信州の風物詩「野沢菜漬け」を11月27日にしました。まず十分成長し霜に当てた野沢菜を収穫します。霜に当てますと葉が柔らかく味も濃くなります。蕪を切り離し黄色くなった葉は捨てます。それを水道できれいに洗います。昔は外で大掛かりに洗ったものです。水を切って計量します。60リットルの樽に一段ずつギュウギュウ詰めします。塩は3.5%にします。塩を振りながら詰めてゆきます。先日干し柿を作ったときに出た乾燥「柿の皮」とか「鷹の爪」なども入れます。野沢菜20キロを詰め込みます。中蓋をして「重石」60キロを載せます。2,3日で水が上がります。水が上がったら重石を減らし20キロくらいにします。2週間くらいで封切り(食べ始めることを封切りといいます)。緑もきれいな信州野沢菜漬けは美味しい。最近は温暖化で寒くなりません。昔はバリバリに凍った野沢菜漬けを食べたものです。信州は冬寒く緑野菜がないので、野沢菜漬けは貴重でした。
京千舞(タキイの大蕪)の取り残しが、こんなに大きくなってしまいました。ユウタ君もびっくり。「ナンダコリャ」という感じ。この京千舞という品種は、こんなに大きくなっても「ス」が入りません。味もよく優れものです。甘酢漬けが美味。茹でて甘味噌つけて食べるもよし。こんなに大きいと、一家4人でも食べ切れません。こんなに大きくなる前に収穫するのが肝心と心得ました。これじゃあ売り物にもなりません。
昨日は低気圧が日本の南岸沿いを進んだようで、大雨が降りました。南アルプスは上のほうは雪だったようで、だいぶ白くなりました。いよいよ冬が近ずいてきました。明野地区は名物の「浅尾大根」の収穫が最盛期です。天気が回復した今日は専業農家は大型トラックを農道に停め、積み込んでいます。また、農道は親戚、知人が大根をもらいに来て大賑わいです。
今年の里芋(石川早生)の収穫をしました。今年は6月梅雨の時期にあまり雨が降らず乾燥気味でした。この初期成育が肝心で、勢いよく育たないと減収します。また、土寄せが十分ではなかったようで昨年より成績は良くありませんでした。明野地区は火山灰土です。里芋などにとっては粘土質の土壌が適しています。この地区での里芋の栽培は難しいです。新鮮な里芋はきわめて美味。里芋ご飯は特別おいしい。
11月5日大根を抜き洗ってはぜ掛けしておいた新八州(タキイ)がいい具合に乾燥しました。「つ」の字に曲がるほどです。葉を切っていよいよ糠漬けです。二斗ダルに30本入れます。大根10キロ当たり糠1.2キロ、ザラメ砂糖750グラム、塩600グラムを混ぜます。それに鷹の爪、昆布、乾燥柿の皮などを入れたものを使います。樽に大根、糠をギッチギチに漬け込み、一番上には乾燥した大根葉を入れ中蓋をし60キロの重石を載せます。水が上がったら重石を30キロまで減らします。1月下旬にはいい具合に漬かるでしょう。スーパーで売っているたくあんは化学調味料などを入れたものが多いようですが、うちのタクアンは自然の味です。昔食べた味です。
11月15日京都修学院離宮の紅葉狩りにいってきました。天気もよく、国営のきれいな庭を見学させていただきました。入場料はなし、の代わりに宮内庁に見学の申請をして許可を受け、入場の際チェックされ入場しました。宮内庁管理のよく行き届いた紅葉のお庭を拝見しました。宮内庁職員の案内で1時間半ゆっくり回りました。日本の美の造形を十分に堪能しました。
今年も干し柿つくりの時期になりました。昨年はすごい豊作でした。田無柿むき隊の皆さんにもお手伝いいただき、1000個以上作りました。今年は裏年でひどい不作でした。「はちや柿」の木3本で230個しか取れませんでした。一人で一日で柿むきしてつるしました。気温も下がってきましたので、カビよけの硫黄薫壌はしませんでした。かごの中に柿の皮を入れて乾燥させ、たくあんや野沢菜漬けのときに入れます。お正月には出来上がると思います。手をかけないと美味しい干し柿はできません。これからせいぜい養生しましょう。
秋も深まりナスの残渣を焼却します。今年のナスは散々のできでした。苗作りはまずまずでしたが、本畑に移植し初期成育期に干ばつになってしまいました。ナスの木が大きくなれないまま成りだしてしまいました。直売所でも今年はナスがだめのようでした。昨年は豊作でしたが残念でした。来年はがんばるぞ。
8月下旬に種入れした大根が出来上がりました。今年は天候に恵まれ豊作でした。今年はここ浅尾地区は大豊作。専業農家は安値でがっかりだそうです。昨年は高値で出荷でき、農家はよかったようですが。タイちゃんご一家、三鷹パトロール犬さくらのお父さんお母さん。それに吉野さん。ありがとうございました。
たくあん漬け用に天日干ししました。「新八洲」(タキイ)です。お手伝いいただいたタイちゃんと三鷹パトロール犬さくらちゃんと記念撮影。半月くらい干しますが、凍るとだめになりますので油断できません。11月下旬に漬け込みます。2月にはおいしいたくあんの出来上がり予定です。
三鷹の応援隊の皆さんに来ていただき玉ねぎ苗入れ作業をお願いしました。千本ほど入れていただきました。私一人で入れますと半日ではできない量をあっという間に終了。助かりました。結局、今年は2300本ほど入れました。来春どんな玉ねぎになるのか。せいぜい面倒見ましょう。
千枚漬けがおいしい大かぶが収穫サイズになりました。「京千舞」(タキイ)です。聖護院大根よりやわらかく、スイリもなくいい調子です。最近は「甘酢漬けの素」などという便利なものができ手軽に甘酢漬けができるようになりました。ゆずなどもいれますと一段とおいしい。