ぽれぽれ百綴り

犬好きおばさんのんびり雑記。

クリスマスはパーティへ

2011-12-29 00:50:44 | Singapore/外出&食い意地
クリスマスはイブも誘ってくれた友人夫妻の自宅パーティに行ってきました。
 
シロクマ相方は恒例のマレーシアゴルフに出掛けたので、この日は私ひとりで参加。
持ち寄り式ということで、肉団子の甘酢あんかけとビスコッティを作りました。
中華とイタリアン、変な組み合わせですが、
私が失敗しないことと、取り分け安さ・食べやすさ、他のひとと重ならないもの、と考えた結果です。
 
肉料理は久々なので、前々日に予行演習済み。練習した甲斐あって、手際よく作れました。
  
 
  ビスコッティは学校の常連おやつだったのでお手の物。漢方薬局で入手のオーガニック食材も色々。
    
 
    こちらがプレゼント入り巨大バッグ。クマクッションもなんとか包めましたよ。
      
 
私のような外国人や一部富裕層はコンドミニアムや一軒家に住んでおりますが、
たいていのシンガポーリアン(約85%)はHDBという集合住宅に住んでいます。
友人の住まいもそれ。
HDBとは政府が開発した住宅で、国民や永住権を持つひとしか買えません、たぶん。
また買うにも、この辺がシンガポール政府のウマいところで、
結婚してないとダメとか、どちらかの親の近くの物件を買うと補助ありとか、色々あるようです。
土地と資源が乏しい国だからというのもあるけれど、
人口政策とか、労働政策とか、はっきりしたものを感じさせるでしょ。
国の発展のためにそこまでやるんですよ、シンガポールって。
 
 わが家から見えるHDB群。
  
 左写真の右手前の白い建物だけコンドミニアム。違いがわかりますか?
 
シンガポール中にうじゃうじゃ建っているHDBですが、私が建物の中に入るのは初めて。
それも今回、楽しみにしていたひとつでした。
 
HDB、私には日本の高度成長期に立てられた団地のイメージでした。
高度成長期…よく知らないけれど。
 
     いざ、友人宅のHDBへ。
         
     共有部分は日本のマンションみたいに生活感があってほのぼの。
 
が、友人夫妻のそれに行って驚きました。
正確には、玄関に入って驚きました。
広い!
そして、美しい!
政府がこんなに立派で美しい住まいを用意してくれるんなら、
そりゃ若者は結婚するよ!親は子の育児を手伝うよ!夫婦そろって働くよ!
今回、HDBお宅訪問を経て、また一層シンガポールの政策のウマさに感心しました。
 
彼らの住むHDBが美しいのは、彼らのセンスのなせるわざでもあるのですが。
  クリスマスツリーも本物のもみの木。ツリーのまわりにはプレゼントたち。
   右端に写っている男前な後姿がターキー切り分け中の友人。前から見ると美人です。
 
 
  
 左写真はお料理の数々。手前がターキー、友人切りわけ中。
 チキンカレー、餃子、フライドホッケンミー、とシンガポールらしいお料理も。
 右写真はクリスマスケーキ。左後ろに私の肉団子。なかなかの売れ行きでウレシイ。
  
さて、肝心のパーティですが、恐れていたとおり約15名のゲストに日本人はいませんでした。
シンガポーリアン、中国人、イタリア人、マレーシアン…。
が、一部中国語オンリーの方を除くと、みなさんフレンドリーに話しかけてくれました。
そして、私のつたない英語にも辛抱強くつきあって、話し相手になってくれました。
恐縮しましたが、おかげでひとりぽっちになることなく、楽しく過ごせました。
 
  これはプレゼント交換のひとコマ。
 輪になって、友人が読み上げる物語に従って、プレゼントをまわすのです。
 "ライトファミリーのクリスマス"とでもいうような物語で、
 途中、Rightと出てくれば右に、Leftと出てくれば左に、持っているプレゼントをまわします。
 何度も右左右…と混乱しながら、1周以上まわりましたよ。
 
賛美歌をアカペラで歌ったり、
グラフィックデザインを教えている友人夫君のオタクコレクションを見せてもらったり。
 
        アニメや映画のフィギュアが、あちこちにどっさり。
 
 マンガコレクションも充実。
   
 英語を話す"AKIRA"のカネダ、中国語を話すナウシカ。(オタクな話題でスイマセン。しかも古いし!)
 
