ようさんの山物語(ブログ版)

山遊び人ようさんの山行記録

水浴び、水浴び、たまに歩き、そして雪風呂

中越・守門岳(1537.2m)

2013年08月26日 | 山歩き
2013年8月25日(日)

天候:曇り時々晴れ

この週末は、2年も前からのリクエストで何回も天候によりダメになっている山行であったが、
この週末も天候不順で順延となった。これ計画すると天候不順になる。
不思議だ。
さて、金曜くらいまでは信州も日曜は良さそうであったが、土曜に朝から午前中雨の予報。
私も解析してみたが、どうもよろしくない。
ということで晴れを求めて、中越まで進出した。

今年の春にスキーで大岳は行ったが、本峰は未踏であった。
よって、本峰目指して二口登山口から行くことにする。
今回は、以前初心者講習したこやりさんも行った。
マスプロに白馬岳、唐松岳と行って鍛えられているはずである。
登山口へ行く途中、7月の雨でやられた崖の崩壊が何箇所かある。
登山道は入れるか~??と調べてみると通行止めの情報。
しかし、行くだけ行ってみるかと進めるとあっさり登山口へ行ってしまった。
すでに地元ナンバーの車が3台停まっていた。


二口登山口

きれいなトイレもある。
準備して橋を渡って草の道を行く。


登山道はじめ

すぐに左の斜面へ取り付く。ここ、粘土質の土で滑りやすそうだ。
ただ、ブナの林は素敵。。。
一斜面登ると護人清水。


護人清水

この水がメチャうまい。がぶがぶいただいてしまった。
その後、ブナの林を登っていく。
途中、ところどころガスボンベのフタと小さなハンマーがあった。
熊除けの様である。



まだ、樹は細いが素敵なブナ林である。



これを上りきると尾根に出る。
最初に窪地のある谷内平へ出て、一本入れる。
ここであとから来た地元のお姉さまに抜かれる。
颯爽と行かれた。



そこからブナの林を少し登ると尾根は細くなる。
・891.6の三角点があった。


四等三角点

その後もリッジを行く。標高1000m位で滝見台。
途中、左の中ノ高地沢の滝が見えて、その後標識のところでオカバミ沢の滝が見えた。
両方の沢とも沢登りとして面白そうだ。


オカバミの滝



そこを過ぎると、ひたすら登りの尾根となる。
たまに緩くなるが、なかなかの急登である。滑りやすいし。
こやりさんだいぶへばっていたが、気合入れて頑張って登ってもらう。
樹林が低木になってくるとしばしで縦走路と合流。


分岐標識

この辺りで登山者数名と会う。
一本入れて、山頂へ向かうことにする。
稜線は、ところどころ湿原がある。この辺の山の山頂は高層湿原があって素敵だ。


山頂方面

まずは、青雲岳。木道があり池塘もあり素敵だ。





ここの木道を一旦下り、一登りで守門岳山頂であった。


山頂

ちょっとガスっていたが、しばらく休んでいるうちに晴れ間も見えた。
ここで先ほどの地元のお姉様と話がはずむ。
本当は、北ア予定であったとのこと。天候で日帰りにしたとのこと。
その後も山話に花が咲いてしまい。だいぶ引き止めてしまった。
さて、雲も発達し始めたので下山する。
お姉様は颯爽と下って行った。
こちらはというと、やはり下りは難しいのか、ゆっくりペースで行く。
細尾根のところでパラパラ来たが、その後は降られずに下山できた。
先の護人清水でおいしい水を汲んで、帰宅後のコーヒーの楽しみとする。
すでに登山口には車も無く、栃尾の温泉入って、長岡でおいしいもの食べて帰路についた。

春のイメージとはだいぶ違う感じもしたが、地形概念が掴めていい山行であった。
今回行った尾根は、スキーには適さない感じだ。
この山域は、また春スキーで行ってみたい。


中ア・正沢川幸ノ川

2013年08月24日 | 沢登り
2013年8月20日(火)

天候:曇り

前回の2名の沢メンバーと幸ノ川へ。
私は2回目であったが、沢はいつも同じ顔だとは限らない。
今回もそんな沢旅であった。
うちへ迎えに来てもらい、木曽路を行く。
スキー場跡をゲートまで入る。これで少しは歩かずに済む。
林道を行き幸ノ川を渡るところで右行っても良し、渡渉して左行っても良し。
堰堤一つ越えるが、どちらもいける。
その後、沢装備へ変換。
一つ目の滝は右を行く。


