市場を賑わした米銀大手ウェルズ・ファーゴの四半期で過去最高益(約30億ドル=3000億円)の見込みというニュース。株式市場にとって、3月初めのシティ内部で流れた途中ラップではあるものの「儲かってマス!」というパンディットCEOによる社内メールに匹敵するほどの効果があった。もともと4月22日に決算発表が予定されており、いわゆる“ウォーニング”だが良過ぎてサプライズとなった。カリフォルニアなど住宅の値下がりの大きい西部に基盤を置くウェルズ・ファーゴだが、昨年秋の金融のゴタゴタが何番目かの山をつけた際に同じく米銀大手ワコビアを合併したが、そのワコビアは東海岸を基盤にしておりその合併効果が大きかったとされる。本決算を見ないと詳細は分からないが、貸し倒れ引当金は前年同期比の2倍の46億ドルとされる。ただし前期は84億ドルだったので大きく減少している。果たしてこれが米国金融のsilver lining(雲間に見える明るい兆し)になるのか否か。来週から金融決算は本格化。
NY株価急騰の中で金は多少売られたが、その後回復。薄商いのなか値動きなし。閑散に売りナシということか。4月10日はイースターの祭日。金市場はすでにお休みモード。債券市場なども短縮取引状態。イースターはユダヤ教では「パスオーバー(Passover)」と呼ばれる祭日とされ、そういった面でも休暇を取る市場関係者は多い。出エジプト記念日などとなっているが、宗教的にはもっと意味は深そう。
NY株価急騰の中で金は多少売られたが、その後回復。薄商いのなか値動きなし。閑散に売りナシということか。4月10日はイースターの祭日。金市場はすでにお休みモード。債券市場なども短縮取引状態。イースターはユダヤ教では「パスオーバー(Passover)」と呼ばれる祭日とされ、そういった面でも休暇を取る市場関係者は多い。出エジプト記念日などとなっているが、宗教的にはもっと意味は深そう。