うちなー→えぞ日記 (もとすけのつぶやき)

奈良県出身、沖縄での学生生活を経て、北海道ライフを堪能する、
とある研究者の日常のよしなしごとの紹介。

新日本海フェリー すいせん その3

2013年09月17日 00時41分53秒 | えぞ日記(北海道編)・・日常
引き続き、新日本海フェリー新造船「すいせん」の船内を紹介していきまーす。

今回は5階の休憩スペースから・・


左舷側、グリルに隣接する吹き抜け脇のスペースにはマッサージチェアーとPC作業用デスクが設けられています。
それにしてもこの空間の広さ、船の中だというのに贅沢ですねぇ。


吹き抜けの前方には、多目的の貸し部屋、アミューズボックスがあります。
新日本海フェリーでは以前からビデオの貸し出しを行なっており、TVが備え付けられている個室以外の乗客向けに、ビデオルームを設けていました。
新造船では、ビデオルームとカラオケルームの機能を統合し、アミューズボックスとして運用しているようです。
カラオケの料金も、船上の割にはお安いので、グループで乗船した場合には結構良いでしょうね。


ステート(1等)客室区画を通り抜けて船首最前方には、フォワードサロン「ポセイドン」があります。
前回の記事から、各施設の名前がちらほら出てきていますが、それぞれギリシャ神話の神様に因んでいます。
このフォワードサロン、かなり内装が凝っていて、まるで豪華客船のようです。


左右にはソファー席もあり、エンジンから最も離れた静かな場所でゆっくりと過ごすことができます。


もちろん、サロンからは船首の景色もばっちり見えますよ。ただし、冬場は波しぶきで窓ガラスが割れるのを防ぐため、鉄板で窓が覆われてしまいます。


今度は一気に船尾側に向かいまして、レストランの脇にあるプロムナードデッキ(展望通路)です。
実は、前の記事のレストラン入口の写真の左側に、プロムナードデッキが少し見えていました。
2人がけの小さなソファー(V字型になっているのは多分横になる人が出るのを防ぐためでしょう)が並んでいます。
プロムナードデッキを奥に歩いていくと、後部甲板に出ます。


こちらが後部甲板です。
船の左右一杯に広がっており、結構広いです。
船尾方向の景色を眺められる他、ビーチサイドのようにテーブルが並んでいて、ビールを飲んだりジンギスカンを食べたりすることもできます。


後部甲板が一番賑わうのは、午前10時過ぎです。
なにやら遠くを見ていますねぇ・・。


そう、姉妹船との行き違いが見られるのです。
プロムナードデッキやカフェテリアからも見られるのですが、窓ガラスに塩が付いていてやや見辛かったりするので、後部甲板に人が集まってくるのです。


事実、姉妹船「すずらん」の後部甲板にも多くの人影が見えました。
さすがに夏休み、大勢の乗客ですね。


それではいよいよ最上階、6階の施設の紹介です。


6階の吹き抜けの左右には男女のお風呂があります。
旧「すいせん」・「すずらん」ではお風呂の狭さが不評だったからか、新造船ではかなりお風呂に力が入れられています。
浴槽は窓に面していて、最上階なので展望も良いです。また、サウナも完備で、さらになんと露天風呂まで付いているのです。

新日本海フェリーHPより「露天風呂」の写真

手すり付近と天井が開けていて、海風を感じながらお風呂に漬かれます。
さすがに他の人が入っているところで写真は撮れなかったので、お風呂の高解像度の写真はご容赦ください。


右舷側、男性風呂の後方には、スポーツルームがあります。
エアロバイクやランニングでの運動が可能です。


さらに、部屋の奥にはミニ卓球台が置かれています。案内所でラケットと球を格安で貸し出し(1時間200円とかだったと思います)ているので、暇つぶしの運動にもってこいです。
私も今回、弟と1時間みっちり楽しみました。揺れる船内での卓球は、思いの外楽しいですよ。

また、女性風呂の後方にはゲームセンターがあり、少し年式の古い太鼓の達人やクレーンゲームなどが揃っていました。


吹き抜けの前方にはシアタールームがあります。
既存の新日本海フェリーの船では、座席は平らな床に並んでいたのですが、新造船では本格的な階段状の配置となっています。


座席もしっかりとしたもので、腰を落ち着けて映画を観られます。
映画上映は、今回は午前中に子供向けを1本、午後に大人向けの洋画と邦画を1本ずつ上映していました。


さて、ここまで「すいせん」の船内を紹介してきましたが、如何でしょうか。
陸上の施設に負けない充実した船内の設備の数々です。
苫小牧~敦賀航路は約20時間の船旅ですが、これだけ設備が揃っていれば、船内で暇を持て余すことはまずありません。
しかし、これらの設備を利用するもしないもまた乗客次第。せっかく陸から遠く離れた船旅、ゆっくりと眠りたいという人は部屋でゆっくりもできます。タダで長風呂することもできますし、朝昼晩と違う場所で食事を取ることもできるのです。今回は紹介できませんでしたが、新日本海フェリーは個室の客室設備も良いですから、どのように過ごしても船旅を楽しむことはできるでしょう。
他のフェリー会社もこれくらい幅広く船内生活の選択枝を用意してくれれば、フェリー業界も活性化するのでしょうねぇ。。
燃料費の高い高速フェリーで、なおかつこれだけの巨大船を安定して運用できる新日本海フェリーの凄さを感じます。

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2 コメント

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Unknown (c_peter1342)
2013-09-20 17:11:12
こんにちは。
すごく豪華な設備のフェリーですね
ここまで豪華な設備のあるフェリーなら
乗ってみたいな~と感じました
(修学旅行で船に乗った時に
でーじ船酔いをして船なんて嫌だ!)と
思っていたのですが。(苦笑)

それから
何度か路上教習をしています
第一段階でも大苦戦したので
ここでももちろん大苦戦してるのですが
路上を走るのは楽しいですね
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Unknown (もとすけ)
2013-09-21 17:22:26
沖縄航路にも、一時期はかなり豪華で速い船が就航していたのですが、燃費高騰や航空機利用へのシフトで、今ではフェリー航路自体がだいぶ減ってしまいました。。

でも、例えば鹿児島から那覇だと約700 kmほどの距離なので、新日本海フェリーの船(時速60km)を使えば12時間程度、一晩で到着可能なんですよね。
うまいこと昨今のクルーズブームに乗っかって宣伝すれば、またフェリーも盛り上がると思うのですけれども・・。

さてさて、路上教習お疲れ様です。
もうあと少しですから、安全運転に気をつけて頑張ってくださいね。
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