ぽれぽれ百綴り

犬好きおばさんのんびり雑記。

これからの勉強法

2012-03-24 01:53:51 | Singapore/学生生活
先週金曜日、
フェアウェルランチ会終了後、UさんとY、3人でお茶をしました。
 
そこは、私たちがデンジャラスカフェと呼んでいるところ。
 
地震が起きたら、ひとたまりもないから。
 
 
  本日はカプチーノとチーズケーキ
 
ここでこの顔合わせで、コーヒーを飲むのももう最後なんだなあ。
3人で宿題をやっていたこともあるので、なつかしいです。
 
1か月前の思い出。宿題やってる中のY。あれ?アイフォンさわってるだけ?
 
 
たわいないおしゃべりもなんだか愛おしい。
 
 
 
さよならを言ってお別れすると、
 
「やっぱり勉強は日本へ帰っても続けよう!!
 
今までの続きを、ひとりでやろう!」
 
という熱い血潮がみなぎっていたので、
次のタームで使うのと同じ教材を求めて、高島屋の紀伊国屋を目指しました。
 
ふんっ!! (←鼻息荒く)
 
が、いざ到着して、目的の英語教材コーナーにたどり着くと、
「果たして、本当に独学でできるものなのか?」と、不安になってきました。
 
でもでも!
ここであきらめたら、これっきりじゃん!
 
メラメラと闘志を燃やす今までにない自分と、へっぽこ弱腰でなまくらな今までどおりの自分が、
自分のなかで激しくバトル。
テキストを広げてみたり、ワークブックを解いてみたり、CDの値段を確認してみたり。
あっちへうろうろ、こっちへうろうろ。
 
そうしていると、さっきからずっと同じひとと、何度もぶつかりそうになっていることに気がつきました。
30歳前後のアジア系の男性。
邪魔だなあ。
えらいじっくり選んでいるなあ。
お互い様か。
 
「Excuse me!」
 
座り込んでテキストを読んでいると、ついに言われちゃいました。
 
でも何で?
今、私、あなたの邪魔になってないじゃん。
あ?
もしかして、「そんなにずっと触ってるなら、もう買えよ」って、怒られるのかな。
身構えつつ、振り返ると…。
 
「あなたは生徒のテキストで悩んでいるの?それとも、あなた自身の?」
 
「オフコース、フォーマイセルフ」
 
とっさに答えると、彼がたずねました。
 
「それ、独学用じゃないって知ってるよね?
どうしてそれなの?
さっきからずっと悩んでいるよね?」
 
矢継ぎ早に聞かれたので、とりあえず、立ち上がり、向かい合うと、
頭のなかで彼が言ったことを復唱してから、どう答えたらいいか考えました。
 
 
 
 
 
***現在、翻訳&答えを英作文中***
 
 
 
 
そして、答えました。
 
なぜなら、私はこのひとつ前のテキストを授業で終了したからです。
そして、私は日本へ帰らなければなりません。
私は勉強を続けたいので、それがひとりでできるか考えています。
これらを見ながら。
 
たどたどしく答えると彼が言いました。
 
「ひとつ前のは理解できたの?」
 
 
 
 
***現在、翻訳&答えを英作文中***
 
 
 
 
またスリーテンポくらいおいてから答えました。
 
はい、私は文法をほとんど理解しました。
私は単語とイデオムを半分くらい覚えたと思います。
私は文法とリーディングのテストで、平均以上の点数を取りました。たぶん。
ところで、あなたの英語は聴き取りやすいです。
 
「ああ、僕は英語教師なんだ。
クラークキーの私立の語学学校で教えている」
 
彼が答えました。
そして、諭すように続けました。
 
「確かに君が今見ているテキストはいいテキストだ。
それが向いているのはこういう勉強の仕方だ…なんたら、かんたら。
 
でも、でもだよ。
今、君に必要なのは次の新しいテキストじゃないね。
 
失礼だけど、君はリスニングとスピーキングのスキルが、
ひとつ前のテキストを終了したレベルにいたっていない
 
それらを引きあげないまま、次へ進むのは君の今後によくないね。
コミュニケーションが取れないままだから。
日本人にありがちなタイプだね。
日本へ帰るんだっけ?」
 
 
 
 
 
 
***長い文章を必死で翻訳、途中で何を言われたか理解し、ショックを受けてから、答えを英作文中***
 
 
 
沈黙が続いた後、答えました。
 
はい、そうです。
私が帰るまで、そこには1週間しかありません。
 
「じゃあ、日本へ帰って君がすることは決まったね。
テキストはいらない。
ワークブックもだ。
もちろんCDも。
君に必要なのは、英語でコミュニケーションをとるグループだ。
そこに入って、英語を聴いて、話す、トレーニングをするんだ。
いいかい、どういうグループが適しているかだけど…なんたら、かんたら。
 
