ぽれぽれ百綴り

犬好きおばさんのんびり雑記。

驚愕の新事実【三連発】いっぱつめ

2011-05-31 09:31:18 | Singapore/外出&食い意地
シロクマ相方から譲渡を受けた広州土産の風邪、
相変わらず時々咳き込んで止まらなくなりますが、熱は下がりました。
峠は越した模様。
鮮度が落ちる前に、先週1週間通った英会話教室の最終日の話題など、ご報告。
 
 
週明けからスタートした英会話教室、「シンガポールの生活入門コース」も金曜日が最終。
先生が生徒全員を昼食と散策に誘ってくださいました。
この教室について説明すると、
シンガポールへ来て日の浅いひとを対象に、シンガポールの色々を英語で学ぶ、というもので、
生徒は全員日本人女性、私以外は駐在員夫人のようでした。
 
実は私、相方が駐在員という身分ではないため、私自身も駐在員夫人ではありません。
まあ、夫人であるだけ、去年の上海滞在時の、
相方が駐在員でないなら、私自身も夫人ですらない”という立場よりは若干地位が向上した(と思う)ので、
これについてはヨシとしましょう。
  *注:当時は二十代のお嬢さんに「それでこれからの人生、本当に大丈夫なの!?」と鬼気迫る形相で心配されました。
ですから、シンガポールの日本人ネットワーク、日本人会とやらに加入することもなく、
多国籍軍のような相方のオフィスでは日本人はほかにいないらしいので、日本人との接点がありません。
住んでいるマンションにおいても、外国人やちょっぴり富裕層向けときたら日本人もいるにはいるようですが、
都心に比べるとその割合は少ないらしく、ご近所づきあいもないので知り合うこともありません。
当然、日本の方と食事をする機会というのはほとんどなく、これが2回めでございます。
そういうわけで、日本の方と情報交換するのは今回が初めてでございました。
しかも皆さま、シンガポール初心者とはいえ、私よりも在星暦が長いのでございます。
私にとっては貴重な機会ですから、しっかり聞き耳を立てなくては、と自然と力が入りました。
 
アラブ色の濃い教室近くの通りを抜けてリトルインディアまで歩き、
「バナナリーフアポロ」というフィッシュヘッドカレーがおいしいインド料理店でお昼ごはんです。
 
     【バナナリーフアポロ~本店~】                  【器はバナナの葉っぱ~使い捨て!主婦の味方!~
 
席についてお料理が運ばれてくると、まもなくひとりの奥さまの発言が。
 「みなさん、おススメのお店というか、何がおいしかったとか、あります?」
おお!
しょっぱなからスバラシイ質問!
やはり日本人とシンガポーリアンは味覚が違いますから、
日本人の舌にもおいしい、というお店の情報は貴重です。
私の席は生徒6人の一番端で、先生の隣という配置でしたが、
食べることに情熱的な私としては、
先生のお相手をするより、いかんせん聞き耳を立てるほうに力が入ります。
聞き耳を立てながらも、自分の番が回ってきたときのために、
過去の食い倒れ遍歴を整理しながら候補を絞ります。
 
近所のホーカーズの定食の揚げた魚の甘酢がけ($3.5)は本当においしいけれど、
場所が郊外でマイナーすぎるしな…
チャイナタウン近くの有名ホーカーズのアイスカチャン($2.5)は具が多くておいしかったけど、
いきなりデザートをあげるのもな…
教室の近くの食堂のインド系お好み焼き、ムルタバ($6)もクリスピーでおいしかったけれど、
具のマトンは日本人にはキツイかな…
 
  【えびせんみたいなクリスピーなおせんべい】
 
 
【ビリヤーニ(手前)、ナス(左)とキャベツ(右)のおかず)】
堂々考えていると、ひとりめの奥さまが発言。
「そうですね~。ラッフルズホテルのレストランほにゃららがおいしかったですよ」
ホワット?
らっふるずほてる~?
そんなひと皿の料理が何十ドルもするレストラン、私には何の参考にもならないでございますよ。
料理名“ほにゃらら”もはっきりおっしゃっていたようですが、私の脳が人生に不要な情報としてカットしてしまいました。
次!
 