あっ!
 
という間に時間が過ぎて、またも不良主婦は夜遅くに帰宅しました。
 
日本でパーティというと、華やかで賑々しいものを想像しますが、
友人宅のものはそういうのじゃなくて、しみじみと心温まるものでした。
そして、友人夫妻のホスピタリティは素晴らしかったです。
シンガポールに来て初めてのクリスマスをこんな風に過ごせるとは思っていなかったので、
誘ってくれたふたりにも、この出会いにも、感謝でいっぱいの二日間でした。
 
 私がいただいたプレゼントたち。
   
 友人にもらったバラの香りのハンドクリーム。
 その日初めて会った方から、ポーランドのチョコレートとマグネット(マグネットは写真ナシ)。 
 ネックレスはプレゼント交換で。
 私が一番小さい箱だったので、一瞬がっかりしたのですが、開けてみると一番高価そうなお品でした。
   大きな箱をもらった友人夫君のは、タッパー。
  これって、舌きりスズメの法則ですね!
  しかしクリスマスプレゼントに、なぜタッパー?
 
 
 
明日は2週間も前に行ったマラッカの旅を書きたかったのですが、タイムリミット。
年内UPの約束が果たせず、スイマセン。
今年の更新は今日までです。
 
フライト代も自腹の私は、節約してお正月も日本へ帰りません。
相方も親族が3月の地震で大きな被害を受けていることもあり帰らず(というか帰れず)、
こちらに残ってくれることになりました。
 
本日午後から年明けまで、
節約したお金の一部でインドネシア、ビンタン島に行ってきます。
 
が、相方、今日は仕事で行けないかもしれないって。
先に行っておいてって…南の島でひとり何をしろと?
最悪のケースだと、南の島で5日間ひとりぽっち…ああ怖い。
さらに怖いのは、休みボケ。
帰国後翌日には次のタームが始まるのです。
年明けからバタバタしそうな気配むんむんですが、まずは今を楽しみます。
行ってきます!
 
 
 
今年一年、
こんなとぼけたブログにおつきあいくださり、ありがとうございました。
どうぞよいお年を。
新しい年が、穏やかで幸せなものとなりますように。

イブは教会へ

2011-12-28 11:06:13 | Singapore/外出&食い意地
遅ればせながら、イブとクリスマスの報告を。
 
イブはシンガポーリアンの友人カップルに夫婦で誘われて、彼らの教会に行ってきました。
シロクマ相方はカソリックなのですが、彼らの教会はカソリックではないとのこと。
(だから礼拝をミサとは呼ばなかったんだ、と後から知りました。)

「どうする?私ひとりでもいいよ」と聞いてみたら、
しばらく考えていたようですが、「一緒に行く」と言ってくれたので、ちょっと申し訳ない気も。
私はといえば、
「クリスチャンでないとわかって私を誘ってくれているのだから、行ってもいいんだろ。じゃあ行ってみよー」
くらいの気楽さ、信仰心のなさですから。

  教会っぽくない教会の前で開場を待ちます。
                        「開場という発想がある時点でカソリックとは違う」とは相方。
 
夜7時半という早い時間から始まる「Christmas service」と呼ばれるそれが行われる教会は、
まるでコンサート会場みたいでした。
と思ったら、クリスマスサービスそのものも、コンサートみたいで驚きました。
 
 入り口でもらったパンフレットと、ろうそくみたいにゆらぎながら光るキャンドルライト。
    こんなところでも好奇心丸出し。
 
始まる前に、
「私たちのはカソリックのミサと違って、とってもアクティブだから驚かないでね。
でも歌って踊って、とっても楽しいから!」と、
友人から教えてもらっていたけれど、やっぱり驚いた。
    
会場いっぱいに響く大音響!ステージで繰り広げられる歌とダンス!
これはまるで、ミュージカル。
それより似てるのは、NHKの若者向け歌番組の公開録画!!(行ったことないけれど、イメージで)
ロックでポップながらも、全面に漂うとっても安心できる健全な雰囲気
友人の言葉どおり、信者さんたちがオールスタンディングで歌って踊ってます!
 
