ようさんの山物語(ブログ版)

山遊び人ようさんの山行記録

水浴び、水浴び、たまに歩き、そして雪風呂

信州北部・虫倉山(1378m)

2012年10月24日 | 山歩き
2012年10月22日

天候:ドピーカン
コース:不動滝登山口~さるすべりコース~山頂~不動滝コース周回

少し前のガイドでは、不動滝からさるすべりコースへ行く道は紹介されていないが、
ちょっと前に信濃毎日新聞社から出た「信州ふるさと120山」にこのルートが紹介されていた。
以前から行ってみたいなと思っていたが、今回日曜の仕事の疲れで寝坊もしたことだし、
時間的にはそんなにかからなそうであったので行ってみることにした。
梓川SAのドトールで朝食いただき、国道19号を長野方面へ。
行きはオリンピック道路から旧中条村へ。
大体感で行ったが、ずばり水車小屋へ出た。
下の方で虫倉山見えたが、山頂付近など紅葉がきれいそうだ。


水車小屋


案内板

この水車小屋を右へ行くと「さるすべりコース」の登山口である虫倉神社へ。
左へ行って、集落の中を上がっていくと「不動滝コース」である。
狭い道を行くと右手に車が4台くらい停まれる所がある。
すでに3台停まっていた。



この先に不動滝があった。


不動滝

その先に登山口。そこから50m程行くとトイレのある広場に出た。


不動滝先の広場

ここは10台は余裕で停まれる。
ここから、さるすべりコースへトラバース気味に行く。
少し上がって小尾根を巻くとさるすべりコースに合流した。





いきなりいい急登である。それを登ると祠があった。


奥の院の祠

その横に鎖場がある。このコースは、急登と鎖場があり面白い。


祠横の鎖場

まだ下の方は紅葉まだである。しかし高度を上げるとモミジがきれいに紅葉していた。





山頂近くのモミジは見ものである。









左を見ると鹿嶋槍から五竜の稜線が見えてきた。




山頂手前





山頂には3名と4名のお姉様?方がおられた。
しかしここの眺めは最高である。
お姉様方が到着したときには、富士も見えたようであるが、私がついたときには
すでに霞がかかっており見えず。南は八ヶ岳、浅間の山並み、北は妙高から高妻など
北アルプスは、白馬三山から五竜、鹿嶋槍、爺、槍ヶ岳まできれいに見えた。
ここから見る鹿嶋槍の姿もいい。


北ア南部方面


鹿嶋槍から五竜岳



冬の雪かぶって空気の澄んだ時期はさぞかし綺麗であろう。


山頂標識




妙高戸隠方面


長野市街地

いつになく随分とゆっくりとした。お昼寝してもいいくらいであった。
こんな山登りもたまにはいいだろう。
下山は、不動滝コースへ。稜線を行き途中から笹の中を降りていく。
こちらは紅葉まだまだの感じであった。



1時間弱で登山口へ。今回トータル2時間くらいであったが、なぜか満足。
紅葉に大展望と里山でありながら、今まで見たことのない角度で北アルプスなど
見られたのもよかったのでないかと思っている。
今度は雪の時期に来てみたい。

帰路は、泊まりも良さそうな「やきもち家」へ寄る。
入るなり、囲炉裏の薪の匂いが漂う。
お腹も空いたのでこの辺の郷土料理「ぶっこみ」をいただく。
みそ仕込みで甲州のあれに似ている。おいしいです。
おやきもおいしかった。ここのは皮が薄く、パリッとして具はたっぷり。
これは本当においしい。
お風呂も鉱泉でやわらかくぬるめでゆっくり浸かれる。
ここでものんびりしてから帰路に着く。









鈴鹿・藤原岳(1140m)

2012年10月21日 | 山歩き
2012年10月20日

天候:晴れ
コース:大貝戸~藤原小屋~山頂(往復)

