ようさんの山物語(ブログ版)

山遊び人ようさんの山行記録

水浴び、水浴び、たまに歩き、そして雪風呂

北ア北部・立山BC

2011年11月29日 | BCスキー
2011年11月26日~29日

第1日目

天候:ピーカン
メンバー:Yuky、やまこぼガイド、Kさん

22日の偵察の結果及び24~25日はバッチリ降ったようなので期待大で扇沢へ。
少し寝坊して、それでも8時前には着いたが、無料駐車場は一杯。。。
トンネル出たすぐのところに停める。ここでも雪がある。
案の定、初発はゲロ混みで1本遅らせる。
これでも、初発の後尾と同じには着くのだ。


ゲロ混み扇沢

ダムの上にも雪があり、少し凍っていて歩きにくいが、ワクワク。


黒四

室堂駅について地上に出ると、真っ白な立山連峰がお迎えしてくれた。
しかもピーカン。


室堂から立山

まだシュプールは少ないがすぐにギタギタになるだろう。
岩はほぼ隠れた。
まずは本日からのベースになるテントを設営。
あまり掘らないでくださいとご指導を受ける。
確かに、少し掘ると植物が出てくる。これは注意しなければならない。


テント村

大テント村が出来た。
今回BCデビューのYukyさん。室堂ゲレンデで現在の実力を見させてもらう。


室堂ゲレンデ

まだシュプール少ないね~


立山とパラボード

パラを広げてボードをやっている人達もいた。
初めて見たがなかなかいいものだ。


室堂ゲレンデを登る

シールの張り方から始まり、レッスン開始。
先行者のトレースを使わせていただき、キックターンやら登りの基礎をやる。




上に上がると槍穂高、薬師がきれいだ。
斜面途中でまずは初滑りして貰う。
なるほど。要練習ですな。
しかし、私もゲレンデではなく山で鍛えたし、その方が強くなると思う。
ある程度出来る人にはその方針でいくのだ。
雪質は、パウパウで非常によろしい。


薬師と黒五


初心者Yukyパウダーを滑る

1本滑ってからもう少し上を目指す。
まだまだノートラックの斜面がある。
2本目の方が少し馴れて快適に滑っていた。


ホテル立山の喫茶

本日は2本にしておき、いつものケーキセットをいただきに行く。
トイレなど使わせていただき、少しはホテルにという思いもあるのだ。
Yukyさんは、1本滑ってきたやまこぼガイドの人達と一杯?


やまこぼガイド鍋

晩は、冬の定番お鍋でガッツリいただく。
そして暗くなるのも早いので寝る準備して、爆睡。。。
明日に備える。


奥大日の夕暮れ


第2日目

天候:曇り時々晴れ
メンバー:Yuky、タケちゃん、やまこぼガイド、Kさん

夜の星空は見事であった。流れ星もいくつか。
朝はうどんをいただき、準備にかかる。
今日はYukyさん下山なので昼くらいまでのミニツアーで。


展望台から槍穂

まずは展望台まで上がる。
この日は高曇りであったが、昨日に引き続き槍穂、白山など大展望であった。
展望台からは、右の沢状を行く。


展望台からスキーヤーズライト

うまく右へトラバースして、称名川へ滑り込む。
Yukyさんだいぶよくなってきた。


称名川右岸

称名川へ着いたなら少し登り返して、登山道のある尾根に上がりここから
また雷鳥平まで滑る。


雷鳥平テント村

雷鳥平からは雷鳥荘へ上がり室堂へ。
いいミニツアーでBCスキーのノウハウは大体出来たのではないかと思う。
スキーの技術的なものはこれから要練習であるが。
14時過ぎには下山していった。
そして、最終で職場の後輩タケちゃんが上がってきた。

第3日目

天候:曇り
メンバー:タケちゃん、店長と愉快な仲間3名、やまこぼガイド、Kさん

合宿3日目は、ちょっと雲が厚かったが持ちそうだ。
昨日来ていた県警の方々はこれから訓練やるようで少し見学していた。


富山県警山岳救助隊訓練

やまこぼガイドは、1本すでに行ってきたようだ。
我々は人が増えるのでもう一張りテント?張るが、トラブル発生!?
何かというと、間抜けすぎて言えないので直接お話しします。
しかしこう言う時に普段やっているビバーク訓練などが役立つ。
そうこうしているうちに、店長達が朝一ので上がってきた。
今日は雷鳥沢行くので速攻で準備して貰い、出発!


