ようさんの山物語(ブログ版)

山遊び人ようさんの山行記録

水浴び、水浴び、たまに歩き、そして雪風呂

中ア・中御所谷東横川~伊那前岳(2883m)

2011年08月27日 | 沢登り
2011年8月27日

天候:曇り(ガス)超時々晴れ
メンバー:F師匠

このところ停滞前線の影響で天気よろしくないが、
この週末は、この日しか休み無く、
午前は比較的良さそうだったので、いつも行っている
西横川のお隣の東横川へ行ってみた。

朝一のバスは、トレッキングする人やらで結構な賑わいであったが、
ピークは過ぎているので、臨時便一本出ただけであった。
しらび平へ着くと皆さんロープウェイに向かい静かなものであった。


しらび平駅

ここで沢支度を整える。
車道を少し戻って入渓。堰堤2つ越える。


大岩

この大岩を越えると東と西の出合だ。
ナメ滝が一つかかっている。
いつもは西横川へ行くので、左へ入るが今日は右へ。
いつも見ていた20mナメ滝へ向かう。


20mナメ滝

左壁を登る。一手迷うところがあるので初心者にはロープ必要であろう。
登山体系を参考にしたが、遡行図にはない滝が結構ある。
その後も4~6mの滝を直登。
この辺は西横川とあまり変わらない。


4mナメ滝





その後、1:1で支流が入ってくる。左へ行く。
10mなどの滝現れるが、直登可能。しかし水流中を行くものもあり盛夏がいいようだ。


水流中を行った滝


10mナメ滝

ゴルジュっぽくなってからのそこそこの滝は、大岩や倒木多く結構埋まっている感じであった。


オニシモツケ

天気は曇り基調で、下界の気温が上がってきたのか朝かかっていた
低層雲が上がってきてガス模様。雨は降っていない。


終盤の滝

最後の滝の時、右岸の高巻きで使ったのか、30mロープが忘れられていた。
お心当たりの方はメールください。
なぜ忘れてしまったのかが不思議だ。
その後源頭の様相を呈してきた。ある程度の標高へ行ったら長谷部新道を探したが見つからず。
今思えば、お猿さんがいた2:1の二俣の付近かと思う。
結局そのまま詰めてしまった。
水は随分上まで行っています。ここが西横川と違う。
水が無くなってからは、溝状の所を藪漕ぎです。
結構人が行っているのか比較的歩きやすいです。
ある程度まで標高稼いだら、稜線が見えるあたりで右のハイマツトラバース。
8合目手前に飛び出しました。ここまで人おらず静かな沢旅。
登山道で一人若者にあったが、いきなり水分けて欲しいとのこと。
私と師匠で少しずつ。


登山道から伊那前岳

馬の背の方もガスで見えたり見えなかったりです。


8合目


チングルマ

歩きやすい道をしばしで伊那前岳。


伊那前岳山頂にて

この辺りいい斜面ありますねー
来シーズンの滑りが楽しみです。
そして、乗越浄土につくともう観光地。人がわさわさ。。。


乗越浄土

あとは一気に千畳敷まで。


千畳敷


宝剣岳

千畳敷ホテルでソースローメンいただき、ロープウェイ少し並んで下山。
バスの中では爆睡であった。
温泉浸かって帰路につく。

東横川は総じて登れる滝が多く、水結構かぶるので真夏がいいかと。
沢は明るく、西には少し退けとるかもしれない。
あと、久々の藪漕ぎで技術が劣っていた。
たまには藪漕ぎもしなければいけないなーと。
最近抜けがいい沢ばかりだったかも。。。





北ア北部・雲ノ平~高天原

2011年08月22日 | 山歩き
2011年8月19日~21日

メンバー:あーさん

今回は、あーさんリクエストにより雲と高天原へ。
私も雲の二朗君に新築の御祝いを届けたいと思っていた。
日程が2泊しか取れないということで、いつものごとく2泊3日で行くことにする。

第1日目

コース:折立~太郎平~薬師沢~雲ノ平
天候:雨のち曇り時々晴れ

予報通り、雨模様の富山である。
有峰林道が開く6時少し前にゲート到着。
しかし、随分待たされる。どうも一部土砂崩れがあったとかで、
その撤去作業に約1時間かかる。
7時近くにオープン。折立に向かう。
相変わらずの雨模様でテンション下がるが、行程も長いので気合い入れて出発!


