総枠での雇用の急増予想、ふたを開ければ確かに43万1000人の増加とはなったものの、国勢調査による臨時雇用41万1000人で単純計算で民間雇用は2万人の増加のみ。政府臨時雇用と民間分の増加でマックス70万人の増加という予想もあっただけに、民間部門の伸びが見込みを大きく違えたことが株価の急落を招いた。このところ芽生えていた景気回復に対する期待を萎えさせることになった。先日、長期失業者(失業期間27週以上)の増加について書いたが、今回発表のデータでは失業者全体の46%となっていた。一度仕事を失うと再就職が難しい状況は続いている。
今週も注目の経済統計やイベントが続く。10日のECB(欧州中銀)理事会は、国債の買い取りの経過を含めどのような内容となるか。先週は、ECBの買い取りを利用してフランスの銀行がギリシャ国債を減らしているとウェーバードイツ連銀総裁が発言するなど、週末に一部で流れたソシエテ・ジェネラルのデリバティブ損失の話などもあり、欧州金融市場内部で何かが燻っている様子。米国関連のデータはいずれも注目だが、今週は週後半に中国関連で5月貿易統計(10日)や5月消費者物価指数(11日)などもある。中国も人民元の切り上げどころではなくなってきているのではないか。
ECBの国債買い付けは、取る必要のある政策であったとは思う。この決定が発表され実行に移されたときに思ったのは、「異常事態の債券市場に対する中銀の介入」という前例ができたことで、これ同じ理由での日銀の国債購入がいずれ起きるんだろうなぁ・・・ということだった。一時的なもので、終わればいいのだが・・・。長引けは金融システムの保護(金融機関支援)なのか、財政サポートなのか、境界は定かではない。「円の国際化」を標榜した我らの財務省がNYやLNDで日本国債キャンペーンなどというのを、本格的に始めたりするなら、これも赤信号点滅ということだろう。内実は、「円の国際化」のためではないのだろうから。ちなみに国際化を標榜した国債の海外キャンペーンは実は過去やったことはあるが、今とはチト状況が異なる。
今月は名古屋方面での用向きが多く、先週末に続き週前半と週末はいずれも名古屋。
今週も注目の経済統計やイベントが続く。10日のECB(欧州中銀)理事会は、国債の買い取りの経過を含めどのような内容となるか。先週は、ECBの買い取りを利用してフランスの銀行がギリシャ国債を減らしているとウェーバードイツ連銀総裁が発言するなど、週末に一部で流れたソシエテ・ジェネラルのデリバティブ損失の話などもあり、欧州金融市場内部で何かが燻っている様子。米国関連のデータはいずれも注目だが、今週は週後半に中国関連で5月貿易統計(10日)や5月消費者物価指数(11日)などもある。中国も人民元の切り上げどころではなくなってきているのではないか。
ECBの国債買い付けは、取る必要のある政策であったとは思う。この決定が発表され実行に移されたときに思ったのは、「異常事態の債券市場に対する中銀の介入」という前例ができたことで、これ同じ理由での日銀の国債購入がいずれ起きるんだろうなぁ・・・ということだった。一時的なもので、終わればいいのだが・・・。長引けは金融システムの保護(金融機関支援)なのか、財政サポートなのか、境界は定かではない。「円の国際化」を標榜した我らの財務省がNYやLNDで日本国債キャンペーンなどというのを、本格的に始めたりするなら、これも赤信号点滅ということだろう。内実は、「円の国際化」のためではないのだろうから。ちなみに国際化を標榜した国債の海外キャンペーンは実は過去やったことはあるが、今とはチト状況が異なる。
今月は名古屋方面での用向きが多く、先週末に続き週前半と週末はいずれも名古屋。
私は国債破綻論者ではないけれど、もう目をつぶっていられないところまで来てしまっているようですね。こういった危機感は伝播しますから、毎度のことながら、いずれはソブリンリスクも対岸の火事と言っていられなくなる気がします。
結論は為替変動の決定的根拠はないというものだ。
現在の円高も周知の理由で買われてはいるが絶対的なものではない。
ある意味日本政府の無策と他国の策略によるのだろう。
国債、地方債あわせて1300兆円に近い借金は最大限1500兆円と言われる国民資産の限度に接近している。
財政赤字→円高→日本経済の体力消耗・日本経済・国債・国家破綻→円安では堪らないから為替の研究をもっとやって欲しいとのコラム記者の結論でした。
こういう世界・日本経済の状況下においては投資ではなく保険・ヘッジ目的で富裕層はそれなりに多く、中間層も何キロか金を持っておかざるを得なくなるだろう。
残念ながらその日暮らしの家庭ではそういう金買いどころではない。
管さんには日本の救国を是非お願いしたい。
これからは民間経済が自律回復して政府の出番は終了、肩代わりした債務の返済期に入るはずでした。
2 しかし、皆さんご存知のように世界経済は再度の危機の到来か?といった荒れ模様ですね?
どうなるかは「神のみぞ知る」ということかも知れませんがいづれにしろ政府・公共部門は真っ赤かの大赤字でもはやオカネを出したくても出せませんね?
「無い袖は振れぬ」ということでしょう?
それでも敢えて各国が依然として赤字国債を乱発するなら・・・・・?
「金」が効いてくる局面が始まらざる得ないのでは?
パリーグ・ファンさんの直前のコメントですが、おっしゃるとおりですね。私も昨年末に11年には、そうした状況が鮮明になるのではと思い、日経CNBCの特番で語ったりしました。
その進行のテンポが早いのがIT化に代表されるインフラのせいなのか、カジノ経済の行き着いた結果なのかという感じです。
週末のG20を見ても二律背反の状況に財政健全化をうたうのみ。難しい曲面が前倒しで来ています。
いま名古屋行きの新幹線車中で携帯からです。
金の投資をしてみようと思い、実行しました。
しかし、最近は考え方が少し変わってきました。
金投資ではなく、前にも書いたとおり保険・ヘッジ目的での金所有に変更しました。
亀井さんの言われるとおり5月のHFの決算期は無事終了しましたが、今後もHFの換金売りも少しは出るでしょうし、金価格も少し下がるかも知れませんね?
でも、現在所持してる金地金は先の理由でホールドです。日本を含めたソブリンリスクがある限りその気持ちは変わりません。
大破局が訪れたら大変なことになりますが・・・恐怖ですよ!