うちなー→えぞ日記 (もとすけのつぶやき)

奈良県出身、沖縄での学生生活を経て、北海道ライフを堪能する、
とある研究者の日常のよしなしごとの紹介。

渡嘉敷島滞在記

2007年09月04日 15時44分42秒 | うちなー日記(沖縄編)
昨日から一泊二日で慶良間諸島の島、渡嘉敷島に友人と行ってきました。

昨日の朝10時発の渡嘉敷村営フェリー「フェリーけらま」で渡嘉敷に渡りました。愛車の原付も一緒です。天候は晴れ、波も低く、良いコンディションでした。
渡嘉敷島は、慶良間の有人島の中で最も本島に近く、通常のフェリーでも1時間程度で着きます。
11時過ぎには渡嘉敷島渡嘉敷港に入港、車両甲板から直接原付で島に上陸しました。

この時点では、私は日帰りの予定(金欠でしたので)でしたが、3泊する予定の友人と一緒に、友人が泊まる民宿がある、阿波連集落(渡嘉敷集落からは島の反対側にあたる)にとりあえず向かいました。
原付でおよそ15分ほどかかる峠道なのですが、標高100m程度の峠の頂上からは、慶良間諸島の内海がよく見えて、とても日本とは思えない、透き通った青空と、エメラルドグリーンの海が緑の島に囲まれる様子が素晴らしかったです。

阿波連集落のビーチ近くにある民宿「いそ」に着きました。早速友人が宿泊の書類を書いている横で、私の脳内では、超高速で緻密な計算を処理していました。
民宿は一泊2500円。明後日(5日)からは瀬底島での生物学実習が控えており、渡嘉敷島滞在で疲れるのは避けたいところ・・・。しかし、この離島の自然を満喫するには、日帰り(実質残り時間4時間)では惜しい・・・。えーい、ままよ!私も一泊することに決めました。友人の部屋にそのままチェックイン。部屋は6畳あり、まあ一人増えても余裕はありました。

ちょいと横になったところ、ビーチに近いというのに、外はとても静かで、時折カラスの声が聞こえるくらい・・。窓からは網戸越しに青空が見えていて、時折部屋を吹き抜ける風が心地よく、なんだか眠くなってきました。例にもれず、昨日も夜更かししていたので、ちょいと昼寝することにしました。この時間帯(正午くらい)は一日でももっとも暑く、直射日光に打たれて体力を消耗するよりは、屋根のある場所で昼寝してしのぐのは賢い方法といえます。

二時間弱の昼寝の後、午後二時くらいから阿波連ビーチにシュノーケリングに行きました。
阿波連ビーチは観光地化されていて、海岸沿いはなかなか賑わしかったのですが、ビーチからエントリーして50mほど泳ぐと、巨大な枝サンゴの群集に出会いました。これまで見たことのない、一面のサンゴ群集で、さすがは慶良間諸島・・・!スズメダイの大群とともに、異世界の様相を呈していました。
先日来、沖縄のサンゴの白化現象と、ホワイトシンドローム(感染症?)がテレビで話題になっていましたが、見た感じでは色の抜けは目立たず、恐らく一段落したのだろうと見受けられました。座間味島の古座間味ビーチよりも、危険生物は少なく、気楽に潜れる印象の海で、二時間たっぷりと泳ぎました。
今日の収穫(写真ね)は、ハマクマノミと種々のチョウチョウウオ、大きなハマフエフキダイなど魚中心でした。

海から上がった後、また民宿で一休みした後、夕暮れを海岸近くの林道から眺めました。

その後、集落内の居酒屋で夕食を食べましたが、私は海鮮チャーハンを食したのですが、なかなかグッドでした。
食後、ふと空を見上げると、星が出ていました。あまり綺麗だったので、集落外の灯火の少ない林道に直行しました。
そこは、渡嘉志久集落を見下ろす高台で、路側帯が広くなっている部分に寝転がって星を鑑賞しました。道沿いの草むらにはホタルが群がっていて(今年初めてホタルを見ました)、天の川がはっきりと見える星空と相まって、非常に幻想的な光景でした。星は、怖いほどよく見え、しばらく眺めていると、宇宙旅行をしているような錯覚に陥ってしまうほどでした。路面のアスファルトはまだ昼間の余熱が残っており、まるで岩盤浴のようで心地よく、遠くで聞こえる波音が余計に眠気を誘いました。
およそ30分ほどはそうしていたでしょうか、友人がふいに、「このままだとなんか冥界にでも誘われてしまいそうだねぇ」と呟きました。確かにそんな感覚が湧いてきていて、現実なのか夢なのかの区別が段々と薄くなっていたのでした。そのまま寝てはさすがにまずいので、そこで切り上げることにして、阿波連の民宿に戻り、床に入りました。

翌朝、つまり今朝は7時に起床しました。・・・後編に続く



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