ようさんの山物語(ブログ版)

山遊び人ようさんの山行記録

水浴び、水浴び、たまに歩き、そして雪風呂

蓮華岳(2798m)大沢右俣

2009年04月19日 | BCスキー
2009年4月19日(日)

天候:ピーカン
メンバー:吉さん、コーチャン

先週に引き続き、扇沢である。
今日もピーカン予報!早朝集合し0545には出発できた。
山スキーらしい人達もチラホラ。
吉さんの山スキーデビュー戦でもある。
いきなりビッグマウンテンだが、大丈夫でしょう。

先行の単独者1名。
この方、赤沢岳方面へ消えていった。
林道すぐのスノーブリッジが渡れ、早速篭川右岸へ。
まだ朝早く、ちょっと雪硬く歩きにくかったが、あっさり大沢小屋へ。



ここから本日のメインディッシュの大沢がよく見える。
中間部から下にデブリがある。
まあ何とかなるでしょう。
後ろから2名のテレ、スキーの方が休憩もとらず登っていく。
大沢からしばしはカール状を行け快適であった。



しかし、ご覧の通りのデブリランド。
マヤクボとの合流手前の狭くなったところである。



何とか登り切って、マヤクボ合流少し上で一本。
後続が続々と上がってくる。
吉さんちょっとお疲れで少し長めに休憩。
一踏ん張りで、針ノ木小屋へ。
先週より霞がかっていて槍などはうっすらとしか確認できなかったが、
いい天気である。
ここでアイゼンへ切り替え。スキーを担ぐ。



所々夏道が出ている。
たまに足は嵌るし体力消耗・・・・



部分的に雪は途切れていた。
何とか約1時間で山頂へ。



針ノ木小屋のところで上がってこられた三重と千葉の3人パーティーの
皆さんと記念撮影。
今回大沢を滑ったのは、先行2名含め8名だったようだ。
展望を堪能しつつ、昼食。
そして滑降準備である。



山頂から少し下ったところからドロップ!
吉さんお疲れではあったが、スイスイと行く。
上部は広々していて、斜度あっても快適!
しかも雪質もよかった。



おっとっと!吉さんちょっとお疲れか!?
3人パーティーの方々は左方向からドロップ!
途中合流し、しばしご一緒させてもらう。



皆さんうまい!
中間部少し下からデブリあり。少々難儀する。



コーチャンさすがスイスイと行く。
吉さん初デブリで難儀していたが、スキー担いでクリア。
下部は広々快適斜面で出合付近で休憩されていた先の皆さんとご挨拶を
交わし、先に帰られていった。
こちらも休憩し、篭川右岸帰る。

このあと薬師の湯に浸かり、疲れを癒した。

雪も上部は快適で、スキーの上手な皆さんとご一緒させていただき
大変楽しい山行となった。
ただ、吉さんこれに懲りないでね!

これで今週の出張も何とか乗り切れるかな・・・

爺ヶ岳南尾根~爺ヶ岳西沢

2009年04月12日 | BCスキー
2009年4月11日(土)

天候:ピーカン無風
メンバー:Y隊長、F師匠、弓さん

数年前、厳冬期に鹿嶋槍めざし赤岩尾根を登った。
その時、この斜面は・・・と以前から狙ってはいたのである。
3月に4月はどこへ行こうと師匠と話をする中で、
どうも西沢の計画があるとのこと。
それではと行ったのであった。

大谷原で車をデポ。扇沢へ。
今回のアプローチは、冬ルートの定番である南尾根を使った。
扇沢も詰めてもいいかと思ったが下部はそんなに雪はなく・・・
当初、夏道を上がります。
所々夏道が顔を出すが、雪があるところは直登してショートカット。



ヤブでスキーが引っ掛かるわで少し疲れるが上部へ行くと
樹林帯の東を行けるようになり楽になる。



この頃になると後ろに見える針ノ木方面がすばらしい!
扇沢からしっかり雪も繋がっておりデブリもなさそうできれいである。
これで来週の偵察もバッチリ!

約4時間でジャンクションピーク(JP)。
厳冬期だと一日がかりであるが、雪が締まっている春は早く来られる。



JPから爺ヶ岳南峰と本峰がきれいに見える。
南峰から白沢へ我々より先行していた人達がDROP!
下部は苦労するだろうな~



後ろを振り返ると、槍穂の雄姿が姿を現す。
富士山は霞で見えなかったが、北は火打方面から南アルプスなど大展望である。
しかし、南峰見えてるだけに精神的に悪い。
いくら歩いても近づかないのである。ちょっとお疲れ?
後輩の弓さんは、運動不足が祟り既にお疲れであったが・・・
JPからシール登高へ。部分的に担ぎが入ったが山頂まで行けた。



師匠方は既に到着しており散々待たせたが、ほとんど風もなく
しっかり待っていていただいた。



山頂からは剱の堂々たるお姿も見える。
霞んでいなかったら富山湾も拝見できそうであった。
さて、ここからドロップ地点の赤岩の頭までスキーで行こうと思っていたが、
さすがに雪はなく・・・担ぎで向かう。
結構疲れていたので、やっとの思いで到着。
鹿嶋槍が眼前に迫りすばらしい。



赤岩の頭でしばし休憩して滑降準備。
2度ほど雪庇が崩れて雪崩が起きた音が・・・
うち一回は弓さん目撃して、ちょいビビリ・・・
当初西沢側をDROPしたが、湿雪表層雪崩が起きる。
(細部左のリンク「F師匠ブログ」にて)
よって、反対側の北側を少し行き、途中西沢へ戻る。



斜度によって起こる感じである。35度以上かな。
それ以下は、同じ雪質でも起こらなかった。
一通り落としてから一人ずつ雪崩痕を滑る。
その後は、西沢中間部の快適なカールへ。



重雪ではあったが、斜面が広く快適であった。
時期を選べばもっと楽しめるかもしれない。
あと、時間か。この時期は暖かくなるので午後は緩みまくり。
午前中だと締まったザラメでかいてきかも。
北俣本谷のスノーブリッジもあり、林道側へは難なく渡れた。
林道は、途中部分部分途切れるもののある程度はスキーで来られた。
大谷原へは16時着。ヘロヘロであった。

その後はいつものお風呂へ行き、「ヤブウォール落成&お花見」へ。
ヘロヘロだったが、楽しく過ごさせていただいた。
詳細は、左のリンクから「やまこぼガイド」に詳しい。