ようさんの山物語(ブログ版)

山遊び人ようさんの山行記録

水浴び、水浴び、たまに歩き、そして雪風呂

海谷・焼山北面台地

2014年03月30日 | BCスキー
2014年3月29日(土)

天候:曇りのち晴れ

この日は、昼闇でもと思ったが、リクエストにより昨年に引き続き北面台地へ行ってみた。
ここの景色は抜群ですからね~

富山で待ち合わせして、一路笹倉温泉へ。
時期もいいし、多くの人が思いきや意外と少ない。
自分たちの前に2人パーティーが旅立っていった。



雪もまだまだいい感じである。
橋もスキーのまま行けたが、間もなく脱がなければならないだろう。



つづら折れ上部のトラバースがいつも悪いが、昨年より時期も早いせいか雪がたっぷりあり
そんなに怖い感じはない。


トラバース部分

あとは、まったり緩急混ぜながらブナの林を行く。



遠くに見えていた焼山も段々と近づいてくる。



2Pちょっとでアマナ平へ到着。結構距離がある。


アマナ平

ここから一登りで北面台地末端だ。



そこからドーンと見える景色は、それはそれは壮観である。
テントが一張りあった。



左に火打山も大きく見える。



ちょうどこの頃、F師匠が空沢山から見ていたようだ。



日本海も綺麗に見えていた。


焼山本峰

随分気温高く、大汗かいた。服装を考えねばならない。
時間も昼と言うことで、適当なところで打ち切って下ることにする。
火打の方からボーダーさんなどが下りてきた。ツアーしてきたようだ。
あとは、若干の登り返しなどクリアしながら重い雪蹴散らして1時間で笹倉温泉へ。
笹倉温泉で一汗流し、帰路につく。

ここはいつ来ても素敵な場所である。

某所M ようさん東面台地

2014年03月30日 | BCスキー
2014年3月28日(金)

天候:ピーカン

3連休は東北ツアーの予定であったが、ご承知の方も多いと思いますが、
闘病生活中の親父が19日に亡くなり、その対応でバタバタの1週間であった。
初七日も終わり、もろもろの片付けも目途がついたので、久々に山へ出かけた。

疲れが残っているのか、予定時間には起きられず、最近多いかなと思う寝坊。
以前から行ってみたいなと思っていたところへ、今回は偵察がてらに行ってきた。
あまり記録などは見られない。
それでも8時には、登山口集落へ到着。
除雪最終点で準備して出発。



地図上では林道ぽいが、実際はもうちょっと狭い作業道という感じである。
途中、作業道をショートカットできる道があるはずであるが、よく確認できない。
よって、杉の植林帯を大体ここだろうな~というところを上がっていく。



一斜面登ると、道の跡らしき場所に出た。



このまま登りやすいところを行くと、送電線その1にであう。



景色が開けてる。
その上にも送電線がある。方向確認しながら杉の林を行くと広葉樹林帯の開けた斜面へ出た。



何故か立ち枯れしている樹が多い。



いい感じの斜面もこの辺りから現れてきた。



この辺りは天然の杉だろうか?
杉を抜けると樺とブナが現れる。



こんな斜面の段々が出てくると台地に乗っかったということ。
正面に本峰が聳え立っている。



この辺り雰囲気のいいところである。
山頂目指すならば、この辺からトラバース気味に右の尾根へ行かねばならないが、
すでに気温も上がり怪しいので、今回は台地の高いところまでとした。
右の尾根に行く途中の沢状にはデブリが見られた。



あまりわからないか。
台地上では、景色がいい。







のんびり寛いでいると、後方のルンゼが爆音轟かせて雪崩れた。



写真ではスケール小さく見えますが、結構デカかったです。
点発生湿雪表層雪崩でした。
スピードないですが、重みのある雪崩です。
これ見てから、ザラメのところと湿雪重雪の斜面を下ります。
杉林はイマイチですが、そのほかは結構滑りよかったです。
次は厳冬期に行きたいと思います。