出発

称名川へ山荘裏から滑り込む。
なかなかの急斜面だ。
雪は、少し重くなっておりシュプールがひっかかる。
しかも曇りで雪面が見づらい。


室堂山荘裏を滑る

称名川からは雷鳥平へ行き、再度シールつけて雷鳥沢の左の夏道尾根を上がる。


称名川左岸


雷鳥沢登り

トレースはたくさんありありがたい。
雷鳥沢はギタギタだったが、スキーヤーズライトはそんなにでもないので滑りはこちらです。


雷鳥沢登りその2

少し平になったところで一本入れる。
その後の急斜面が皆さん恐かったようだ。フォロー入れながら安全に上がる。


室堂方面

振り返ると遠く槍が見えた。


剱御前小屋へトラバース

この辺はさすがに風で飛んで少ない。
そして、剱がドーン!!


本日の剱

皆さんで記念撮影して、雪がしっかりついているところまで下りる。


雷鳥沢ドロップ準備

ここからシュプールがいっぱい入った少し硬めの雪面を一人ずつ行く。
途中、尾根を乗越してライトへ。
こちらはよかった。
称名川へ下りてから雷鳥荘経由で室堂へ戻る頃には夕暮れであった。


夕暮れ

今日はミゾレ鍋で大宴会。
その後はどうなったかというと。。。


第4日目

天候:曇り時々晴れ
メンバー:3日目に同じ

店長とタケちゃんで今日はまた展望台へ。
他の方々は浄土山南東面へ行く。


出発準備

予報と違い随分といい天気になった。


室堂ゲレンデ登る店長


展望台にて

4日間、槍も見えていた。こんな事は珍しい。
ドロップは、先日ライトいったのでレフトのまったり斜面を行く。


室堂山方面


メローな斜面を行く


スキーヤーズレフト

まだ少しはシュプールのないところもあった。
ここ風で少しリセットされていたがパックスノーでもあった。


本日の立山

テント撤収し、またまたケーキセットいただきに行く。
少しするともう一パーティーが帰ってきた。
荷物まとめていると台湾からの観光客が見に来る。
英語で説明すると家族か大勢集まってきて写真の通り。
楽しんで貰ったようでよかった。


台湾からの観光客その1


台湾からの観光客その2

あとは昼過ぎのバスで下山する。
天候がよくてはじめてこんなに遊べた。
他の方々も初滑りを満喫したことであろう。
次は激パウをどこかで。。。

北ア北部(立山)・室堂周辺

2011年11月22日 | BCスキー
2011年11月22日

天候:曇り時々晴れ

祝!11-12シーズン初滑り!!
やっと滑られる位降った。
積雪状況は、各場面で書くが、やっとですね~
今回は、扇沢からの日帰りという贅沢をしてしまった。
週末からの偵察も兼ねる。
日帰りの時は、立山側から入るが、いつも除雪だ何だでリスキーなので。
ガソリン代など考えれば、割引クーポン使うとそんなに変わらないのである。
さて、朝ゆっくりめといっても6時半頃出発。
大町温泉郷へ渡る橋で滑った!!凍ってました。
この後も少し積雪して凍っているところが所々。
スタッドレス履いていてよかった。
さすがに平日、駐車場は車少ない。


扇沢

ここで5cmくらいか。それでももうワクワク。
0830の始発に乗る。カラーさんとかガイドパーティーも来ていた。
ガイドさん達もようやく安心してガイド出来る。


黒四

ここも5~10cm位。


黒部平

さすがに標高あげたら、ここで30cmはある。
周りの山は雲がかかっていた。


室堂

ここで50cm位ですかね~
西風で飛んだ雪が着く称名川右岸はもう少しありそうだ。
まずは室堂山荘方面へ向かう。


室堂ゲレンデ

ここはまだ岩がゴツゴツと。だけど間隙縫って行けそうは行けそうだけど。
まだ10時頃は山がガスっていた。


一ノ越方面

一ノ越方面へ進んだが、上部は風で飛んでいてあまり無い。クラスト気味。
しかし、称名川源頭は、行けそうである。
昨日から泊まりのガイドパーティーかグループが室堂山荘裏で遊んで帰ってきたみたいだ。
祓堂手前でドロップ準備。


