亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

ジョン・ポールソン 金ETF 100万株(10万オンス)売却

2016年05月17日 23時41分15秒 | 金市場

SEC(米証券取引委員会)への届け出で日本時間の昨日午前の時点で一部未更新になっていた「SPDRゴールド・シェア(GLD)」の持ち分が判明した。

結局、この銘柄の最大保有者で知られたPaulson & Co は3月末時点で100万株(10万オンス≒3.1トン)売却し、477万株(≒14.9トン)でブラック・ロック、バンカメ、ファースト・イーグル・インベストメント(ヘッジファンド)に次いで第4順位の保有者となっていた。

ポールソンは過去1年間(4四半期)で3度持ち分を減らしたことになる。大株主ではあるものの、アングロ・ゴールド・アシャンティの持ち分も減らしている。GLDに関しては、2009年2月から3月末にかけて900~970ドルの間で99トン買い付けているとみられることから、この間どこで打っていても利喰い売りということになる。ただ、引き続き金へのプレゼンスは維持。

名の知られたところでは、2013年1-3月期に金関連のすべてを売却したことで知られるジョージ・ソロス(ソロス・マネジメント)が、105万株(≒3.3トン)取得し、再び登場している。その他のファンドも小口で再参入あるいは新規参入という感じで幅広く資金流入が見られる。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 一時1290ドル台を見るも上げ... | トップ | 高値こう着状態の金市場・・... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

金市場」カテゴリの最新記事