 
 
 
歌は有名なクリスマスソングを除くと、私の知らないのばっかりでしたが、
曲調は、セリーヌ・デュオンやマライア・キャリーといったところ。
前の大きなスクリーンに歌詞が映し出されて、歌い手さんが上手に引導するので、
ノリのよさも手伝って、知らない曲も歌ってしまいました。
歌い手さんたち、本物の歌手かなあ、と思うくらいウマイ!聴かせます!
会場はやんややんやの、スタンディングオベーションです。
 
                       
 
クリスマスのミサ(プロテスタントはミサとは呼ばないのですけれどね)というと、
子どもたちのこじんまりした寸劇を見て、神父さんか牧師さんの退屈なお説教を聴くものと思ってました。
いや、退屈な…っていうのは、私の英語力のせいなんですよ。
きっと聴き取れないから、退屈で眠たいだろうなあ、と思っていたのです。
 
歌と踊りの後は、牧師さんのお説教だったのですが、
これがまた、ピン芸人の持ちネタのように面白い
まずいでたちが、Tシャツ、ジャケット、ジーンズですからね、
話し始めるまで、牧師さんだとはまったくわかりませんでした
英語があんまりわからなくても、子どもにもわかるノリで笑えるネタを盛り込むので、面白いのです。
なんと達者な話芸最近の牧師さんは大変だなあ。
これって、シンガポールの牧師さん限定なのかな?

カソリックとプロテスタント、各教会によって色々なやり方があるのでしょうけれど、
こんなカジュアルなのもあるんだなあ。
クリスマスミサといえば、夜11時半くらいから行われる厳かなもの、
というカソリックの教会に生まれてからずっと属していた相方は面食らい、なじめない様子でした。
でも私は、不謹慎ながら、
みんなが幸せそうで楽しければそれでよいので、いい時間を過ごせたかな、と。
友人夫妻、お誘いありがとう!


イブはアバクロドリアン

2011-12-26 09:55:02 | Singapore/物欲
シンガポールは本日休日、
昨日がクリスマスで祝日だったので、今日は振替休日です。
 
イブは、じめじめと日本の梅雨のようなお天気でした。
特に今年は雨が多いらしいです。
イブの24日、大根3本、ジャガイモ10個を買いに市場に行ったら、
雨に降られ、こんな季節なのに傘を忘れて、帰れなくなりました。
 
昼ご飯を市場併設のホーカーズで食べながら、雨が上がるのを待つことに。 
やみそうにないので、一番列の長いお店に並んで、そこの名物らしいチャーシュー麺をオーダー。
20分くらい並びました。
 
 
          
 
チャーシューが美味!!
外が香ばしくって、甘めの味付けでおいしい。
これでスープが別について、$2.5(約150円)、そりゃ並んででも食べたいわ。
お店は1時過ぎには売り切れじまいしていました。
 
その後、いつもの漢方薬局に行き、納豆用のオーガニック大豆を大量購入。
ずっしりした荷物を抱えて歩いていると、どこからか異臭…いえ、私にとっては芳香が。
ドリアン臭です!
すごいな、50メートル離れててもかぎつけられるって。
 
  
 
7月にドリアン大売出しをやっていた果物屋さんで、また売り出しをしていました。
年2回シーズンがあるというドリアン、またシーズン到来でしょうか!?
シンガポールへようこそ、ドリアンたち、歓迎しますよ!! 
相方と私はほとんどドリアン中毒、
先週も彼が遠くまで行って、1パック$28(約1,700円)のを買出ししたくらい。
 
さて、前回写真を撮れとやたら要求した陽気なドリアン兄さん
彼との再会を期待したのに、いっらっしゃらず。残念。
今回の売り子さんたちはまったく英語を話せないらしく、
ガイジンの私の相手を誰がするかで仲間内で押し問答になっており、
一番若くて気の弱そうな男の子が、どん!!と私の前に押し出されました
 
