日銀の金融政策決定会合(展望レポート付き)。政策変更ナシでドル円が大きくドル安円高に振れ、連鎖反応として日経平均も大幅安に。当初はそうでもなかったと思うが、決定会合の日に接近するにつれて追加緩和策への期待が高まり、いつしかそれが大勢を占めるという流れだった。元より当方は、やっても賞味期限が短い・・・つまり円安への流れは長くは続かないと思っているので、たいして気にしていなかった。
結果論ではあるが、日本時間の早朝3時に発表されていたFOMC声明文が“(利上げに)慎重姿勢”をにじませた内容になっていただけに、「変更ナシ」がひときわ強調されることになったように思われる。自分が知る範囲では、JPモルガンが今回は、量も質も、そして金利もすべて変更ナシを唱えていた。BINGO!!!
見送りは、残り少ない打てる手を温存したと思われ、サミットが終わり選挙が近づく6月に安倍政権の追加財政支出とのペアで実施されるのではないかと思う。良くいえばポリシーミックス。悪く言えば政治色の強い総裁ということか。
この後、本日は米1-3月期のGDP速報値の発表となるが、仮に予想より下振れるとドル円はさらに動くことになるのではないだろうか。そうなると金は1260ドル台乗せに。