昨日に引き続きスペインの話から。昨日17日のスペイン短期債の入札は、31億8000万ユーロと調達予定上限の30億ユーロを上回るほどの応札があり、まずまずの結果に。問題は10年物など長い国債の発行で、したがって明日19日の入札が関門となる。
昨日は、この入札終了直後に、中央銀行にあたるスペイン銀行のオルドニェス総裁が、景気悪化で政府の歳入(税収)見積もりが下振れのリスクがあるとし、3月初めに政府が発表した水準を上回る赤字になる可能性があると発言していた。
そのスペイン銀行が本日発表したところによると、スペインの銀行の不良債権が増加し、1994年以降で最も高い水準になっていることが判明している。貸し出し全体に占める不良債権の比率は今年2月時点で8.16%で、1月の7.91%から増えていた。ちなみに2007年の時点では1%を下回っていた。足元で24%にもなっている失業率(若年層は50%超!!)が示す景気の悪化で、以前の住宅ブームの時代の融資の焦げ付きが一気に進み、その中で銀行は貸し出しに慎重になり、ますますカネ詰まりで景気が悪化という循環が起きているようだ。
結局、政府が何らかの資金を入れざるを得ず、そうなると政府の負担が増すため、長い国債は敬遠(調達金利上昇)という構図。しかも、住宅価格はまだ下げ止まっていないという状況。
昨日のNYは、株の取引が始まった直後から金は30分で20ドル方急落し、そこから買い戻されるという展開だった。本日も、そろそろ同じ時間帯に入るが、弱含みに推移中。結局終わってみれば1650ドルに収れんとなるのか否か。なるとすれば、下値に買いが這わされていることになるが。
昨日は、この入札終了直後に、中央銀行にあたるスペイン銀行のオルドニェス総裁が、景気悪化で政府の歳入(税収)見積もりが下振れのリスクがあるとし、3月初めに政府が発表した水準を上回る赤字になる可能性があると発言していた。
そのスペイン銀行が本日発表したところによると、スペインの銀行の不良債権が増加し、1994年以降で最も高い水準になっていることが判明している。貸し出し全体に占める不良債権の比率は今年2月時点で8.16%で、1月の7.91%から増えていた。ちなみに2007年の時点では1%を下回っていた。足元で24%にもなっている失業率(若年層は50%超!!)が示す景気の悪化で、以前の住宅ブームの時代の融資の焦げ付きが一気に進み、その中で銀行は貸し出しに慎重になり、ますますカネ詰まりで景気が悪化という循環が起きているようだ。
結局、政府が何らかの資金を入れざるを得ず、そうなると政府の負担が増すため、長い国債は敬遠(調達金利上昇)という構図。しかも、住宅価格はまだ下げ止まっていないという状況。
昨日のNYは、株の取引が始まった直後から金は30分で20ドル方急落し、そこから買い戻されるという展開だった。本日も、そろそろ同じ時間帯に入るが、弱含みに推移中。結局終わってみれば1650ドルに収れんとなるのか否か。なるとすれば、下値に買いが這わされていることになるが。