折立登山口

この空模様でも随分人はいる。
当初の急登を頑張る。
樹林帯を抜け、三角点に着く頃には雨もやむ。
時折パラパラと来るが、大したことはない。
太郎に着く頃には視界もよくなってきた。


太郎平小屋


太郎から薬師岳


太郎平標識

中休止をとり、先を急ぐ。
薬師沢への下りであるが、一昨年に比べ随分と整備され歩きやすくなった。
ガレガレしていたが、ガレ防止網やハシゴなど設置されていた。
薬師沢小屋に着くとなにやらガイドパーティーが準備している。
そういえば、雑誌に同じような行程のガイドツアーあったなーと思い出す。
志水哲也氏のパーティーだ。結局3日間同じ行程であった。
さて、ここから雲ノ平への急登である。
この2Pでいつもやられる。その後の木道1Pでヘロヘロといつもはなっていたが、
今回はペース配分などいろいろと配慮し、比較的楽に登れたかと。
あーさんもきつかったと思うが、笑顔も見られ結構お強い。
木道に出てからしばし行くと雲ノ平山荘が遠くに見えてきた。


中央の白い建物

周りの山も見え始めてきた。


黒部五郎岳


水晶岳

やはりここの景観は素晴らしい。
晴れていればもっと素晴らしいが。
長く感じる木道を行くと、やっと小屋が見えてきた。


新雲ノ平小屋(上)と旧小屋(下)

玄関は、左手から回り込んだところにある。


看板と入口

久しぶりに二朗君と再会である。以前に比べゆったりした作りになっていると感じた。
1階が受付、食堂、厨房、トイレで、2階が客室。
客室もうまく段で作ってある。しかも結構暖かく過ごしやすい小屋となった。


客室

おみやなど渡し、すぐに夕食となる。
メシ喰ったあと二朗君と語り合おうと思っていたが、すっかりくたばってしまった。。。
6時過ぎにはポックリで1回も起きなかった。いつものことだが。。。


第2日目

ルート:雲ノ平~高天原峠~高天原
天候:雨

夜から雨となったらしく、朝もガスに雨とアチャーという天候である。
水晶経由で高天原行こうと思ったが、断念。
他のお客さんは早々に旅立ち、我々は少しのんびりして
やっとこさ二朗君とお話が出来た。彼の考えを聞くのが好きである。
のんびりお茶をいただいたあと雨の中出発。


チングルマ

もう秋の気配である。アキノキリンソウなども咲いていた。
歩きながら、明日のこと考えると一昨年同様、連泊した方がいいかなと思ったが
こちらもリニューアルされた高天原山荘に泊まっても見たかった。
泥と沢と化した登山道をのんびり行く。
途中、キヌガサソウもあったが花が緑となり真ん中に種をつけていた。


高天原

ここはいつ来てもいい雰囲気である。

小屋へ着くとこれまたすっかりきれいになった高天原山荘である。


新高天原山荘(上)と旧小屋(下)

旧小屋の今にも倒れそうな雰囲気がよかった。
今までの小屋番の小池夫妻はおらず。下りてしまったようだ。
2階の大部屋に泊まる。
1階にも部屋あるが素泊まりとかの方の部屋のようだ。
早速、風呂へ行く。何と言ってもこれが目的みたいなものである。
昔入った河原の湯も今はあるかどうか探索するつもりだ。
15分ほどで高天原温泉。


高天原温泉

3つあるはずだが、一番上は使用されていなかった。
下が女性用で上が混浴というか男性しかいないが。。。
ここで小屋番のお兄さんといろいろとお話しする。
と、学生さんが3人入ってきた。どうも話聞くと信州大ワンゲルとのこと。
今回の行程を聞くとどうも1週間前に会ってるぞーということで、その時のテン場の写真と今回。

→→
船窪のテン場(一週間前)と今回の高天原温泉

鹿嶋槍から入って、縦走してここまで来たようだ。
そして、剱まで行くとのこと。学生でなければ出来ないうらやましい限りの山旅である。
あと女子も2名いる。皆さん強いね。
雨の中であるが、頑張って欲しい。
皆さんと楽しくお話をしてもやっとこお昼である。
源泉探索に出る。どうも以前の源泉は土砂崩れで消えてしまった様だ。
今の源泉はだいぶ下から引っ張っている。


源泉のおこぼれ

おこぼれの所、工事すれば入れないことはなさそうだ。
手掘りで工事して、一湯入魂!である。
湯温ぬるめながら寒くない程度で程良い。
この後は、昔の高天原温泉(今の対岸)に湯だまりあったので、ここでも一湯入魂!