「オーチャードにあるほにゃららホテルほにゃららもとってもおいしかったです~!」
ホワイ?
なぜ、またホテル?
今回は高級感あふれるホテルの名前さえも、脳がカットしてしまいました。
ホテルのレストランはだいたいひと皿20~30ドルはする(と思う)ので、まったく私の生活圏外です。
次の方も、その次の方も…
どうやら奥さま方のおススメは、ホテルのレストランや高級レストランに限られる模様。
この新事実に、私、驚愕でこざいました。
駐在員夫人の経済力って!
 
 
結局、私もうすっぺらい見栄を張り、1回しか食べてないのに「チリクラブ」をあげてしまいました。
ホテルのレストランでも高級レストランでもないけどね。
シンガポール食い倒れ歴のなかで、それがいちばん高いものなの。
というか、後にも先にも、ひと皿10ドル以上のお料理なんて、食べてないから、私。
 
一度もホーカーズに行ったことがない奥さまもいらっしゃったりで、これまた私には驚愕でした。
私ったら、ホーカーズの恩恵にあやかって、相方がいないあいだなんて、ろくすっぽ自炊なんてしてませんけれど?
毎日ホーカーズでも、まったくへっちゃらですけど?
へっちゃらというより、むしろパラダイスですけれど。
ホーカーズ、早くてウマくて安いんですよ!
お昼はひとりっていう奥さまこそ、利用価値大だと思うのですが。
 
ということで、新事実は、にはつめへとつづく…。
 
 
 
 

ハチミツ城をめぐる攻防

2011-05-30 10:19:43 | Singapore/物欲
風邪でまだ本調子ではないので、
また以前に書いておいたものでお茶を濁したいと思います。
 
ここシンガポールのマンションでは、小さな来客はトカゲさんだけではありませんでした。
  *注:トカゲではなくヤモリだということでした。
彼のほかに困った来客がいます。
それは…アリ。
  
ごく小さいサイズのアリが大勢います。
彼らの訪問を受けているのはわが家だけではなく、ごく一般的なことらしいです。
ここは20階なのに、窓を閉めていても、どこからともなくやってきます。
列を成してやってきます。
甘いものを置いていなくても、台所や洗濯部屋を巡回しています。
当然、甘いものがあると嬉々として集まってくるので、油断できません。
即、冷蔵庫になおします。
 
ところが!
先日、冷蔵庫になおせない甘いものをうっかり買ってしまいまして。
 
          【後列左がそのお買い物】
 
ニュージーランド産クローバーのハチミツです。
$3.7(約250円)でした。
  *注:参考までに日本のスーパーで98円の手前のワサビ、こちらでは$4.3(約300円)と高価です。
      ハチミツの右隣はニュージーランド産ゼラチンパウダー、$2(約140円)。手前はセロハンテープ、$0.5(約35円)。
とっても香りがよくて味が濃くて、全粒粉と豆乳で作ったパンケーキによくあいます。
←右端にハチミツ。オーガニックリンゴは皮ごといただきます
でもこれは、固まるから冷蔵庫には入れられません。
開封後、台所は狙われるに決まってるからと、リビングのテーブルに移動。
 
…残念。
翌日、アリたちにあっさり発見される。
ではでは、と、裏をかいて、勉強部屋(と私が勝手に呼んでいる私の個室)に移動。
 
…無念。
翌々日に、アリたちに気付かれる。
それならば!と、意表をついて、寝室に移動。
 
…面目ない。
さらにその翌日に、アリたちに取り囲まれる。
 
アリたちとの攻防に勝利する次の一手を、
と、NHK大河ドラマ「江」をひとりで見ながら、軍師にでもなった気分で真剣に考えておりました。
できればやっつけないですむ平和的な方法で対処したいものです。
 
秀吉…憎めないキャラクターだけど、もうすぐ茶々を手篭めにしちゃうんだよな。
三成…誠実そうで好青年に見えるけど、なんで人望薄かったんだろう?
 
