ようさんの山物語(ブログ版)

山遊び人ようさんの山行記録

水浴び、水浴び、たまに歩き、そして雪風呂

飛騨・野谷荘司山BC&日照岳BC

2014年02月23日 | BCスキー
2014年2月11日(火)

天候:晴れ

この日は、久々に晴れた。
明け方は、ちらちらと雪も舞っていたが、日の出と共に雲もとれてきた。
道の駅で起きたら、横にはF師匠の車があった。
いろいろと準備して、トヨタ自然学校へ向かう。
スーパー林道は、ここまで除雪されており、ここの少し広くなったところへ停める。
すでに3台くらい停まっていた。


駐車地

その後も続々と車が来た。人気のある山だ。
まずはスーパー林道を行く。



白谷の橋の手前の雑木林へ上がり、杉の植林を行く。
それを抜けると、ブナの尾根だ。
何本かシュプールも見られる。



ラッセルは、ブーツくらいだ。
後方から単独のおじさんがいい勢いでやってきて、抜いて行かれる。
この尾根も、適度な間隔と斜度で気持ちよさそうだ。



上部に行くと、先の雨で固まったと思われる融解凍結した堅い層があった。
尾根も緩やかになる。



すでに3パーティーくらいが抜きつ抜かれつで行く。
徐々に樹林もなくなってきた。



その上の無木立斜面は、下の堅い層が滑って登りづらい。
無木立斜面はウインドクラストであろう。
それでも雪が着いていれば、何とか行ける。



振り返ると、萩町の合掌集落が見えてきた。


萩町方面

さて、徐々にウインドクラストが顕著になり、いよいよクトーでもつけないと登れない。
しかし、私の極太君にはクトーつけていない。
F師匠はクトーつけてサクサク行く。もう一人の単独の人もクトーないらしく、苦労されていた。



これはいかんと言うことで、ここで切り上げる。
先行したF師匠には、後続の人に伝言頼む。
すると、シール剥がしているときには下りてきた。


三方岩山方面

通常このルートは上まで行き稜線上から白谷左俣へドロップする。
この日は、比較的雪は安定していたが、場所によっては下の堅い層の上に降った雪が危険であろう。
と我々は判断していた。よって最初から尾根上は戻ってくる予定であった。
少し早いが。。。
しかし、樹林を抜けた上はカリカリ君で面白くない。
樹林へ下りる手前の斜面は比較的よかったが。
その斜面へ下りたところへ、結構大人数のパーティーがピット掘っていた。
その下の尾根の細いところを抜けると、快適パウダーが待っていた。



下に行くにつれ、日射で少し重くなってきたが気持ちいい。



下部の方で杉林手前から白谷の方へ下りた。
橋のところへ出る。
そこからは、林道を戻る。



まだ時間も早いので、日照岳を行けるところまでご案内。


御母衣ダム

すでにトレースはあり、いつもの尾根に取り付く。
しかしここは、野谷より下のカリカリ層にやられた。
さっぱり登れず。パウダーロッカーもこういう時は弱いな。
ある程度行ってから下りてしまった。



それでも昼過ぎ。荘川の桜香の湯へ行き、そば食べてのんびりする。
あとは観光だ~
高山へ下道で行くと、ドーンと乗鞍から笠、穂高がきれいに見えた。
こうやって見ると、乗鞍も高山の山だなーという感じ。。。


ベストショットポイントから高山市街地と乗鞍岳方面


笠ヶ岳方面

高山から見る笠ヶ岳はかっこいい。
撮影してから、いつもの高砂さんでラーメンいただき、明るいうちに帰路へ着く。
明るいうちの方が、距離感覚は少し早く感じた。




飛騨・帰雲山(1622m)

2014年02月19日 | BCスキー
2014年2月10日(月)

天候:曇り時々雪

道の駅に泊まり、4時に起床。
雪がちらちらと舞っている。
さて、どうしようかと思案していたが、こんな時は、オール樹林帯の帰雲山(かえりくもやま)にした。
萩町の集落内は現在は駐車できないため、村営のせせらぎ駐車場へ。


せせらぎ駐車場

さすがに早朝には、車1台もない。枠が雪でわからず端の方へ邪魔にならないように置く。
準備して6時半出発。
橋を渡って、集落を神社へ向かう。橋からの道を真っ直ぐ行っても神社裏へ行く。


