ようさんの山物語(ブログ版)

山遊び人ようさんの山行記録

水浴び、水浴び、たまに歩き、そして雪風呂

北アルプス南部・十石山(2525m)小屋閉め編

2009年10月18日 | 山歩き
2009年10月17日(土)~18日(日)

天候:1日目;曇りのち雨のち霰
    2日目;晴れ
メンバー:ボルトマンと愉快な仲間達18名

このところ仕事が重なっていけなかった十石山。
久しぶりに時間がとれそうであったので、乗鞍で先の結婚披露パーティーをやった
ボルトマン氏にいつやるのー?と問い合わせたところ、17,18日とのこと。
今回は、20名越えとのことであったが、特に何もなかったので、
久しぶりに参戦することに。
朝はちょっと用事があり皆さんに遅れること2時間ちょっと。
白骨の登山口には11時半前に着き、出発。
紅葉は、登山口周辺が見頃となっていた。あと、通ってきた乗鞍の一ノ瀬園地。
きれいである。


登山口から少し上がったところ

落ち葉を踏みしめ先を急ぐ。たまに小雨が降ってきていた。
今日はなんか順調で、通称2壁の途中で1P。
森林限界ちょっと前で2Pと、このところ山に入っており身体が出来ているのか
順調である。2P目の休憩しているところで上から伐採機の音がしてきた。


大斜面の笹の登山道

登山道を覆っていた笹がきれいに刈払われていた。
伐採していたボルトマン氏とホリさんに出会う。
ちょうどこの頃から雨がポツリと。
結局2時間半で「十石峠避難小屋」へ。
小屋ではみな到着しておりくつろいでいた。
今回は、先の乗鞍結婚パーティーでカニ三昧を満喫させてくれた
ノブさんご一行が。これは期待できます。夕食。
もう既にアルコールがだいぶ入っていたが、皆さん鍋の準備に取りかかる。
今回は、ネマガリ竹の鍋2種。
一つは、ネマガリには定番のサバ缶と魚のつみれ(限定品)。
もう一つは、ネマガリに鳥のつみれである。
ネマガリは、春の物だが特別にサイさんがあつらえてくれた。
小屋の大鍋二つ使ってというのも初めてである。




鍋宴会

いや~うまかった。山で食べたというのを差し引いてもうまい!
お酒も進んで、大いに盛り上がる。


宴会中

外は、雷光っているし霰も降ってきて、寒冷前線通過中という感じである。
風も強くトイレが困った・・・
22時近くになったので寝る準備。これだけ人いると暖かい。
爆睡して、5時半起床。小屋横の展望台へご来光を拝みに行く。


本日のご来光

風は相変わらず強いが、天気は良さげ。
5時55分に出た。北の穂高、南の乗鞍もきれいに焼けていた。


奥穂高岳と前穂高岳

小屋周辺はうっすらと雪が積もっていた。


小屋

朝食は、昨夜の鍋の残り汁でおうどん。これまたうまい。
食後は早速小屋閉めである。
小屋閉めと言ってもここは常駐の人はいないので冬使用にすることである。
中は女性陣。外は男性陣で作業開始。