まったく対照的なふたり。
共通点は
 
 
 
 
水攻め?
 
<ご参考>
秀吉…高松城の水攻め。結果→大成功。毛利方の城主、清水宗治自刃を条件に和睦。
三成…忍城の水攻め。結果→大失敗。三成の戦下手が天下に示される結果に。
         (浮き城の異名をもつ忍城は水攻めに不向き。彼は秀吉の命に従っただけとの説もあり。)
 
【参考文献「のぼうの城」~おもしろいです~】
のぼうの城
 
 
 
 
ということで、私も水攻め戦法でいくことにしました。
 
【ハチミツ城の水攻め~ケースはおなじみフィラデルフィアクリームチーズ~
 
  ←わかりにくいですが、底に水を張っています。
ハチミツを攻めているわけではなく、守っているわけですから、正確には水攻めではないですが。 
とにかく、これでアリたちは手も足も出ません
おそれいったか!
 
しかも犠牲者、ゼロです!
あっぱれ!
 
アリたちとの戦いに完全勝利してしまいました。
私って、天才軍師かも!?
(っていうか、こんなレベルのことをずっと考えてるなんて、相当ヒマ。)
 
これで安心。
ハチミツは最後の一滴まで、すべて私のものです。
別にアリたちにわけまえをあげてもいいのですが、群がられると、ねえ。 
 
帰ってきたシロクマ相方に、「水栽培?」と不思議がられました。
さすがにいくら南国でも、ハチミツが発芽することはないかと。
根が出て、芽が出て、花が咲いて、
さらにハチミツがいっぱい採れたら夢のようですが(うっとり)。
 
 
さて、昨晩の「江」で、
茶々は彼女の方からも慕うようになって秀吉と結ばれる、という展開となりました。
本当に両思いだったのかなあ、事実はそんなにきれいな話だったのかなあ、
そう思う私は、大人の世界を知りすぎたのでしょうか?

南国の経済性

2011-05-28 12:46:23 | Singapore/日々の暮らし
シロクマ相方が昨晩、無事帰ってきました。
ハノイは最近の出張先のなかでは、涼しく、過ごしやすかったそうです。
「あのあたりにはちゃんと四季があって、山のほうでは雪も降るらしいよ!」
冬山にひとりで登ってスキーで下山してくる、というのがかつての趣味であった相方、
目をキラキラさせて話してくれました。
ツマの功労により、国際電話の件もうまくいったようで何より、
ツマへの譲渡により、ひどかった風邪もすっかり峠を越したようで何よりでございます。
優しいツマは傍らで、朦朧としながらも、相方の話相手をつとめておりました。
 
涼しく過ごせ、仕事もうまくいき、体調も回復して、
と、3拍子そろってご機嫌さんの相方とは裏腹に。
暑いなか、汗だくで走り回って、冷房キンキンの売店への出入りを繰り返した献身的なツマは、
しっかりどっぷりぐったり風邪をひいてしまいまして、
鮮度のよい最近の話題をお届けしたい気持ちも山々なのですが、
今日は、以前に書いたものでこの場をしのぎたいと思います。
 
 
 
南国は爪が伸びるのが早い、
先日、ネイルサロンでそう教えていただいた私、
次の予約は早めに入れなくては、と自分に言い聞かせました。
なんとなくそうかなあ、と思っていたのですが、やっぱりです。
髪も伸びるのが早くなっているように思います。
前髪を切りすぎて後悔しているそこのあなた、シンガポールへカモンですよ。
でも、ネイルと髪のカットについては、頻繁な分、高くついてつらいです。
 
