昨日に引き続き、
いまさらですが、もうとっくに終わったイベントのレポを。
いまさらレポシリーズ、ですね。
シンガポールで去年の11月くらいからかな、
突如として街のあちこちにゾウの像があらわれまして。
観光地、ショッピングモール内、オフィスビル内、博物館や有名ホテルの前…などなど。
何なのかわからないままに、かわいいから写真を撮っておりました。
観光客やシンガポーリアンも、同じような反応。
私と同じように、何なのかわからないままのひとも多かったのでは。
後日、それがアジア象保護プロジェクトの一環だとわかりまして。
プロジェクトの名前はエレファント・パレード。
きっかけは、モーシャというタイの女の子ゾウ。
彼女はミャンマーとの国境で地雷を踏んで病院に運ばれ、
そこで手当てを受けて、足は失ったものの、徐々に元気に。
このプロジェクトは、
彼女の義足を作るためにお金を集めたのが始まりとなって生まれ、発展したものだそう。
モーシャは世界初の義足をつけたゾウなのです。
「星の子モーシャ」っていうタイトルで絵本もあります。
涙を浮かべた他より小さいこのゾウがモーシャ。右が本物のモーシャ。
ゾウのオブジェの作り手さんも、芸術家から企業から様々です。
2007年のロッテルダムを出発したゾウたちは、世界巡業の旅を続け、ついに2011年、シンガポールに上陸。
(正確には、開催国でオークションにかけられるため、次の国では新メンバーみたいです。)
街のあちこちで活動しておりましたが、
この国での活動も終わる今月のはじめ、ボタニックガーデンに集結したのです。
最初、あちこちにいるゾウを探索することも考えたのですが、
その数、162頭と知って、その日を待つことに。
クラスメートも誘って、ボタニックガーデンへ。
162頭もいるし、アジア象保護プロジェクトだというのですから、
何かしら展示に意匠がこらされているものと期待したのですが…
遠めに見ても、並んでいるだけでした。
ずらりと。
ただずらりと。
ただただずらりと。
←はぐれて後ろ向きなのが一頭います。
このへんのおおらかさが、シンガポール。
一応あっさりした説明パネルはあったものの、それ以外のパネル展示なんかは一切ナシ。
私は、つたない英語でクラスメートたちに説明しましたが、
みなさん、なんでゾウなのかわかるかなあ。
こちらはグッズコーナー。協力したくとも、高すぎて手も足もお財布も出ず。
ゾウたちはいずれ劣らぬ個性派ぞろい。
←友人が好きそうなネコゾウ ←無印良品だゾウ
Guysに人気だったのが、こちらのゾウでした。
怖いよう。
これもよく見るとコワイ。
こちらがGirlsに人気のゾウ。上になんか乗っかってます。
シンガポールっぽいゾウも。
←マーライオンゾウ ←シンガポール地図ゾウ
もはやゾウとは思えない方も。
こんなひと、いそうだなあ。
私のお気に入りはこの華麗な蝶々模様と陶器みたいなさわやかなのと…
ドリアンゾウ!!
ああ、ゾウになってさえ、麗しくておいしそうなドリアン!!
さて、なんで今回レポがこんなに遅くなったのかというと、
あまりに写真を撮りすぎて、整理するがイヤだったから、です。
それほどたくさんの個性派ゾウたちがこの先どこに行くのかわかりませんが、
売られてシンガポールに残る方も、旅立つ方も、どうかお元気で。
これからも行く先々で歓迎してもらって、いっぱい関心とお金を集めて、
人々の意識が高まり、なかまたちを救えますように。
犬も応援してるよ!