ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

ぐっどいゔにんぐ~吉田篤弘

2021-08-24 04:14:24 | 本の少し

 

☆☆☆

吉田篤弘さんが、小説や詩になる前の言葉、ヒントをそのままま、何の手を加えることなく、そのまま並べたもの。
それは、短歌のづくりでまず小説の冒頭を書き出してくださいと言われて書いたような、まだまだ続いていくような、はたまた31文字に向かって洗練されていくような、最初の原石のような「断片」を紹介。

各項目のお題だけでも、そこから何かが羽ばたく予感を与えます、たとえば・・・
「ベルの鳴る時間」「冬の夜、その物語を私に話して」「ぼくとロバはパンを売りに行く」「赤いレコード」「肩に鳥をのせた男の日記」「彼がノルウェーで眠っているとき」「火星からきたピアニスト」「犬目」「塵ある世界」「世界の果てのコインランドリー」「モールス信号が聞こえる夜」「八人の自転車泥棒」「「モンクの眼鏡をかけた猫と稲妻の傷がある女」「手紙しか書かなかった男」「壁の中の小さな階段」「7インチの月」「雲を集める男」

お題を読んだだけでどんなお噺なのか興味が膨らんでくるでしょ・・そういう方は、是非、この本、お手に取ってご覧ください。

 

 

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ごまめ自家製らーめん・396~2021.08.23

2021-08-23 13:13:13 | ラーメン・冷麺・ちゃんぽん


ごまめ自家製らーめん・396~2021.08.23

“茄子麻婆担々麵”

昨晩の茄子麻婆が残っていたので、担々麵の上に載せる、こってりの辛みの上にさらに茄子麻婆の辛味と旨味が上乗せ。
汗がじんわりと湧いてくる、暑い夏にぴったりの一杯でおました。


②、日清ラ王・担々麺

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歌集 をみなへしをとこへし~塩野頼秀

2021-08-23 08:08:08 | 本の少し


☆☆☆

歌人としては、珍しくダンディさがにじむ歌。色気を忘れぬ男臭い匂いを漂わす初老。2018年に古希を迎えるとあるから、今年74歳。ほぼ私と同じ年代に、初老のあがきとも言うべき歌も多くて共感。

気に入った歌は・・・

書籍見てマネキンをみて女みて心残りの春の青山
年金と恋の欠片で食ひつなぐ いま海にゐて太陽が眩しい
信じられぬだらうがわれは禁欲的に生きてきて今それほどでない

追ひ越せるやうで追ひ越せぬゆつくりと最短線をゆく老いがゐる
ゆめ三分おもひで三分に暮らしをり残る四分が俎板のうへ
古希といふこのあやしかる轟きをサマースーツに包み歩めり
萌え初めしメタセコイヤの木漏れ日のほのかな青き隙きみを抱きたし
きみは君われは我なりと別れきて雄々しきや今宵下北沢は雪

逝きし友かぞふる夜に凝視する腹腔鏡の孔、癌出しし孔
術後半年検診にわが医師のいふ「もう人を愛してもいいですよ」
術後一年われ無事なれば行くすゑの闇か夜明けか知れぬ世にゐる

ビジネス街に昼餉を取れば早食ひを競へるわれのまだ在りをかし
「ああこいつ少しも立派になつてない」思はれてをりもう夏の雲
むかしよく宙とんでゐて止めたのは失敗だつた気がしてならぬ

スマホオフ状態にありわれはいま自己承認をできないでゐる
しもふりの肉ひとつつみ提げゆけり旧ぶる友と酌む年の酒
セロの音の人ごゑに似て修廣寺に秋の仏の赤くおはせり

まさに等身大の歌ばかりですな・・・。

 

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ごまめ自家製うどん・395~2021.08.22

2021-08-22 21:28:12 | うどん・蕎麦・そうめん


ごまめ自家製うどん・395~2021.08.22

“とろろわかめうどん”