雨の中 一湯入魂

あーさんはあきれて、今の温泉に再入湯。これ入らなくてどうする!?
って私がお馬鹿か?(爆)
この湯だまりは先ほどよりちょいぬるめで、肌寒い。
服一式持って、すっぽんぽんで徒渉して対岸の今の風呂に入りなおす。
この時は誰もここにおらず貸切状態であった。
充分温まったところで帰る。ここで随分大勢のパーティーとすれ違う。
少しの時間差でゲロ混みである。
小屋に着くと一つ忘れ物に気づく。相変わらずのお間抜け。。。
時計をどうも忘れたらしい。徒渉する前に寒くてよく確認しなかったのがいけなかった。
ダッシュで取りに行く。やはり岩陰に置いてあった。
もう一風呂と思ったが、ゲロ混み継続につき帰る。
あーさんいないと思ったら、食堂で1日目抜きつ抜かれつしていたお姉さんAyaさんとお話ししていた。
一人で縦走とのこと大したものである。



おいしい夕食をいただいた。特に米がうまかった。
今日はのんびりしたのであまり眠くないも7時くらいにはくたばっていたか。
他の皆さんも結構早かったように思う。
外は昼過ぎから強くなった雨が降り続く。明日の大東新道は無理であろう。


第3日目

ルート:高天原~高天原峠~雲ノ平~薬師沢~太郎平~折立
天候:雨のち曇り

朝起きると雨は相変わらずである。
案の定大東新道も通れない。雲経由である。随分と歩くぞー
朝食後速攻で出ることにする。
志水氏パーティーも同時期に出た。峠でお先に行かせてもらう。
雲へ行き二朗君と再々会。温かいお茶をいただき元気貰って出発。
ここまでえらい順調である。しかしここからの急な下りが。。。
やはり沢と化した岩ゴロゴロの急登を一気に下る。
あーさん思いの外、元気である。雲から2Pで薬師沢小屋へ。


黒部川奥の廊下

黒部川は激流となっていた。そういえば初日に結構沢ヤいたと思うが、
この週末は赤木沢無理であったであろう。
薬師沢小屋を出る頃には雨もやっと止みはじめた。
その後キツーク感じる太郎への登りをこなし、予定より早く折立に着く。
林道も通行止めになっておらずよかった。
いつものように白樺ハイツで温泉に浸かって、大沢野でラーメンや新規開拓。
さかえやというお店であったが、これが超オーソドックスでうまかった。
その後、あーさん送りに高山へ行き、帰路につく。
あーさん今まで歩いたこと無いくらい歩いたと思うが、よく歩き通し頑張りましたね!
次は晴れることを祈ろう。





北ア北部・針ノ木谷~湯俣川(その1)

2011年08月17日 | 沢登り
2011年8月13日~16日

メンバー:F師匠、Yuky

7月のこの辺の山の状況からすると、このお盆もどこもゲロ混みの感じだ。
そこで、ほとんど人に会わないルートをとこのルートを考えた。
数年前から行きたいなーと考えていたものである。

第1日目

ルート:扇沢~黒四~平ノ渡~針ノ木谷
天候:晴れ時々曇り

早朝5時に七倉集合。5時前には着いたが、ほぼ満車。
かろうじて停められた。
こんなに混んでいる七倉も初めて見た。
車及び2日目以降の荷物をデポして扇沢へ向かう。
今回、4日分の荷物を背負わなくていい分、楽だ。
さて、扇沢もご多分に漏れず、すでに満車状態。。。


扇沢駐車場

早朝から登山者、観光客と凄い人である。


切符待ち

メンバー二人に改札並んでもらい、切符買う。
トロリーバス6台+荷物トラック2台。
朝一の0630のバスはこんな状態であった。
黒四に着いて、ケーブルカー駅方向へ。
ここがまず第一分岐点。ここで我々ともう二人ダム湖の登山道へ。
他に誰もいない。ケーブルは、大行列あったが。
そして、平ノ渡で10時の船に乗るべく先を急ぐ。