ファーストドロップ

今シーズン初滑りである。
雪は降りたてパウダーで最高!!
あっという間に称名川へ。登り途中に目をつけていた雄山西尾根方面へ再度登り返し。


純白の斜面

尾根はまだハイマツなど隠れきっていない。
次回降雪でほぼ隠れるでしょう。
もう一段上がれば山崎カールの底というところでキリやめ。


奥大日方面

雪稜がきれいですね~


大走り・雷鳥沢方面

尾根上のハイマツあるところはまだ少し出ていたが、大走りも滑れそう。4人くらいいた。
雷鳥沢は、沢芯まだまだ少ない感じであったが、スキーヤーズライトは昼過ぎにはギタギタ。。。。
さて、2本目だが最初は広めのカールを行き、途中藪が出ているところいってから
狙っていた斜面へ。


こんなところもあります


狙っていた斜面

パウパウで快適!しかしまだリズムが悪いな~と一人シュプールを眺める。。。


称名川源頭

まだ下の方は、スノーブリッジ繋がっておらず。
少し水に浸かりながら渡る。この時少し板ガリッたが、滑降では地雷は踏まなかった。※注
※注・・・滑っていて岩をガリッと踏んでしまうこと。板のダメージは大きい。
シールを貼って、室堂山荘まで上がる。
もう1本行こうかと思ったが、天候が思わしくない。
ちょっと早いが帰ることにする。


室堂山荘

室堂は中国人観光客が結構いた。少し山スキーについて説明する。(英語で。)
あとは、貸切状態で帰る。
扇沢へ着くと駐車場などはすっかり雪は消えていた。


空いてるね~

明日から低気圧来て、その後木金で西高東低。
週末は、バッチリ行けるでしょう!
やはりスキーは楽しい。

信州東部・小川山

2011年11月13日 | クライミング
2011年11月13日

天候:晴れ時々曇り
メンバー:あーさん

昨夜は随分早い就寝であったので、早朝起きてしまった。
金峰山へ行く登山者は、すでに行動中で林道を上がって行っているようだ。
今日はクライミングと言うことで、もう少しのんびりとまた寝る。
7時すっかり回った頃起床。朝食をとり、準備をしたりして9時過ぎに出発。


本日のテン場

さて、今回は花崗岩とはどういうものかというのと私も苦手なので初心に還ってガマスラブから。
ここの左の一番簡単なところからトップロープで練習。


ガマスラブ5.7のコース

ここはスメアなど練習するのにいい。
斜度もないため思い切り行ける。沢でナメ滝思えば乾いていて快適だ。


斜度

徐々に右へ移り、練習してからここを1Pとしてマルチピッチのガマコースへ。


ガマルート

当初どうも難しいなと思ったら、5.10aのルート行ったみたい。。。
思い込みとは恐ろしいもので、登ってしまっていた。
枯れ木テラスのもう一つ上でピッチ切る。


確保点より

この辺は4級程度で楽勝。快適である。
その後、凹角がある。ここがちょいと難しかったが、ここを抜けて時間切れとなる。


凹角上より

凹角の上は、展望もよく気持ちよかった。


金峰山


対岸の岩場

他の岩場も登っているのが見えた。皆さん難しそうなところをやっている。
下降は、同ルートを懸垂3回。70m位だったか。
あとは、車へ戻りテント撤収して帰路につく。
富士見の鹿の湯寄って、ほうとう食べて帰宅。

あーさんにとっても私にとってもよい練習ができた。
しかし、花崗岩はあまり好きになれないなー
沢で出てくるとそんなにでもないけど。。。気持ちの問題か~?

