明野友愛農場

農業日記ー新規就農事情
  山梨県北杜市明野町浅尾にて

お茶の時間

2006-03-27 20:41:16 | Weblog
「三鷹応援隊」の婦人部のみなさんです。作業の間のお茶の時間ほど楽しいものはありません。畑を見ながら、周りの山々を見ながら、おしゃべりの楽しい時間です。メニューは杏仁豆腐。疲れた体に、甘いものは染み入ります。早春の風が心地よい一時でした。

ニンジンの播種

2006-03-27 20:34:35 | Weblog
3月26日、ジャガイモの種入れが早く終わりましたので、午後からニンジン(向陽2号ータキイ)の播種をしました。「三鷹芋いれ隊」の皆さんが、一致団結してにんじんの播種をしているところです。春ニンジンは発芽させるのが難しい。耕運したところに元肥として鶏糞、草木灰をいれました。寒さと乾燥予防のため、深めの溝を作り、溝底播種法にしました。20メートル畝に3本の溝を作り、種の間隔を2センチにしましたので、3000粒入れたことになります。覆土はもみがら薫炭と畑土を雑ぜたものを薄く掛けておきました。その上に寒冷紗をかけ、その上に透明ビニールをかけて地温上昇を狙いました。ニンジンは発芽さえしてくれれば勝負は決まったも同然。7月には見事なニンジンが収穫できるはずです。

ジャガイモの種芋入れ

2006-03-27 20:15:32 | Weblog
3月26日良い天気に恵まれ、ジャガイモ(男爵)種入れをしました。40メートル畝で9.5本に入れました。深さ10センチ、株間30センチ、畝間85センチにしました。浴光催芽しておいた種芋50キロを半分くらいに切って、40~50グラムくらいな物を入れました。この日は「三鷹芋いれ隊」も駆けつけていただき、総勢6人で作業しましたので、午前中には終了しました。皆様お疲れ様でした。

ジャガイモ元肥入れ

2006-03-27 20:08:22 | Weblog
ジャガイモの種芋を畝に入れています。男爵芋です。畝の頂上に鍬溝をつけて深さ10センチで30センチ間隔くらいに種芋を入れました。覆土して種芋の間に元肥を入れます。硫安(硫酸アンモニウムーアンモニア態窒素として21%含有)を一掴み置いてゆきます。白く点々と見えます。その後畝に覆土します。こうして芽がでるまで待ちます。4月中旬には元気な芽が顔を出すでしょう。問題は遅霜。ジャガイモの芽は霜には滅法弱い。真っ黒になり枯れます。

ジャガイモの畝作り

2006-03-22 18:28:28 | Weblog
今年のジャガイモは昨年の半分にしました。そのかわりサツマイモを増やそうと思っています。40メートル畝9本にしました。浴光催芽している男爵芋50キロを入れる予定です。30センチ間隔、10センチの深さで入れる予定です。肥料は元肥に硫安を予定しています。春の陽気が進み、サクラも早そうなので、3月26日頃天気がよければ入れる予定です。今年も「三鷹芋いれ隊」の皆さんにお手伝いしていただけそうです。よろしくお願いします。

ジャガイモの浴光催芽

2006-03-22 18:21:40 | Weblog
ジャガイモ(男爵)の浴光催芽で元気な芽が出てきました。家庭などでジャガイモを保存しておきますと、白いひょろひょろな芽が出てきます。本質は一緒ですが、光を当てないで芽が出た場合は、白いひょろひょろ芽になります。そんな芽はすぐ病気にやられたり、意気地のない芽になります。紫外線により芋が目が覚めた場合は、紫色の芽が出てきます。こういう状態で土に入れますと、元気な芽が出てきます。芽だしとも言います。この芽を3~4個入るようにして1個40~50グラムになるように芋を切断して、畑に入れます。

下諏訪のタマネギ失敗でした

2006-03-22 18:12:16 | Weblog
昨年に続きタマネギがダメでした。ショックです。原因は冬の寒さで霜柱が強く出て、タマネギの苗の根を浮き上がらせて切ってしまったようです。この霜柱対策が良くありませんでした。黒マルチをしたために、余計に地下水が上がり霜柱の成長が進んでしまったようです。次作は黒マルチはやめて見ようと思います。写真は黒マルチから、ところどころタマネギの苗が見えます。昨秋には黒マルチの穴全てに苗を入れたのですが、全滅。それでもところどころ苗が見えます。残念至極のありさまです

ニラの様子

2006-03-22 18:01:14 | Weblog
ニラの芽が元気に出てきました。ニラは秋には枯れますが、春には元気に芽が出てきます。このままにしておきますと、花が咲いてしまいます。もう少し大きくなったら、根元から刈り込みます。そうしますと、いっせいに、また葉が出てきてそろいます。30センチくらいになったところで、根元から刈り込み収穫します。採りたてのニラは臭いもよくやわらかくて美味。5月初旬に収穫予定です。年3~4回収穫できます。

山火事

2006-03-15 19:08:49 | Weblog
明野から見て西側に当たる韮崎方面で、突如煙が上がりました。土手焼きの火が広がったのか、果樹園で剪定した枝を燃やしていたのでしょうか。山火事になったようです。2時間くらいでなんとか鎮火したようです。春は枯れ草が乾燥してすぐ火がつきます。また、防風林などは手入れがされていないと、芝が生い茂り、枯れて火の周りが早い。消防隊はいつもスタンバイしていないと、大火事になります。風が弱い日でしたので、煙が谷を埋め春霞のようでした。土手草焼きをするときは、消防に電話するように言われています。私は怖いので土手草は焼かないことにしています。焼いたほうが土手の草が良くはえるし、害虫(特に豆類の敵カメムシ)の駆除にもなります。土手草は畑の肥料にもなるし、土手の土留めにもなる大切なものです。