整備されたきれいな道である。
途中、5人パーティーなど数人と抜きつ抜かれつ。
装備からすると、上ノ廊下のようだ。
さて時間も何とか間に合いそうな後半に、結構くる木の長いハシゴがある。


木製長いハシゴ(ちょっと見えないか。。。)

これ過ぎてから中ノ谷越えると平ノ渡も近い。


船着き場

階段を下りると船がある。平ノ小屋はこの先もう少し行ったところだ。


樹林の中の平ノ小屋

時間になると、小屋から平ノ小屋ご主人が来て15、6人くらい船に乗る。
乗船すると行き先などを名簿に記入して皆さんへ回す。
のんびり観光がてらの船旅である。
渡った先に3人の方が待っていた。ここまで15分くらいか。


反対側の船着き場

ここからまたハシゴを登ると登山道の分岐である。


登山道分岐

ここが第二の分岐点だ。皆さん奥黒部ヒュッテ方面へ。
いよいよ我々だけになった。あの駐車場の喧噪からすると極楽である。
分岐から少し行くと避難小屋があった。


登山道上にある避難小屋

比較的きれいで快適そうである。しかし入口のドアはない(笑)
そして、南沢出合までアプローチシューズで行く。


針ノ木谷登山道

南沢出合で沢装備に切り替えて行く。
登山道は、ここ数年整備され比較的歩きやすくなっているが、
沢沿いはわかりにくい部分もある。
よって沢靴で行くと比較的楽である。
南沢出合手前で下ってきた人と行き会う。
特に難しいこともなく行くが、ちょいとのんびりしたので小屋まで行くのは厳しい。
よって、快適そうなところでビバークする。
船窪との登山道の少し先にした。


ビバーク地


オヤジ二人花火楽しむ

私は、暗くなってすぐに爆睡したが、満月がきれいな夜であったとのことである。


第2日目

ルート:針ノ木谷~船窪小屋~七倉~高瀬ダム~湯俣
天候:晴れ時々曇り

今日もピーカンである。


北葛岳からの朝日

この日はひたすら歩く。まずは船窪乗越への登山道。
樹林の中の急登である。ここで一人おじさんに会う。
登山道の途中振り返ると針ノ木、蓮華がきれいに見えた。


針ノ木岳(左)蓮華岳(右)

1時間ちょっとで船窪乗越。槍穂まで大展望であった。
しかし、不動沢の花崗岩の崩落はすさまじい。
乗越から小1時間で船窪小屋である。


船窪のテン場

テン場からガレを行くと水場がある。


船窪小屋

小屋が見えると鐘を鳴らして迎えてもらった。
お茶を一杯いただく。
松沢のおかあさんはじめ親切な方々である。またのんびり泊まりに来よう。
さて、ここからの展望は素晴らしかった。
剱立山はじめ薬師、赤牛、水晶、槍穂、燕など大展望であった。


登山道途中から槍穂

大展望を楽しんだら、本日の核心の下りである。


燕、大天井方面


チングルマとコイワカガミのお花畑

天狗の庭まで展望とお花を楽しみながらの道である。


天狗の庭から高瀬ダムと槍穂

天狗の庭の少し下から樹林帯に入ると同時にハシゴが連続する急な下りである。
結構登りの人が来る。すれ違いで少し時間は取られる。
まだ、今日の先は長いので筋肉に負担かけないよう下る。
お昼に七倉着。デポ荷物を入れタクシーで高瀬ダムへ。
ここからトンネルを歩く。


トンネル入口

トンネルはさすがに涼しい。結構観光客もいる。
時間も時間なので高瀬方面への人も多い。
車道をしばし行くと広場があり、そこから昔の軌道あとに整備された登山道を行く。
ブナなどの樹林で結構雰囲気がいい。


名無避難小屋

意外ときれいそうな小屋である。
ここから1Pで湯俣である。
途中知り合いに会う。そういえば昨日も別の知り合いにあった。


湯俣

吊り橋を渡り、湯俣晴嵐荘に着。今回はきっちりテン場にタープ張って幕営。
テン場のすぐ横に無料の露天風呂があった。


晴嵐荘の露天風呂

早速汗を流す。ちなみに内湯は500円とのこと。
タープ張った下が地熱が高くいつものように爆睡は出来ずだった。
その2に続く












北ア北部・針ノ木谷~湯俣川(その2)