南国の威力は爪や髪だけには及びません。
こんなところにも。
 
         【ヤンキージャガイモ】
 
「なんだ、ジャガイモから芽が出るなんて、日本でもあることじゃない。おおげさ」
そう思われた方、目をよく凝らしてご覧ください。
葉が出ているんですよ!
芽が出て、一気に葉も出る。
さらに虎視眈々と次世代のイモを育てているやからもおりました。
 
南国では植物もパワーアップするのでしょうか?
こちらのジャガイモ、出身はアイダホです。(だからヤンキー、ね。)
  ↑
(相方の場合、テントや寝袋など何十キロもの登山道具を背負ってスキーで降りてくるそうですよ。
 登山に15時間以上、下山に2時間。それって楽しいの~?)
 
 
 
ほかにも、買ったランの花がてっぺんのつぼみまで開花するのには驚きました。
日本でだと、枯れたり、しなびたりで、花より先に落ちていったりするもんなんですが。
やっぱり気候があってるんでしょうね。
参考までに、国花がランでランの生産地としても有名なシンガポール、
その生産量は、世界市場の15%を占めるそうですよ。
 
 【いちばん安かったデンドロビウム~5本で$2(約140円)~】
 ←これはかなり終わりのほう。てっぺんまで咲いているのがわかるかなあ。
 
たった2ドルとはいえ、相方もほとんどいないこの家に、ニートが花を飾るなんて贅沢かなあ、
日本でも暑い時期の花は持ちが悪いしなあ、
買ってから反省を繰り返す、学習能力のない吝嗇家の私ですが、
ちゃんと毎日水を換えて水切りしていたら、驚くべきことに、最後の一輪まで楽しめたのでございます。
その期間、2週間。
すばらしいコストパフォーマンス。
だってあなた、1日あたり10円ですよ!
 
 
“だからどうした”的な話題ばかりで結論もなくて恐縮ですが、風邪でしんどいので、
今日はこれにて…ドロン。

みっしょん

2011-05-26 08:21:30 | Singapore/日々の暮らし
ハノイに出張中のシロクマ相方がおとといの晩、7時半ごろケイタイに電話をくれました。
私のひとり暮らし状態も度々となり、さすがに心配してくれているのかなあ、と思って、
「元気ですよ~。そちらはホーチミンより過ごしやすいでしょ?」などと、
愛想よく話しかけてみました。
相方は先月、ホーチミンへ出張して、「やっぱり暑かった」と疲れて帰ってきたのです。
ホーチミンと比べるとハノイはずいぶん涼しかった記憶があるので、
今回は多少なりとも快適なのでは?と、ご機嫌伺いをしてみたわけです。
すると相方、けなげなツマからの問いかけもさえぎって、
「話は後で。
今すぐスターハブ(電話会社の名前)の18ドルのカードを3枚買って、
カードナンバーとPINコードをパソコンのアドレス宛にメールして。じゃあ」
つ~、つ~、つ~。
この間、約10秒。
 
…みっ、みっしょん?(゜д゜;)
「話は後で」も何も、私が話す間もなく、お電話、切れましたけど?
 
彼がいうカードとは、こちらではトップアップカードと呼ばれる、
携帯電話のチャージ用カードのことです。
プリペイド方式で携帯電話を利用する場合、
1.そういったカードを買って、
2.カード裏のスクラッチを削るとカードナンバーとPINコードが出てくるので、
3.チャージしたい携帯電話からカード記載の電話会社の番号へかけ、
4.2.の番号を音声案内に従って入力すると、
チャージが完了する仕組みです。
カードの種類によって、チャージした料金が国内専用だったり、国際電話と両方使えたり。
相方は、出張前夜にもかなりの枚数分の金額をチャージしていたのですが、
おそらく仕事で予想外に電話を使って、チャージがなくなりかけているのでしょう。
1.2.を私に託して連絡させ、3.4.は自分ですると。
それにしても、久々の夫婦の会話だというのに、なんとそっけない。
とりあえず、時間も時間なので、理解の早い素直なツマはカードを売っている商店街の売店へと急ぎました。
幸いにも売店はまだ開いていました。
 
