飛鳥への旅

飛鳥万葉を軸に、
古代から近代へと時空を越えた旅をします。
「リンクメニュー」(分類別目次)機能付。

万葉アルバム(奈良):山の辺、天理駅前

2011年01月10日 | 万葉アルバム(奈良)



石上(いそのかみ) 布留(ふる)の高橋 高々に
妹が待つらむ 夜ぞ更けにける
   =巻12-2997 作者不詳=


石上の布留川にかかる布留の高橋、その高い橋のように高々と爪立つ思いで、あの女が待っているだろうに、夜はもうすっかり更けてしまった。という意味。

「布留の高橋」へは、石上神社の桜門の前を真東に向かい神宮の森を出て、しばらく行くと両側に低い梅林が続く。約100メートルの坂道を下ると橋にさしかかる。今は小さな鉄製コンクリートがかかり、味気ない景観になってしまったが、途中の梅林周辺に古代の面影を感じるようだ。

この万葉歌碑はJR・近鉄天理駅駅前広場に立っている。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