2011年08月17日 | 沢登り
今回長いので、その1からの続き

第3日目

ルート:湯俣川本谷(硫黄沢出合上まで)
天候:晴れ時々曇り

今回は非常に天候に恵まれている。
上廊下もよかったことだろう。
あまり眠れずに朝を迎える。。。虫にも結構やられたなー
今回飯担当のYukyに頑張ってもらったので、1日目から豪勢な食事。
昨夜は、パスタで朝はリゾットである。
オッチャン二人だったらこうはいかないだろう。


吊り橋

吊り橋渡って、噴湯丘方面へ。


看板

少し行くと水俣川の吊り橋。北鎌行くにはこの川に入る。
渡った先にお社があった。


水俣川出合付近

その先に河原の湯があり、テントが2張りあった。
そこから少し行った対岸に噴湯丘がある。


噴湯丘

これは不思議な物体である。
この辺も温泉湧きまくり。野湯マニアには垂涎である。
源泉湯温は非常に高くやけどしそう。
川に流れ込んでいるところに、一湯入魂である。
先ほどのテントがあったところが一番良さそうであった。
そして、いよいよ本谷を行く。
すぐ先に切り立った岩壁が両脇に迫る。
徒渉は、当初膝くらいであったが、場所によってはへそまで浸かる。


徒渉

ガレもひどく、一部だいぶしょっぱいところもある。
右岸の衝立岩の屈曲を過ぎたところが一ノ沢出合。
ここで一本。
以前あった伊藤新道は、左岸の岩壁の途中をヘツっている様であった。
一ノ沢を過ぎると次には右岸から二ノ沢が合わさる。
そしてそこからすぐで唐谷である。この辺り少し開ける。
相変わらず徒渉などを繰り返し行くと、ここでは大きな支流のワリモ沢。
この辺りから赤茶けた岩に変わってくる。



ワリモ沢から少し行ったところで、女性4人パーティーに出会う。
びっくり。三俣から伊藤新道を来て赤沢を下降したようであった。
少しお話ししていくと、カメラが落ちていた。
先ほどのパーティーのものであろう。何らかの手段でお届けする方策を考える。
Yukyよろしく。
さて、赤沢が左岸で合わせるとその先が私の待望の硫黄東沢である。
この辺り硫黄臭プンプンでテンション上がる。
とりあえず、湯温がよろしいブラック温泉に一湯入魂!


ブラック温泉

成分から黒い。他は硫黄で白いがここだけブラック。
沢も白くてきれいだった。
そして、これにのんびり使っていたら雲行きが怪しいので先を急ぐ。
途中、ちょー快適そうな湯船を見つけた。
幕営地探してから来よう。
硫黄東沢からすぐで硫黄沢出合。ここも上部にしっかり地獄が形成されており
湯も出ているようである。今回は行かなかったが、また来たいと思う。
出合上でビバーク。今回はツェルト訓練と称して一人一張り張る。


ビバーク

ちょっとポツポツ来たが、すぐに止み温泉へ向かう。
F師匠は、上流探索。


これですわ~

ここも湯温最適で長っ風呂してしまった。
ちなみにYukyの水着セクシー写真は出禁とのことでYukyファンの方々残念(笑)
師匠もなかなかのお宝をいただいてきて、私も満足であった。


第4日目

ルート:湯俣川~湯俣~高瀬ダム~七倉
天候:曇り時々晴れ

先日までより少しのんびりしてから下降する。
途中、1パーティーに会う。モミ沢まで行くとのこと。
1カ所あったしょっぱいところは懸垂かける。
時間はそれなりにかかっていたが、あっという間に湯俣着。
あとはダラダラと高瀬まで。


高瀬ダムと針ノ木岳など

高瀬ダム到着の頃には空が泣き出した。
タクシーで七倉へ。葛温泉に入ってデポ車回収に行き解散。

今回のようなストイックな山旅も一般ルートが混んでいる時にはいい。
Yukyにはおいしいお食事背負って、作ってくれて感謝。
よくこのストイックな山旅ににお付き合いいただいた。
高瀬と黒部のお宝にお目にかかったのもよかった。
大変充実した山旅であった。
次はどこ行こうかなー










