佐保川の 清き河原に 鳴く千鳥
かはづと二つ 忘れかねつも
=巻7-1123 作者未詳=
佐保川の清らかな河原に鳴く千鳥は、カジカの声と共に忘れられない。という意味。
万葉の頃は、佐保川には、千鳥が飛び交い河蝦も鳴き、大変心に残る風情だったようだ。
今は川辺にはコンクリートの護岸が整備され、往時を忍ぶべきもないが、護岸は近くの小学校の課外学習の場所と整備されている。川辺で楽しく遊ぶ姿は往時と変わらないようだ。
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万葉歌碑<クリックで拡大>
この万葉歌碑は、奈良市法連立花町佐保川小学校の南の土手に建っている。
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