F1

F2は少し釜に浸かって右壁へ。





その上は、少し倒木が流れてきていて荒れている感じ。



サクサクと滝を登り、ツッパリで登る滝へ行くと、トイ状が倒木で。。。


ツッパリの滝

突っ張ることも無く、倒木であっさり登る。
ここ面白いんだけどな~



クライミングやらない鈴木君ちょっと心配であったが、ノーロープで頑張っていた。





次から次へと滝が現れる。楽しいね~ただ、曇っていてちょいと寒かったが。



少し濡れてシャワーで上がったりしたりもした。


二俣

二俣を右へ行くと現れる滝は水流中行けば簡単そうだが、今回は寒い。
よって、グズグズの草付を巻く。
やはり巻くより滝だったか。







その後も滝続々。。。お腹一杯ですって言っても現れる。
後ろ振り返ると登ってきたルートとスキー場跡。
水が無くなり一登りで登山道へ出た。


登山道と合流

登山道は途中ガレた所あったが、すぐに七合目避難小屋。



いつかは泊まってみたい。
あとは登山道を下り、途中力水をいただき車へ戻る。





ロープを出さなかったので、結構早く遡行できた。
鈴木君も良く頑張った。

寒かったので、駒の湯で温まり帰路につく。
次は、倒木消えているといいけど。。。


北ア南部・北穂東稜~北穂高岳(3106m)

2013年08月18日 | 山歩き
2013年8月17日(土)~18日(日)

夏休みも終盤。飛び飛びのためやっと取れた1泊2日。
以前からのリクエストにお応えして、北穂東稜へ。
バリエーションの入門ルートである。

第1日目

天候:晴れ時々曇り

沢渡に停め、ネイチャーセンター長に挨拶して出発。
この日は、登りより下ってくる人のほうが多いようだ。
相変らず天気はいい。



日差しが眩しい。


徳沢園

上高地から徳沢へ一気に行き、ソフト食べてゆっくりする。



横尾でもゆっくりした。


屏風岩

誰か登っているかな~と思ってみていたがいないようであった。
昨秋と違って渋滞無く、あっさり本谷橋へ。
ここからがいつもきついですね。
それでも、トータル6時間で涸沢着。
この日は、涸沢音楽祭の日であった。





14時からということで、昼食とって時間になったらテラスへ行ってみた。
「穂高よさらば」など気持ちよく歌った。
たまにはこういうのもいいね。
あとはお昼寝したり、遭対ご挨拶行ったりして過ごす。
今日あたりは、テントも少なく快適であった。少し前まで300張だって。。。


テン場と東稜

夜は、月とテントの明かりで幻想的であった。


北尾根に上がる月とテント

写真撮って、爆睡。。。。


第2日目

天候:曇り(ガス)のち晴れ

3時半起床すると、北尾根や東稜へ行くパーティーの明かりが見えた。
我々は、5時過ぎに出発。
稜線はガスが出ていた。


涸沢槍

北穂への登山道を行きます。
相方は、どうもお腹の調子が。。。


北穂沢から東稜

登山道を1時間ほど行き、岩ゴロゴロを登山道から離れて右へ。


朝光あたる吊尾根

雪渓を行き、右のルンゼを行く。


北穂沢上部

踏跡はあるのでわかりやすい。稜線乗っかる手前で少しクライミング。


上から涸沢


右のルンゼを行く

北尾根もきれいに見えた。


前穂北尾根

稜線へ出てから、登はん具つけて行きます。
踏跡行ったり、岩の塊は基本稜線上を進みます。
途中からガスが出てきました。





ゴジラの背は念のためロープ出しました。
高度感ありますが、クライミングは簡単です。


ゴジラの背を振り返る

あとは、基本稜線上行きますが、右行ったり左行ったりしているうちに
北穂小屋のテラスの下に出て、我々は縦走路へ出て終了。



小屋は混雑していたので寄らずに山頂へ。


山頂

残念ながら槍が見えなかった。少し待ってみたけれど。。。


奥穂

テン場へ着いて撤収するも、時間がやばい。
それでも、日が落ちてヘッデン寸前で上高地へ着く。
下山が一番ハードだったかも知れない山行でした。


飛騨・高原川沢上谷

2013年08月14日 | 沢登り
2013年8月14日(水)