北ア南部・一ノ俣谷~常念乗越

2011年08月07日 | 沢登り
2011年8月6日~7日

メンバー:F師匠

※このルートは、20数年前に登山道がありましたが、現在は整備されておりません。
 よって、通常の登山靴などでは大変危険です。
 沢登りの装備に技術、特にルートファインディング能力が必要です。
 安易な入渓はご遠慮下さい。経験者と行かれて下さい。
 細部は、こちらへメールしていただくか、常念小屋へお問い合わせ下さい。 

第1日目

天候:曇り時々のち晴れのち昼から雨で夕方から晴れ

最近数ヶ月ここの検索でヒットする確率が非常に高い。
しかし私は細部をあげていない。
この情報溢れる中、自分の実力で行くのもいいのではないかと思う。

さて、4時に一の沢で集合。車をデポして沢渡へ向かう。
土曜の朝にしては多い方だ。
早速、タクシーに乗り上高地へ。4人乗ればバスの片道より安い。
大体タクシーのオッチャンがナンパしてきてくれる(笑)
5時過ぎには上高地着。結構人がいる。最盛期だね。


早朝の上高地

河童橋からは、朝靄の中、吊尾根が見えた。


朝靄の河童橋

少し歩くと、明神も顔を出す。


明神岳

いつもながらここの道はかったるい。。。


梓川本流と中山

目指す中山が見える。この山が、一ノ俣と二ノ俣を分けている。


徳沢キャンプ場

結構な賑わいであった。ガンガン行って横尾で一休み。
やっと、人から逃れられる。
それでも槍沢から下山の人が結構来る。
1Pで一ノ俣出合。


一ノ俣出合

ここに横尾山荘の前身の一ノ俣小屋があったそうだ。
のんびり行くと、なんと後続登場!?
びっくりである。先頭の方はどこかで見たことある。
のちにわかったことだが、いつもHP見させていただいていて
BCでもお会いしたことあり、山の趣向が私と師匠に似ているTさんであった。
納得である。
先に行ってもらい、のんびり上がる。


二段の滝


七段の滝

行けそうだが、えらいしょっぱいよ~


一ノ俣の滝

いつの間にか、先の5名パーティーを抜かさせていただく。


山田の滝

屈曲点から少しでこの滝が登場する。
そこからしばしでナメ滝がいくつかある。


ナメ滝

こんなんを越していくと、常念の滝である。


常念の滝

見所はここまでか。あとはゴーロを行くと二俣である。
ここでまたびっくり!!!
二俣に人がいた。どうも先のパーティを乗越から来て待っているようだ。
1~2時間はお待ちをと伝え、ビバーク準備。
さっぱり来ないところ見ると、どこぞでビバークしているという判断とした。
余ったビアなどいただく。ありがとうございました。

第2日目

天候:晴れのち曇り

5時起きして、撤収。
飯喰って、6時半には出たか。


南岳

ルーファイうまくいき、順調に小屋に着く。
ご挨拶して、コーヒーいただいて下山。


常念乗越にて

槍見えなかったが、天気比較的いいので良しとしよう。
あっという間に一の沢登山口。
温泉浸かって、おいしいそば屋行って、沢渡の車回収し
帰る頃にはゴロゴロ来ていた。

北ア南部(乗鞍)・十石山(2525m)

2011年08月05日 | 山歩き
2011年8月4日

天候:曇り時々晴れ
メンバー:後輩2名

この日は9月に上がるための偵察で行った。
6月に行った時より笹が伸びており、少し藪漕ぎ状態の所もあったが、
それがまたいいのである。
お花もきれいで、いい時に行った。
6月に石囲いしたコマクサもきれいに咲いていた。
景色は、2500mくらいから上がガスがかかっており残念であった。


登山口当初


分岐から少し上がったところ


森林限界付近


避難小屋


小屋周辺に咲くイワギキョウ(これ大好き)


小屋裏のコマクサ


コマクサ


雨トイはずれている


補修完了(これで水がとれる。)


小屋下のチングルマとコイワカガミ


ミヤマキンポウゲ


沢渡方面(下界はよく見える。。。)


お山見えず

では、また。