窓の封鎖

皆手際よく早めに終わりそうだ。
冬用の入口の横のシートがボロボロであったが、大工ののぶさんのお陰で
きれいになった。


冬期入口

作業も1時間弱で済み、皆で展望台へ。
穂高もきれいに見えた。


記念撮影

あとは定番の小屋看板のところで記念撮影し、下山にかかる。


小屋をあとに

うっすら積もった雪を踏みしめ、転ばないように下る。
先行した組は、11時前には下山。
お先にいつもの「銀山荘」へ向かう。行く途中十石山と紅葉がきれいに見えた。


十石山

銀山荘のよいお湯に浸かり、ルコパンで打ち上げをし帰路につく。
皆様、楽しい一時をどうもありがとうございました。



北アルプス北部・大猫山~猫又山

2009年10月13日 | 山歩き
2009年10月12日~13日

天候:1日目;晴れのち曇りのちガス たまに晴れ
    2日目;晴れのち曇りのち雨

お待たせしました。
当日は、前日の南アの疲れも少しあり、少し遅めに出発!
それでも、8時半には登山口を出発できた。
登山口は、馬場島から少し奥へ入ったところである。
すでに駐車場はいっぱいで、少し下の橋の脇に止めることとなった。
ほとんど地元ナンバーであるが1割くらいは県外車がいる。
地元ナンバーの人に登山口は?と聞かれた時はずっこけそうになったが・・・
まあ、ちょっと分かりづらい。車と車の間にある道を上がる。
いきなりの急登で、荷も重いのでゆっくり行く。
この急登なかなかのもので効きます・・・
杉の林を抜けた頃後ろを見ると、剱がどっしりと見える。
大猫の山腹を見ると随分下の方の色づきがいい。


大猫山腹

今年はここもご多分に漏れず、ちょっと遅かったか~!?
約3時間で大猫平。
やはり遅かった。ほとんど枯れている状態である。
だけどここは池塘もあり、いい雰囲気。剱も先ほどよりはっきり見える。


池塘と剣岳

大猫平の一番大きい池塘にカモさんが一匹。優雅に泳いでいた。
ここからもう一登りで大猫山である。
 

大猫平

急登を登っていると、眼下に大猫平が一望できる。
さて、よく考えたら昨年も間違えたが、2055mの三角点に昔の看板があり。
ここで休憩していたら登山者が、上から下りてくるので思い出した。
そうだ!山頂はもう少し上だった。


大猫山頂

この頃になるとガスがかかりはじめて剱も見えなくなってきた。
ここの稜線は、草原上で気持ちいい。
たまにガスの切れ間から猫又山が見える。


稜線から猫又山

この1年で3度目の猫又山。
私は一度気に入ると何度か通う。いつ来てもいいところだ。


チングルマ

草原に池塘と夏はお花できれいなんだろうな~
チングルマもそこかしこにあった。
ガスの中、展望もきかないが荷物を例のところへおいて山頂へ。


猫又山頂

春に滑った猫又谷からの風もきつく、写真を撮って早々に引き上げる。
と、たまにガスの切れ間から剱はもちろん白馬連峰も見える。
雪をまとっており非常にきれい。大感激!!


猫又から夕暮れの剣岳

時間もいい時間なのでビバークする。
剱は、たまに顔を出してくれてうれしい。


同じく白馬連峰方面

白馬もだいぶ白い。昨年よりは2週間くらい季節が早いか。
夜は、相変わらず風は強かったが、星もきれいに見えよかった。


五竜岳からご来光

雲海の上に山が浮かび上がり、ご来光が上がる。
目の前には剱。何ともすばらしいシチュエーション。


レンズ雲と剣岳

朝食をいただいて、ブナクラ峠を目指し下山する。
剱を見るとレンズ雲がかかっていた。西の空も雲行き怪しい。
案の定、登山口ちょっと前に雨が落ちてきた。
今年は紅葉は残念であったが、昨年と違う剣岳が見られてよかった。

下山後は、上市町の日帰り温泉行こうと思ったが、休館・・・
近くの温泉旅館に行き、帰路は飛騨経由で帰った。

南アルプス南部・聖岳(3013m)

2009年10月11日 | 山歩き
2009年10月10日~11日

天候:1日目:雨のち霧後曇り
   2日目:ピーカン

この連休も天気は良さそう(^_^)
他からのお誘いもないし、どこへ行こうかと考えていた。
そういえばまだ行っていないところへ行こうと南アルプス南部へ。
頑張れば日帰りできそうだが、ここは無理せずテントでお泊まり。
台風18号が頭の上かすめていったが、林道など通行止めはなさそう。
それでは聖岳へ行きましょうと、早朝3時半起きで頑張る!
だけど、台風通過したって事は・・・
そう、西高東低の気圧配置・・・冬型ですね。
9日金曜は、やたら寒く北アルプスも初冠雪;
まあ、気を取り直して出発!!
高速を松川まで行きます。そこから山を一つ超えます。
矢筈トンネルという立派なトンネルが、突然登場!?
そこを越えると、予想通り雨が・・・
とりあえず、登山口の便ヶ島まで行きます。
この道が悪路でいつ通行止めになってもおかしくないくらい。
しかし、我がジムニーちゃんガンガン行きます。こんな道にはめっぽう強い!
易老岳登山口も随分車があります。これを過ぎしばし奥へ。
立派な小屋がある便ヶ島へ。10台くらいでしょうか。
出発準備している人も見受けられます。


