ようさんの山物語(ブログ版)

山遊び人ようさんの山行記録

水浴び、水浴び、たまに歩き、そして雪風呂

北ア南部・常念診療所ボランティア

2011年07月23日 | 山岳医療
2011年7月21日~23日

第1日目

天候:曇りのち晴れ
メンバー:後輩A、H君

昨年は行けず、今年は行こうと意気込み何とか休みを都合つけて行ってみた。
今年は後輩のAを連れて行った。
山はそんなに行ったことないようだったが体力あるので問題なし。
豊科で待ち合わせて、一の沢登山口へ。


登山口(ヒエ平)

補導所も誰もおらず、所定の手続をして行く。
早速、倒木とツルが登山道を塞いでいる。
ツルだけ切って行く。
曇っていて涼しく歩きやすい。


ゴゼンタチバナ

しばらく行くとガスってきた。



登りでは、これまた涼しくていいね。
笠原を過ぎるとお花もきれいに咲いている。


カラマツソウ(?)


ニッコウキスゲ

こうやって花でも愛でながら歩きもいい。
オッチャン二人だが(爆)


胸突八丁

ここからグッと高度を上げる。
そしてお花がきれいなところでもある。


ホタルブクロ


ナデシコ(JAPAN)

ナデシコJAPANが優勝した直近でもありこれまた美しい。
最終水場からの急登を頑張ると乗越に出る。
ここまで3時間強。まずまずである。


乗越にてA君

ちなみにA君嫁募集中である。希望者はこちらまでメールを(笑)
槍方面はガスっていた。
そして小屋へ挨拶に行き診療所へ。
この日まで入っていた学生のHさんバイトとのことで下山。



と、槍方面急にガス晴れてきた。


常念小屋と槍ヶ岳

随分と雪はある感じ。


自販機

この3連休前に導入された稼ぎ頭の自販機。
あとこの日導入された、アイスクリームも小屋の新メンバーに加わった。


荷揚げヘリ

昼食時に槍の小屋へ荷揚げを見ていたが、この日はこの周辺全小屋の荷揚げのようである。
この時期は1週間に1回は荷揚げしないと追いつかない。
この日常念には7回にわたる荷揚げが行われた。
この日はお客さんも少なく、小屋周りを散策する。


コマクサ

コマクサがきれいに咲いていた。
十石のコマクサも気になるところだ。来週あたりに行ってみようか。


常念岳と小屋

A君暇をもてあまし、常念へ走っていった。。。。
大したものだ。
結局患者さんは来ず、ゆったりとした時間が流れる。

第2日目

天候:ガス
メンバー:後輩A、H君、S先生

この日は松本の中学校の学校登山が入り、小屋も少し忙しくなる。
ご来光拝みに行こうと思ったが、ガスっていて気力起きず、まったり。
朝食後、後輩A下山。


診療所前にて

その後、学校登山80名が到着。
その中に職場の先輩で昨年退職された方もおられたのにはびっくりした。
そして校長先生は、この診療所とも関わりの深い小宮山先生であった。
一般のお客さんも結構来られた。
そして、東京からS先生が中房から縦走して1日で来られた。
ガスの中黙々と歩かれたそうだ。
この日も患者さんもおらず平和な1日であった。

第3日目

天候:曇りのち晴れのちガス

この日もガスっておりご来光見えないかと思ったが、山頂ではきれいに見られたそうだ。
早起きしていってくればよかったか。。。
今日は、予約だけでもゲロ混み必須。しかし、スタッフがいっぱい来るので安心だ。
ということで、翌日からの東京出張の準備もあるので、中学生出発前に出ることにする。



9時前に出て、1時間40分くらいで下山。今までで一番早かった。
下山して行くとわんさかと登ってくる。ざっと200名越え。
スタッフさんとも挨拶交わし、颯爽と下った。


ウサギギク

帰りは小屋と登山口に割引券のあった「穂高ビューホテル」でお風呂に入る。
500円が400円になる。



下界は以外と暑くなく過ごしやすいのには助かった。






南ア北部・野呂川シレイ沢

2011年07月20日 | 沢登り
2011年7月18日(日)

天候:曇り時々晴れ
メンバー:F師匠

F師匠2ヶ月ぶりのお山である。
私も歩きが中心だったので、今回がやっと沢第2弾。
前日夕方、夜叉神峠へ向かい前進。
心配された駐車場も連休2日目夜ということで結構空いていた。
テント張って、寝るも車来たりで目覚めること数回。
これがのちの山行に影響を及ぼす。。。
4時に車いっぱい来たと思ったら、ゲートの警備のおじさんやら
タクシーの運ちゃん。早速勧誘に来て即決。
ご飯食べて、出発準備。だいぶ時間あったのでフル装備でタクシーへ。


夜叉神峠駐車場

5時半前にフライングで出発。
シレイ橋で下ろしてもらう。この連休相当混んだようだ。


シレイ橋

ご覧の通り工事用の階段ありこれを利用する。
今までは師匠のいるところから下降。
作業道が左右に分かれて右行ってしまったが、左行くと吊り橋の所に行ける。


沢に入ってすぐの滝


吊り橋

倒木が多いところ過ぎるとゴルジュっぽくなる。
ちょいと暗い感じ。あと基本ヌメヌメ。スリップ注意である。
今日は日帰りということで最初から巻く。


逆くの字

踏み跡は明瞭である。
左に踏み跡あるが右にもいいやつあるので、その時の判断で。


10m(?)

