ようさんの山物語(ブログ版)

山遊び人ようさんの山行記録

水浴び、水浴び、たまに歩き、そして雪風呂

北ア南部・常念岳(2857m)常念診療所2015 その2

2015年08月26日 | 山岳医療
2015年8月19日(水)~20日(木)

今回で今シーズン2度目の診療所ボラ。
下界での仕事半分での参加となった。

第1日目

天候:曇り時々晴れ

曇っていたが高曇りで涼しく歩きやすかった。
ちょうど、昨日からのスタッフが下るところであった。





安曇野側からは雲が終始上がってくる。
一方の山側は晴れており、対照的である。





診療所は今期3回目のS先生と学生さん3名、ナースはよしさん、ゆーさん、のんさんの3名におやじ1である。


今日のナースチーム

やたらオヤジがにやけているので小さくしました(笑)

従姉もあとから登ってくるというので、昼食後一緒に山頂まで登った。


トウヤクリンドウ

午後になると少し雲が多くなってきたが、槍方面もよく見えていた。


常念山頂


山頂から槍穂

雲がいい感じで覆い被さっている。



この日もそこそこのお客さんあったが、患者さんはゼロ。
昨年からゼロが続く。以前は大物多かったが、厄が落ちたかな。
ということで皆さんで楽しく過ごす。
夕焼けなど見られず残念であったが、星が少し見えていた。

第2日目

天候:曇りのち雨

今日は、天気もイマイチ予報。
朝一早々に、ナースチームのゆーさん、のんさんチームは燕へ向けて出発していった。
途中、若干雨にやられたようであるが、無事に到着のことでよかった。
天候悪いが、槍などは終始見えていたのでよい縦走になったかと思う。
私は、のんびり過ごすが、雨にやられる前に出発したいところであった。


本日の小屋と槍

雨降っても槍が見えたのは不思議であった。いつもはすっかり隠れてしまうのだが。
少し降っていたが、下に行くにつれ雨も止んで歩きやすい状況であった。
烏帽子沢で学生さんとよしさんが下りてきた。
あとはノンビリ下って、無事下山。
従姉は、天気のこともあるし早めに無事下山してもらった。

下山後は、ビューホテルで温泉後は、久々にくるまやでたらふくそばを食べて帰路につく。

S先生始め、学生さん、ナースチームの皆様にはお世話になりました。
楽しい山旅出来ました。またよろしくお願いいたします。

患者さんもおられず平和な山旅でした。







北ア南部・常念岳(2857m)常念診療所2015

2015年07月28日 | 山岳医療
2015年7月26日(日)~27日(月)

今年も山の診療所へ勉強に行って参りました。

第1日目

天候:快晴

今年も天気は良さそうです。
暑くなる前に登るためにと、夜明け前に鍋倉を出発。
それでも何だかんだで7時登山口発。
一ノ沢の登山口は、現在トイレ補修工事で狭くなっていた。
樹林帯の中を沢の音を聞きながら行く。まだ気温もそんなに高くなく気持ちいい。
今日も多くの登山者が上がって行く。
笠原沢で稜線が見える。


笠原沢から見た常念乗越

沢水で涼んで、出発。今回はあーさんも同行である。今日はどうも調子が上がらないようだ。
胸突八丁からは花が綺麗だ。









今年はここも開花が早いようだ。
胸突八丁の登り始めの階段がきれいになっていた。
そして、最後の水場からの急登から乗越へ。この瞬間が好きである。



槍方面の沢筋の残雪は多いような感じだ。
小屋に挨拶して、診療所へ。土曜からのスタッフさん達もいて賑やか。
今日は、私1人かと思いきや明日から入る予定のT先生や信大のU先生が登ってこられた。
ということで少し気楽にいけそうだ。
昼を摂って、久々に秘密のお昼寝場所へ。
途中、子連れの雷鳥さん一家が。


おかあさん

今回は、学生のE君もご案内して秘密の場所へ行った。



風は涼しいが、とにかく陽差しが強い。とても寝られないため少し散策してから戻る。
診療所内の方が涼しい。昨夜の寝不足もありスタッフ皆さんで爆睡。
患者さんもおられず平和な1日である。
夕方は、空焼けず残念