登山道入口

当初、西沢渡という川の出合まで遊歩道になっているようです。
それを登っていくと、トンネル登場。そのあときれいな木の橋が2本あって
途中何カ所か土砂崩れを通過すると、西沢渡到着。
とそこに、地図にある荷物用ケーブルが。
川に架かっていたと思われる木の橋は撤去されており、水量多し。
これはケーブル乗るしかないでしょう。
とりあえず引っ張って引き寄せる。乗ってからは、当初元の位置まで
自然と行くが対岸までは綱引きの容量で引っ張る・・・
これでえらい疲れた。しかしそうは言ってられない。



トンネルと荷物用ケーブル

ここから急登の始まり。結構立派な造林小屋(泊まれない)を見送り、樹林の
急登を行きます。
途中、一人軽装の単独に抜かれたが、あとはゆっくり行ったつもりでも
3パーティーくらい抜かせてもらう。
コースタイム5時間半とある。まあ焦らずゆっくり。
出発してまもなく雨はやみ、ガスの中を行くという感じ。
台風の影響だろうか、小枝などが結構落ちて邪魔している。
上の方へ行くと随分太い樹も邪魔していて歩きづらい。


倒れたてのシラビソの大木

100年以上もののシラビソが倒れていた。折れたところは新しく台風だろう。
この辺からいい太さの樹が倒れていた。
そんなところをしばし、登山口から4時間弱で稜線上の薊畑へ出た。
テント背負ってはまずまずである。


薊畑分岐

ここで一緒になったおばちゃん単独行の人は、山頂へ行くとのこと。
こんなガスの中行ってもな~ということで、私はそそくさと聖平小屋へ。
ここから、20分くらいで小屋へ。既に二張りテントがあった。
小屋はというと、もう既に閉めており。冬季避難小屋が開いているのみであった。
きれいで立派な小屋である。


聖平小屋

テン場も広く、軽く30張りは行けそうである。トイレもきれい。
水場は、近くの沢水である。
随分早く着いたので、昼食をとってお昼寝。
16時に起きたが、もうテントも10張りくらいあり、小屋も随分いた。
コーヒーをいただき、夕食準備。
夕食後は、19時には床に就く。いつも山では早い。特に一人の時は。
天気もたまに雨が降り、ガス模様。
まあ明日は回復するでしょうと寝る。と・・・夜中にあまりの寒さに起きる。
私は、一回寝るとそうは起きないが珍しい。めっちゃ寒いのである。
テント内でも1℃、外は氷点下でしょうな。外張りはバリバリ。
しか~し、お空は満天の星空・・・満足満足
カッパを着て再度就寝。それでも3時半には起きた。
小屋の温度計は-3℃であった。夏用シェラフでは寒いわけだ。
めし喰って、5時半出発。
東の空も明るくなってきている。これは山頂だいぶ期待もてる。
薊畑分岐で荷物をデポ。
稜線を歩いていると、富士山の横からご来光が。


ご来光

40分で、小聖岳に到着。カメラマンの方が、5名ほどいた。
暗いうちから来ていたみたい。
少し休んで、先を行きます。この辺に来ると昨日来の雪がうっすらと。
よく冷え込んだので、霜柱も立っています。
40分ほどで山頂へ。


聖岳山頂(3013m)

とりあえず記念撮影。


山頂にて

雲一つない青空。360度大展望です。
北アルプスも見えます。中央アルプス、御嶽山、奥秩父などほんとうにきれい。


赤石岳

南アルプスは、赤石岳その奥に荒川三山、またさらに奥に仙丈ヶ岳が見えました。
南側は、光岳、駿河湾も見えました。
そして東を見ると、今まで以上に大きい富士山が。
やはり西側から見る富士が一番かと。