妙義・妙義山(1103m)

2011年11月13日 | 山歩き
2011年11月12日

天候:晴れ
メンバー:あーさん

確か4週間振りの土曜の晴れ間である。
あーさんリクにより、この日は妙義山、日曜は小川山でクライミングに行った。
6時出発で高速飛ばして、松井田インターへ。
1時間半くらいで着いた。そこから道の駅みょうぎへ行き、ここで車を停める。
まだ朝早いため車は少ない。
関東方面のナンバーが多い。皆さん準備して旅立っていく。


道の駅みょうぎ

駐車場から妙義神社へ向かう。


参道

妙義神社から妙義中間道、上級者コースと別れる。


妙義神社

上級者コースを行く。神社内の右の方を上がる。
当初は杉の樹林帯を行く。
下から見ると山の中腹に見える大の字が近づいてくると最初のクサリ場がある。
雨の後でプラス枯れ葉があり滑りやすい。注意して登る。


大の字手前の鎖場

クサリ場上がると大の字へ上がる鎖がある。
Ⅲ級くらいの岩場であるが濡れているので慎重に。


大の字のクサリ


大の字


大の字から榛名山と赤城山

関東平野が一望である。
展望を楽しんで下りようと思ったら後続パーティーが続々と上がってくる。
キレのいいところで下ろさせていただく。
そこからすぐ上に行くと辻という場所だ。




上級コース危険とある。まあ地図上も危険マーク何カ所かあるが、どういうものだろうか。
そこから少しで、でかいチョックストーンのある奥の院に着く。
ここに30mのクサリがかかる。
ガイドパーティー含む先行2パーティーは、ハーネスにヘルメットと万全装備。
単独の方2名はそのまま行く。
見たところホールドはあるしⅢ級くらいなので滑っているが慎重に行けば大丈夫だろう。


30mクサリ場

後から来た群馬のご夫妻は引き返すというが、話をしていたら一緒に行かれるとのこと。
高度感あるが慎重に来て貰う。ここ落ちたら本当にやばいからね。
この次のクサリ場の方が簡単か。


次のクサリ場

ここを過ぎると見晴らしのいいところに出る。
相馬岳北嶺や裏妙義、浅間山が見える。


裏妙義


相馬岳北稜

この後もいろいろ出てきて飽きない。


身体ギリのチムニー


ビビリ岩のクサリ

表妙義の東側一帯を白雲山というが、ここの指導標はなかった。
そうこうしているうちに大のぞきという展望のよいところへ。


大のぞき石碑

この後に控える30mのクサリのクライムダウンが核心か。
ロープあれば懸垂かけた方が楽であるが、頑張って行ってみる。
当初はホールドもあるが後半はホールドもなくゴボウで下りるが、結構腕にくる。


大のぞき30mクサリ場

あーさん、群馬のご夫妻にアドバイスしながら下りて貰う。
ここも初心者いる場合は要ロープです。


大天狗(天狗岳?)

その後は登山道を西肩など巻きながら下るとタルワキ沢のコルに着く。


タルワキ沢分岐

帰りはここを下るが、三角点のある相馬岳へ。
コルから15分くらいである。


相馬岳山頂

山頂からは、西上州の山から浅間山など近辺の山、北アルプスは槍穂も見えた。
ここで昼食。とここで上空にパラグライダーが登場。
優雅に飛んでいる。どうもこの下にフライトポイントがあるようだ。


パラグライダー

私も少しやったことあるが、こんなの見るとまたやりたくなってしまう。
昼食をとって展望を楽しんだら先ほどのコルへ戻る。


タルワキ沢

結構急峻である。途中涸れた大滝があり右岸からクサリで行く。


涸れた大滝のクサリ場

最後のクサリ場である。
後は急な登山道を行くと、1Pで中間道に出る。
ここはハイキングコースで神社から石門まで行っている。


登山道の紅葉

紅葉には少し遅い感があったが、それなりにきれいであった。
あとは中間道を神社方面へ行き、30分くらいで到着である。
もう観光客で車は一杯であった。
トイレなど済ませて、そそくさと下仁田方面へ向かう。
途中紅葉がきれいな場所もあった。
国道254号に出て、荒船の湯に浸かる。


荒船の湯

空いていて丁度よかった。次の予定があるので早く出たが、いい湯であった。
国道を佐久方面へ向かい、川上村へ向かう。
川上村のスーパーで買い物をして廻り目平に着くと5時過ぎであたりは暗い。
受付を済ませて、キャンプサイトへ。
焼肉やって早めに就寝した。



巡礼の山旅2 「北陸編」

2011年11月10日 | 旅行(山以外)
2011年11月3日~5日

6日が仕事のため4連休とならず、この日程で遊んでくれる人もおらず。。。
ということで、まだ登ったことのない山&観光をと北陸へ。
計画では、まず霊峰白山そして荒島岳、最終日に観光としたが、
1日目がどうも天気傾向がよろしくない。
よって、計画を全くの逆とした。