急いで帰って、パソコンを立ち上げ、ぽちぽちと入力。
 
…みっしょん完遂!(ノ^^)八(^^ )ノ
 
そして、翌朝7時、NHKの「おひさま」を見ながら(←日本との時差、-1時間)朝食をとっていると、
 また電話が…。
 
昨日のみっしょん完遂に対する
お礼の言葉かな…(*^-^*)
おほめの言葉かな…( ´艸`)
と、ウキウキと出るも、
 
「昨日、あれから電話をかけたのに、でなかったでしょ?
何回もかけたのに。
さらに5枚、同じことをやって。急いで!」
つ~、つ~、つ~。
(((((゜ロ゜屮)屮
 
この間、約15秒。
またしても電話は切れたのでした。
その間、私が発したのはとっさの
「ご、ご、ごめんなさい!電話、気付かなかったです!」だけ。

 
…私もキレたい(-_-メ)

まだ朝の7時過ぎなのに、開いてる売店なんてあるんかな?
とりあえず、急がば回れの冷静なツマは
「おひさま」を見終わってから、
近所のガソリンスタンドの売店なら開いてるだろう、と思って走りました。
 
…残念。
売店は開いていたけれど、相方指定のカードはありませんでした。
しばらく考え、朝早い市場ならほとんどの店が開いているはず、と思って、また走りました。
市場にカードを取り扱う売店なんてあったかな?とは思ったのですがダメもとで。
幸いにも市場内に売店があり、そこでカードが手に入りました。
帰り道、またもや相方から催促の電話。
急かされるツマ(>_<)
 
マンションへ走って帰って、ぽちぽち…。
 
みっしょん完遂!~(^^~)(~^^)~
 
 
一息ついてからケイタイの着信履歴をみたら
 
…電話って、夜中の12時やん(-д-+)
12時よゆうでまわってるやん。
ほとんど1時やん。
 
 
寝てたよp(-_-メ)
 
相方、
危ないからという理由で、
夕方ランニングするならマンション敷地内で、と私に言いながら、
夜中の1時にカードを買いに走らせるつもりだったのでしょうか(^^?
知る限りのすべての売店はすべて閉まってると思うのですが、
探しまわらせるつもりだったのでしょうか(^^?
(24時間営業のコンビニにおいてなかったのは確認済み)
 
夜中の1時に?
 
…う~ん。
確かにここは私の知る限りの外国でいちばん安全っぽいですが、
のどに小骨がひっかかったような気分。
 
 
のどが…と、それからずっと思っていたら、
昨日夕方から、本格的にのどが痛くなり、鼻水も出てきました。
ここへ来て、相方の風邪がうつった模様。
 
…怒り倍増。
 
 
   【さわやかな気分でお帰りいただけるよう、植物園の美しいランたちをお届け】
 
 (真ん中ふたつがシンガポールの国花“バンダ・ミス・ジョアキム”、大変のっぽなラン)

故郷のお酒

2011-05-25 10:04:24 | Singapore/外出&食い意地
先週土曜日、まだ風邪も治っていないというのに、
日本酒が切れて辛抱できなくなった相方が、高島屋への買い物に誘ってくれました。
日本酒は近所の商店街や市場、スーパーでは手に入らないのです。
激しく咳き込んでいるのに、お酒のやめられないあなたって…。
出張が多くて、帰ってきたと思ったら風邪でしんどそうで。
そんな彼を思いやって、私、近所で手に入らないものは、通販を利用したり、
都心まで買出しに出かけたりと、小さな苦労を重ねていたのに
そんな必要なかったじゃん!
 