下山後は、糸魚川まで出てブラック焼きそばいただき、海の見える温泉でひと風呂。
日本海に沈む夕日と焼けた剣、毛勝などを見て明日に備えた。




毛勝三山


北ア南部(乗鞍)・十石山(2525m)

2014年03月16日 | BCスキー
2014年3月15日(土)~16日(日)

昨シーズンも大勢で日帰りツアーで行ったが、寒冷前線の通過で雷近くに落ちて引き返した。
今回は、まったりと小屋泊まりで企画した。

第1日目

天候:晴れ(稜線風強し)

今回は、前回行った増さん、あーさんに新たに陽さん、歌姫さんの総勢5名で行った。
増さんは、日曜に用事ありで日帰りとなってしまった。
7時にいつものところに集合。
車まとめて、白骨温泉へ。
すでに、3名ほどスノーシューの方が出発準備していた。
林道少し行き、杉林へ入る。
いつもの核心?トラバースは雪も柔らかくよかった。
その後も、ゆるめの雪を上がっていく。



一壁登っていると、忠実に尾根を登っているスキーヤーの方々がいた。
どうも初めてのようだ。


湯沢平入口

ダケカンバのある湯沢平の入口へ。
私は、どうも今日は体調悪い。少し遅れて到着。
ここから明日のためにうまくトレースつけていく。
二壁登って、一本。
皆さん元気でサクサク行く。
疎林になってきたところで、神奈川からのテレ2人組が追い抜いていく。



朝、下界から見た十石山は雲がかかっていたが、昼頃になると雲はとれて綺麗に晴れてきた。
これで3週連続天気よし!


霞沢岳方面

前穂と吊尾根は見えたが、奥穂は雲の中であった。
中央、南などは綺麗に見える。
程なく森林限界。稜線が近づいてきた。



森林限界上は、カリカリとソフトな面が交互にあるもクトーつけずに上がる。
稜線は、強風であった。
小屋で30分ほど前に到着した本隊と合流した。
増さんがちょうど下る準備をしていて見送った。


中央アルプスに向けドロップ

南ア北沢峠の間からは富士山も顔を出していた。


南アと富士山

屋根の上はシュカブラ発達





風強いが、天気はいい。ちょっと気温は低いが。
小屋でラーメン食べて、ちょっと昼寝。
夜は、ようさん鍋で。



女子チームは、トイレが核心と言っていた(笑)
確かに風強く、おしりが凍傷になりそうであった。
早めに2階で爆睡。


第2日目

天候:山頂ガスのち曇り

昼からあまりいい予報ではなかったので、昼前までには下りたいところだ。
しかし、相変わらず風強し。起きたときは、雲海になっていた。
のんびり皆さん起きて、朝食。ようさんうどん。



塩加減もよろしく、あっという間に皆さんたいらげた。
片付け、掃除をしっかりやって下山準備。
風は強いが、気温は上がっていた。屋根のシュカブラもきれいになくなっていた。
ガスガスであったが、ここは通い慣れた山。うまくトラバースしてガスを抜ける。


森林限界付近

この辺り、ちょいパフ。
その後、ウインドクラストにモナカ、パフといろいろ登場。
やはり、日射、風、地形などいろいろあって、その分雪質もいろいろあって面白い。
東尾根自体は、堅めであったが滑りやすかった。
二壁も同じような状況。湯沢平もうまく抜ける。




湯沢平入口

入口付近から雪がよくなってきたぞ~
皆さん、一壁はすいすいと行く。
休憩2階ほど入れて、1時間半ほどで駐車地へ。
皆さん方には、修行系だったかもしれないけど、いい経験されたと思う。