第1日目

天候:曇り時々晴れ

2日に仕事終わってから前進。
北陸道は、徳光PAで車中泊とする。
ここハイウェイオアシスがあり、ちょいと明るかった。
海沿いというので決めたのだが、もう一つ先行こうにも
もうお疲れでバタン。。。
翌朝は随分ゆっくりしていたら、高速バスの休憩の皆さんが次から次へと
私の車の周りを通過していくところで、随分中覗かれた。。。
とりあえず、行ったことのない福井県へ。
そして、有名な東尋坊へ行く。
ちょいとガックシでした。
というのも、火スペに出てくるような大岩壁かと思いきや
高くて15mくらいの岩場でした。
普段、山で大岩壁拝んでいるとこんな間隔かな。

まだ朝早かったので空いている。


東尋坊の遊覧船


雄島

ここは安山岩で柱状節理が発達している。


これが東尋坊の岩壁

下に下りる道もあり散策。


岩壁その2

波にも磨かれこんな形にもなっている。
この辺りがメインで少しはずれるとありました。
まあ山ヤとしてはどこが登れそうなどと視点が違いまして。。。


終了点その1


終了点その2

海のところだから仕方ありませんが、錆び錆びでとてもこれに頼る気にはなりません。
ペツルも中は腐食してるのでは。。。


ルートがたくさんあった岩

クラック結構あるのでカムが安心か?
岩自体は面白そうだが。

おみやげ通りもまだ閑散としていました。


おみやげ通り

そんな中、目をひくものが。



越前ウニである。500円。真偽のほどは?だが、一つ頂く。
うまかった。
本当は越前カニ食べたかったが、解禁が6日からとのことであった。
また次回。

そして、今回一番行きたかった大本山永平寺へ。
案内看板至る所にありわかりやすい。
しかし、ここも福島と同じで県道が素晴らしい。歩道付の広い道。
長野ではまずないな。
話ははずれたが、1時間ちょっとで永平寺へ。
1日400円の駐車場に止め、門前通りを歩く。


永平寺門前通り

この上が永平寺である。
道元禅師が、1244年に開山した曹洞宗の大本山である。


永平寺石柱


永平寺入口


杉の雰囲気のいい参道

入口から少し行くと左手に大きな建物がある。
吉祥閣といいここから入る。拝観料500円を購入し、玄関でスリッパに履き替え。
修行僧に券を渡し、大広間へ。


玄関


大広間の案内図

ここである程度人が集まったら、修行僧から説明を聞く。
注意事項やこのお寺の構成など。
ここは法堂がお釈迦様の頭の部分で仏殿、僧堂、大庫院(食堂、調理場)が胴体、腕の部分、
東司(お手洗い)、山門、浴室が足の部分だそうだ。
注意事項として、修行僧へはカメラを向けてはいけない。
あとはどこ撮ってもいいようだ。これは珍しい。
そして、この吉祥閣では一般の参禅など行っている。
早速、移動しいろいろ見て回る。


僧堂

ここは禅をする場所。座る場所ですな。
こことお手洗い、浴場の三カ所は私語禁止の建物です。
ちょうどお昼前の座禅をやっていました。


仏殿


大庫院(だいくいん)

大庫院とは、調理場のことでこの係を典座(てんぞ)といいこれも立派な修行です。
この後、法堂の横から延びている廊下を行くと承陽殿に行きます。
ここは、開祖である道元禅師のお墓です。
ちょうど、お昼のお勤めをしているところでした。


法堂内部

正面にはご本尊「聖観世音菩薩」が祀られており、左右に阿吽のシシがおりました。


浴場


鐘楼

除夜の鐘で有名な鐘です。


山門にかかる命名の額

山門は通れるのですが、正面からは禅師様と修行僧の入門と出門時しか通れないそうです。
ここのお寺は、他と違い修行のお寺だと思います。
ここに漂う雰囲気は他とはちょっと違うものでした。
拝むことを拝んで、見るところをしっかり見ましたが、次回は是非参禅に来たいと思う。