白川八幡宮

お参りをして、神社横からスキーを着けて行く。
今回で3度目なので、勝手知ったる道、杉林を抜け堰堤手前で林道へ上がる。


林道へ上がったところ

そこからしばし林道を行く。
先の週末のものだろうか。シュプールが何本かある。
途中から林道から杉の林を左折してあがり、しばらく行って、左の沢状へ入る。
雪は降ったりやんだりであった。
ラッセルは、ブーツくらいからところにより膝というところだ。
前回に比べれば、たいしたことがない。
タイムにして1時間は早く来られている。


沢状から上部林道

上部林道から林道を行く。トレースがうっすら残っていた。
そのトレースは、宮谷へ向かっていた。
最近は皆さん、そちらから猿ヶ馬場山へ行かれるようである。
天気は、たまに青空も見られるようになった。



帰雲への尾根に取り付く。
雪の量もまずまずで、ノートラックである。
素敵なブナの尾根を行く。この辺りも好きだ。



上部へ行くと、台地が何段か出てくる。
これをうまくトレースつけないと帰りに苦労する。
1段目はうまくいったが、2段目は少し登り返しを作ってしまった。
ここは、右から巻く様に行くべきであった。


途中の台地

1500m付近へ上がるとアンテナと小屋が建つ広々したところに出る。





この辺りも雰囲気がいい。
ここから、これから行く帰雲山山頂が見える。
まだ先だなーという感じだ。


山頂方面

この台地から一旦コルへ下る。
そこから、いい感じの疎林のブナ林を上がっていく。



なんだかんだで6時間半のラッセルで山頂着。


山頂

山頂の西側にはアンテナがある。
その向こうに大崩落地がある。国道156号から見える。
ここには、一夜にして帰雲城と集落を飲み込んで、埋蔵金があるという伝説もある。
さて、休憩を少ししてシールのまま出発。
コルまで気持ちよく滑って、少し登り返して台地を少し行きシールオフ。
猿の方を見るが、雲の中だ。


猿ヶ馬場山方面

あとは、軽いパウパウいただきながら一気に上部林道まで行く。
林道はトレースばっちりでスーッと行き、沢状の少し重パウをいただく。
来た林道へは行かず、沢状をそのまま行き堰堤に出る。
堰堤から林道を下って神社裏へ。1時間くらいで下ってきた。


神社裏

この道を真っ直ぐ行けば、橋を渡って駐車場であるが、昼過ぎの時間は観光客も多く、
スキー担いだ変なおっさんが歩いていると言うような奇異な目で見られるが、
これまた気持ちいい。←ただの変態(笑)
橋は広くないので、対向の観光客に当たらないように気を遣う。
そそくさと準備して、平瀬にある大白川温泉しらみずの湯へ。
露天がやっていないと言うことで、100円引きの500円。
ここのジェットバスが、超強力で手すりにつかまっていないと流されるくらいであった。
腰などほぐして、疲れをとる。
仮眠したりのんびりして、買い物を白川唯一のコンビニでしてから道の駅に戻る。
ちなみにこのコンビニ、以前は24時間営業であったが、現在は7時23時と言うことであった。
この時間だとセブンだと思うが、デイリーである(笑)

この晩、信州からF師匠が来て久々のコラボである。
明日は、行ったことのない野谷荘司山予定。


飛騨・平湯BC +おまけ

2014年02月13日 | BCスキー
2014年2月9日(日)

天候:曇り

土曜は、松本で50cm近くの積雪。朝から雪かきに追われた。
そして、日曜は病院前外傷コース(JPTEC)のイントラとして参加する予定であったが、
県内の高速は麻痺しており、中止となった。
と言うことならば、行くしかないでしょうと言うことで一旦家に帰るが、土曜の雪が
たんまりと玄関前にあり除雪してから出発。
平湯に9時半着で、いつもならクテボクであるが、芸がないので新規開拓?
松本ほどはこちらは降らなかったようだ。
いつもとは違う方向へ上がっていくと、ダケカンバの素敵な林が。



斜面は緩であるが、雰囲気がいい。



途中、福井からと言うお二方と出会った。
この辺で遊んでいるようである。


平湯ウサギの足跡

周りを見渡すと、結構でかいウサギさんがいた。



少し標高を上げると、針葉樹林帯。
この辺りで切り上げた。
数十cm下には、2日の雨の層があったが、ここではあまり問題とならなかった。
あっという間に駐車地に下り、年券持っている平湯の森で入湯してから高山ラーメンを食す。