これでは、まるでいけにえ
 
その彼が、あまりにしどろもどろのもじもじ君になってしまったので、
(私ってそんなに怖そうなんでしょうか?)
気の毒になって、ひとり勝手にドリアン選びを始めました。
果肉だけをパックにつめて売っているものと違って、
果実からのドリアン選びはなかなかムツカシく、真剣勝負
だから男の子なんかにウツツを抜かしてられんのです。
今回は前回の教訓を胸に、慎重に、慎重に。
                
トゲやじくをチェックしたり、においをかいだり、持ち上げたり、振ってみたり…
色々なドリアンを手にしてみたいものの、
荷物があまりにも重過ぎるうえ、ドリアンそのものも重くて、トゲトゲで持ちにくい…とても無理
そしてにおいは…すでにあたりに満ちたドリアン臭で、嗅覚がマヒしていてよくわかりません
結局、年配の売り子さんのおススメも聞きながら、山の手前のほうから3つの購入を決断。
お買い得品だったので、3つで$10(約600円)です。
わきにひとつ$1(約60円)のと$2(約120円)という格安のもありました。
その差を知りたくて、そちらからもひとつ買いました。
 
        
 
     
ナタみたいな包丁で中身をぱかっとちょっとだけ開けて、これでいいか確認させてもらえます。
OKすると購入決定となるのですが、
その年配の売り子さん、私の選んだドリアン4つを皮付きのまま手提げナイロン袋に入れ始めました
すと~っぷ!!
こんなイガイガ、そのまま持たされたって、ご家庭でむけっこないじゃん!
どうせ通じないんだからと、適当な英語でまくし立てると、
私の大事なドリアンが、さっきのもじもじ君に手渡されました。
果肉を取り出すのは面倒な仕事なので、若くて気弱な彼に押し付けた模様
 
と、もじもじ君が文字どおり一肌脱いでくれました
着ていたTシャツを脱いだのです。
 
    こちらはドリアンが脱いだイガイガ。
 
おおお!
 
   
 
まるでアバクロ!?
 
ローカルな話題で恐縮ですが、
シンガポール、12月にアバクロこと、"Abercrombie & Fitch"が上陸したことが話題になりまして。
世界各地で恒例のプロモーションで、
お腹がむっつに割れた上半身裸の若い男の子たちが、ずらずらずらっとお店の前に並んだんです。
       
で、彼らと写真を撮ったり、おなかを触らせてもらったりが、タダでできた模様で、
お店は連日大変な賑わい、ニュースでも取り上げられたくらいです。
 
 ニュース画像より。こんな感じで六つ割れ君たちに囲まれて写真が撮れたの。
   お買い物していなくても写真OKなんだって。太っぱら…いや、筋肉っぱら!
 
私はえくすて立食ランチ会の日に反対側の通りを歩いたので、
遠くからチラッと見ただけですが、すごかった。
六つ割れ君たちの列も長いが、お客さまの列ははるかに長い!
                 
 
また、同じ12月の上陸記念でも真冬だった日本と違って、
シンガポールはぬっくいから、みなさん、脱ぎっぷりが潔いのですよね。
 
   左が銀座店オープン当時のプロモーション用写真らしい。右がシンガポールの。
    
 
 
いやでもさあ、
確かに近くで見たい気もするけれど(やっぱり見たいのか?)、
あんな人たちに近寄るのって、恥ずかしくない?
しかも一緒にカメラに収まるなんて、恥ずかしすぎない?
 
そう思ってたら、
先日、グラマーの先生、シニカルMsエルと晩ご飯を食べたとき、
彼女が腹筋六つ割れ君と並んでいる写真を見せてくれたので、仰天しました。
そこに写っているのは、笑顔のMsエル。
クラスではあんなに辛らつに毒を吐きながら、その笑顔は何ですか?    
 
