昨日は、5月の米小売売上高が強気の内容となったことを取りあげ、それでも英国のEU(欧州連合)離脱いわゆる“Brexit(ブリグジット)”に導かれるリスク・オフの方が影響力が勝るのか・・・としたが、結局は金の上値が重かったのは明朝3時に結論が発表される現在進行中のFOMC(連邦公開市場委員会)に与える小売りの影響を無視できなかったということか。
焦点は年内2回の利上げ意向を堅持しているか否かにあって、そうであるならば7月の(議長の記者会見のない)FOMCでの利上げの可能性がどの程度浮上するかに焦点があたりそうだ。
その判断において“Brexit”をどう位置付けているかも、金市場のみならず市場全般を動かすドライバーとなりそうだ。
なお、明日は、ラジオNikkeiの夕刻18時からの生放送に出演予定です。この番組は5月から東京商品取引所(TOCOM)の1階玄関フロアを入った直ぐ右手の、オープン・スタジオにて公開生放送となっています。興味のある方は、お見えになってください。私は30分前の17時30分にはスタジオに入り、大橋キャスターと軽い打ち合わせを行う予定です。オープンですから、その様子もご覧になれると思います。
場所は、都内地下鉄半蔵門線「人形町駅」など複数の最寄駅から徒歩数分~10分の所です。