飛鳥への旅

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万葉アルバム(関西):大阪、豊中不動尊

2010年08月30日 | 万葉アルバム(関西)

玉かつま 島熊山の 夕暮れに
ひとりか君が 山道越ゆらむ
   =巻12-3193 鏡王女=


 島熊山の夕暮れに一人であたなは山道を越えるのだろうか。という意味。

 千里丘陵の高峰として知られた島熊山(132m)は万葉集にも詠まれ、昭和37年に豊中市緑丘2丁目に建てられた豊中不動尊境内にこの歌碑が建てられている。

 大阪の北部を東西に走るモノレ―ルで、千里中央と小路の駅の小路寄りの北側の小高い山が「島熊山」だ。モノレ―ルが架設される前は千里中央から大阪空港行きのバス停に「島熊山」の名の停留所があったが、今はない。

 豊中不動尊は、大阪府豊中市にある不動尊。豊中不動寺ともいう。宗派は真言宗。本尊は不動明王。近隣住民からは「豊中の不動さん」と呼ばれている。祈祷を中心とする祈祷寺でもある。


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