ようさんの山物語(ブログ版)

山遊び人ようさんの山行記録

水浴び、水浴び、たまに歩き、そして雪風呂

北ア北部・針ノ木岳(2820m)

2010年04月19日 | BCスキー
2010年4月19日(月)

天候:曇り時々晴れ
メンバー:Ko-chan、弓さん、ナベさん&me(Team G)

先週のリベンジである。天気もそんなに悪くないだろうし、行くしかないでしょう。
私の場合、休みの時はだいたいリクエストなどが2~3件入ってくる。
そんな中で一つに絞るのはいつも悩まされるのだが。。。

5時に松本集合。6時に扇沢着。そういえば17日からアルペンルート開通したので
だいぶ車も止まっていた。
準備して、30分発。ゲート脇の積雪量はいつもよりある。
篭川もすぐのところで渡れた。もう少ししたら、もうちょっと上からかな。


ゲート脇の林

ツボ足の登山者2名も先発していたが、遠回りの夏道沿い行っていたのですぐに抜いた。
川の中も雪は豊富であった。しかし昨日結構な人数は行ったそうでシュプールがそこかしこに。


3番目の堰堤くらい

しばし川の右岸沿いに行くと、大沢小屋のある大沢出合。昨年この大沢行ったが、下部で
デブリ凄かったが、今回はきれいなものであった。ちょっと魅力的。。。


大沢出合

ここで一本入れる。(←山用語で休憩のこと)
針ノ木雪渓も目立ったデブリなくよさげ。


針ノ木雪渓と針ノ木岳

奥に見えるのが針ノ木岳である。山頂すぐから落ちているダイレクトルンゼ?今日下りてみたい。
この時点で、先行者2名見える。
雪渓を行くと、デブリ少なく昨年よりは簡単に行ける。
途中、風が強くなったりして少し寒かったが、マヤクボ沢と針ノ木峠の出合では少し落ち着いていた。


針ノ木峠方面(左)とマヤクボ沢(右)

先行の1名は、峠方面へ。もう一人はマヤクボに入っていった。
ここで一本入れて、マヤクボ沢へ行くことにする。
私はのんびり行ったので、他の3人は先行のおじさんのトレースを使って行ったが、
どうも右に振っている。スバリノコルにでも行くのであろうか。


スバリノコル

私は、左へ振って、針ノ木山頂の少し右を目指す。
この辺は、風で飛ばされたさらさらの雪があり、シールの効きが悪い。。。


マヤクボの左

後ろを向くと、爺ヶ岳や岩小屋沢岳などが見えてきれい。


爺ヶ岳など

マヤクボ沢をしばし登ると雪質は、モナカっぽくなってきた。下りが。。。
途中、雪も締まっているのでアイゼンに切り替える。
雪渓は順調に来たが、沢に入ってから稜線まで意外と時間がかかった。体力も落ちたか?
稜線に出ると槍ヶ岳はじめ北ア南部の山がきれいに見えた。
高瀬ダムもエメラルドグリーンできれい。


槍ヶ岳方面

稜線からは山頂手前の小ピークを行く


小ピーク

この上の方が斜度があり、完璧な雪壁登りになった。雪が固くなかったのが幸いである。
そこを登り切るとようやく山頂が見えた。


針ノ木山頂

山頂にはスバリノコルから登ってきたKo-chanのみであった。
おじさん含めうちの2人はコルでピヨピヨになってしまったらしい。
山頂からは剱、立山をはじめ360度大展望。下には黒四ダムが見える。


薬師岳方面と黒四ダム

山頂で記念撮影をして、Ko-chanには先に行ってもらう。


剱をバックに

さていよいよ滑降です。準備して遅れること10分。45度はあろうかという斜面へ。
色が変わっているところが気になります。
行ってみると、アイスバーンでした。ここで回転すると一気に落下します。
これがよかった!?と言うより滑落したくないので早めにトラバースして登ってきた斜面へ。
ここは比較的よかった。重パウでした。


シュプール(見ないか)