稲庭うどんの玉があったので、わかめを戻し、とろろを擦りおろして、ぶっかけでいただく、コクが欲しいので黄身をのせる。お出汁は讃岐風の白出汁でつくりましたが、とろろはうどんでもめんつゆ風雨の醤油っぽいお出汁の方が良かったかもです。でも夏の暑い日には清涼の一杯でおました。

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歌集 窓に寄る ~中野昭子

2021-08-22 06:06:06 | 本の少し

 

☆☆☆

18年寄り添った愛犬との別れ、その思いが切々と語られる。
私も今年の春、18年連れ添った愛犬モモと別れましたが、もっとモモの歌を詠んでおいたらと悔やまれます。

歌は文語体だし、ちょっと私とは志向が違うようで、気になる歌は少なおました。

お揃ひの帽子と服のすずめたち落葉を踏みて冬をたのしさう
足がすこし遅くなったのではないですか綱を引きつつ犬が振りむく
首輪の跡を見ればしみじみ思はれる犬の身体に肩のなきこと
ゲンちゃんのゐないこの夏もう終はる風に揺れつつ狗尾草も
夕暮れを見てゐるときの窓越しに芙蓉の花がすーつと落ちる
仰向けば昨日とおなじ枝にあり重たげにして橙の実が
要るものがあると出かけし行きさきも夫の要るものも何か知らねど

 

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第200回・和泉ワンコイン寄席~2021.08.21

2021-08-21 14:14:14 | 和泉ワンコイン&笑福亭伯枝

今日は恩狸さんが明日奈良で「たちきり」をするので、おさらいのためトリの出番で出演。大智さんの上手い「子ほめ」に続いて、伯枝さんの「へっつい盗人」、三者三様の充実の落語会でおました。

一、笑福亭大智・・・・「子ほめ」

大師匠の仁鶴師匠がお亡くなり、近頃は孫弟子たちがかわりべんこに仁鶴師匠のお家へ、お酒をいただいたりいろんなお話をお伺いしたり、孫弟子には甘いようで聞いているだけでほのぼのとしてくるお話いっぱい。大智さんの仁鶴師匠の声色は絶品で、途中大智さん語っていて思い出したのか、涙ぐんで声を詰まらせておられた。仁鶴師匠と直接お話ができたなんて、落語家人生での宝物ですな。
噺は「子ほめ」、しっかりした話しっぷりで、智丸さんに次いで仁智一門でお気に入りの噺家さん見つけましたで。


二、笑福亭伯枝・・・・「へっつい盗人」

いつもは,香盤順でいうと伯枝師匠がもちろんトリなんですが、モタレの位置で先に出てこられたのは伯枝師匠。仁鶴師匠、仁鶴兄さんの思い出話を。やはり兄弟弟子でも、雲の上の存在で、前に出ると緊張で固まってしまうと、でも六代目の看病でご苦労さんと、伯枝さん、忍笑さん、鶴笑さんの三人にレポーターの仕事を世話してくださったり・・芸には厳しかったが、普段はニコニコと優しい兄弟子だったようです。
噺は「へっつい盗人」、亡くなられた鶴志さんのくすぐりも入れながら、楽しいたのしい一席を。


三、桂恩狸・・・・・・「立ち切れ線香」

翌日、奈良の落語会で「立ち切れ線香」するんでこのワンコインで演らして貰らいたいと伯枝師匠にいうと、笑いの少ない重い噺やから最後でとトリの大事な位置を与えて頂きました。十年選手の落語家さんが大ネタの「たちきれ」をするとは。この噺で大事な、地唄の「雪」はCDで上手く挟み込んで上出来。今の若手は実力揃いですな。

 

第200回・和泉ワンコイン寄席
2021年8月21日(土)午後2:30開演
和泉シティプラザ・3階

一、笑福亭大智・・・・「子ほめ」
二、笑福亭伯枝・・・・「へっつい盗人」
三、桂恩狸・・・・・・「立ち切れ線香」

 