天候:晴れ

このお盆は珍しく晴天続き。
しかしこちらは、休みが飛び飛び。。。ということで仕事終わりの朝遅く集合。
そんな時はここですね~
この日のメンバーは、ガイド合間の玲さんとKスポ鈴木君で二人とも
沢は今回が二回目なので、ちょうどいいかなと。
仕事終わって集合場所へ行こうと車を進めるが、すでにR158は結構な混雑。
沢渡は渋滞していた。
その後は、快調に行き入渓点へ。松本ナンバーが停まっていたな~
いつものように車をデポしに行き、チャリで戻る。
この日は、暑かったので最初から水線通し。ザブザブいく。気持ちいい~
今回は時間も遅いので、五郎七郎滝は寄って、岩洞滝は割愛した。


五郎七郎滝

暑いので。。。


気持ちいい~

帰路は入口の滝で、懸垂下降の訓練。



その後は、積極的に水の中へ。





蓑谷大滝は、水量もほどほどでいい感じ。


蓑谷大滝


修行?

その後、高巻いてナメナメへ降り立つ。


大滝上

ナメスライダーで遊ぶ。



二俣の滝は、二入とも残置使わず登ってきた。
あとはナメナメで快適遡行も終了する。



水と戯れた今年2回目の沢上谷でした。

帰りは、お盆ということでメジャーな温泉は混んでいるだろうという事で、
私の行きつけ秘温泉へ。やはり貸切であった。
その後は、やまこぼガイドと合流しBBQでした。


北ア北部・針ノ木谷

2013年08月04日 | 沢登り
2013年8月3日(土)~4日(日)

当初は、違う谷へ行く予定であったが、雪渓がまだ多く残るとのことで針ノ木谷へ行ってみた。

第1日目

天候:晴れ

このところ天気がいい。
東京からUさんがバスで扇沢へ到着していて、大行列のチケット売り場へ並んでもらう。
さすがに盛夏の週末である。11月のスキー便よりも多いトロリーバス6台と荷物車2台で始発が出発。
今年は、黒部ダム50周年ということで、いろいろイベントをやっているようである。


黒部ダムから赤牛岳方面


観光放水

皆さん次のケーブルカーへ大行列であったが、我々は昨年同様左の誰もいない方へ。
やっと、解放された感じである。
途中に夏きのこのタマゴダケがあった。



御山谷に差し掛かると、スキーが1本転がっていた。
随分短めでディアミールの比較的新しいやつがついていた。春に流してしまったのか?
その後、核心?の長いハシゴを行き、少し早めに平ノ小屋着。


長いハシゴ


平ノ小屋

小屋は、人もいなく静かだ。コーラがあったので1本飲む。
12時の渡し船の時間が近づいてきたので、渡しへ。
私たちを含め13,4名の乗船であった。


平ノ渡し


黒四を行く

反対側へ着くと皆さん奥黒部ヒュッテ方面へ。
我々は、針ノ木谷へ行く。
時間も時間なので適当に上がってから、前から泊まりたいな~
と思っていたところでビバーク。


ビバーク地

夕方まで川遊びをして、焚き火の開始。
ご飯に汁を作る。その他いろいろおかずを。


炊事

お腹いっぱいになったところで星空眺めながら、いつの間にか夢の中へ。


第2日目

天候:雨のち曇り時々晴れ

朝からドンヨリである。
この日は、峠を越えて戻ろうかとも思ったが、朝食後に雨が降ってきたので
来た道を戻る。
降ったり止んだりして天候は不安定。
船の時間近くまでのんびり過ごして、止み間を狙って撤収し、避難小屋へ行く。
船の時間少し前に渡しへ行くと、赤牛などから来た人たちでこの時は17名の乗船であった。
渡しからダムの道を行くといつの間にか太陽も顔を出した。
黒四のレストハウスで初めてダムカレーいただき、帰路についた。

私がカメラ忘れたため、写真少な目ですがご容赦ください。