しかしこの下がいけない。板状モナカ君。表面は堅い雪で中が柔らかい。
これ全然スキーが。。。
久々に5回くらいぶっ飛んだ!!しかも2回は顔面から。。。だから少しはかっこよくなったかも。
峠との出合下までこの状況は続き、その下は、昨日のシュプールでボコボコだったが、
雪も緩んでやっと思い通りにスキーがコントロールが出来ました。
弓さんとナベさんは、慣れていないのと筋肉疲労で苦労していたが。。。
私とKo-chanは、大沢出合で後続を待っていました。
下部は、途中左岸へ行き、あっという間に扇沢へ。お疲れでした。
あとは薬師の湯に浸かり、帰路につく。意外と焼けて顔真っ黒・・・








信州中部・戸谷峰(1629m)~三才山~烏帽子岩

2010年04月18日 | 山歩き
2010年4月18日(日)

天候:ピーカン

今日は晴天が約束されている。スキーも行きたいが、明日行くので今回は近場を山歩き。
土曜までの雪で登山道は雪があるだろう。冬靴でハイキング装備で出発!
よく通る、三才山トンネル方面へ前進。今はやっていないトンネル手前の三才山出合
ドライブインに車を止める。
今回は、烏帽子岩の方へ行って周回しようと思う。戸谷峰単品は何度か行ったので。


ドライブイン

ドライブインからトンネル方向へしばし。野間沢橋というのがあるのでその手前の階段を上がる。
しばらくジグザグに登るが、そのうち東へトラバースする。
この道、鉄塔の管理道である。低山は軒並みこういう道を使っていたりするのである。
最初の鉄塔で休憩。この辺まで来ると雪もだいぶ増えてきた。
2番目の鉄塔まで行くと、最初の目標戸谷峰が見える。


戸谷峰

松本から東を見ると結構端正な三角形で目立つ山である。
少し尾根を行き、トラバースすると3番目の鉄塔に出る。ここに荷物をデポ。
山頂へ行って来る。この辺りは雪がたっぷり。
山頂は、まだ木々が生い茂っていないので展望がよく利いた。
信州の北アルプスは北からほぼ全部見える。みんなスキーしてるんだろうなー


北ア南部と山頂標識

浅間山や安曇野など写真を撮って、次へ進む。
勢いよく下りてあっという間に3番鉄塔へ。少し休んで東へ前進。ここから先は初めて。
道は雪で埋まっていたが、赤テープとかあって比較的わかりやすい。
アップダウンを繰り返し、1ピッチくらいで、三角点のある「六人坊(1618m)」へ
到着。そのすぐ先に三才山が見える。
縦走は、ちょっとした上り下りでも精神的につらいのが、修行!
すぐに三才山着。


三才山山頂

樹林帯の中でそんなに景色はよくない。地図とにらめっこして右の尾根を下る。
下ると林道登場。しばらくこの林道を行く。
下りてすぐのところが三才山峠。案内看板があった。


案内看板

この林道歩き退屈だが、景色は所々いい。
今まで歩いてきた、六人坊や三才山も見える。


六人坊(左)と三才山(右)

林道をしばし行くと大きく曲がったカーブにつくここから登山道へ。


カーブ

烏帽子岩登山道とある。雪はあるが歩きやすい。
10分くらいで分岐がある。烏帽子岩はここからは確認出来ず。
今回はスルーして、下山に取りかかる。
途中、6人パーティーにあった。
この登山道整備されており、歩きやすい道だった。
車の音が聞こえてくると、登山口は近い。登山道の入口には看板があった。


烏帽子岩登山道看板

林道に出て、少し登ると駐車したドライブインへ。丁度お昼だった。
温泉は、近場の「ゆったり山の神」へ入って、ハルピン食べたかったので諏訪へ行く。
さて、明日は針ノ木だー







北ア北部・唐松岳(2696m)~唐松沢dルンゼ

2010年04月10日 | BCスキー
2010年4月10日(土)

天候:ピーカン
メンバー:Taichi君

先週はライブ&完休(明日もライブだけど。。。)で、2週間振りのお山です。
本日、黒部アルペンルート扇沢まで開通と言うことで針ノ木でもと思いましたが、失敗した。
というのも、ゲートのオープン時間調べず早朝に行ったら、開いておらず
オープン待ちの車渋滞。。。
と言うことで、白馬に転身。条件も良さそうなのでdルンゼに行く事にする。
無料駐車場でしばし待ちであったが、早めに行って正解!


