11月24日八ヶ岳の南斜面にも雪が降りました。県立牧場にも雪が降りました。この牧場の標高は1300メートル。我が明野は800メートルです。もうすぐここにも雪が降るでしょう。秋口の長期予報によりますと、今年の秋は暖かで、冬が遅いといっていたような気がしますが、ハズレ。まったく先のことはわからんものです。
野沢菜を漬けました。野沢菜は収穫後、少し干してシナシナにします。水道水できれいに洗います。重量を正確に測ります。塩を3.5%入れて樽に漬け込みます。中に干し柿を作ったときに出た柿の皮(甘さを出すため)を入れたり、鷹の爪(防腐剤)を入れます。ギュウギュウに詰め込みます。
我が家には150年前に建てたお蔵(土蔵)がありますが、その付属として味噌倉があります。夏でも涼しく、漬物、味噌など貯蔵しておくには便利な倉庫です。そこに入れます。重石は中の野沢菜の3倍(60キロ)をのせます。水が上がりましたら半分くらいにして約1ヶ月でおいしい野沢菜漬けが出来上がり。スーパーで売っている野沢菜漬けとは全く違う味です。野沢菜本来が持つ味がなんとも懐かしく、冬中食べます。昔はこの時期になると、どの家でも野沢菜漬けの作業をしましたが、今は見かけなくなりました。初冬のここ信州の風物詩です。
11月14日ようやく玉ねぎ苗入れ終了しました。約2500本入れました。温暖化により季節がずれているとはいえ、ぎりぎりです。成長に影響なければよいのですが。苗の成長が遅れたのが大きな原因です。次作はもう少し早く播種を考えなくてはと思っています。なにしろ玉ねぎは「苗半作」といわれ、苗の出来が収穫量を決めてしまうのですから。右側は内使い用野沢菜です。11月23日に野沢菜漬けをしようと思っています。
11月9日、早朝からハーレーさんご夫妻とサクラちゃん、田上さんご夫妻とタイちゃんご一家が里芋収穫のお手伝いに来ていただきました。株の掘り出しが大変な重労働です。畑から株を持ち出して小芋をむしりとります。これが結構大変。サクラちゃんも不思議そうな顔で見ています。「お母さん何しているの?」
11月3日奈良正倉院展に行ってきました。今年で60回だそうです。一度行きたいと思っていましたので、ラッキーでした。当日は朝6時過ぎのバスで東京を出発。午後2時に奈良東大寺着。大仏様を拝観後、いざ国立博物館へ。団体扱いで比較的すぐ入場できましたが、一般の方はものすごい長蛇の列。入館後案内のレシーバーを借りて見学。そのすばらしさに息を呑みました。千年以上前にこのようなものが作られ、今に保存されていることに驚きました。日本人として誇りにさえ感じます。当時の日本と今の日本と何が違うんだと思います。どの作品も命がけで作ったものだと思います。また、当時の公文書の本物が展示されています。その毛筆で書かれた詳細な文字を見て、当時のお役人さんの仕事ぶりに感心しました。千年前と今とではものすごく変わりましたが、人としての程度といいますかレベルは何にも変わらないと思ってしまいました。
11月2日お昼頃の南アルプスの様子。ふもとにに横一線の霞がかかりました。こうなると暖かくなります。夕方風が吹き始めるとサッと消えてしまいます。2段下の畑の「浅尾大根」もだいぶ大きくなりました。専業農家さんの畑です。
11月2日の朝は冷え込みました。諏訪地方は初霜が降りました。明野に来てみましたら甲斐駒ケ岳の頂上付近は雪がかむっていました。ついに来ました冬将軍。昨日は一日中、今日も午前中は来た風が強く冬の感じでしたが、昼頃風がやんだら暖かくなりました。
野沢菜の収穫をしました。昨年はちょっと作りすぎて売れ残ってしまったので、今年は減らしてみました。播種を二度に分けて、11月のはじめの連休用に80キロくらい、20日くらいに収穫する内使い用に100キロくらいにしました。例年通りまずまずのできでした。