2月26日は久々に朝から晴天だった。
昨年二月、冬の川景色が意外と奇麗だった(記録はこちら)ことを思い出し、
雄物川の川べりをドライブしてみた。
途中、橋をわたったら、
川の表面に白い湯気のようなものがゆらゆらといっぱい漂っていた。
それは少し前、偶々テレビ番組で見た「けあらし」によく似ていた。
思わぬ場所で非常に珍しいとされる気象現象に遭遇したので嬉しかった。
しかし肉眼ではよく見えるのに、
何故だろう。写真ではうまく表現出来なかった。
そのため、同じようなシーンを複数枚並べてみる。
白い湯気と言うよりも
霜降り肉のような霧と表現した方がわかりやすいかもしれない。
川の反対側はこうだった。
後で検索してみたところ、
北海道留萌振興局のホームページ(こちら)によると、
『「けあらし」とは北海道の方言で、
冷え込みの厳しい日に海面に発生する湯気のようなものをいいます。
「けあらし」は、放射冷却により冷え込みが強まった日に、
内陸や山地の空気が冷やされ、その冷やされた空気が暖かい海面上に流れ込むと、
水蒸気の急激な蒸発により霧が発生することで起こります。
このように発生した「けあらし」はその後の気温の上昇などの要因により消滅してしまいます。
発生時刻は概ね午前5時頃から午前10時頃までですが、
気象条件により前後することがあります。
発生場所は海岸より1kmから数km程度で、
高さは2、3mの小さなものから、10m位の大きなものまであります。
この「けあらし」は気象用語にはなく、
気象用語では「蒸気霧」(じょうきぎり)といいます。」』
とあった。
なお別のサイト(こちら)によると、
『「けあらし」と「蒸気霧」の違いは、「けあらし」は海面の霧のことを指しますが、
「蒸気霧」は海だけでなく、川や湖沼など、水面に発生する霧のことを指します。』
とあった。
私の見たものは、当初、「けあらし」と思っていたが、
海面のものではないので、「けあらし」ではなく、
川霧や蒸気霧と呼ぶのが正しいようだ。
橋を渡って対岸から眺めた霧の様子を続けてみる。
こちらから眺めたら、湯気と言うよりも、ただの淡い霧のように見えた。
今朝は新しく雪が積もっていた。
既に暦は春になろうとしているところなので、春、いや晩冬の淡雪といったところか。
川岸の丘陵に積もったシーンを少し。
最後に秋田市雄和観光交流館Villaフローラを。
屋根の赤色が雪や青空によく映えていた。
以上。
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