飛鳥への旅

飛鳥万葉を軸に、
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万葉アルバム(奈良):山の辺、箸中車谷

2011年06月22日 | 万葉アルバム(奈良)

巻向の 山辺響(とよ)みて 行く水の
水沫(みなわ)のごとし 世の人我れは
   =巻7-1269 柿本人麻呂=


巻向の山辺を音を立てて流れていく水にできる沫のようなものだなぁ、人の世を生きるということは。という意味。

巻向川は、巻向山と三輪山、穴師山の間の谷川を集めて、穴師、車谷の村の中を流れていく小川だが、上流部は山峡で落差が大きいため急流でゴウゴウと川音を立てて流れていくそうだ。

この万葉歌碑は桜井市箸中車谷の道路北側民家の前に立っている。
箸中車谷のこのあたりは柿本人麻呂の妻が住んでいたところ。大和青垣の斜面を利用した蜜柑畑が多く栽培されている。


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