結局、昨夜はNY時間外のロンドンの取引時間帯の1069.7ドル(スポット1068.57ドル)が高値となった。材料はドル安。昨夜書いたが主要6通貨に対するドルの相場を示すドル・インデックスが75ポイント台まで売り込まれた。ユーロも戻り高値を更新し2008年8月22日以来の高値に。今朝ある為替コメントを読んだが、ユーロの高値更新は金と原油が買われドル売りの流れに反応してもたらされたとしていたので、思わず笑ってしまった。双方で材料にしあっているということか。
思えば1000ドル乗せから1ヵ月あまり。直後から実需の伴わない相場は続かないと言われながら、ここまで上がってきた。1000ドル台の滞空時間が延びている。
一連の流れを見ていて思うのは、9月上旬に1000ドルを突破してここまで金市場は常に警戒モードの中にあり、だからこそ今回の上昇相場に乗り遅れた投資家も多い。乗り遅れた投資家は下げ(調整局面)を待っている。しかし待っている時ほど、その下げが起こらず、結果的に少し下げただけで買い参入することになる。昨夜のNYでも60ドル割れが買われたのはそれ。こうした動きが、いまの循環的な上昇をもたらしているといえる。ただし循環的な上げ相場は、きっかけ次第で循環的という表現よりもスパイラル的な下げにつながることは経験則として皆頭にこびりついている。
逆説的だが、その警戒感が熱狂相場の到来を遠ざけ、ジワジワと上値を追う今の相場につながっているわけだ。結果的に思わぬ息が長くなっているということになる。相場格言の教える「もうは、まだなり」という展開となっている。
拍車が掛るには、例えばIMF保有金売却に関するプラス材料やユーロの1.5ドル接近といった手掛かりが必要となりそうだ。
思えば1000ドル乗せから1ヵ月あまり。直後から実需の伴わない相場は続かないと言われながら、ここまで上がってきた。1000ドル台の滞空時間が延びている。
一連の流れを見ていて思うのは、9月上旬に1000ドルを突破してここまで金市場は常に警戒モードの中にあり、だからこそ今回の上昇相場に乗り遅れた投資家も多い。乗り遅れた投資家は下げ(調整局面)を待っている。しかし待っている時ほど、その下げが起こらず、結果的に少し下げただけで買い参入することになる。昨夜のNYでも60ドル割れが買われたのはそれ。こうした動きが、いまの循環的な上昇をもたらしているといえる。ただし循環的な上げ相場は、きっかけ次第で循環的という表現よりもスパイラル的な下げにつながることは経験則として皆頭にこびりついている。
逆説的だが、その警戒感が熱狂相場の到来を遠ざけ、ジワジワと上値を追う今の相場につながっているわけだ。結果的に思わぬ息が長くなっているということになる。相場格言の教える「もうは、まだなり」という展開となっている。
拍車が掛るには、例えばIMF保有金売却に関するプラス材料やユーロの1.5ドル接近といった手掛かりが必要となりそうだ。
ベア派は絶滅危惧種ですが、それでも未だにもう限界とのコメントが見えます。
かつてベア派の総本山、現在では最右翼のブル派である武者氏を見ていると感慨深いものがあります。
ダウも半値戻し、ベア相場なら考えられない水準です。
昨年までの実感なき景気回復、世界的に起こらないこともないかと感じてます。