 
ま、大きく話がそれましたが、
アバクロになりきれないもじもじ君が、一所懸命、果肉を取り出してくれたドリアンはこちら。
全部で5パックになりました。
 
           
 
これでしめて$12(約720円)だもんね。
味はイマイチでも文句は言うまい。
ドリアンは値段に大きく開きのある果物で、
高島屋地下のスーパーでは、1パック$88(約5,300円)の高級品もありました。
     
私が高級品の「猫山王」(キャットマウンテン、品種名です)に気もそぞろになっているうちに、
ひとつだけ買った格安ドリアンがほかのドリアンと混ぜられてしまい、
どれがどれだかわからなくなってしまったのが残念。
食べ比べ、したかった。
 
いざ、シロクマ相方の待つわが家へ!
 
感想ですが、
まだすべて食べきったわけではないものの、
(ドリアンは体を熱くする食べ物なので、食べすぎは発熱、不眠を招きます。)
今のところ、ドリアン選び、大成功です。
甘さと苦さのバランスで言うと、ちょっと苦さが足りない気もしますが、
ねっとりクリーミーでタネも値段の割りに大きくなく、良品。大満足です。
前回よりもずっとおいしい!果肉の量も多い!
腕を上げたな、私。
ドリアン選びの才能があるかもですよ。
帰国したらまるで役に立たない才能ですが。
 
クリスマスのメインイベントはドリアン祭りではなく、
シンガポーリアンご夫妻に誘われた、イブのミサとクリスマス当日のパーティ。
その様子はまた後日お届けします。
 
マラッカ旅も、モザイク教室も、クリスマスランチ会も、まだレポできてない。
年末年始も行事があるのに、大変だあ。
ドリアン祭りなんて、各イベントに比べたら脱線の範疇ですよ。
脱線ばっかりで本線に戻れない…まるで私の人生そのもの

クリスマスですね。

2011-12-25 11:44:18 | Singapore/日記
上海に住む友人の、
お父さまがお亡くなりになりました。
 
お父さまの容体悪化で彼女が日本に一時帰国したのは知っていたので、
あえて連絡を取らないでいました。
今朝、彼女のブログで訃報を知りました。
 
彼女の思いがこもったお父さまのエピソードに
自分の父の記憶と重なって、目からも鼻からもありったけの液体を放出する私。
 
彼女のお父さまは転勤族で大変な激務だったようで、
そんな彼を深く愛するお母さまは、いつも一緒にいてサポートすることを決心。
だから、彼女と弟さんは子どものときから全寮制の学校に入れられていた、というのも聞いていました。
お父さま、退職後はゆっくりのんびり過ごして、お母さまとずっと仲良く、長生きしてほしかった。
 
そう思うと、自分の父の早すぎる死とも重なって、無念で悲しくて…。
でも彼女のあたたかい文章を読んでいると、お父さまはしあわせな生涯だったんだと感じられて。 
 
パソコンを前にそんな液体大放出の私の部屋に、
シロクマ相方がやってきました。
 
「ねえ…」
 
やばい。
 
何事かと心配させちゃったかな。
でも私、声を上げてなかったよね。
 
液体大放出のまま平静を装おうとする、どう見ても不自然な私。
 
そんな私に、
毎週恒例のマレーシアゴルフに行く前の彼が放ちました。
 
 
 
「なんだか取り込んでる?」
 
は?
確かにとても平静とは言いきれない状況ですが、何か?
 
 
 
「マッサージしてほしいんだけどなあ」
 
 
 
ニコニコニコ。 
 
 
 
 
このひとも転勤族で激務ですが、
 
 
きっと長生きすると思います。
 
 
 
 
クリスマスらしからぬ話題で申し訳ありません。
 
 
私はクリスチャンではありませんが、
亡くなった人たちとは空と心でつながっていると感じることがあり、
それでずいぶん救われました。
それってやっぱり天国の概念なのかな、と思うと、
こじつけのようですが、今日こういうお話をしても許されるかなあ、と思いまして。
家族で集うのがクリスマスなら、
家族を想うのもクリスマスですしね。
 