まあ、ふだんは遊びほうけている私ですから、たまには苦労もすべきなのであって、
しなくていい苦労をした不満はあえて口にせず、素直に買い物の誘いに乗りました。
 
シンガポールを代表する百貨店のひとつ、高島屋は品揃えも豊富、
日本のものもいちばん揃っていると思います。
そして、週末はいつもにぎわっています。
本国より儲かっていたりして?
その高島屋の日本酒キャンペーンコーナーで故郷のお酒を見つけました。
 
  【日本酒たち~真ん中の黒いのが故郷のお酒~】
   
 
え~!?春鹿くんやないの?
こんなところで会えるなんて~。
アルコールはまったく飲めない私ですが、お土産に好評な春鹿くんにはお世話になっています。
異国でばったり同級生に再会したような、うれしさとなつかしさです。
「入魂の一滴 春鹿 超辛口」は、切れのよいまろやかな口当たりらしいです。
720mlのお値段は$35.5(約2,480円)。
日本では1,500円前後のようですから、故郷を出て箔がついたのか、やっぱり高め。
すっきりとして暑い夏でもスイスイ飲めるお酒らしいので、
同級生はきっとこの国でもいい評価を得て、故郷に錦を飾ることでしょう。
なお、咳も止まらない相方が愛も止まらない上撰菊正宗は、1.8ℓで$53.95(約3,770円)でした。
高島屋のような大型小売店ではそこに7%の税金が加算されます。
 
実は、高島屋、商品も高いですが、駐車料金も高いです。
シンガポールの小売店には「○円以上のレシートで2時間無料」などという
気の利いたサービスはありません。
長時間お店にいてたくさん買ってくれるお客さまは、
お金持ちに違いないから、駐車料金代くらいケチらない、という発想?
台数制限されているという車を持つことがそもそもとても贅沢で、税金も維持費も高いそうですよ。
 
買い物のあと、高島屋内のフードコートでフィッシュボールヌードルをいただきました。
【あっさり味のフィッシュボールヌードル~$5(約350円)だったかと~】
     
 
広東省潮州のお料理だそうです。
フィッシュボールとは、丸い魚の練り製品のことです。
シンガポールの魚の練り製品は、淡白で癖のないものが多く、大変食べやすいです。
ここのはボリュームもたっぷりで、高いだけのことはある納得の食べ応えでした。
主役のフィッシュボールの風味を損なわないよう、澄んだスープもあっさりした味。
麺はミーポッという“どん兵衛”みたいな平たい麺でした。
おなじみのチリが小皿でつきますが、
のどを痛めている相方は、チリ抜きでおいしそうに完食なさいました。
ふたりで食事に行くと、フードコートやホーカーズでも、
席をキープするひとと、食料を調達するひとで、チームプレーができて便利ですね。
 
参考までに、百貨店内やショッピングセンターにあるフードコートは、
あくまでフードコートであって、ホーカーズとは呼ばないらしいです。
何が違うのか…立地?空調のあるなし?清潔感?経営方式?
よくわかりません。
 
実は今週から英会話教室に通い始めました。
最初の1週間は、「シンガポールの生活入門コース」で毎日授業があります。
ターゲットはシンガポールに来て日が浅いひとということなので、英語のレベルはバラバラ。
シンガポールについての色々、
文化、民族構成、生活習慣、規則、教育制度などを英語の説明で教わっています。
シンガポールは英語が普通に通じる国ですが、
シンガポーリアン同士だと「シングリッシュ」と呼ばれる、独特の発音と言い回しの英語を話します。
これが外国人には悩みのタネで、慣れないうちは何を言っているのかわからないということです。
「ということです」などと他人事のようにいうのは、
自分の英語もかなりいい加減で、聴き取りもおおざっぱな私には、大勢に影響がないからです。
中国系シンガポーリアンで留学経験もある先生は、
教室内ではちゃんとした英語しか話されません。
それでも先生のおっしゃることを全部は聴き取れないので、
コース終了後、編入するクラスのレベルについて悩んでいるところです。
 
では、行ってきます。