夕暮れの槍ヶ岳

夜は、U先生より勉強になるお話をいただき、ご来光拝むために早めに就寝でした。
本日の患者さん 0名
こちらが忙しくないということは平和である。


第2日目

天候:晴れ後曇り

ちょっと出発遅れた。



このグラデーションが好きである。
ヘッデンつけて、T先生、T先生ゲストさん、あーさんの4人で登る。
何回も来ているが、ヘッデン登山はしっかりルーファイしないといけない。
何とか、ニセピークでご来光は拝めそうだ。その手前の岩場で雷鳥さんが砂浴びしていた。


砂浴び中

槍ヶ岳方面もいい色となってきた。そういえば高山のお友達があちらお山にいるはずだ。
この景色見ているんだろうな~


雲海とご来光


モルゲンロート

素晴らしい景色が今年も見られた~


雷鳥ジュニア

ジュニアも陽を浴びて気持ちよさげ。



さて、もう一登り。
本日一番乗りで山頂へ。少し風はあったが、そんなに寒くはない。


山頂より富士山、八ヶ岳、南アルプス


松本平と八ヶ岳


御嶽山と乗鞍岳


ぼぼ on 山頂

北は剱から360度の大展望を見てから戻る。


乗越へ向かって

続々と上がってくる。
行っている間も患者さんは来られなかったようだ。
朝食摂って、ノンビリする。U先生は早々に下山されたようであった。
朝方は晴れていたが、徐々にガスが湧いてきた。そんな中、本日からのスタッフのYさんが上がってこられた。
山の診療所は初めてとのことで、いろいろお話させていただいた。
そして、お昼いただいて下山とした。


いつもの集合写真

学校登山に皆さんも到着したようだ。



帰り際に、雷鳥さんファミリーがヒョコヒョコと。


おかあさんとジュニア3





いつもよりゆっくりめに下山したのでした。
珍しく、患者さんも0で山は平和でした。

もしかしたらもう一回行くかも。。。





北ア南部・常念岳(2857m)常念診療所2014

2014年07月30日 | 山岳医療
2014年7月28日(月)~29日(火)

山の診療所に行き始めてもう何年か?
昨年は下界の仕事が忙しく入ることが出来なかった。
今年は何とか調整して、空きのある28日に申し込んだ。

第1日目

天候:晴れのちガスのち晴れ

今日は晴れ予報。
暑くなる前に上がろうと早起きしようと思ったが、少し寝坊である。
それでも一ノ沢を6時40分に出発できた。
さすがに盛夏である。平日にもかかわらず、続々と登山者は行く。


一ノ沢登山口

いつもの通い慣れた道。サクサクと行く。
この日は、先の那須の旅で穴があいてしまったファイブテンのガイドテニーに代わり、
昨日新調した新型ガイドテニーの試し履きでもある。
初期型に比べたら少ししっかりした様な。。。
まずまずの履き心地である。
王滝、烏帽子沢、笠原沢と順調にいく。


笠原沢

クルマユリも所々咲いている。



胸突き八丁の上がるところには、まだ雪も多く残っていた。
先週まで雪渓通しに行った様だ。今は、普通に夏道上がる。


胸突き八丁のお花畑

最後の水場辺りでガスがかかってきた。


最後の水場

浮き石取り除いたりしながら、3時間3分で常念乗越へ。
年取ったか~。。。以前は3時間切れたが。
着いた時には、少しガスが晴れてくれた。



久々の小屋に挨拶し、診療所へ。
今回は私と学生さん4名である。昼食前にグリーンパトロールの方2名来たが、
そのうち1名は、下界の職場の先輩だった方であった。お互いびっくり。
昼食をとって久々に横通岳へ行ってみることにする。
ガスで景色は望めないが、お花を見に行く。


コマクサとタカネスミレ


ハクサンシャクナゲ

常念乗越の横通寄りには多くのコマクサが咲いていたが、激減していた。
そういえば、テン場がしっかりした木柵で囲まれている。
2年前にはなかった。それで、やたらテント張るので踏まれて減ってしまったのではないかと考える。
一人一張り?何だかな~ その結果これかと思うと呆れるのである。
それでも上に上がっていくと横通の斜面には多くのコマクサが。