そんなグループを探すことが、これから最優先で君がすべきことだ。
日本ではそれは難しいことだとわかっているよ。
でも今の君には必要なんだ。
教材を買うよりも、そのお金をセーブして、彼らとのコーヒー代にまわすといい」
 
ということで、
なぜか金曜日の昼下がり、
紀伊国屋英語教材コーナーの一角で、
ひとまわりは年下の見ず知らずの若者に、延々と説教をくらってしまいました
 
英国パンダ先生に以前、指摘されたこととまったく一緒で、ぐうの音も出ません。
エリを正して、直立不動で聞かせていただきました
 
クラークキーの英語教師ショーンさん、ご指導ありがとうございます。
通りすがりのおばさんにまで声をかけてくださる、あなたの教育熱心な姿勢に感謝します。
 
でも、私、人目が恥ずかしかったです
 
結局、ショーンさんに見送られて、笑顔で書店を後にする羽目になった私、
当然、手ぶら。
何も買っておりません。
あのテキスト一式、特にCDは日本では手に入らないみたいなんだけれどなあ。
 
ショーンさんを信じよう!
 
 
ということで、日本にいる、英語を話せるお友達のみなさん!
今後は私に英語で話しかけてください。
 
 
  
 ところで、現在、シドニーからのお客さまをアテンド中。
 大事なお客さまをご庶民のぎょうざ屋へ案内してみました。
 食い意地優先で接待を忘れ、夢中でぎょうざをほおばる私にアテンドの才能はない。
 S嬢、Hちゃん、助っ人ありがとう!!
 
 Jing Hua Restaurant
  21/23 Neil Road, 088814
  TEL:6221-3060

NUSえくすてフェアウェルランチ会

2012-03-22 17:45:00 | Singapore/学生生活
ご無沙汰しています。
 
ただいま、『会いたい人に会って、さよならを言ってまわるぞキャンペーン絶賛実施中
毎日、というか、毎食、忙しくしております。
このキャンペーンの趣旨は、
会いたい人に会って一緒においしいご飯を食べるところにあるので、
当然のごとく、絶賛増量中です。
 
最後の方でお会いする方々、目の前にどどんとデブが現れても
「あんた、だれ?」とか言わないでください。
 
シンガポールはふっとっちょに優しい国、(たぶん。だって、多いんですもん。)
皆さまもどうか迷える子豚に優しく接してください。(私、極度の方向オンチです。)
 
 
 
さて、NUSえくすて英語コース、今タームも無事に終わりました。
 
先週金曜日、
最後は恒例のフェアウェルランチ会でした。
フェアウェルとはいっても、なんとなくダラダラ食べて歓談するだけです。
前回よりも食事の質は若干アップ。
 
     
  タダですから、smellyでもなんでも、文句は言いません。
  右写真、本日は菜食で盛り付けた私のお皿。相変わらずセンスなしで、食べる前から残飯の様相。
 
各クラス、担当教師がふたりいて、ひとりは出席することになっているみたい。
前タームを担当してくださったMs.エルと、ジャッキーもいらっしゃいました。
お元気そうで、うれしいなあ。
 
私たちの担当はシンガポーリアンの先生と英国パンダ先生で、ふたりとも出席してくださいました。
 
遅刻してきたパンダ先生ですが、
前日に、
「ああいうのって大キライ。
あいさつの後にいきなりプライベートな質問を受けたりするから。
5分で消えてやる」と、はき捨てるようにおっしゃってました。
 
が、ちゃんとみんなの輪に入って、語らっていらっしゃいました。
 
 
しめしめ、これなら最後に写真くらい撮らせてもらえそう。
 
皆さまに、後姿かモザイクがけの姿だけでもお届けできるわ。
 
などと腹黒いことを考えながら、背中あわせにクラスメートたちと歓談。
  
          
 
 
気がつくと…
 
 
 
 
どろん。
 
 
 
 
本当に消えておられました。
 
 
 
 
あ、あいさつもナシですか?
 