最近記憶力悪いので、ちょっと経つと忘れる。。。
確か10m滝?
最初の20m滝の巻きは、初心者がいたら高度感ありロープあった方がいいかも。




中間部の渓相

中間部来るとだいぶ明るくなり気持ちいい。
振り返ると北岳が見える。


シャクナゲ

上の20m滝の巻きで可憐に咲くシャクナゲがあった。
そして、この沢の白眉である白い花崗岩に囲まれた25m滝である。
写真より実物は素晴らしいです。


左に見える滝



これを左から巻きます。


大滝上のナメ

やっと花崗岩の沢来た感じがします。



この後も10m級がいくつか出てきますが、まきまき
そして、その先で二俣。水流は1:1


二俣

二俣すぐと次の滝は、二俣中央から巻きます。


二俣すぐの10m滝

上流部は結構快適に登れる滝が多い。
ビバーク地も何カ所かあるがゴミがあるのはいただけない。
そうこうしているうちに水流も細くなってくる。



水汲んでから行くとザレザレになってくる+涸れ棚も登れそうにないのもある。
右か左を巻ける。藪もなくよいが傾斜が強いので結構疲れる。
適当なところで沢に出て行くと沢も終盤の様相。


終盤

これを地道に登っていくとハイマツ帯に出る。
少しのハイマツ漕ぎで登山道に出た。


薬師岳


観音岳

沢装備を解き、歩きの準備&昼ご飯。
12時ちょっと前に着いた。
ご飯後、薬師岳へと向かう。ここからが長いので気合い入れるが、
どうも調子が上がらない。


薬師岳山頂

風があって涼しい。


さて下山しますか

ザレているが、しっかり踏まれているので歩きやすい。


薬師岳小屋

このあとの登山道も随分いい道で歩きやすくて助かる。


南御室小屋

最初の目的地に着いたが、ヘロヘロ。。。
スペシャルドラックいただき再出発。
途中やっと元気出てきた。


韮崎の街

白峰三山は雲の中だが下界は見えた。
長い道のりやっと夜叉神峠小屋着。


夜叉神峠小屋

先が見えたぞーとより元気になる。


駐車場看板

17時少し前やっとこさ到着。
大勢の登山客載せてバスが到着してきた。
下山どこ下りるのも5時間近くかかるので、体力自信ない人は1泊で。

あとはいつもの温泉に浸かり、某まずいラーメン喰って交代で運転しながら
帰路につく。といっても夜叉神から2時間もあれば着くのだが。。。

今週は、21日から昨年行けなかったボラでお山入ります。





飛騨・高原川沢上谷

2011年07月10日 | 沢登り
2011年7月10日

天候:晴れ時々曇り
メンバー:あーさん

今回はお初のマイミクあーさんとの山旅である。
今シーズンは、やっと沢登りをはじめる。
例の震災で、スキーを随分頑張ったのと歩きもやっておこうと
今になってしまったのである。
なぜかいつも沢初めは、ここになる。
昨年は降雨後で増水しており結構やばい事もあったが、
今回は梅雨明け直後のピーカンである。

平湯待ち合わせで、入渓点へ。
車を終了点へデポし、チャリで入渓点へ戻るといういつものパターン。。。
早速準備し、入渓。暑いので積極的に水流コース。
すぐに右岸からナメ12m滝。


最初の右岸ナメ12m滝

ここで、リードの確保などクライミングの基本を確認。
帰りに懸垂を練習する予定。
この滝登るときれいなナメが出てくる。至福の時。
10m滝を越えるといよいよ五郎七滝だ。


五郎七滝

きれいなナメ滝である。二俣の滝がここで合わさる。
マイナスイオンたっぷりである。
しばし景観を満喫し、慎重に斜度のあるナメを下降。
先ほどの12m滝で懸垂をする。
※ここ懸垂しなくてもクライムダウンは可能です。


2m滝

本流に戻ってすぐに釜のでかい2m滝。
ここを登ると赤ナメである。


赤ナメ

赤ナメは黒より少し滑りやすい。
これを過ぎてしばしゴーロを行くと右岸より1:1で支沢が合わさる。
ここを左へ行き、岩洞滝へ行く。


岩洞滝

ここハングした50mの所から落ちるので、落ちた水しぶきと風の勢いが凄い。
ということはマイナスイオンたっぷりですな!
滝裏に回る。


滝の裏

ちょっとガレガレ、グズグズなので注意。


コケっち

マイナスイオンたっぷり浴びたコケはなぜかきれい。
あとはゴーロ状の沢を下り、本流へ戻る。
積極的に水浴びしながら行くと大きなスラブの蓑谷大滝である。


蓑谷大滝30m

今日は少し水量多いみたいだ。いつ来てもきれいですな。
あーさん岳ポーズきめる\(^O^)
ここでお昼とって、巻きにはいる。
まあ暑い暑い。。。早く沢へ下りたかった。
下りる時は懸垂にしようかと思ったが、フィックスの通過要領を練習する。
下りてから、水流に足を取られないように注意。
滑ったら、大滝一直線です。
さてこの上から本日のメインディッシュのナメナメ。


ナメナメ

ヒタヒタと行くと、二俣。右と左からきれいなナメ滝が落ちています。


右のナメ滝

右を慎重に登り、確保して登る。
その上は少しゴーロだがすぐにナメナメ登場。



途中大きめのが走った~(←わかる人のみ)尺前後
あとはヒタヒタと行くと道に出て終了。
車まで行き、自転車回収しいつもの温泉でひとっぷろ浴びて
飛騨牛いただき帰路につく。うまかった!!