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亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

バンク・オブ・アメリカがパラジウムは1800ドルと

2019年03月20日 17時00分47秒 | 金融市場の話題
グーグルがゲーム参入。ストリーミングでダウンロード不要、ゲーム機も必要なし。なるほど、そうだようなぁ・・・・と。5Gで2時間余りの映画が2秒もかからずにダウンロードできるという時代でインフラが出来ているわけで、なるほどと。やはり、先を行っている。任天堂やソニーは今日のところは売られたが、さてどう対抗するのか。

話しは変わって貴金属市場では、パラジウムが連日の高値更新でスポット価格が一時1600ドルを突破。NY市場の先物価格も1563.30ドルまで買われ高値更新となった。米自動車大手フィアット・クライスラーが排ガス基準を満たしていないことを理由に米国とカナダでおおむね96万5000台のリコールを発表したことをきっかけに騰勢を強めた相場は、ここにきてロシアが貴金属スクラップの輸出禁止方針を示しさらに押し上げられている。また南アの電力公社エスコムによる電力供給不足懸念も手掛かり材料に加わっている。このタイミングでのロシアがらみの話は、どうなんだろう・・・。昔もプラチナがらみで、かなり上がったところで、ロシアからの供給が細るといったような話が流れたりすることがよくあったなぁと。3月初めには、バンク・オブ・アメリカが今年のパラジウムの価格見通しを1500ドルから1800ドルに引上げ、2000ドルもありとしていた。なぜバンク・オブ・アメリカがパラジウムなのかというと、リーマンショックの後にメリル・リンチを吸収合併していることによる。妥当価格などないわけで1800ドルと言われて、そうですか、という以外ない。パラジウムとの価格差拡大を手掛かりに、さすがにプラチナにも資金が向かいつつある。

さて、FOMC。

声明文の発表は、日本時間明朝午前3時の予定。今回は参加者全員による経済見通しから導かれる政策金利(FFレート)の水準に関心が集まっている。それぞれが提示した数値の中央値から利上げ回数を判断することになる。12月時点では、2019年は利上げ2回が中心的見通しとなった。その後の株価の急落などから大きく方針転換し、パウエルFRB議長も年明け以降、利上げを急がない考えを再三強調している。今回の会合では利上げ回数はゼロ回、つまり年内利上げなしが株式市場を中心に織り込み済みと見られる。つまり結果が1回となると、波乱含みの展開か。金利水準という点では「長期見通し」も要注目で、当面の米国経済にとって適切と見られる金利水準(中立金利)を、FRBがどこに置いているかを示すものとなる。後は、バランスシートの終了のタイミングと構成。


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