SEC(米証券取引委員会)への届け出で日本時間の昨日午前の時点で一部未更新になっていた「SPDRゴールド・シェア(GLD)」の持ち分が判明した。
結局、この銘柄の最大保有者で知られたPaulson & Co は3月末時点で100万株(10万オンス≒3.1トン)売却し、477万株(≒14.9トン)でブラック・ロック、バンカメ、ファースト・イーグル・インベストメント(ヘッジファンド)に次いで第4順位の保有者となっていた。
ポールソンは過去1年間(4四半期)で3度持ち分を減らしたことになる。大株主ではあるものの、アングロ・ゴールド・アシャンティの持ち分も減らしている。GLDに関しては、2009年2月から3月末にかけて900~970ドルの間で99トン買い付けているとみられることから、この間どこで打っていても利喰い売りということになる。ただ、引き続き金へのプレゼンスは維持。
名の知られたところでは、2013年1-3月期に金関連のすべてを売却したことで知られるジョージ・ソロス(ソロス・マネジメント)が、105万株(≒3.3トン)取得し、再び登場している。その他のファンドも小口で再参入あるいは新規参入という感じで幅広く資金流入が見られる。