 
 
私たちの最後の会話。
 
その1.ナゾのフライを指差して。
まゆをひそめたパンダ氏、それ、ナニ?」
私、「う~ん、たぶんサカナ」
 
 
その2.どピンクのジュースを見て。
まゆをひそめて鼻にしわを寄せたパンダ氏、「あれ、ナニ?」
私、「う~ん、たぶん毒ではないハズ」
パンダ氏、「本当?でも限りなく近いと思うよ」
 
以上。
これにて永遠にグッバイ。
 
シロクマ同様、絶滅の危機に瀕するパンダ氏。
いつまでも毒舌のまま生き延びてください。
でも、もそっと社会性を身につけた方がいいと思いますよ。
 
 
私は今タームまでですが、大半のクラスメートが次のタームに進みます。
マイちゃんと、韓国の友人Y、それに私だけがここで終了。
 
マイちゃんはタイへ帰って、就職活動。
ホテル関係のお仕事を希望しているようです。
中国語も話し、教養があって、機転も利く柔和な彼女は、適性ばっちりですよ。
誰に対しても穏やかに接するのに、なぜかヤン君には大変手厳しかったですけれど。
 
           
 マイちゃんと最後にハグ。むぎゅ~!!
 彼女のバックパックから突き出ているのはウクレレ。今日も素敵な歌をありがとう。
 ここは某ショッピングモール1階の、シンガポール版NTTドコモの店頭。人通りが多いです。
 お互い増量中の私たち、相撲部屋の取組み稽古に見えていないか心配です。どすこい!
 
主婦でもあるYは、ここでしばらく休憩して、趣味や家事をのんびりやりたいんですって。
まあ、わかりますね。
24時間放牧中の私でさえ、毎日タイヘンだったもの。
 
       足元まで素敵なY。今日の装いもハンドメイド。コーディネイトも素晴らしい。
                           私は彼女の全身の垢を飲んでもマネできない。
 
UさんとY、そして私が、ハウスワイブスってことで仲良しだったわけですが、
続けるのはUさんだけ。
Yと私がやめちゃったら、誰が彼女とランチしたり、授業をネタに盛り上がったりできるというの?
 
Uさんもそこはちゃんと考えていたようで、
 
ヤン君とダイアンを大事にするわ!
 
彼らが未来のマイベストフレンズよ!!
 
  
 
そう、落ちこぼれの私がやめて、ハウスワイブス仲間のYがやめるとなると、
残るメンバーは、みなさんとっても優秀で勉強熱心、
留学目的で渡ってきたわけだから、勉強こそ本業、時間もある。
 
ヤン君とダイアンを除いて
 
ミャンマー人のヤン君は、
いわずと知れた、破壊的発音とおたんこなす発言で問題アリ。
 
中国美女ダイアンも、
中華人民的強引さで、押しは強いわ、自分の間違いを正そうとはしないわ、色々難アリなのでした。
 
日本人や韓国人は時制、特に完了形シリーズが苦手です。
これは、それに該当する明確な概念が母国語にないからかと。
それでいうと中国語はそもそも時制がありません。(←あいまいな記憶)
 
そう、彼女は、クラスでも、それ以外のところでも、
過去を語るにも、未来を話すにも、すべて現在形で押し切る、地球の中心、時代の中心にいる女なのです。
それはもう、ごりごりとごり押しの強引さで。
その押しの強さと、アクの強さ、そこへ加えて支配力の強さは、小沢一郎氏並み
 
人目をひく麗しい容姿と鈴の転がるような涼しげな声、
でも中身は強引でドス黒い小沢一郎氏。
 
どうです、このギャップ。
さすがMADE in CHINAの逸材
 
彼女の名誉のために言っておきますと、
彼女は中国で入学を許される最年少の16歳で大学に入り、19歳で卒業している才媛。
バカではありません。
小川の流れるがごとく、サラサラとスムーズに英語を話し、ユーモアをきかせる余裕まであるものの、
いつまでたっても過去形や未来形を使おうとしません
先生方に注意されても、そのまんま。
That's Chinaだなあ。
 
   
  そのダイアンは別れ際に駅で意外にも涙が。もらった花束で泣き顔を隠しちゃって。
  本能のおもむくままの中国人は感情表現もストレート。こういうところはカワイイ。
  右は天然のくせして賢い、さすがは東京外大のHちゃん。彼女は元気な笑顔を最後まで。
 
ということで、Uさんはヤン君とダイアンがいる限り、安泰、
ご自分は問題児にならずにすむと読んでいるのでしょう。
 
大正解。
 
彼らとの友情を大切に育んで、これからも楽しい学生生活を送ってください。
クラスメートのみなさんも、ますます賢くなって、素晴らしい人生を送ってください。
 
 
そして、情熱的なシンガポーリアンの先生、毒舌英国パンダ先生、いつまでもお元気で。
 
時に厳しく、時に温かく(シンガポーリアンの先生限定)、そして時に冷たく(パンダ先生限定)、
落ちこぼれの私の面倒を最後まで見てくださり、本当にありがとうございました。
 
みなさんのおかげで、
充実した学生生活を、この年齢で送ることができました。
 
 
   ありがとう、みなさん!! 
  シンガポーリアンの先生とみんなで。A君は一時帰国中。パンダ氏どろん。
 
 
 