第201回・和泉ワンコイン寄席
2021年8月28日(土)午後2:30開演
和泉シティプラザ 3階

一、笑福亭鶴太・・・「」
二、桂華紋・・・・・「」
三、笑福亭伯枝・・・「」

 


第202回・和泉ワンコイン寄席
2021年9月18日(土)午後2:30開演
和泉シティプラザ 3階

一、桂笑金・・・・・「」
二、月亭天使・・・・「」
三、笑福亭伯枝・・・「」


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ごまめ自家製そば・394~2021.08.21

2021-08-21 13:13:13 | うどん・蕎麦・そうめん


ごまめ自家製そば・394~2021.08.21

“きつね黄そば”
中華麺を和出汁でいただく“黄そば”、今日はズバリ、きつねを載せての純黄そば。蕎麦でもうどんでもない独特の一杯でおます、まあ、けったいなもんが好きになっております。

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笑福亭伯枝のおもしろ落語講座・4~2021.08.21

2021-08-21 11:11:11 | 和泉ワンコイン&笑福亭伯枝


笑福亭伯枝のおもしろ落語講座・4~2021.08.21

今日は50点の出来、台詞はつまるし、飛ぶし、焦るとどんどんドツボに入っていっている自分がわかります。
なんとか最後まで、押し通せたのが唯一の救い。言い訳ではないですが、今日初めて眼鏡を外して落語をしたのですが、眼鏡を外して話すなんて60年間したことがなかったので、人の顔が見えないと不安になってきてメロメロ、周りも噺もすべての前後左右が見えなくなってしまって、しょんぼり。さあ、元気出して、28日の落語講座を目指して、今週は眼鏡を外しての落語に挑戦でおます。


アクリル板越しに、次々に前に出て稽古をつけて貰う。


泉北亭ライナー・・「時うどん」
ごま亭きなこ・・・「初天神]
散歩亭ごまめ・・・「青菜」
善哉亭あずき・・・「時うどん」
和泉家ジャスコ・・「初天神」
人支亭白木・・・・「つる」
五条亭楽園・・・・「酒の粕」



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ごまめ自家製らーめん・393~2021.08.20

2021-08-20 17:08:22 | ラーメン・冷麺・ちゃんぽん


ごまめ自家製らーめん・393~2021.08.20

“醤油ラーメン”
何の変哲もない醤油味のインスタントラーメン、もやし、ニラ、そして焼豚が、冷蔵庫にに残っていたので使わなければと使命感で作る。最初の動機が食べたいものでないだけに、どこかもみないもんでおますな。自棄で胡椒たっぷり振って食べる。

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スピーチ・バルーン~鈴木陽美

2021-08-20 06:06:06 | 本の少し

☆☆

積読なかからひっぱり出してきて三冊、まずは鈴木陽美さんの「スピーチ・バルーン」。店頭でサラサラっとページをめくって気にいった歌に出会うのがきっかけで買うんですが、さてどの歌だったのか・・・わからぬままに読み終えてしまった。
帯には、ユーモアの背後にある、とあるんですが、そのユーモアも私にも届きがたいようでした。

ピリオドを忘れたようなミスをしてあの夏ひとりと疎遠になりぬ
手帳にもカレンダーにも記さない予定を一つ持ちて雨降る
五分ほど隣り合わせに立っていた人に人来て負けた気がした
ハンカチも鍵も小銭も入れないがこのパジャマにもポケットがある
友人と知人の境にいるような人からふいに春風がふく
怪獣をセロハンテープで裏打ちし仕掛け絵本の寿命を延ばす
一茎の桔梗の咲いてる小皿欠けてさびしい日曜日なり
万華鏡のぞけばこの世になき花が一度限りに散らす花びら

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ごまめ自家製うどん・392~2021.08.19

2021-08-19 19:44:18 | うどん・蕎麦・そうめん


ごまめ自家製うどん・392~2021.08.19

“きざみわかめうどん”

