC

2014年02月02日 | BCスキー
2014年2月2日(日)

天候:雨時々雪のち曇り

朝からシトシトと雨である。気温も高い。
とりあえず行くだけ行ってみるかと言うことで、遅めの7時発。
しばらく雨であったが、釜トンの手前では雪に変わった。
しかし、平湯へ着くとまた雨である。
いつもは長野県側よりは断然低い気温であるが今日は少し高いようだ。
こんなことも珍しい。
平湯トンネルを越え、駐車地へ着くと降りはそんなに強くないので
一本ダケカンバの上まで行ってみることにする。



ここでやっちまった~!?
シール干しっぱなし。。。
仕方なくツボで行く。昨日のトレースがあったので、なるべくそれを行くが、
だいぶ遠回りしていたので、樹林の斜面をラッセル。
たまに股まで潜り、四苦八苦。。。途中シール組は着いたと無線入る。
その辺で遊んでいてもらう。
上の作業道へ出て尾根に行くと楽になったが、3倍くらい体力消耗した感じだ。
しかし、昔はつぼ足でどこまでも行っていたりしたので、そういうときの技術が
役に立ったのである。



一本滑ってきた組とちょうど上で合流。
雪は重く滑りにくかったとのこと。少し上から樹林行ってみることにした。


輝山方面


高山方面

確かに湿って重かった。西面へ転身したが、こちらは少しクラスト気味であった。
平湯でこれだけ雪質よろしくないのは初である。
しかし、太板のおかげか私はそんなに苦もなく滑ることができた。


ちょいとクラスト気味

そんなに天気も崩れることもなく滑ってこられた。
あとは、ひらゆの森でまったりして帰路につく。
下界へ下りてくるとピーカンでした。。。
次回はパウ狙いだな。

関田・鍋倉山(1288m)

2014年02月02日 | BCスキー
2014年2月1日(土)

天候:晴れ

この週末は、東京から沢もご一緒したことあるあゆさんと
その山岳会のお友達けいさんの2名が遊びに来られた。
土曜が天気良さそうであったので、素敵なブナ林の鍋倉山へ。
ここは毎シーズン2回くらいは行っている、大好きな山である。
しかし、最近の混みっぷりは。。。

7時に道の駅豊田で待ち合わせ。
少し早く集まれたので、善は急げ?で温井集落へ向かう。
天気は良さそうだ。
7時過ぎに到着時点で4台位。しかし、後続が続々来る。


駐車地

除雪終了点になっているので、降雪直後は止めない方がいいが、そこへ突っ込んでおく。
7時半過ぎに出発。
雪の量は十分であるが、ちょっと重めな雪である。


鍋倉山を望む

車道へ出て、池に向かい先行者のトレースを行く。
2番目の出発であった。
小屋近くに行くと山行パーティー4名が上がっているのが見えた。


尾根取り付き

沢状のところを行く。
途中、モッコリした雪があるので近づいてみると、根っこごと倒れた木の根の部分に雪が載っかったものであった。



沢状から尾根に上がる。
後続が続々と上がってきている。
急登一登りで杉があるところへ。ここからまったりブナ林である。



本当にここのブナは素敵だ。




雪庇のできるカール状のところ

ここからすぐに山頂だ。
先行パーティーは、北面からブナ谷へ行ったようだ。




後続続々


妙高方面

妙高方面は、少しガスがかかっていた。
苗場方面の方がよく見えたが、まもなくガスの中であった。
明日の天気が崩れる予兆か。

ここから快適なブナ林を滑る。
パウダーではなかったが、滑りやすい雪であった。
途中、ストップとなるも太板がよかったのか、何とかスーッと行く。
下に来るにつれ、雪もしめって重くなるが滑るには支障ない。
登りはじめの沢状の右斜面はパウっていて気持ちよかった。
登りはじめ地点でザックを下ろし、もう一回尾根に上がり急斜面を一本。


もう一本

雪は重かったが、気持ちよく滑る。
あとは車道を飛ばし、駐車地へ戻る。


温井集落

雪質はこの時期にしてはイマイチであったが、素敵なブナは健在であった。
お昼過ぎには下りて、温泉、ラーメン、ブンリンというコースで帰路につく。
けいさん、山で話していた最新の板一式お買い上げであった。
明日のデビューは天候が。。。

