農道が舗装されました。申し訳ないくらいきれいにしていただきました。どなたにお礼を言ったらいいのかしら。聞いた話ですが、農場の上のほうに県の産業廃棄物処理場が出来るそうで、その取り付け道路になるそうです。「なーんだ、そういう訳か。かえって迷惑だなあ」などと思っています。大型の産廃トラックが行き来されたら困るなー。県だって、ただでこんなにきれいにしてくれるわけはないだろうなあ。雪が降ったら滑り台になってしまうでしょう。
1月下旬いよいよハウスでの仕事が始まりました。外は石崖の際には雪が残っていますが、日も長くなりハウスの中は春うらら。すそをあげて風をいれ、中で作業開始です。2月11日には「春大根」の播種予定です。5月のゴールデンウイークには直売所に出したいと思っています。その後は5月下旬にカラーピーマンの苗を入れる予定です。それにしても今年の冬は暖冬で、心配してしまいます。
35年位前、私は会社勤めのころ山梨県担当でした。県の東側が受け持ちでしたので、鰍沢、飯富、身延、南部町方面にはよくきました。ここ身延町には月に2,3回来ていました。久しぶりに訪問しました。町並みはずいぶん変わりましたがお寺さんは昔のまま。懐かしい思いがしました。桜のころは、境内を散策しました。日蓮宗総本山というだけあって、見事なお寺さんです。きれいに整備されたお庭も立派でした。
お寺のお庭の寒桜が咲き始めていました。この寒いのによほど早咲きの桜だと思います。この朝、山は雪で白くなっていました。きれいに掃き清められたお庭は静かで見事,さすが日蓮宗総本山です。お坊さんの読経が聞こえてきました。
本堂の上のほうからロープウェイに乗って奥之院に行きました。降りると、朝方ふっった雪であたりは真っ白に雪化粧していました。一段上にある恩親閣の庭を通り東の方を見ますと、はるか下のほうに身延の町や富士川が光って見えました。残念ながらこの日は雲に隠れて富士山は見えませんでした。日蓮和尚はこの場所に立ち、遠く東を仰ぎご両親やお師匠さんを思ったのでしょう。和尚お手植えの杉の大木が見事です。静かないいところです。
干し柿がようやく完成しました。今年は近年にない柿の不作になってしまい、昨年の五分の一しか出来ませんでした。しかし、柿は大きく見栄えはよく出来ました。味も例年通り美味しくできました。昨年は1パック10個入りにしましたが、数が少ないので今年は6個入りです。欲しい方が多いのですが、皆さんに行渡るかどうか。考えてみれば柿木には何の面倒もみないで、柿の木に勝手に実がつき秋にもいでしまうのですから、いい気なもんだと思います。本当は肥料を施したり、剪定したり消毒して面倒見ればもっと収穫できるかもしれません。何にもしないから採れる年とダメな年が出てしまいます。「まあ、いいか。今年は豊作お願いします、柿木さん」
ここ信州諏訪地方は５日までの春のような陽気から一転６日から大雪です。いままで降らなかった分を取り戻すような降りです。写真は我が家の玄関から通りのほうを見ました。吹雪です。雪に音が吸収され無音の町になりました。考えてみればこれが普通です。１月に入りお正月は好天に恵まれ、気温も高かった日が続きました。春までにはこんなことを繰り返しながら、日が長くなりだんだん移り変わってゆきます。やはり積算温度的に見ればそんなに地球温暖化は急激ではないのかもしれないなあ、などと感じています。
２００７年仕事始めです。実家のある信州諏訪地方は今まで経験がないくらいの暖冬です。昨年の今頃は諏訪湖は全面結氷、表土はカチンカチンに氷っていました。雪も降りゆっくりお正月が送れました。今年は毎日暖かく畑の土はふわふわです。どうなっているのでしょうか。地球の将来は大丈夫かなあ、なんて思ってしまいます。この畑は昨年大豆を栽培したのですが、収穫は皆無でした。播種の時期を勘違いしてしまい大失敗。土地の古老に聞いた時期より一ヶ月送れて播種しましたら、結実しませんでした。「かっこう鳥が鳴いたら播種」ということを聞いたのですが、すっかり遅れてしまいました。立ち枯れした大豆を引き抜き燃やしてしまいました。野菜の播種のタイミングがいかに大切か思い知らされました。明日から低気圧が来て雪になるそうです。ようやく冬が来るようです。