お寺を後にし、永平寺御用達のごま豆腐店で買い物して、大野市に向かう。
途中、勝山の温泉センターに寄る。ちょいと消毒臭かった。
この辺はあまり温泉はない。
明るいうちに荒島岳登山口着。まだ数台車があった。
ここ、スキー場跡地でトイレもあり快適。
夕方5時には暗くなったが、まだわさわさと登山者が下山してきた。
しかし、暗くなっているのにこの時間下りてくるとはどんな時間見積か疑問だ。
ごま豆腐で夕食をとり、就寝。



越美・荒島岳(1523m)

2011年11月10日 | 山歩き
2011年11月4日

天候:ピーカン

朝5時に起床。まだ暗いが朝食をとる。
すでに出発の単独の方がヘッデンつけていく。
準備をし、明るくなり始めた6時発。


登山口

当初は、コンクリートのスキー場なの道を上がる。
関西から来たと思われるおじさん3人を抜く。
真っ直ぐ上がると、つづら折れに道は上がっていく。


スキー場内の道上部

途中大野市街が雲海に隠れていた。


大野市街地方面

スキー場トップは広々としている。
ここからブナの林を上がっていく。


東尾根から上がるご来光

ブナの林は好きであるが、今回はこの辺り紅葉もよく素晴らしい。



ここ冬は最高のツリーランになるだろう。
結構太いブナもある。そんな中に看板のあるブナが。


トトロの木

という名前がついていた。由来は不明である。
ここを一登りで、深谷の頭。
ここで最初に出発した単独の方に出合う。


深谷の頭

ここから若干アップダウンあるが、大したことはない。
この後に、木の階段登場。



ここを登ると小荒島岳との分岐であるシャクナゲ平に着く。
シャクナゲはどこにという感じであったが。とりあえず一休み。


シャクナゲ平

ここから少し下り佐開コースからの登山道を分けるとコルに着く。
この上が地図にある「もちがかべ」という危険なところらしいが、
私には一切危険は感じなかった。多分初心者にとってはということだろう。
ちょいと急登だが、ここを頑張ると展望が開け笹の中の道となる。


山頂方面

若干のアップダウンを行くと祠のある山頂に飛び出した。





山頂

天気は文句なしである。360度の大展望。
北の白山はじめ槍穂、乗鞍、御岳となじみの山々がよく見える。
この辺りの山はあまりわからずであった。


白山


遠く槍穂、乗鞍


越美山地

山頂でのんびりしていると単独の方2名が来た。
30分休憩して下山にとりかかる。


登山道と大野

さすが百名山というか、人が次から次へと来る。
皆さん危険マークのところを気にされていた。慣れた人ならあまり関係ない。
下りは寄り明るくなった紅葉の尾根を写真を撮りながら行く。



1時間ちょっとでスキー場トップへ。


スキー場の道

この道を下って終了。駐車場は満杯となっていた。全て県外車。
テントが立ててあり、大野市の観光協会の人がいていろいろとお話しする。
今後に向けていい情報収集が出来た。


大野から見た荒島岳

やはりこの辺りを代表する山の風格がある。
国道157号を北上し白峰の温泉に寄る。


白峰温泉総湯

昨年リニューアルしたきれいな、いいお湯であった。
そして、別当出合へ向かう。
途中、市ノ瀬ビジターセンターに寄る。
ここは、登山最盛期の10月まで別当出合への交通規制がかかる時の駐車場最終地点である。
この時期は、林道も開放され別当出合までマイカーで行けるのである。
林道はちょうど紅葉がきれいであった。


夕暮れの別当出合駐車場

夕暮れ間近だがまだ下山してこない方がこちらも多い。
別当出合駐車場からビジターセンターへは少し歩く。
翌日のため登山口やらいろいろと偵察。
食事を作って、早めに就寝する。月と星がきれいでした。




石川東部・白山(2702m)

2011年11月10日 | 山歩き
2011年11月5日

天候:曇り

日本三大霊峰の一つである。他は登った。残すはここだけである。
いつも北アルプスなどから拝んではいたが、今回が初登山である。
別当出合とか室堂など話し聞いてもどうもイメージつかず、どんなところだろうと思っていた。
ようやく来られたという感じである。
昨日の偵察から山全体が崩落している感がある。
そのお陰で別当出合周辺も砂防堰堤の工事だらけである。