あとは、いつもの温泉へ。珍しく1組おられた。



そして、このところ混んでいて入れなかった例のそば屋で昼食とって、ケーキ買って帰る。



ケーキでまったりして解散。
楽しいツアーであった。

小屋の雪の状況は例年通り。小屋の中は綺麗に使われていた。
というか、あまり人来ていないか。入口の扉は雪が入り込んで凍って非常に重くなっていた。
来期はこの対策が必要かという感じです。




八ヶ岳・東天狗岳(2640m)

2014年03月10日 | 山歩き
2014年3月8日(土)~9日(日)

~初めての雪山~

この週末は、昨年知り合ったHさんの初めての雪山山行と言うことで、
雪山2回目の後輩T君と3名で、黒百合ヒュッテ泊で天狗岳へ行った。

第1日目

天候:曇りのち晴れ

朝の時点では、下界は晴れ、八ヶ岳は1800m位から上は雲の中という感じであった。
渋ノ湯にて準備して出発。


渋ノ湯

続々と皆さん出発して行く。
この山は日帰りも可能であるが、初心者、初級者のための雪上訓練やるには1泊はみたい。
金曜までの積雪が、パフパフで滑りたい衝動に駆られるが、ここはぐっぐっと我慢(笑)


尾根の分岐

道は相変わらず、トレースばっちりで雪もほどよく締まり歩きやすい。
ここまでにつぼ足の歩行とピッケル、ストックの講習。
ゆっくりめでちょうどお昼くらいに黒百合ヒュッテ到着。


黒百合平とヒュッテ

この時点では、まだ雲もあったがヒュッテでうどん食らうてる間にこの天気。


黒百合平

この週末もいいね~
お腹を満たしたら、ヒュッテ前の斜面で雪訓だ~
メニューは、つぼ足ラッセル、雪壁登高、アイゼン歩行、滑落停止、スタンディングアックスビレーを前半。
後半は、ピット掘って雪面観察、弱層テスト、ビーコン訓練など。
まあ何しろ、天気がいいもんで気持ちいい。


諏訪盆地と北アルプス

いい感じで弱層もあり、よい勉強になったことと思う。



稜上に立つと風もある。


東天狗岳と西天狗岳

西天狗の方が6mばかり高い。


捜索中

あとは、夕食いただき私は、爆睡。。。
山で寝るとほんとよく眠れる。
この日は、団体さん多く入っていたが、快適個室で余計爆睡でした。


第2日目

天候:晴れ

朝は、外へ出てみたら-15℃とそんなに低くなく、風も穏やかでいい感じである。



朝食いただいてから、早速ピークハントへ向かう。
すでに団体1パーティー旅立っていった。
昨日の訓練を基に、さあ実践だ~


中山峠

峠に行ったら、ちょうど太陽も上がったばかりで穏やかな日差しが届いていた。


稲子岳と佐久方面、上州の山並み

樹林帯内は風もなくよかったが、樹林帯を少し出ると風もあり寒さを感じる。


御嶽山

稜線上は、先のパーティーなど早朝からゾロゾロ。


東天狗山頂方面

私は、アイゼンなしで行ったが、そんなに問題なく行けた。


東天狗岳山頂

風あるも、ここにしては穏やかで、さっくりと登頂。


南八ヶ岳方面

元気なT君は、西天狗へ行く。


西天狗岳

アルプスも白馬三山以南は綺麗に見えた。


霧ヶ峰、美ヶ原、槍穂

後続も続々上がってくるので早めに山頂退散して、風の穏やかな場所で休憩する。
あとは小屋に挨拶して、昼前には下山した。

もうちょっと訓練メニューこなしたかったが、あれやこれやでは覚えきらないと思うので
ちょうどよかったかもしれない。久々に自分もやると勉強になりますね。
雪山の大半はスキーであるが、たまにはこういうのもやらねばと思うのでした。
今回も天気よくよかった。

羽後中部・森吉山(1454m)

2014年03月03日 | BCスキー
2014年3月2日(日)