ゴンドラ乗り場

もうシーズンも終わりというのに結構な人。。。
山ヤさんは、ツボ足の人が多い。
ゴンドラとリフト2本乗り継いで八方池山荘へ。
上を見ると何人か行っている。これから準備の人も結構いる。
そそくさと準備して出発!雪もいい感じのザラメだ。
展望も最高!遠く越後の山並みや奥秩父なども見える。当然近くは


白馬三山&五竜岳

もきれいに見え最高。Taichi君にこの辺の概念を教えつつ登る。
程なく1Pで下の樺。
無名沢もシュプールがあった。昨日のものだろう。
この辺でスキーヤーや登山者が、追いついてくる。まあ天気もいいしのんびり行きましょう。
丸山ケルンのもう一つ上で休憩。この辺で唐松本峰とdルンゼがお目見え。
テンション上がる。Taichi君は、えっ!?な感じ。


唐松岳とdルンゼ

左のピークが唐松岳でその右の白い斜面がdルンゼだ。
斜度は40度を超えるだろう。
2回目の休憩ですでにアイゼン、ツボ足に変えたので抜かれたスキーヤーを一気に抜かせてもらう。
唐松小屋から少し雪が切れるが風が強いところなので仕方ない。
以前行った唐松本沢のコルを過ぎ、本峰へ。
登山者が何人か到着していた。ゆっくり来た割りには3時間半弱で到着。
剱立山から黒五、槍など大展望だ。しかも富山湾と能登半島がきれいに見えた。
ここで能登半島をこんなにはっきり見たのは初めてだ。


つるぎ~

稜線に出てから風も強く、記念撮影をして早速、不帰3峰のコルへ出発。


山頂からdルンゼ

剱とTaichi君

山頂で東京から来た大学生君が一緒に行きたいのことで3人で行く。
当初、雪なく夏道を行く。途中、雪壁で出てきて、慎重に行く。


雪壁を下る

山頂から程なくドロップポイントへ。
雪の状態もいい感じ。昨日のものと思われるシュプールが一本。
山頂&八方尾根からのギャラリーも多い。準備してたら単独おじさんも来た。
いつものごとく私がドロップ。
雪はザラメで木曜に降った雪が10cmほど雪崩れるが、安定はいい。
途中から合図を送り、Taichi君、大学生君、おじさんの順でドロップしてくる。


斜面途中からドロップ地点とジェット機

少しデブリがあったが、皆それらに引っ掛かってバランスを崩していた。
Taichi君は初急斜面で安全第一!しかし度胸ある。
唐松本沢より斜面広いためいい感じである。雪もザラメだし。


大学生君

結構うまい!明日は金山沢とか。途中、先行していってもらう。
唐松沢はデブリも少なく比較的きれい。


唐松沢上部と中間部

途中、唐松本沢左俣?から一人合流してきた。
不帰沢はデブリ祭りでした。
下部へ行くと斜度もなくなるが雪が腐って滑りにくくなってきた。しかも暑い!
下部滝は、まだ雪ついており下りられました。


下部滝こんな感じ

しかし、口開けているので慎重に。
その後は、デブリ祭り。。。右岸をかろうじて行かれた。
南股は徒渉あり。
林道は、たまに途切れるが、二股発電所から10分くらいの所まで来られた。
今回は、急遽のためいつもならチャリ持ってくるが、今日はリッチにタクシー!
1580円で駐車場に戻れた。
もう空いている薬師の湯で温泉で疲れを癒し帰路につく。
久々に会心の一本でした。