私の畑がある北杜市明野町浅尾には梅ノ木遺跡があります。私がこの地区にお世話になっている以前から、発掘作業が行われていました。2月28日朝日新聞27面「文化総合」にこの遺跡の紹介がありました。この遺跡はだいぶ古くて、約5千年前の縄文中期の集落跡があり、全国的にも珍しい環状集落が完全な形で残されているとのこと。この地区には5千年も前から人が暮らしていたのかと感心します。ここは北側に谷があり、沢になっています。この沢はほとんど水がなく、雨など降れば水が流れる程度です。この沢を産廃処分場にするそうです。遺跡の価値を感じないない人は、産廃処分場にはもってこいの地形だから、ここに建設すれば、みんなが助かるといいます。それはそうでしょうが、遺跡は壊したらそれまで。昔を思い、研究している人はがっかりします。そもそも文化を理解できない人は、サルや犬と一緒です。人間だけが文化、教養などを感じます。生活し、食事をし、暮らすむきには文化とかは必要ないかもしれません。5千年前の暮らしを研究して何になるのか、といいます。これは議論以前の問題です。それが理解できない人たちと話し合っても意味がありません。サルと一緒で理解できないのですから。困ったことに、県知事は、ここに産廃処分場を作るのに反対なら、道の整備などインフラ整備費は出さないぞ、といいます。農道整備もして欲しい、上下水道も欲しいけれど、交換条件なら仕方なし、とはいきません。この美しい風景、環境を守るのが、人間が人間たるゆえんでしょう。サルどもとは議論などしたくない、このごろです。
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