天候:晴れ時々曇り

いや~まさか3日間とも晴れるとは思わなかった。
今日は、帰る日でもあるので、2年前だったかF師匠と行って強風敗退した森吉山へ。
この山、独立峰であるので天気悪いととんでもないことになる。
今日は、晴れて風も穏やかでいい。
この朝も鶴の湯の満腹美味の朝食いただき出発。
路面状況がいいので、少しかっとんで阿仁スキー場へ。
ゴンドラ一本乗ってお手軽登頂コースへ行く。



ちょうど今週いっぱい、北秋田市が樹氷祭りもやっていて、観光客も多い。
歩いて5分くらいで見られるのでお手軽だ。



スキーヤーも登山者も多く、少しうんざりだが仕方ない。



まだ雲も多く、山頂はガスの中か。



と思ったら、山頂が顔を出していた。



振り返ると、日本海も見える。



程なく、石森1306mのポコ。



この先、一旦下り避難小屋を目指す。



小屋へ少し登ると屋根だけの小屋が登場した。
続々と登山者も上がっていく。


阿仁避難小屋

ここから山頂への登りだ。カリカリ君。
しかし、昨日のカリカリ君と少し質が違う。少し滑りにくいであろう。




モンスター4人ファミリー


最終の登り

多くの登山者が休んでいた。
途中下ってくるスキーヤーもいた。カリカリといい音していた(笑)



山頂は標識だけうまく出されていた。
あまり時間もないので、すぐに下る。カリカリカリ~



小屋にはスノーシューの団体さんが。
その後、石森登り返して、スキー場に出る。ゲレンデはシャリシャリしていて快適。
雪質はここが一番よかったか(笑)
地元のおっちゃんと少し話しながら、下って、大至急で帰路につく。

温泉も入らず、お馬鹿ナビのせいで変なとこ行ったりして、ギリで飛行機に飛び乗った。
東京へ着くと雨が降って、秋田よりも寒かった。

東北ツアー第2弾は、全日晴れて山頂を踏めた。
雪質はどうであれ、これで大満足である。やはり山ヤだな~と思う。
次回、第3弾も晴れてほしいな~乞うご期待!

南八幡平・乳頭山〔烏帽子岳〕(1477m)

2014年03月03日 | BCスキー
2014年3月1日(土)

天候:晴れ

晴れといっても、高層に薄雲のある晴れである。
紫外線も少しは弱められていいのかもしれない。
こういう時は、山がはっきりと見える。写真で撮るとイマイチかもしれないが。

