亀井幸一郎の「金がわかれば世界が見える」

マクロな要因が影響を及ぼす金(ゴールド)と金融の世界を毎日ウォッチする男が日常から市場動向まで思うところを書き綴ります。

次期FRB議長 ウォーシュ元理事指名を警戒する市場

2017年10月13日 23時41分59秒 | 金融市場の話題
来年の2月初めに任期満了となるイエレンFRB議長。次期議長の有力候補にはゲーリー・コーン国家経済会議(NEC)委員長(=大統領経済補佐官) 、イエレン議長(再任)、ケビン・ウォーシュ元FRB理事 、パウェルFRB理事他の名前があがっている。

イエレン議長の再任を望む声が多い中で、同議長が8月末のワイオミング州ジャクソンホールで開かれた経済シンポジウムの折に、トランプ政権の金融規制緩和にやや批判的なスタンスを示したこともあり、指名されても“受けない” 、そもそもトランプ大統領は“指名しない”との見方がある。

そこで本命視されているのがパウェル理事で、今週は12日、そして本日13日に講演が予定されていたが、10日になり急遽13日はキャンセルとなったことから、今週中にパウェル理事の指名が発表されるのではとの見方が流れていた。3日前のキャンセル、いわゆるドタキャンにはよほどの理由があるのだろうというわけだ。

ところが12日にケリー大統領首席補佐官が「大統領は次期議長の人選のためにさらに面談を行う」としたことで、今週中発表の見方は今月中に発表ということになった。しかし、イエレン議長の任期は正確には来年2月3日までのはずで、それまで3ヵ月余り。引き継ぎや市場の混乱を避けるためにも時間的余裕はなく、いつ発表されてもおかしくないといえる。

候補者の中で市場が警戒しているのが、ウォーシュ元理事。いわゆるタカ派で知られ、リーマンショックの後の金融市場の混乱冷めやらぬ中で2回目の量的緩和策(いわゆるQEⅡ)の実施に反対を唱え、結局理事を辞任した経緯がある。結局、2回目の量的緩和策でも足りずFRBは3回目のより規模の大きな無制限緩和策(QEⅢ)に打って出ることになった。この人の奥さんが米大手化粧品会社エスティー・ローダーの創業者の孫にあたり、父親がトランプ大統領と懇意にしているとされるだけに、指名の可能性は捨てきれないのだ。

仮にウォーシュ元理事指名となれば、これまでの流れは一旦頓挫し、政策方針が変わる可能性を市場が読むことから、波乱の可能性が出ることになる。


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2 コメント

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串本の料理店 (ぶっちん)
2017-10-16 13:18:13

亀井先生、こんにちは。私たちは熊野古道歩きに、はまっていて、現在、熊野古道おおへちコースを歩いてます。昨日、やっと串本駅までたどり着いたところ、確か先生の幼馴染みかな?
「料理萬口」の前を通りました。以前はかなりアンチークなお店で、観光客なども入るのはちょっと、、、みたいな感じでしたがきれいに改装(新築!)されており、午後3時過ぎでしたがお客様が出てきました。串本駅周辺には初めて行きましたが、結構にぎやかですね。次回も串本から古座方面に進みます。グーグルストリートビューではまだ店は古いままです。
料理萬口 (KAMEI)
2017-10-17 20:03:08
ぶっちんさん。私は串本ではないのですが、店主が高校時代のクラスメートです。
JALの機内誌に何回か取り上げられたり、日経でも紹介されているのを見て驚きました。関西地区(大阪方面)ではそれなりに知られているようです。

鰹茶漬けですが、出汁(ダシ)ではなく、鰹の臭みを消すために熱い番茶を使うのも特徴です。胡麻だれと鰹の組み合わせもいいですし、卵の黄身と鰹の切り身の組み合わせも暖かい白飯にバッチリですよ。

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