この写真以外にも多くあった。
そして、横通意外とあっさり上がったな~と思ったら、多分一ノ俣の頭。。。
いよいよボケてきたな。


思い込み山頂

そういえば、登山道から離れてしばらく上がった様なと思い出す。
下山時には燕からの縦走者も増えてきた。
16時近くになってガスも幾分とれてきた。


常念にせピーク


松本平

夕方には患者さん2名来たが、いずれも大したことなくよかった。
今年小屋に入ったスタッフはお父さん2名は相変わらずだが、他は皆若く、小屋開け当初からいるとのこと。
夜もスタッフさん達の相談を聞いたりして過ごす。
そして、満天の星空を見て、爆睡~

第2日目

天候:晴れのちガス

今日も朝からピーカン。


朝焼けの槍


ご来光

素敵なご来光がみられた。各山々も見られたことと思う。
これは山頂行くしかないと、コーヒー一杯飲んで山頂へ向かう。


常念にせピーク方面

手ぶらでサクサク上がる。
にせピーク過ぎた所に雷鳥さん。


番の雷鳥さん

いつもの雷鳥の鳴きマネしようと思ったが、人が多く遠慮する。
しかし、綺麗です。360度大パノラマ。


山頂祠


北方向から槍穂までのパノラマ写真

白馬連峰始め、立山剱、裏銀座など綺麗に見られた。
一昨日までいた十石山から乗鞍、御嶽、中央、南、富士山とそれはもう大展望。
しばしノンビリする。
そしてお腹が空いた頃、小屋へ戻る。


登山道途中から小屋方面

皆で朝食済ませ、本日下る学生さんと記念撮影。


昨日からの診療所スタッフ

今日は、ヘリが何回かある様だ。そのうち1回は、診療所横の古い水タンクを下ろすとのこと。
そのお手伝いを少し。


下ろす準備

その前に1回人員輸送で1回上がってきた。


ピューマ

ラマは先日引退し、今はこのピューマが活躍している様だ。
乗越にあるテントを小屋スタッフと押さえる。



そして、次の便で食料品1回目と水タンクおろし。



既存タンク少し破損したが、無事に持って行ってくれた。
その前の食料品を私の誘導悪く、少し上に落としてしまった。
それがその後いい筋トレとなる(笑)
1回目の荷に1袋30kgの米が。。。頑張って一輪車の所まで運ぶ。
女子もパワフルに下ろしてくれた。
すみません。。。
2回目、3回目と午前中に食料品来る。
土用の丑なのでウナギも来た。
無事スタッフと運んで、昼食とって帰ることにした。
午後はさすがにガスかかり、ヘリは来てくれるだろうか。
そして、帰ろうと小屋を出た時に学校登山のガイドできたTaichi君に久々に再会。
昨日といい、久々の人と再会のある山旅である。

岩の位置覚えているので、サクサク下るが、たまにファイブテンのステルスソールを
過信してズルッと行く。自分の油断もあるが、けがの元である。
途中、抜きつ抜かれつの単独のお姉さんがいた。
なかなかの健脚である。お話聞いてみると、ナースさんとのこと。
来年の診療所へスカウトさせていただいた。
この日は、夜勤明けで日帰り登山とのこと。しかも関西方面から。
素晴らしいモチベーションである。

下りは、1時間40分とまずまずであった。私はやはり下りが強い。
心肺機能使わないので。
ここは本当にいいトレーニングもできる。

あとは、温泉浸かり汗を流し帰路につく。
温泉で、先に下った学生さんともバッタリであった。
そんな今回の山旅でした。






北ア南部・常念診療所「リアルサマーレスキュー」

2012年07月31日 | 山岳医療
2012年7月26日~28日

天候:晴れ時々曇り(全日)

第1日目

この日は当直明けで、一の沢の登山口を10時出発となった。
すでに暑い。。。


一の沢登山口

この日は地元の中学も2校上がっているようである。
いつも3時間くらいで乗越に上がるが、今日は調子もいいので3時間を切るつもりで飛ばす。


最後の水場手前の二俣

最後の水場まで2時間ほどで来られた。


常念乗越

乗越で中学生が支配人のレクチャーを受けていた。
天気はいい。乗越に飛び出した瞬間この景色が目に飛び込む。
これがいい。
診療所に行くと早速患者さんを処置していた。
どうも登山道で転倒したようだ。幸いそんなに悪くなく良かった。
数年振りに、K先生、iさんにお目にかかる。
彼らが学生以来だから随分久々である。
私が来るまで患者0であったようだが、来た途端これだと苦笑い。
やはり呼んでしまうのか???
その後は落ち着き小屋の手伝いなどしながら過ごす。