鶴の湯のおいしい朝食をいただき、大釜、蟹場温泉のあるところへ。
そこで、数台停められる駐車地へ。すでに3台停まっていた。
1台はつぼ足の兄さんが準備していた。



そこから林道を孫六温泉へ歩く。



沢を渡ると孫六温泉。ここから尾根に取り付く。


孫六温泉の小屋

いきなり堅い斜面の急登。そこを一段上がって尾根に。



段々と樹林間隔も素敵なブナになってくる。



その少し先で、少し下る細めの尾根。



さあそこから素敵な斜面を上がっていく。
スキートレースが2,3本ついている。



素敵なブナ斜面を上がると若木から幼木のブナ帯へ。
ここは少し藪っぽい。



そして、オオシラビソが出てくるとまもなく稜線へ出る。




本日の秋田駒ヶ岳


乳頭山

山頂方面も見えてきてテンション上がる。


田代平

ここは悪天だとわかんないわ。2月にもここで遭難騒ぎがあった。


田代平避難小屋

雪少ないのか、しっかり小屋出ていた。
この先に一つだけツアー看板?があった。



トレースはこの先、小尾根を右に行っていたが、私は左の素敵な斜面へ。



さて、この上にはちびっ子モンスター君たちが出迎えてくれた。



この辺り雪質いい。



小尾根の横から山頂斜面へ出るとカリカリ君。
だけど、滑りにはいい感じのカリカリ君である。



右の稜線めざし、程なく山頂へ。


乳頭山山頂

南側は垂崖だ。


山頂から岩手山

昨日よりすぐそこに岩手山。盛岡から形と随分と違う。


さすらいの山スキーヤー


大白森山の台地とその奥に森吉山

と言うことは、大白森の左の台地が昨日行った小白森山。
さて、山頂からは滑ること無理そうなので、途中すれ違ったスキー&テレマーカーのドロップしたと思われる
来た方向とは反対の稜線を少し下り、ガリガリのアイスバーンを横滑りでこなして
快適なカリカリ君斜面へ。
そういえば、山頂であった先のつぼ足の青年は鳥海の麓の由利本荘から来たとのことであった。


カリカリ君斜面

小屋からは堅い滑りやすい斜面であったが、その後恒例のモナカ崩しの滑りで幼木ブナ帯へ。
その先からは、快適でまったりしたブナ林を下りる。
昼過ぎにもかかわらず、スノーシュー3人組、4人組と上がってきた。
林道は、孫六へ行く観光客を尻目に急にスキーが来てびっくりした顔されながら駐車地へ戻る。

そういえば、登っているとき思ったが、乳頭といい安達太良の乳首といい、東北の人はおっぱい好きなのか、
そういう名前が多いような。。。昨日見た乳頭山は確かにそう見える。

今日は温泉郷の他の温泉入ろうと思ったが、腹減ったので鶴の湯へ戻り、喫茶でカレー食す。
まだ日帰り入浴時間帯であったので、少し待ってほぼ貸し切りの露天と宿泊客限定内湯の黒湯と白湯に浸かる。
本日の晩飯のメインは、きりたんぽ。そして、山の芋汁もいただき満腹で爆睡とする。



南八幡平・小白森山(1144m)

2014年03月03日 | BCスキー
2014年2月28日(金)

天候:曇りのち晴れ

☆13-14東北ツアー第2弾

旅立ち(27日)

27日午後のバスにて、羽田まで。
ここから、飛行機で秋田まで行くこととした。
マイレージも切れるのあったので、飛行機にした。
機体整備のためと言うことで、待たされる。
1時間半近く待ったあげく、違う機体で行くとのこと。飛んだだけでもいいか。
外は雨である。
そして、乗ったのが、以前話題に上った787である。
ちょいと怖いが、新車なのできれいで乗り心地がいい。
秋田に着くと大雨であった。。。レンタカー借りて、真夜中に秋田駅前に宿泊。
ここで24時間営業の秋田のラーメンの老舗「末廣」で腹こしらえして就寝。

第1日目

金曜ということで、通勤通学の方々が歩いているのをよそに朝食とって出発。
目指すは、乳頭温泉。年末これはと思ったので、早速泊まりで来てみたのである。
いいと思うとすぐに行動してしまうのが、私の悪い癖?



2時間くらいで到着。時々雨も降っていたが、乳頭温泉鶴の湯に着くと霰のような雪がたまに降ってきていた。


鶴の湯駐車場

10時の日帰り入浴開始時間であったので、平日にもかかわらず結構な車の台数とバスが来ていた。
さすがに人気の温泉である。今日明日と2泊ここを取れたのはラッキーである。

駐車場でそそくさと準備して、神社というか祠の横の台地を北へ。


ブナ~

この周辺、地形図見るとわかるが、ローカルのルートであろうところが多くある。
ここもその一つだ。他に石黒山、荷葉岳など。興味ある向きは地図をご覧あれ。

さて、鶴の湯の台地を行くと林道に出る。そこから杉の植林の小尾根を行く。
夏道はその少し右を行っているようだが、このまま尾根を上がっていく。
地形図には現れない、沢状地形やらありだが地形通り行くと、夏道に合流する。
雪質は、先の雪とうっすらパウダーの下に雨による湿雪という感じである。
お天気は、徐々に雲がとれてきた。予想通りだ。