本日の富士山

風もほとんどなくのんびりしてから、下山へ。
50分ほどで分岐。荷物を取って、登山口へは3時間ほどでした。
今日も大勢の人が登っていきました。

さて、南信濃まで来たので、遠山郷の「かぐらの湯」へ行きます。
ここ、高塩泉で源泉を飲むとえらいしょっぱいです。
この泉質で高温の源泉は珍しいとか。浴槽も広く快適でした。
日帰り温泉にしては、珍しくいい湯でした。
あとは、松川町のなしを買って帰路につく。
明日は、富山のお山に行きます。昨年に引き続き、おにゃんこ紅葉ツアー。

八ヶ岳・西岳(2398m)~権現岳(2715m)~編笠山(2523m)

2009年10月04日 | 山歩き
2009年10月4日(日)

天候:ピーカン

先週の木曜と今日くらいしか晴れ間がなさそう・・・
土曜に用事を済まし、八ヶ岳へ行ってみた。
八ヶ岳は、南北に長く、天狗岳で南と北に分けられる。
北八ヶ岳は、穏やかな山容でシラビソの森や池がありのんびりした雰囲気である。
南は、岩がゴツゴツとした荒々しい山容で、アルペン的な雰囲気がある。
今回は一番南端の3つのピークを周回コースで行こうというものである。
大昔に行ったことがあるがほとんど忘れている。
再確認という意味でも行ってみたかったのである。

諏訪の実家から富士見高原の別荘地へ行き、林道のゲートのところへ。
地図によるとここから3,40分は林道歩きになりそうであったので、
こういう時は、山旅ヘルパー「山登君」(勝手に命名)に乗っていくのがgoo!


不動清水にて山登君

比較的なだらかな林道で不動清水へ。15分で着きました。
それでもあまりチャリ乗らないので、大腿四頭筋パンパン・・・
不動清水で補水し、ここから登山道を行きます。
整備された林の中でダラダラしているので、単調ですが、いろいろ自分を
振り返りながら行きます。これが大事!
林道を3回横切るとだいぶ標高も稼いでいます。
ここからシラビソの林を行き、ゲートから2時間で西岳山頂。


シラビソとコケの林

八ヶ岳は全体的にこんな中を行きます。雰囲気はいい。


西岳山頂

大展望です。富士山も編笠山の向こうに見えます。
南アルプスもいつもと違う角度できれいに見えます。


雲海と富士山

少し休んで、林の中をトラバース気味に40分。
権現岳と編笠山のコルに建つ、青年小屋に着きます。


青年小屋

昔ながらの古い小屋で、入口の提灯に「遠い飲み屋」と書いてあるのには笑った。
ここへ来ると人もチラホラ。
少し休憩して権現岳に向かいます。
当初林の中ですが、すぐに「のろし場」というところに出ます。
多分、武田信玄が諏訪方面と甲府の連絡に使ったのでしょう。
大変展望のいいところです。
ここから道は岩っぽくなり、鎖も出てきます。
左にはギボシお岩峰がそびえ立っています。


左からのろし場、ギボシ、一番右が権現岳山頂

左を見ると立場川はさんで、先に行った阿弥陀岳南稜があります。
鎖場で若干渋滞。そのパーティーは譲ろうとしない。ご指導。
稜線手前で小さな権現小屋前に出ます。


権現小屋

稜線に出ると風が結構強く、赤岳方面と山頂の写真だけ撮って、
また元の道を戻ります。


権現から赤岳(右)、阿弥陀岳(左)


権現岳山頂

途中、これから行く編笠山のたおやかな山頂に大勢人がいる感じです。


権現岳下山途中から編笠山

30分くらいで青年小屋へ戻り、ここからまた登り返し・・・
大岩がゴロゴロしたところを行きます。ちょっとわかりづらい。
後半は林の中を行き、ガヤガヤと声のする山頂へ。


編笠山山頂

ちょうどお昼なので大勢の人が昼食中。


編笠山頂から赤岳方面

少し休憩しまた大岩のゴロゴロしたところを下ります。
このあとの樹林が長く感じた。


シダ類?

