ビッグスリー救済法、廃案に

上院は難航するとの話は事前に流れ、ある程度は織り込み済みではあるものの、やはり「そうは言っても・・・・なんとかまとめるだろう」という希望的観測が支配していたのは事実。公聴会でのビッグスリー首脳の雰囲気も同じようなものだったと思う。経営サイドにかなり踏み込んだ政府の介入はあるだろうが、支援は受けられるだろうという。下院のペロシ議長が前面に出て（議長だから出るのは当たり前だが）、まとまるイメージが先行して否決されるという金融安定化法案と似たパターンになった。廃案を受けホワイトハウスは「様々な選択肢を検討（ロイター）」としているらしいが、それが出ていない。今夜のＮＹ株の寄り付きまでに何か、出るのだろう。財務省がどう動くか。