稲庭うどんがあったので、冷たいうどんと思いましたが、お腹に優しく敢えて温かいうどんで。旬のわかめがあるのでそれに今日はあっさり目に、揚げさんのきざみを足す。少し薄目のお出汁にしたので、やさしくほっこりした一杯ができあがりました。


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神さまたちの遊ぶ庭〜宮下奈都

2021-08-19 06:06:06 | 本の少し
 ☆☆☆☆☆

作家の宮下奈都さん一家が、十勝・大雪国立公園にあるトムラウシに移住。大自然の中で、家族それぞれがどう生きていくか一年
かけて手探りでたぐりよせる。三人の子供たちはの学校は小中合併置校で生徒が15人、職員室には校長先生筆頭に事務員さんまでいれて15名。歓迎会に観桜会、夏の登山、運動会にハイキング、仮装盆踊り大会、秋祭に学芸会、もちろん全生徒、全職員、全保護者、それと地域の方が全員参加、普段も授業で釣りに行ったりゴルフに水泳そしてキャンプをしたり、テストも宿題もなくて、教育指導要領なんかはどこにというぐらい自由に学校生活を満喫。宮下さんのお兄ちゃんは中学三年生で一番年長さんなので全校の生徒会長さんに。運動会で大人が本気になって汗を流すのを見て、閉会式で「今日は大人の本気を見ました。大人の本気ってかっこいい」と挨拶する。先生も生徒も皆が主役、大きな集団では脇役だったり今回わたしはパスというのがありますが、ここでは自分の役目、役割を自覚、それが楽しくて大人も子供も本気で全力投球する。
わたしも就職するときに大企業ではなく、それなりに自分思いがが発揮でき「真ん中の歯車となれるところ」を選んで45年勤めてまいりましたが、早くから人とのコミュニケーション、それも年代を越えた、周りのすべての人と共に生きることを教えられるとは、
真の教育、教育のあり方、しいては、どう生きるかを考えさせてくれる暮らしぶりでおました。
 
 
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ごまめ自家製そば・391~2021.08.18

2021-08-18 13:55:33 | うどん・蕎麦・そうめん


ごまめ自家製そば・391~2021.08.18

“とろろ蕎麦”

とろろ蕎麦が食べたくて、それも温かいのを。鬼おろしでおろして、昨日夕飯のにゅうめんでつくったお出汁でつくる。薬味に青ネギ、海苔、かつお、実はあっさり目のお出汁にはかつおが美味、きしめんに添えられているのがようわかりましたな。

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かぜのてのひら~俵万智

2021-08-18 08:08:08 | 本の少し
 ☆☆☆
俵万智さんの第二歌集。24歳の早春から28歳の冬の終わりまで。「書く」ことを人生の真ん中におきたいと、その間に教員生活も終了。でも、最初の「サラダ日記」との波長が合いすぎていたのか、今回の短歌、ぴったりとくるものが少なし、残念。

470余首の中から、気にったのは7首、ほんと残念です。

百枚の手紙を君に書きたくて書けずに終わりかけている夏
こだわればきりなき言葉残される冬のこおろぎ鳴きやまぬ夜
早朝の祇園を行けばうっすらと鰹のだしのにおいがよぎる
マシュマロのような文字書く少女らにハートと星の書き順を聞く
アルバイトの感想聞けばまだお金もらってないからわからぬと言う
おしまいにするはずだった恋なのにしりきれとんぼにしっぽがはえる
ゆっくりと濡れてゆく葉を見ておれば雨の匂いの濃き昼下がり

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ごまめ自家製パスタ・390~2021.08.17

2021-08-17 16:33:11 | パスタ・焼きそば・皿うどん


ごまめ自家製パスタ・390~2021.08.17

“ミートボールスパゲッティ”

昨晩の煮込みハンバーグを多く作り過ぎたので、少し残しておいて昼食に、嫁さんはごはんが食べたいと一人分だけスパゲティを茹でて食べる。たっぷりかけても少し余りましたトマトソース、硬めの麺とパルメザンチーズで美味しくいただきました。

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