ハウス大根が寒害を受けました

2006-03-15 18:54:37 | Weblog
3月13,14日の戻り寒波でハウス内はマイナス9度を記録。さすがの寒さに強い大根(おしんータキイ種苗)もやられました。しかし、成長点は氷らなかったようで成長には問題ないと思いますが、大根の根部に若干の障害が出るかもしれません。葉が波打ち、ちじれているのが、寒害の特徴です。それにしても強いものです。野菜を改良して、冬でも成長するよう特徴をもたせる品種改良をする種屋さんはえらいと思います。

苗作り失敗

2006-03-15 18:44:55 | Weblog
春先によくある、戻り寒波で苗が全滅に近い被害を受けました。昨年も被害にあいましたが、今年の寒波は強烈でした。3月13,14日の朝は最低気温マイナス9度。これでは温床も効き目なし。苗は凍み上がり枯れてしまいました。やはりお彼岸前は無理のようです。来春は種入れは3月下旬にします。今年はお彼岸にもう一度種入します。せっかく「三鷹たねまき隊」の皆さんにお手伝いいただきましたが、残念でした。これに懲りずに、またよろしくお願いします。

いよいよ始まりました

2006-03-12 19:32:22 | Weblog
3月11日は前日の雨も上がり、春の陽気になりました。3月26日のジャガイモの種入れに向けて、準備が始まりました。畑の予定地に硫酸カリを10aあたり10キロ(カリとして5キロ)いれました。すぐ、トラクターでかき回しました。このトラクターですが、ほぼ三ヶ月ぶりにエンジンかけたら、お感じなし。バッテリーがすっかりしけてしまい、お手上げ。もう古くなっていたので、新品を購入しました。南アルプスは春霞でぼんやり。気温は17度くらいまであがり、空にはひばりがせわしく鳴いていました。さあ、今年も頑張るぞ。

ところで、ジャガイモの肥料にカリは重要ですが、なぜ塩化カリではダメで硫酸カリでないとダメなのでしょうか。陰イオンが他の有用な陽イオンと結合し不溶性な物になってしまうのかしら。塩化カリは田んぼに入れるようですが、畑には不向きと本に出ています。農業本には理由もなくこっちがいいとか、ダメとか書いてあるものが見受けられます。理由が知りたいです。ジャガイモは成長が早いので徐々に効く有機肥料では間に合いません。どうしても化成肥料が必要です。デンプンをしっかり生成させるためチッソは硫安を使います。元肥には鶏糞がいいようです。私は10aあたり400~500キロくらい入れます。

明野梅ノ木遺跡と産廃処分場

2006-03-06 09:28:59 | Weblog
私の畑がある北杜市明野町浅尾には梅ノ木遺跡があります。私がこの地区にお世話になっている以前から、発掘作業が行われていました。2月28日朝日新聞27面「文化総合」にこの遺跡の紹介がありました。この遺跡はだいぶ古くて、約5千年前の縄文中期の集落跡があり、全国的にも珍しい環状集落が完全な形で残されているとのこと。この地区には5千年も前から人が暮らしていたのかと感心します。ここは北側に谷があり、沢になっています。この沢はほとんど水がなく、雨など降れば水が流れる程度です。この沢を産廃処分場にするそうです。遺跡の価値を感じないない人は、産廃処分場にはもってこいの地形だから、ここに建設すれば、みんなが助かるといいます。それはそうでしょうが、遺跡は壊したらそれまで。昔を思い、研究している人はがっかりします。そもそも文化を理解できない人は、サルや犬と一緒です。人間だけが文化、教養などを感じます。生活し、食事をし、暮らすむきには文化とかは必要ないかもしれません。5千年前の暮らしを研究して何になるのか、といいます。これは議論以前の問題です。それが理解できない人たちと話し合っても意味がありません。サルと一緒で理解できないのですから。困ったことに、県知事は、ここに産廃処分場を作るのに反対なら、道の整備などインフラ整備費は出さないぞ、といいます。農道整備もして欲しい、上下水道も欲しいけれど、交換条件なら仕方なし、とはいきません。この美しい風景、環境を守るのが、人間が人間たるゆえんでしょう。サルどもとは議論などしたくない、このごろです。

3月4日朝の霜柱

2006-03-06 08:31:19 | Weblog
前の日に雨が降って畑はぬかるんでいました。最低温度計はマイナス5度でした。きれいな霜柱が見られました。畑にとってこの霜柱は難敵です。タマネギなど越冬野菜はこの霜柱で根が持ち上がってしまったり、切れてしまったりで枯れてしまうことがあります。空にはひばりが鳴き始めていますが、春はもう少し先になりそうです。

トマトの発芽

2006-03-06 08:23:27 | Weblog
「三鷹たねまき隊」の皆さんのご協力により、2月26日播種したトマトが発芽しました。ハウス内で加温マット23度にセットし、2週間で発芽しました。ナス、ピーマン、シシトウはまだのようです。ピーマンなどに比べトマトの苗作りは割と簡単です。ハウス内は朝はマイナスになるし、昼間の太陽が出るときは40度にもなるしで管理が難しい。畑に常駐しているわけではないので、かなり過酷の条件ですが、何とか丈夫に育って欲しいと思います。