さて、今日は帰らなくてはならないし、天候が昼から芳しくなさそうであったので
夜明け前に旅立つ。


夜明け前の登山口

すでに隣の車の方々だっていた。
暗い中、吊り橋を渡り砂防新道へ。今回はお初のためベタなコースです。
ヘッデンでも歩きやすい。よく整備されている。
40分くらいで中飯場。トイレもあり広い休憩場所。
このあたりでようやく明るくなってくる。


夜明け

夜はよく星が見えていたがこの辺りから高曇り気味になる。
前線の先頭の雲が来たかという感じ。
しかし整備されたきれいな道ですな。すれ違いも問題ないくらい広いし。
途中、トレランぽいかっこうした人が抜いていく。
挨拶もしない。。。この手の人は大体そうだね。何が楽しいやら。。。


池塘

上に行くと池塘がボチボチ現れる。
その上で大変きれいな甚之助避難小屋


甚之助避難小屋

昨年新築されたそうで、いいにおいのするきれいな小屋でした。
是非泊まってみたい。
ここで2度目の休憩をし、先を急ぐ。


別山

小屋上の分岐を黒ボコ岩方面へ。


南竜道分岐

トラバース道で水も3カ所くらいとれる。


黒ボコ岩

黒ボコ岩を過ぎ、すぐに木道に出た。ここが弥陀ヶ原だ。


弥陀ヶ原

ここは立山と全く同じ名前の地名が多い。
木道を行き、ハイマツの中の五葉坂を上がると室堂だ。


室堂センター

結構大きな建物で宿泊人数も相当なものだ。
この時期もうやっていないが。
ここで一服入れてさて行こうとしたら、いよいよガスが上がってきた。


白山神社

寒さも出てきたので防寒羽織って手袋もする。
ガスなので、池巡りしようかと思ったが今回はピストンする。
30分くらいで山頂へ。


白山奥宮


御前峰山頂

ちょっと負荷かけて3時間ちょっとでここまで来た。
走ってきてすぐ帰る人もいるしいろいろな人が来た。
少し休憩してから下りにかかる。
それにしても結構な人が上がってくる。
弥陀ヶ原を過ぎるとガスも抜けた。
黒ボコ岩からは観光新道を下る。千年以上前からある越前禅定道の一部である。


観光新道の尾根

こちらの方が登山道ぽい。


蛇塚

ここは白山を開山された泰澄大師が千匹の悪蛇を埋めた場所とのこと。
ただの岩クズって言えばそれまでだが。。。


別山方面

別山方面を見ると朝来た砂防新道方面が一望できる。
この登山道も結構人が上がってくる。


殿ヶ池避難小屋

ここは展望のよいところである。釈迦岳方面もいい感じである。
その後、岩っぽくなりヤセ尾根となる。


仙人窟

ここをくぐり少し下ると別当出合との分岐だ。
ここで休憩し、急な階段を下る。ここ結構キク。。。
道がなだらかにトラバースするようになると別当出合の建物が見えてきた。


別当出合

ここまで2時間半であった。まだ雨は降っていないが、もう時間の問題だろう。
駐車場に行き、帰り支度をする。
白峰の温泉は昨日入ったので、今回初めて行く白山スーパー林道方面へ。
こちらも何カ所か温泉あるが、中宮温泉へ行ってみた。


中宮温泉

ここのお湯もいいお湯であった。この辺で雨がパラパラと。
しかし今回は次に行く温泉が目的である。
軽で2540円とバカ高の料金を払い、観光スポットを横目に目的地へ向かう。
姥ヶ滝の駐車場へ車を停め、蛇谷へ下りる。
結構観光客が大勢来ている。


遊歩道

紅葉の遊歩道を行くと、トンネルがありそれをくぐってすぐに温泉がある。


遊歩道その2

対岸には姥ヶ滝。その正面に露天風呂があり、その上に足湯と展望台。
観光客も来ているがお構いなしにここは一湯入魂!


露天風呂

湯加減も最高で、正面のナメ滝をきれいであった。


入魂の図(笑)

是非来てみたかった温泉に入ることが出来てよかった。
もう一つ岩間噴湯丘が近くにあるがこれはまたにしよう。
あとは、雨の中白川郷まで行き帰路につく。

やっと白山のイメージがついた。スキーにもいい斜面は多い。
お花もきれいそうだ。
また違う時期に来てみたいと思う。