唐松との混合樹林の斜面を登ると、窪地のあるポコに出た。
ここから右へ行く。帰りはトラバースして行くのが効率よさそうだ。


中間部の良さげな斜面

窪地の上は無木立の斜面がある。湿雪の下に怪しい層がありそうなので、ここは右の若木のブナ斜面を上がる。
その上は木々もまばらの顕著な尾根に出た。
後ろを振り向くと、秋田駒ヶ岳がデーンと見えてきた。


秋田駒ヶ岳と旧乳頭温泉スキー場

昨年末に行った(東北ツアー第1弾笹森山BC)旧乳頭温泉スキー場が見えた。年末と比べたら藪もなくなり良さげな斜面になっていた。


尾根と1101のポコ

北側のお空は青空が出てきた。1101のポコが乳頭山からの縦走路のあるところだ。
右を見ると、乳頭山のまったりした山容が姿を現していた。
明日は、あそこにいるんだと思うとワクワクする。


乳頭山

尾根上を行くと風も少しある。回復傾向の風と思うともっと吹け~などと思ってしまう。



少しのアップダウンあるもののそんなに問題ない。そして、1101へのブナ斜面を上がる。



素敵である。これがパウダーだったらと思うと。。。
ここへ来て、すこしモナカっぽくなってきた。まあ滑るには問題ないでしょう。


1101から八幡平

縦走路に出ると、風もあるがすばらしい景色が飛び込んできた。
八幡平のまったりとした山並みだ。
1101からシールのまま下る。夏道はこのポコを巻いてブナの台地に出ている。


漏斗状のブナ

台地を少し右から回っていくように行くと、小白森山への最終斜面。
ここも超ー素敵な斜面



これがパウダーであったらと。。。
天気が回復しただけでもよしとしよう。


八幡平方面

程なく、オオシラビソ(アオモリトドマツ)のある山頂である。
その北の大白森山が真っ平らな山頂を見せている。


山頂から大白森山

話は、ちょっと外れるが、この大白森、小白森山と同じ名前の山が那須連峰北方にもある。
こちらもいつかは登りたい。

さてさて、展望はここまで来るとデーンと広がる。


岩手山と乳頭山


乳頭山と湯森山

ここ小白森もまったりした山であるが、周りもほとんどまったり系。
夏は、高層湿原が至る所にあるということだ。お花も綺麗なんだろうな~なぞと思う。


岩手山バックに

この真後ろは、いつかの夏に来てみたい憧れの葛根田川源頭だ。
夏はそのルートだな。
昼過ぎに着いて、風も強めだが景色がいいので長居してしまった。
さて、ここから修行系の滑りだ。
1101の登りがあるし、雪質イマイチなのでシールのまま下る。



写真で見ると素敵な斜面も雪質により、えらい難儀する。ここはモナカ君であった。
プルークでラッセル車のごとく割りながら下る感じだ。
1101からはシール外し、プチモナカを快適?に行く。
その下りた先から秋田駒が雲を外して顔を出してくれた。



中間部の斜面は少し急であるが、楽しそうだ。



多分、崩れるだろうなーと思ったら、やっぱダレた。


湿雪表層雪崩

表層15cmくらいか。下にアンカーもありダレても大したことはなかった。
その下の樹林帯は、湿雪であったがモナカよりは随分と滑りやすくなっていた。
これらの雪が一晩でいい感じになることを願いながら、あっという間に鶴の湯に着く。
日帰り入浴時間の15時近くであったので、人もまばらで閑散としていい雰囲気となっていた。






一湯入魂

さて、ここは食事も評判いい。山の幸だらけで1泊目は山の芋汁が出る。
イワナも囲炉裏でじっくりいったものだ。





ミズと言う山菜を初めて食べた。結構イケた。
夜も雰囲気たっぷり。





食後も露天に浸かり、星空見ながらいろいろ想う。
明日も晴れそうだ。