9月25日早朝の風景。谷の底のほうから霧というか雲が湧き出て、ゆっくり北の方角に流れてゆきます。初秋の今頃に良く見られる光景です。富士山には雪が舞ったそうで、高い山々から秋が降りてくる季節になりました。ちなみにこの日の最高気温は34度。残暑厳しいお彼岸です。
5月12日農協から入れたベニアズマの収穫作業が終了しました。出来はまずまずでしたが、一部巨大化して売り物になりそうにないものが40キロほど出ました。今回学んだのは、最初に苗入れした後欠株になり、追加のため苗を入れてもうまく大きくならないということがわかりました。最初に入れた苗との競争に負けてしまうようです。タマネギもそうだし、そろわないと生存競争に勝てないんだなあ、と感心しました。
23日横浜から2家族の皆さんが、サツマイモ掘りに来ていただきました。お子さん4人も大ハッスル、活躍しました。前日の暑さも和らぎ、芋ほり日和でしたが残念ながらアルプスの山々は見えませんでした。でも広々した畑で走り回り楽しい一日でした。今年のサツマイモは少し取り遅れ気味で、大きくなってしまった株もありましたがまずまずでした。
9月18日早朝、農場から南アルプスを見ています。標高500メートルくらい下に塩川が流れ、韮崎市があります。季節の変わり目に良く見られますが、谷が霧で埋められます。雲海のような感じです。日が昇り風が吹いてきますとこの雲は消えてしまいます。この日は日中南風が入り、フェン現象で甲府盆地は35度を越える気温で、ここ明野も35度を超えました。早朝と昼の温度差は15度を超えました。南の海上に台風があるための現象だと思います。
本葉が2~3枚になりました。1箇所3~4粒種を入れていますから、1本立ちにします。播種機で種まきしますと、1箇所1粒入れて間引きの手間を省くのが今風ですが、私はこの間引き菜を食べたいために数粒入れています。お隣の古老はこのおろ抜き菜を食べたいために、播種機の設定を変え一箇所3粒落ちるようにしているそうです。いよいよ秋です。
本葉2~3枚になったところで、一箇所1本立ちにします。一箇所3~4粒たねを入れていますから、元気の良い物を残し後は抜いてしまいます。この抜いてしまった苗をきれいに洗い、さっとゆでて食べます。まことに美味。
秋大根の新八州(タキイ)が発芽しました。ご近所の大根畑も発芽しています。大きな畑では数万本単位で栽培しています。私は農協には出荷せず、友人などから頼まれている分と内使いのみですので、6~700本で十分です。この品種はたくあん漬けなどは最高です。
9月9日ハーレーさんご夫妻とサクラちゃんがお手伝いに来ていただきました。猛暑の中頑張っていただきました。例年通り15センチ間隔の玉ねぎ用穴あき黒マルチを使いました。秋近しといえども、まだ雑草が出ますので黒マルチが必要ですし、野沢菜が大きく立派になります。手間ですが黒マルチにしています。サクラちゃんは暑くて参ったようです。向こう側は収穫まじかの落花生、その隣はサツマイモ。南アルプスにかかる雲は、いまだ夏雲です。
猛暑の中、秋野菜類の播種作業をしました。明日から台風の余波で天気が悪くなるとのこと。この期を逃したら大変。頑張りました。左側のマルチは白菜類(ミニ白菜、漬物用葉白菜)右のマルチは野沢菜。中ほどに大根類(青首、漬物用(新八州ータキイ)、辛味大根(辛ノ助)、大蕪(京千舞))などです。漬物用新八州はこの地域では特産品で、「浅尾大根}として11月収穫になります。昨年は1000本栽培しましたが、ちょっと多すぎましたので今年は600本にしました。ご近所の畑では1万本、2万本と大量栽培しています。さて、うまく発芽してくれればいいのですが。元気な発芽を信じてます。
8月下旬、一気に秋めいてきました。ひまわり見物の観光客が一段落し、今度はコスモスです。なかなかきれいですが、百姓にとりましてはコスモスは扱いにくい花です。花が終わって種子をつけますと、畑にこぼれて来年雑草化します。また観光客や動物の体に種がつき、近所の畑にこぼれます。強い植物ですからどんなところでも発芽します。しかし、たくさん花をつけますと見事です。
4月に播種したニンジン(向陽2号ータキイ)が大きくなりません。いったいどうしたことか。例年通りの播種、施肥、除草をしたのに、太ってくれません。当地区のニンジンは軒並み不作で、直売所では仕方ないので他地区から仕入れている有様。大きくならないだけで病気(大きくならないのが病気かも)、害虫の害、抽苔の被害も出ず、ただ太らないのです。このまま秋になってしまいます。向陽2号さんどうするの、といった感じです。