紅葉の季節です。フラワーセンターの垣根に秋咲く品種のマリーゴールドが満開です。マリーゴールドは、畑でも良く作ります。これは緑肥として有効で、花を土に混ぜ込むことで、根菜類をかじるセンチュウを駆除してくれます。特にダイコンには有効で、化学農薬より有効と思われます。私は畑でアフリカンマリーゴールドという大型のものを栽培しています。ダイコンの収穫後トラクターですき込みます。
左から野沢菜、ミニハクサイ、ダイコン(青首宮重と新八州)です。野沢菜は28日、29日で収穫を終了します。週末野沢菜漬けする家庭が多いようで、直売所から注文です。4キロ束にします。ハクサイは今年初めて作ってみたミニサイズのもの。700グラムくらいになると聞いていましたが、肥料が多すぎたためか1キロを少し超えてしまいました。しかし、小型で葉も柔らかくサラダでも美味しく食べられるし、塩漬けも美味。少人数家族向けに良いようです。ダイコンは宮重、新八州、聖護院、辛味といろいろ作りました。9月の少雨が影響するかと思いましたが、何とか収穫サイズになりました。おろしダイコン、煮物に非常に甘味が強く美味しいダイコンになりました。
10月も終わりに近いというのに、いまだに夏野菜のシシトウ、ピーマンが収穫できています。陽気がいいのか、腕がいいのか?いまだに豊作です。樹も大変元気で花も咲いています。今までこんなに長く収穫した経験はありません。たいていは10月も中旬になりますと樹はへたってしまいます。せっせと収穫させていただいています。ナスとオクラはさすがに終わりました。
下諏訪の畑にタマネギ苗を移植しました。明野で育苗中の苗ではなく、土地の業者から購入しました。本日は1000本入れました。苗はO.Pという品種です。中晩性種です。今日の下諏訪は朝の気温が5度くらい。昼は15度くらいになりました。タマネギの移植には良い季節といえます。順調に行けば6月上旬の収穫予定です。
10月の第三日曜日は恒例の清里ロードレースマラソンです。今年は23日(日)。参加者は数千人。昨日は冬型の気圧配置で、しぐれ模様でした。今朝はピーカン。日本晴れ。富士山、甲斐駒ケ岳、八ヶ岳など2000メートル超えの山々は初冠雪。その下は紅葉です。いよいよ秋がきました。清里は八ヶ岳の南斜面に位置し、標高は1500~1700メートルくらい。森林と牧畜と観光がおもな産業です。メーン会場から八ヶ岳を見たところ。我チームは5キロ、10キロロードレースに参加。終了後トン汁、おにぎり、カレーライス、お稲荷さんなど楽しいお昼を食べました。午後は風が強くなり、2時に解散。楽しい1日でした。
9月4日に播種したタマネギの様子。中晩生のネオアース(タキイ種苗)。あと20日くらいで移植サイズに成長してくれる予定です。しかし、ちょっと成長が遅れているような気がします。土壌pHが良くなかったのか、肥料が良くなかったのか、水分が足りなかったのか、など心配の種はつきません。本日液肥をかけました。
左側は大根、右側が野沢菜です。9月が高温、乾燥で成長が遅れていましたが、秋雨が始まった10月になり両方順調の様子です。野沢菜は初めて15センチ間隔の穴あき黒マルチをしました。これが良かったようで、きわめて順調。早くも収穫できています。まだ、軟らかく塩漬けしますと、一晩で美味しく漬かります。もう少し大きくして直売所行きの予定です。
8月下旬に播種した白菜が葉巻を始めました。左側は大玉になる早稲種。右側はミニ白菜です。今年は秋雨のシーズンが遅く、9月が高温、乾燥したため成長が遅れ気味でした。成長が遅いと害虫がはびこります。特にコナガ(小さい蛾)が大発生して、てこずりました。仕方ないのでオルトラン水和剤の1500倍を2度かけました。10月になり秋雨が始まり、気温も低めになり急に大きくなりはじめました。あと2週間くらいでミニ白菜のほうは収穫できそうです。
10月1日種入れしたニンニクの発芽がそろいました。2週間目です。昨年は大失敗。収穫できませんでした。原因を検討してみました。昨年晩秋に乾燥が続いたのがこたえました。葉先が枯れる葉枯れ症が見られました。初めての栽培で、なぜ葉枯れが起きるのかわかりませんでした。春になり5月の異常乾燥で枯れ上がってしまいました。枯れたところから病原菌が入り、全体が腐ってしまいました。ニンニクが乾燥に弱いとは知りませんでした。今年は工夫して乾燥と根切りの原因になる凍み上がり(霜柱)対策を考えたいと思います。栽培期間が長く7月梅雨明けくらいに収穫になると思います。
5月15日播種した落花生が収穫時期を迎えました。昨年は施肥もよくなかったし、鳥にもやられて収穫は皆無でしたが、今年は豊作でした。豆を虫に食害されたものも散見されますが、完全無農薬でうまく栽培できました。直売所に出すための荷姿にするのが大変。豆を樹からはずして、水洗い。ごみや虫食い豆を除去し、広げて風乾。300グラムをパック詰め。収穫、水洗し10キロをパック詰めするのに4時間かかりました。生の落花生を塩茹したものは、ものすごく美味。食べだしたら止まりません。ビールのつまみにぴったり。今年は30キロくらい収穫しましたが、来年はもっと作りましょう。皆さんに喜ばれて幸せです。
この時期の雨上がりに、雲海が見られます。釜無川がずーっと下に流れています。そこに町が開けています。川霧が谷にたまり、明野から見ますと谷が雲でいっぱいになります。南アルプスは見えませんが、その中腹を見せています。この光景は風が出るとさっと消えます。
武川米の本場、武川村の義弟宅でもみすりを手伝いました。親戚、ご近所助け合い作業をします。米つくりは団体戦です。みんなで力をあわせてお米にします。手前の大きな青い網袋に籾殻をためます。わたしはそれをもらい、籾殻くん炭にして畑に蒔きます。水はけはよくなるし、肥料にもなります。くん炭つくりは大変ですが、秋の風物詩です。
この時期の休日は兼業農家の稲刈りのシーズン。夕方は刈りとった稲わらや籾殻を田んぼで燃やします。釜無川の谷のほうは豊かな武川米の産地。風もなく煙がたなびいています。谷全体がぼやけるくらいです。そこに夕日が雲の間から差し込みます。今日の作業もきつかったが、収穫の喜びを感じる夕方です。