八ヶ岳は、コケとシダ類がきれいである。
そんな中を、2時間で不動清水に着いた。
途中、キノコ採りのおじさんが私をクマと間違えて、えらいびっくりしていた
顔を思い出すたびに笑った。
林道は下りなので、5分で着。帰宅準備。

近くに「鹿の湯」があるので何年か振りに行った。
リニューアルしたらしくきれいになっていたが、お湯が消毒臭いのはいただけ
ない。中国人も声でかいし・・・
さっとあがって、お薦めおそば屋の「おっこと亭」に寄って蕎麦をいただき
帰路につく。


北ア・燕岳(2763m)登山セラピー

2009年10月02日 | 山歩き
2009年10月1日(木)~2日(金)

天 候:第1日目 晴れ時々曇り 第2日目 曇りのち雨
メンバー:虹の村診療所6名+よう

虹の村は、信州穂高にある主に精神疾患を持つ患者さんの診療所である。
友人?である小林医師のもと6年前に開院された。
各種スポーツはじめ、音楽や様々なことをワーキンググループを作って、
治療の一環として行っている。
そんな中、先生の委託を受け、医療従事者である私は、過去何回かの
登山ワークを行ってきた。
最近は、仕事など忙しくできなかったが、研修生が登山ワークやるので
ということで、アドバイザー的なものとして参加した。
いつもの山と違い神経は使うが、いつも楽しい山行が出来る。

1日、6時半穂高集合。ちょいと寝坊したが集合場所へは少しオーバーで到着。
皆さんお待ちかねであった。
低層雲がかかっているが、山は晴れているでしょう。
早速、中房温泉登山口へ。準備体操をして8時出発。
この登山道、急登が続くが、適度にベンチあり、各ベンチで休憩。
初心者及び年齢差もあるので、ゆっくり登山である。


第2ベンチで休憩

皆さん、この山へ来る前に訓練山行を2度ほど行っており順調である。
各ベンチで休んで、ちょうど12時に合戦小屋到着。お昼にする。


合戦小屋

泊まりは出来ない。夏はスイカが有名である。私も何度かいただいたが、
急登を登って来ていただくと、やたらうまい。
今日は、久々の晴れ間ということもあり、日帰り登山者はじめ平日の割には多い。
昼食をいただき、出発。少し登ると森林限界に達する。2300m位。
ここまで来ると紅葉がきれいであった。


ナナカマド(上)とダケカンバなどの紅葉(下)

青空に、ウラジロナナカマドがきれいである。
紅葉を眺めながらのんびり行くと、左手に槍ヶ岳がそびえる。
後ろを振り返ると雲海である。その向こうにうっすら富士山も見えた。


雲海

合戦の頭で少し休み、すぐ上に見えている本日宿泊の燕山荘を目指す。
景色を眺めながら、1時過ぎに到着。皆さんよく頑張りました。


燕山荘前にて

稜線に出たら大展望である。そして小屋の前にある「版画家・畦地梅太郎」作の
彫刻「山男」が出迎えてくれた。
明日は天気が危ういので、少し休んで空身で山頂へ。
小屋から見る山頂は、非常に美しい。


小屋から山頂

風化した白い花崗岩が非常にきれいである。山頂へ行く途中、自然が作り出した
岩が多くある。


イルカ岩(上)とメガネ岩(下)

日帰りの人達と多くすれ違い、山頂は一人しかいなく大展望。
何回来てもいい山である。


山頂標石

山頂へ来ると、剱、立山から裏銀座方面、後立山、槍穂高が一望であった。
時間もあり、山頂でのんびり過ごす。
人もだいぶ上がってきそうなところで、小屋へ向かう。
途中、イルカ岩近くで雷鳥さんに出合う。何回も来ているが、初めてお会いした。
右足をケガしているようであった。


雷鳥さん

雷鳥さんにっも出会え、みな感動していた。
そして、小屋でくつろぐ。6時に夕飯。ご飯4杯もいただいてしまった。
夕食後は、夜景を見たり、一杯やったりして9時に消灯した。
翌朝は5時に起き、外へ。雨は降っていないもののガスの中・・・
6時に朝食いただき、7時半に下山開始。
ガスの中だが昨日とは違って、また雰囲気もいい。
第3ベンチ過ぎた頃、雨が本格的に落ちてきた。
途中、何回か休憩しながら、中房温泉に着く。
濡れて寒いので、速攻定番の「有明荘」へ。
いつ来てもいい温泉である。温泉入って、昼食食べて穂高へ戻る。
皆いい笑顔になっていた。
こんな山もたまにはいい。