ちなみに私はクリスチャンではありませんが、
相方は、シロクマに見えて、実はクリスチャンです。
空気どころか、液体も読まぬクマですが。
そして家族で集わず、今日もマレーシアに旅立ちましたが。
 
みなさま、どうぞ楽しいクリスマスを。
そんな気持ちになれない方にも、どうか穏やかな休日を。

自家製ヨーグルトのケーキ

2011-12-24 01:12:08 | Singapore/おうちで食い意地
私の作るケーキは
あるものですませるから、平凡。
面倒くさがりやだから、焼きっぱなし。
日本から持ってきた型がひとつだけなので、いつも同じカタチ。
砂糖をはじめとする甘味料をこよなく嫌うシロクマ相方の影響で、
甘いものを食べることに罪悪感も感じるから、砂糖を使わなかったり、甘さ控えめだったり。
 
ということで見た目、味ともたいへん地味。
 
でも買ったものよりは材料も分量も選別、調整できるのでいいかな、
そう思って作っています。
 
午後から学校に通っていたときは、早めにお昼ご飯をすませていたから、
3時半からの休憩時間にはおなかがすいて。
クラスメートの若者たちが体に悪そうなおやつを食べているのも、おばさんは気になって。 
それで時々自分で作ったおやつを持っていくようになりました。
 
食べやすさとコスト、仕上がりの美しさなどの理由から、
マクロビでは使わないことになっているタマゴや小麦粉、白い砂糖も分量を抑えながらも使っています。
オーガニックは心がけていますが。
小麦粉は漂白していないものを使っていますよん。
 
そんな地味おやつのなかで、今回はヨーグルトのケーキのレシピをご紹介。
ボールや泡だて器さえ使わない、超手抜きケーキです。
でもこれ、タネのかたさを上手に表現できないんだなあ。
それにヨーグルトも自家製だから、できあがりが毎回微妙に違うくせものケーキなのです。
お味はあっさりしたチーズケーキ、はちみつレモン風味。
冷ましてから型から出して、冷やしてお召し上がりください。翌日のほうが美味かも。
 
           
 
《材料:17.5センチスクエア型1個分》(作る前に「コツ」をご参照ください。)
A.タマゴ 2個
B.ハチミツと砂糖 あわせて50~70g 
C.ヨーグルト 700g→下準備で350g~400gに。
D.小麦粉 大2
D.レモンの皮のすりおろし1個分と、レモン汁大2(約半個分)
 
《下準備》
ヨーグルトをザルとキッチンペーパー(もしくはガーゼ)などを使って、
冷蔵庫で一晩かけて、水分を抜きます。
仕上がりはカッテージチーズやリコッタチーズのような味で、あれより少しゆるめです。
 
《作り方》
1.オーブン予熱180℃。
2.材料AからDまで、順にミキサーに入れ(小麦粉はふるい入れ)、その都度スイッチオンして混ぜる。
3.型に入れ、オーブン下段で40分から50分で出来上がり。
  (途中で様子を見て、焼き色が濃いと思ったら、アルミホイルをかぶせてください。)
 
《コツ》
下準備のヨーグルトの分量やかたさは作るたび違ってます。
チーズケーキを焼いたことのある方は、
焼く前のタネのかたさが、あれよりちょっとゆるいくらいといえば目安になるでしょうか。
ヨーグルトの水分量が多いなと思ったら、次の方法で調整を。
1.ハチミツは少なくして砂糖を多めにする。
2.小麦粉は大さじ3、レモン汁は大さじ1にする。
それでもゆるかったら小麦粉をさらに加えるしかないのですが、
多ければ多いほど生地のなめらかさは損なわれます。
また同じ理由で小麦粉を何度も足しながら混ぜることも、できれば避けたいです。
 
ね、くせものでしょ?
その分、きれいに焼きあがったときの感激はひとしおなので、
時間のある方はチャレンジしてください。
お味はクラスメートと友人の折り紙つきです。
 
 
それから、
水分を抜いたヨーグルトは、白和えのように白味噌と少しのお酒を入れて、
ゆでたほうれん草やにんじん、きのことあえてもとてもおいしいですよ~。