夕暮れの槍北穂

蝶から縦走してきた高校生パーティーが先生と一緒に受診に来た。
疲労と脱水、軽い高山病のようだ。
処置して手持ちのお薬で対処していただく。夜にはすっかり良くなったようだ。
この日は300名位のお客さんであった。
従業員の皆さんと食事終了後、学校登山の中学生が3名調子悪いとのこと。
付き添いの先生と共に処置にあたる。
その後、くたばって即寝であった。

第2日目

ご来光を拝みに乗越へ。
雲海の上に四阿山、浅間山などがきれいだ。
振り返ると槍北穂もきれいに見えた。


ご来光


朝日浴びる槍北穂

この日は、これもまた久々のY先生が来られる。
学生以来だから6年ぶりくらいか。
この先生とは、先生学生の頃遭難騒ぎの折に夜登山した仲である。
昔話に花が咲く。


ハトポッポと槍

この日はぼっちらぼっちら患者さん訪れるが、軽症の方ばかりであった。

第3日目


ご来光

すでに日も高いがご来光?


朝食風景


弁当作り

この土曜は今季最高の入り込みの様だ。
帰る前に布団出しなど出来るだけお手伝いして、後ろ髪引かれながら下山する。
下山時も相当のすれ違い数である。
いつもは2時間ほどで下るが、今日は2時間を切ろうと頑張ってみる。
ほとんどトレラン状態であったが、1時間35分で下った。
しかし下界は暑い。明日は水浴びに行こう!
診療所スタッフの皆様、小屋スタッフの皆様にはいろいろとお世話になりました。
ありがとうございました。


診療所前にて

北ア南部・常念診療所ボランティア

2011年07月23日 | 山岳医療
2011年7月21日~23日

第1日目

天候:曇りのち晴れ
メンバー:後輩A、H君

昨年は行けず、今年は行こうと意気込み何とか休みを都合つけて行ってみた。
今年は後輩のAを連れて行った。
山はそんなに行ったことないようだったが体力あるので問題なし。
豊科で待ち合わせて、一の沢登山口へ。


登山口(ヒエ平)

補導所も誰もおらず、所定の手続をして行く。
早速、倒木とツルが登山道を塞いでいる。
ツルだけ切って行く。
曇っていて涼しく歩きやすい。


ゴゼンタチバナ

しばらく行くとガスってきた。



登りでは、これまた涼しくていいね。
笠原を過ぎるとお花もきれいに咲いている。


カラマツソウ(?)


ニッコウキスゲ

こうやって花でも愛でながら歩きもいい。
オッチャン二人だが(爆)


胸突八丁

ここからグッと高度を上げる。
そしてお花がきれいなところでもある。


ホタルブクロ


ナデシコ(JAPAN)

ナデシコJAPANが優勝した直近でもありこれまた美しい。
最終水場からの急登を頑張ると乗越に出る。
ここまで3時間強。まずまずである。


乗越にてA君

ちなみにA君嫁募集中である。希望者はこちらまでメールを(笑)
槍方面はガスっていた。
そして小屋へ挨拶に行き診療所へ。
この日まで入っていた学生のHさんバイトとのことで下山。



と、槍方面急にガス晴れてきた。


常念小屋と槍ヶ岳

随分と雪はある感じ。


自販機

この3連休前に導入された稼ぎ頭の自販機。
あとこの日導入された、アイスクリームも小屋の新メンバーに加わった。


荷揚げヘリ

昼食時に槍の小屋へ荷揚げを見ていたが、この日はこの周辺全小屋の荷揚げのようである。
この時期は1週間に1回は荷揚げしないと追いつかない。
この日常念には7回にわたる荷揚げが行われた。
この日はお客さんも少なく、小屋周りを散策する。


