３月２６，２７日（土、日）で旧友３人が明野友愛農場に手伝いに来てくれました。２６日（土）は晴天でしたが、ものすごく風が強く、目も開けていられない（コンタクトレンズですと、目も開けていられません）状態で、作業中止。私の実家に直行することになりました。途中、上諏訪温泉に入りさっぱりしたところで、実家に。家内の手料理で宴会。皆さんよく飲みますね。我が家のお酒の在庫を整理してくれました。私はあまり飲みませんので、２年越しのもらい物のお酒とか、あちこちでいただくワインなど片つきました。夜は冷え込み、マイナス３度くらいになりましたが、皆さんお酒の力でぐっすり。２７日（日）の朝は天気もよく、風も無く絶好の百姓日より。朝食もそこそこ明野に出発。高速道路利用で１時間弱。早速農作業開始。まず大根が植わっているビニールハウス内草取り。慣れないことで早くも膝と腰にきたようです。その後は散水。続いて人参、キャベツ用の畝に黒ビニールを張り、マルチ畝を作りました。来週播種、移植の予定。１メートル幅で２５メートリ畝２本作りました。慣れないことで時間もかかり、足腰突っ張ってしまったようです。また、育苗ハウス内では「赤しそ」の芽が出て、４枚葉になりましたので、６センチポットに移植。１００株ほど移植できました。皆さん初体験でおもしろかった様です。お昼は村営の食堂で「田舎チラシ寿司」。大汗かいて３時には終了。３時５０分韮崎から「あずさ」で帰京。お疲れ様でした。
作物を作るには、肥料が必要です。私は元肥に鶏糞を主に使います。有機肥料の中では、肥料分が多く、価格も安いからです。欠点もあります。一度醗酵させてないと、植物の方が負けてしまいます。未熟な鶏糞は臭いもひどくて、近所迷惑になります。写真の白いビニールに入っている方が醗酵鶏糞です。肥料分はNが約２％、Pが約7％、Kが約5％、Caが10％などです。左側に見えるのが農協が出している牛糞を主にした堆肥です。栄養分は少ないのですが、腐植分が多く、土壌の物理性を改善してくれます。しかし有機肥料だけでは、なかなか植物にとっての栄養分が充分に取れませんので、どうしても化成肥料が必要になります。特に私の畑は新しいので、有機肥料だけでは栄養分が足りず野菜がうまく育ちません。何年も掛けて栄養分を補給しないといい土壌にはなりません。いい土壌とは、肥料、水分、空気などがバランスよく含まれていなくてはなりません。何年もかかります。
大根がだいぶ大きくなりました。大根葉は、小さいころは横に広がっていますが、成長すると葉が立ってきます。根部はだんだんせり上がってきます。実は土の上に出た部分は幹で、その下の部分が根なのだそうです。幹と根が連続しているわけです。そう言えば、青首の部分にはひげ根はなく、土の下の部分にひげ根があります。寒いときの大根は、すぐ花が咲いていまい、スが入ってしまいます。なんとか普通の大根になってほしいと願っています。写真の草色のチューブは散水用のチューブです。
3月末に人参を播種するところです。人参は秋作が良いものができるのですが、春作にも挑戦しようと思っています。7月末収穫予定ですが、人参は夏の暑さには弱く、どんなものができるか。昨年は何とか収穫できました。雨と気温が収穫を左右すると思います。品種は向陽2号（タキイ）です。五寸人参（15センチくらい）です。播種床に鶏糞とバーク堆肥と（８－８－８）の化成肥料を入れて整地したところです。雨に当てて土を落ち着かせて黒マルチします。15センチ間隔で種を入れます。黒マルチは地温上昇、雑草防止、肥料流亡防止のために掛けます。
畑から見える午後の南アルプスです。気温があがり何となく春霞です。空には飛行機雲です。西に向かって飛行しています。雲もなくいい天気でした
直ぐ下の畑にジャガイモを入れていました。トラクタの後ろに専用の播種機があります。その上に人が2名乗ってジャガイモがうまく落ちるように操作しています。この機械があれば相当大きな畑でもOKですが、非常に高価な機械です。約５０００㎡の畑を僅か2時間もかからず播種して、次の畑に移動してゆきました。私は手撒きでがんばります。それにしても播種がはやすぎないのでしょうか。ジャガイモは霜に弱いのですが、専業農家は早撒きです。
県立フラワーセンターのチュウリップは5月の連休に見ごろにする為に準備をしています。地中に熱線を入れ地温を確保し、早く芽を出させます。手がかかります。
ここ２，３日の寒波でビニールハウス内の朝の温度がマイナス7度を記録。ホットカーペットを設置してありましたが、やられてしまいました。残念、蒔き直しです。トマトは生育温度が狭く、常駐していないとうまくゆきません。
管理機でジャガイモ用畝を作っています。40メートルの長さで20本の畝を作ります。畝の下には鶏糞と過燐酸石灰少々が入っています
1月末に蒔いたねぎの苗。だいぶ大きくなりました。１７～18センチになったとき畑に植え替えます。あと2ヶ月くらいかかるでしょう
ビニールハウス内の大根がだいぶ大きくなりました。ここ２，3日寒波で葉がやられて、少し波を打ちましたが、土の中の大根は大丈夫です
1メートル幅の畝に鶏糞600キロを筋蒔きします。前面にまくと雑草が喜ぶのでジャガイモだけに効くように筋蒔きします。鶏糞の上に土を盛りジャガイモの種を入れます。鶏糞にジャガイモの種芋が触れると効きすぎてジャガイモ種が腐ります
ジャガイモ（男爵）の予定地に堆肥を入れています。堆肥置き場から軽トラックで運び、手押し一輪車で畑に入れます。約１０００㎡で2トン入れました。本来なら機械で入れれば1時間もかからないのですが、農協で機械が出払っているので手伝えないとのこと。仕方なく自力で頑張りました。疲れました。堆肥の山をならして、トラクターですきこみます。この堆肥はバーク（山の間伐材を機械で細かくして約１～２年ねかせたもの）です。土壌の腐植を増やし、野菜にとっていい土壌になります。
ビニールハウスの中で約1週間で発芽しました。春用の極早生のキャベツです。成長の早い品種で玉も小さく柔らかい食感が人気の品種です