北ア北部・小遠見山(2007m)~一ノ背髪村尾根

2014年01月25日 | BCスキー
2014年1月24日(金)

天候:ピーカン

19日の学科試験が終わり、仕事ばたばたでこの日曜の実技試験を迎える。
見ないようにしていた天気図ふと見てしまうとこの日はピーカン。
これはもう行くしかないなとお休みいただき、山へ向かう。
新潟方面か小谷の山行こうと思っていたが、少し寝坊して1時間で行けるここにした。
土日は混んでいてあまり近づきたくないが、平日ならいいでしょと。
47から入るとする。
この日、下のリフトは止まっており、ゴンドラに乗る。
この時オースのおっちゃんにこのスキーは何のスキーだなどいろいろ聞かれる。
ここで英語スイッチが入った。
そして、リフト2本乗り継ぐが、何が面倒だって各リフトで1回券買わなければならない。
何人かで行く場合は、回数券買った方が、便利だと思う。
何故そうなったかも聞いたが、まあいいでしょ。
シール着けてゲレンデ少し上り、地蔵の頭南面へ。


天狗岳


入口

ゲートチックな感じになっていた。
すでに10時回っている。結構、人が上がっている。
よってトレースはばっちりだが、堅すぎる。。。
そうすると、ちょっと斜度があったりすると滑ってしまう。
というのも、パウダーロッカーは真ん中からそり上がっているので
シール面があまり接地していないようだ。
よってそういう場所は、トレース無いところを改めて登っていくのがいい。


見返り坂

坂上がっていくとつぼ足のお姉さんにあった。
写真撮りながらゆっくり上がっていた。富山からお越しで、今日のお天気で急に朝方お腹痛くなったようだ(笑)
村尾根はすでにギタギタであった。
犬川の方も結構なリッジをドロップしていたりする。
どうも撮影をしているようであった。


一ノ背髪と五竜岳

しかし天気がいい。
うきうきしながら登っていると、おフランスから来た二人がいた。
オースからの人かと思い挨拶すると、どうも聞き慣れない訛りの英語だ。
お国を聞くとおフランスとのこと。納得。
山頂で結構な機材をお持ちであった。こちらも有名なライダーさんか?
二ノ背髪のちょっと悪いところを過ぎると広々した稜線だ。
少し風強いか。



山頂では360度台展望。


鹿島槍ヶ岳


五竜岳


白馬三山


鹿島槍の左に槍ヶ岳


雨飾、火打方面

槍ヶ岳が見えたので、おフランスのお二方に説明したら、日本のマッターホルンってと失笑。
ヴァイスホルンか何とかホルンにしたらと言っていた。
確かに私もマッターホルン見たときの衝撃は今でも忘れられない。
言っていることがわかるように思う。
あと、周辺の山は説明したが、知っているようであった。


どこ登ってんねん


photo by おフランス

おもしろい人たちであった。
別れ際に私の知っている、おフランス語で挨拶したらえらい喜んでいた。
やはりフランス人の自国語に対する思いは相当なものである。
ちょっと締まった雪面の稜線を行くと先の富山のお姉さんが来た。



おもしろいフランス人がいるよと言ったら、私英語もできないです。どうしようかしら?
と言っていたが、どうなったかな~
昼も回ったが、結構人が上がってくる。中遠見からドロップするのを待っている撮影隊もいた。
私はそのまま村尾根に入る。
雪は思ったよりいい感じである。
尾根を左折したら、少し重くなった。そして、素敵なブナ林。



ノーシュプール探しては、滑っていた。
重かったりだったが、快適に滑って堰堤へ。



水の少ないところ渡るも少し浸みてきていた。
あまりのんびり浸かっているとぬれるので注意。
あとは少し登って、林道を行く。
下の方はどうもモービルが入ってきているようだ。つられて変なところ行かないように注意したい。
下界はえらい暑くて大汗だ。
そして、堰堤下を渡って47に戻る。この渡渉は水が少ないので濡れることはない。
いろいろおもしろい出会いのあった山行であった。
さあ、来週からはバリバリ行きますよ~

さて、日曜の試験落ちたら、あ~試験前に滑ってたから、滑ったんだな~
とお思いください。
おあとがよろしいようで。。。