コマクサ

コマクサがきれいに咲いていた。
十石のコマクサも気になるところだ。来週あたりに行ってみようか。


常念岳と小屋

A君暇をもてあまし、常念へ走っていった。。。。
大したものだ。
結局患者さんは来ず、ゆったりとした時間が流れる。

第2日目

天候:ガス
メンバー:後輩A、H君、S先生

この日は松本の中学校の学校登山が入り、小屋も少し忙しくなる。
ご来光拝みに行こうと思ったが、ガスっていて気力起きず、まったり。
朝食後、後輩A下山。


診療所前にて

その後、学校登山80名が到着。
その中に職場の先輩で昨年退職された方もおられたのにはびっくりした。
そして校長先生は、この診療所とも関わりの深い小宮山先生であった。
一般のお客さんも結構来られた。
そして、東京からS先生が中房から縦走して1日で来られた。
ガスの中黙々と歩かれたそうだ。
この日も患者さんもおらず平和な1日であった。

第3日目

天候:曇りのち晴れのちガス

この日もガスっておりご来光見えないかと思ったが、山頂ではきれいに見られたそうだ。
早起きしていってくればよかったか。。。
今日は、予約だけでもゲロ混み必須。しかし、スタッフがいっぱい来るので安心だ。
ということで、翌日からの東京出張の準備もあるので、中学生出発前に出ることにする。



9時前に出て、1時間40分くらいで下山。今までで一番早かった。
下山して行くとわんさかと登ってくる。ざっと200名越え。
スタッフさんとも挨拶交わし、颯爽と下った。


ウサギギク

帰りは小屋と登山口に割引券のあった「穂高ビューホテル」でお風呂に入る。
500円が400円になる。



下界は以外と暑くなく過ごしやすいのには助かった。






常念小屋診療所ボランティア&常念小屋90周年

2009年08月18日 | 山岳医療
2009年8月17日(月)~18日(火)

天候:快晴

毎年、この時期に信州大学医学部山岳部が開設する常念診療所へ
今年もお世話になった。
今回は、Dr×1と学生×4のメンバーであった。
学生2名は17日に登山口で待ち合わせて一緒に登った。
体力ないのでと言っていたが、3時間ちょっとで登られたので
まずまずである。
また、これでもかの快晴!森の中をさわやかに吹き抜ける風も心地よかった。


常念乗越から槍方面と小屋

ご覧の通りである。
診療所と小屋に挨拶し、のんびりしているとお昼時間になってきた。
さて、食堂へと思いきや!?
親方(小屋の親分)が呼んでまーすと、バイトの人が呼びに来た。
イヤな予感・・・
受付に行ってみると、下山中に足を骨折したという人から電話が入っていた。
小屋の若者T君が出動準備をしている。
概要をざっと聞き、診療所へ資材を取りに行く。
今日一緒に登った学生も行くというので、一緒に準備してもらう。
私とT君は、20分くらいで現場到着。胸突き八丁の150m下。
大岩の上で腰掛けていた。
左足を見ると、明らかな変形が見られ骨折間違いなしであった。
T君は、遭対無線と携帯でヘリの調整などをしてもらっている。
シーネで固定していると学生2名着。処置を手伝ってもらう。
あまり痛がっておられなかったので、薬は出さず。
当初、県警ヘリがすぐに飛んでくる予定が、なかなか来ず。
どうも調子悪いらしい・・・
替わりに、県防災ヘリが来るとのこと。
20分くらいで到着。
私と学生は、上下の登山道を封鎖。


ホイストでピックアップ

一息入れて、小屋へ戻る。15時を回っていた。
その後、診療所には2名ほど患者さんが来るもDrが対応。

そして、この17日は、1919年の同日に小屋の開所パーティーをやった
記念日だ。
夕食後に、振舞酒が出され、親方の昔話に花が咲いた。


親方語る(山田恒男氏)

私もいただきすぎて、いつものようにパタンキュー・・・
翌朝は、日の出寸前で目が覚め、ご来光を拝みに行く。


常念乗越からのご来光

四阿山の少し右から出た。
今日も快晴である。そして、昼から仕事のため下山しなければ・・・
気持ちは重たいが、朝食をいただき1時間20分の今までの最短タイムで
下山した。最近はやり?のトレールランのように。
いつも定番のお風呂が定休で、何年か振りにしゃくなげ荘へ行き帰路につく。

11月に小屋閉めの後に下界でもパーティーとのことであった。
祝!90周年!!