19日は、久々にライブ。4月にも行ったオフスプリング。
いや~楽しかった。ノリまくりの暴れまくりで、首は痛いわ体中痛い。。。
最近あまりライブ行っていないので使っていない筋肉が悲鳴を上げた。
そんなんで、少し朝寝坊しつつも当初予定の御池岳方面へ向かうが、
以前の大雨でそこらじゅう通行止め。
そこで南隣の藤原岳へ行った。こちらも裏登山道である聖宝寺道は通行止め。
表登山道へ向かう。登山口駐車場はすでに満杯。小学校前の駐車場へ。
5分も歩かないところにある。
登山口は、神武神社。お参りしてうっそうとした杉林を登る。


登山口

整備されていて上りやすい登山道だ。
何合目標識もありわかりやすい。時間の目安にもなる。
この日は、1合10分くらいで上がる。


五合目

七合目上に行くと大雨の痕跡があった。下は大崩れしている。
その始まり部分



がっつり抉られている。
そこを過ぎると、八合目の広いところに出た。この少し上で裏登山道が合流する。


八合目

この花、多分トリカブトだと思うが、こちらアルプスのと違い小木に花が咲いている感じである。


トリカブト?

九合目上でようやく景色が見えてきた。


いなべから伊勢湾方面

いつも書いているが、海なし県に住む私にとって山に登って海が見えるというのはいいね~
そこからすぐに藤原小屋。多くの人が休んでいる。
小さな避難小屋という感じである。このあたりでようやく色づき始めていた。
分岐を左に行き、藤原岳山頂へ。
山頂付近は高い木がなく、山上湿原の様になっており雰囲気がいい。



程なく山頂。ここも多くの人がいた。


山頂


山頂付近の紅葉

山頂は、景色も最高でした。南の竜ヶ岳付近も良さげな感じの雰囲気です。また行ってみよう。
景色を堪能したら、山頂も混んできたのでサクっと下る。

帰りは近くの阿下喜温泉に寄る。ここ出きてそんなに経っていないのか、きれいでいい温泉でした。
ちなみに「員弁」という漢字をよく見たが、これで「いなべ」と読む。
普通は読めないね~山の名前も難しいの多いが、地名も難しいですね。



信州北部・白沢天狗山(2036m)

2012年10月17日 | 山歩き
2012年10月15日

天候:晴れのち曇り
コース:爺ヶ岳スキー場~白沢天狗山(往復)

この前の週末はガッツリ仕事。。。
月曜の朝、仕事終了後山行くとなると里から上がれる山になってしまう。
ということで、3年前に大町の山案内人組合の皆様がご尽力されて再生された道を行く。
3年前の11月に行ったときにちょうど山頂の標識を上げてこられたところであった。
10時前にスキー場着。準備して10時過ぎに出発。
以前はなかった案内看板があった。


案内看板

登り4時間とあるが、今日はトレも兼ねて少しだけ早めに行く。
ゲレンデを行き、標識に従って小尾根に乗る。


ゲレンデ

尾根についた道を行くとほんのり赤くなった木々があったが、他はまだ早い感じである。



途中にある「滝見台」などの下部の標識はズタズタとなっていた?
爪の様な痕もあり、熊五郎の仕業か?
この小尾根は木の上を見ると熊棚が多い。注意ですぞ~


滝見台標識

小尾根を過ぎると急登になるが、ブナがきれいだ。


ブナコブ平下部

途中、以前はなかったベンチがいくつかあった。その一つで休憩。
天気もよく、木漏れ日が気持ちいい。



どんどん高度を上げていくと、1700m近辺で紅葉がきれいになってきた。
1900m位からはもう遅い感じであった。


矢沢尾根

西隣の矢沢尾根?も紅葉がきれいであった。
このあたりから雲も多くなってきた。
白沢天狗尾根に出て、少し行くとはしごなど以前はなかったところが整備されていた。
3時間で山頂着。


山頂標識

山頂標識が180度反対側を向いていたが、登山者心情的に爺ヶ岳バックの記念撮影をするとこうなるのだろう。
しかし、左右に登山道の方向標識があり元に戻しておいた。


針の木方面


安曇野方面

あとは、一気に登山口まで小走りで行く。1時間半くらいの道のりだった。
秋の恵みに少し気をとられていたが。。。

時間も早かったので葛温泉まで足を伸ばす。
今回は、はじめての仙人閣。いいお湯でした。



いいトレにもなったし、平日の人のいない山はいいな~
おいしい秋の恵みもこの時期うれしい。

北ア南部・横尾谷右俣~南岳(3032.7m)

2012年10月08日 | 山歩き
2012年10月6日~8日

10月は、この連休以外まともに取れる休みがない。
今年は紅葉の色づきもいいらしい。5日のニュースで涸沢の紅葉などもやっていた。
多少は混むの覚悟で行ってみた。
ウェストンルート第3弾(途中まで?)