高山から白川郷へ。
この日タイミングよく、ライトアップデーであった。
遠くの駐車場に誘導され、バスで萩町へ。
展望台行ったりして、素敵な合掌作りの集落を堪能した。









そして、道の駅白川郷で車泊する。

飛騨・クテボクBC

2014年02月02日 | BCスキー
2014年2月2日(日)

天候:雨時々雪のち曇り

朝からシトシトと雨である。気温も高い。
とりあえず行くだけ行ってみるかと言うことで、遅めの7時発。
しばらく雨であったが、釜トンの手前では雪に変わった。
しかし、平湯へ着くとまた雨である。
いつもは長野県側よりは断然低い気温であるが今日は少し高いようだ。
こんなことも珍しい。
平湯トンネルを越え、駐車地へ着くと降りはそんなに強くないので
一本ダケカンバの上まで行ってみることにする。



ここでやっちまった~!?
シール干しっぱなし。。。
仕方なくツボで行く。昨日のトレースがあったので、なるべくそれを行くが、
だいぶ遠回りしていたので、樹林の斜面をラッセル。
たまに股まで潜り、四苦八苦。。。途中シール組は着いたと無線入る。
その辺で遊んでいてもらう。
上の作業道へ出て尾根に行くと楽になったが、3倍くらい体力消耗した感じだ。
しかし、昔はつぼ足でどこまでも行っていたりしたので、そういうときの技術が
役に立ったのである。



一本滑ってきた組とちょうど上で合流。
雪は重く滑りにくかったとのこと。少し上から樹林行ってみることにした。


輝山方面


高山方面

確かに湿って重かった。西面へ転身したが、こちらは少しクラスト気味であった。
平湯でこれだけ雪質よろしくないのは初である。
しかし、太板のおかげか私はそんなに苦もなく滑ることができた。


ちょいとクラスト気味

そんなに天気も崩れることもなく滑ってこられた。
あとは、ひらゆの森でまったりして帰路につく。
下界へ下りてくるとピーカンでした。。。
次回はパウ狙いだな。

関田・鍋倉山(1288m)

2014年02月02日 | BCスキー
2014年2月1日(土)

天候:晴れ

この週末は、東京から沢もご一緒したことあるあゆさんと
その山岳会のお友達けいさんの2名が遊びに来られた。
土曜が天気良さそうであったので、素敵なブナ林の鍋倉山へ。
ここは毎シーズン2回くらいは行っている、大好きな山である。
しかし、最近の混みっぷりは。。。

7時に道の駅豊田で待ち合わせ。
少し早く集まれたので、善は急げ?で温井集落へ向かう。
天気は良さそうだ。
7時過ぎに到着時点で4台位。しかし、後続が続々来る。


駐車地

除雪終了点になっているので、降雪直後は止めない方がいいが、そこへ突っ込んでおく。
7時半過ぎに出発。
雪の量は十分であるが、ちょっと重めな雪である。


鍋倉山を望む

車道へ出て、池に向かい先行者のトレースを行く。
2番目の出発であった。
小屋近くに行くと山行パーティー4名が上がっているのが見えた。


尾根取り付き

沢状のところを行く。
途中、モッコリした雪があるので近づいてみると、根っこごと倒れた木の根の部分に雪が載っかったものであった。



沢状から尾根に上がる。
後続が続々と上がってきている。
急登一登りで杉があるところへ。ここからまったりブナ林である。



本当にここのブナは素敵だ。




雪庇のできるカール状のところ

ここからすぐに山頂だ。
先行パーティーは、北面からブナ谷へ行ったようだ。




後続続々


妙高方面

妙高方面は、少しガスがかかっていた。
苗場方面の方がよく見えたが、まもなくガスの中であった。
明日の天気が崩れる予兆か。

ここから快適なブナ林を滑る。
パウダーではなかったが、滑りやすい雪であった。
途中、ストップとなるも太板がよかったのか、何とかスーッと行く。
下に来るにつれ、雪もしめって重くなるが滑るには支障ない。
登りはじめの沢状の右斜面はパウっていて気持ちよかった。
登りはじめ地点でザックを下ろし、もう一回尾根に上がり急斜面を一本。


もう一本

雪は重かったが、気持ちよく滑る。
あとは車道を飛ばし、駐車地へ戻る。


温井集落

雪質はこの時期にしてはイマイチであったが、素敵なブナは健在であった。
お昼過ぎには下りて、温泉、ラーメン、ブンリンというコースで帰路につく。
けいさん、山で話していた最新の板一式お買い上げであった。
明日のデビューは天候が。。。