第1日目

天候:曇りのち夜から雨のち雪
コース:上高地~横尾~本谷橋~横尾谷右俣

混むの覚悟とはいえ少しタカをくくっていた。
のんびり6時着くらいで沢渡着。
すでに大橋近辺はもちろん第1駐車場も満車。。。第3駐車場という聞いたことのない駐車場へ。
ここ、来年オープンする環境省のビジターセンターのあるところだ。
ここはまだボチボチしか停まっていない。準備して地下通路を通って、できたばかりのビジターセンターへ。


沢渡ビジターセンター

そこから少し戻って第1駐車場のバス乗り場へ。もうこの時点でとんでもない人であった。
トイレのところでタクシーで行きそうな人を捕まえて、タクシーに乗る。
7時前には上高地着。



上高地に到着するバスから次々と人が吐き出されてくる。
さっさと出発。もう人の切れ間がほとんどない。


明神

明神はスルーして徳沢へ向かう。徳沢もすでに随分とテントが張ってあった。


徳沢キャンプ場

ここで少し休みを取って横尾へ。すでに100名以上は抜いた。
途中、トレランらしき人にも何人か抜かれるが、なにもこんなとき来ることはない。
9時に横尾に着くともうとんでもない人、人、人。


横尾

ここで槍沢、涸沢と次々と皆さん旅たっていく。
人がこんなにいる山も何年ぶりだろうか。しかしこれも本谷橋までである。
本谷橋への道も前半は順調に行ったが、あともう少しというところで渋滞し始める。。。


渋滞前方

後方もすぐにいっぱいになった。もう笑うしかない。
8日付の新聞を見ると、約4300名、テント1000張越えで今季最高のこと。
完璧にキャパオーバーである。トイレの時間考えるとぞっとする。


本谷橋

休憩せずに行く人も多い。こちらはやっと静寂の中を行ける。
涸沢方面はトロトロ渋滞である。


横尾本谷

水量は少ない。当初、左岸沿いを行く。途中適当なところで右岸へ。


涸沢出合

この出合付近は水は伏流しており、涸沢は文字通りである。
ここで上から降りてきた単独行の人と話をする。横尾右俣もすでに10名以上は入っているとのこと。
まあ皆さん早いので抜けてしまうであろう。
このあとはほとんど左岸沿いを行く。本谷橋から1Pで左俣との二俣である。
そういえば、この右俣、左俣という言葉を途中行き違う人などと話すときに使ったが、
どうもピンときていないようであった。皆さん沢をやらないからなのかな~?


左俣

奥に見えるのは長谷川ピーク。北穂大滝は、水量ない感じである。
何年か前に行ったときは、雪渓で埋まっていたが、ないとザレた感じである。
北穂大滝も水量豊富で迫力あったが。


右俣

こちらもほぼ真っ直ぐゴーロの中をいく。
途中大岩があるが、右のフィックスがあるところを行けるが、私はフィックスなしで登れた。
途中の左岸の支流の滝があるところ辺りから紅葉がきれいになってきた。



紅葉も晴れればもっと映えるが、曇りで少し暗いのが残念。
しかし、今年はよく色が出ている。
右俣もコケのついた岩が多くなるといよいよ、カールの底に出る。
出たときの感動は、なんとも言えない。


カールの底から

写真が暗いのが残念。周りのナナカマドはそれは見事な赤色である。
水はこの辺りまだ出ていた。振り返ると北穂と前穂も見えてきた。


黄金平から前穂と北穂


南岳方面


横尾尾根のコル方面


チングルマ


横尾尾根方面

カールの底から少し上が低木帯のバンドのようになっている。
そこの紅葉が見事であった。








北穂方面

このバンドを抜けるのにゴーロの底をそのまま行くものと右の草付の踏跡行くものとあるようだ。
ほとんどは底をそのまま行っている。
このバンドを抜けたところで、どうも空が今にも泣き出しそうだ。
適当なところでビバーク。
その後、たまにパラパラと来た。夜になると雨でなくミゾレに変わってきた。
今回は3シーズンシェラフ持ってきてよかった。


第2日目

天候:曇り
コース:横尾谷右俣~横尾尾根のコル~南岳(往復)~天狗池~槍沢~???

4時に起床。周りを見ると雪はないが稜線は降ったであろう。
朝食とって明るくなる頃上を見るとうっすら雪化粧していた。
まだこの時点では青空も見えて天候も期待できそうであった。


うっすら雪化粧の北穂


雪渓


南岳と三段紅葉

雪が降って一段ときれいである。
こんな景色を見ながらコル目指して登っていく。


横尾尾根のコル

下から見ると左も右も行ける。私は右を行った。上部のガレはグズグズなので注意。
途中、左俣から来たという人が下降して来た。私のHP見てきてくれたようだ。
しかし、結構早い時間であったので相当に早い。コルでも左俣からの人がいた。
1Pでコル着。


コルから槍ヶ岳方面

稜線はガスがかかっており、大喰岳しか見えなかった。


コルからカール

荷物をデポして南岳へ向かう。
途中下を見ると横尾谷をガスが覆ってきた。


登山道途中からみた横尾谷、屏風岩

上からも南岳小屋泊まりの人が多く下ってくる。
荷がないのでサクサク行き、稜線分岐へ。


稜線分岐

ここまで来ると雪も数センチ積もっていたが、特に問題なし。


稜線

反対側の槍平もたまに見えたが、10張りくらいのテントが見えた。
コルから1Pで山頂。


南岳山頂

風もあり、長居は無用。雪で少し遊ぶが。。。



来た道を戻り、天狗池へ。ここの道は来たことがなかった。
コルから下がきれいに紅葉していた。




天狗池少し上

稜線は相変わらずガスがかかっており、期待していた天狗池に写る逆さ槍は見えなかった。
天狗池には30名位の登山者が休んでいた。


天狗池と横尾尾根

天狗池から少し登っていくときれいに紅葉した槍沢が見えてきた。


ツバメ岩


槍沢


中岳のカール




槍沢上部

紅葉を楽しみながらのんびり行く。
途中、大喰カールを見ながらいつかは滑ってみたいと思う。
槍からの登山道と合流する頃、天気も回復してきた。


槍沢下部より

あとはひたすら槍沢を下る。
ババ平も多くのテントで占められていた。槍沢ヒュッテで一本入れる。
ここで抜きつ抜かれつしながらここまで来た関西の方々とお別れする。


槍沢ヒュッテ

あとは???でビバーク。夜には星も見えて晴れてきた。放射冷却で冷えそうだ。




第3日目

天候:ピーカン
コース:???~上高地

6日の混み方からするとバス待ちもすごいだろうとふんで、4時起きする。
どうも寒いと思ったら、外気温はマイナスだ。
しかし、天気はいい。これが昨日、一昨日だったらと上高地への道を急ぐ。
まだ朝早いにもかかわらず、もうすでに通常の日曜の昼くらいの人が歩いている。




徳沢キャンプ場

えらい数のテントが張られていた。


明神岳方面


焼岳と河童橋

上高地も結構な人が入っていた。


穂高連峰

バスステーションもまだ混んでおらず通常とおりであったが、昼頃には渋滞するだろう。
ちょうどよくタクシーで帰る人を見つけ沢渡まで行く。
昼前には下界に降りられた。
この日も多くの人が上がっていったが、今日くらい晴れれば紅葉もさぞかし映えるだろう。
しかし、三段紅葉、初雪などこの日にしか見られないものも見られてよかったと思う。