 
さあさ、すべて終わりましたよ。
 
帰りましょ。 
 
いよいよお別れですね。
 
       
      黒いワンピースはUさん。元テニスプレイヤーの贅肉のない体にうっとり。色々助けていただき、ありがとうございます。
      ベージュのボレロはなんでもできちゃうY。優しくて女性らしいけれど、飲みっぷりは男前。
      右端の男性はおいしいお店情報通で、いちばん勉強熱心だったJ氏。大きな体とか細い声が特徴。 
 別れを惜しんで歓談中。Hちゃん、ダイアン、美人のロイ、ヤン君、Jさん。   
 マッサージをこよなく愛するJさんのウィットの効いた発言が好きだったなあ。 
 このクラス、若い子たちが美人ぞろいで、男性陣にはそこも楽しかったことでしょう。           
 
 
 
ああ、この教室でいつも授業を受けていたんだなあ。
 
 座席をコの字型にして、先生を囲むように座っていました。
 
 
 
そして、このビルに6か月間、ずっと通っていたんだなあ。 
 
バイバイ、みんな!   
 
 
 
バイバイ、いつも受付で私を迎えてくれたNUSのライオン!
 
                        「あばよ!達者で暮らせ!」
 
 
 
私の学生生活はこの日で終わりましたが、
英語の勉強は細々と続けたいと思っています。
 
どうも近い将来、必要になりそうな気配なので

フェアウェルクラス会

2012-03-18 18:48:33 | Singapore/学生生活
木曜日、ファイナルテストの後半戦、オーラルとインタビューが終わった後、
パンケーキ屋さんで軽く食事をしました。
 
            ティラミスパンケーキ。
           カロリーの高いものは、なぜこんなにおいしいのでしょう?
 
オーラルテストとインタビューは時間こそ短かったけれど、
控室で待機している間の緊張は、就職試験(何年前?)の面接を思い出したほどでした。
 
でも始まってみれば、面接官はいつものシンガポーリアンの先生。
彼女は大のお話し好きなので、私が話すのをさえぎって、自分ばっかり話してくれました
ほっ。
私、全然話さなくていいじゃん。
 
でも、本当にいいのか、それで?
 
どうやって採点するんだろう?
聞くと、他のクラスメートにもその傾向はあったようで、
あんなに自分ばっかりしゃべってて、どうやって点数をつけるかなあって、みんな不思議がっていました
 
大丈夫か、天下のNUS!?
 
あ、ミャンマー人のヤン君だけは、ひたすらしゃべらされたそうです。
 
「どうやって生き延びたの!?」って。
 
確かにミャンマーでの毎日は大変だったことでしょうけれど、
それ、試験とまったく関係ない話じゃん。
それに、「survive」(生き残る)なんて言い方、どうなの?
ふつうに生活していた市井の人も多いと思うけれど。
 
いっそう大丈夫なのか心配ですよ、天下のNUS!!
 
彼女は授業中も人一倍情熱的でしたが、好奇心も人一倍、いや人二、三倍なのでした。
このあたりが、本能のおもむくままの中国人の片鱗を感じさせる、
中国系シンガポーリアンのなせる業なのでしょう。
 
 
その後、居心地よいUさん宅でほっこりさせていただいて、
私たちクラスのフェアウェルを開催する韓国料理レストランに向かいました。
 
   目的地に向かう途中。
  Uさんったら、オトナの装いできょろきょろ。黒いワンピースは韓国人のクラスメート、Y。ほ、細い。
 
  とうちゃ~く。今回もおいしい料理を期待してます! 
 
2D1N SOJU BANG Korean Restaurant
44/46 Tanjong Pagar Road, 088465
TEL:6227-6033
 
   高級魚もお出迎え。立派なサイズの彼ら、せまい水槽で窮屈そうです。
 
 
 
乾杯!!  今回のお酒は生マッコリ。例えるなら、スパークリング甘酒。
 
ああ、私の学生生活も明日を残すのみ!
無事終わりましたよ。
 
勇気を出してクラスメートのひとりが英国パンダ先生もお誘いしたそうですが、
残念ながら、というか、やっぱりお見えになりませんでした
 
   今回もお料理はハズレなし。韓国人クラスメートの彼、ありがとう!!
 
  焼肉は野菜に包んで、にんにくも添えて…もりもり食べましょう!
 
 
ここで私は、お誕生日プレゼントをいただいちゃいました。
 
実は私の誕生日はあの震災の前日。
 
あの時、シロクマ相方の兄弟や親戚は大変な被害を被り、しばらく安否もわからない状態でした。
すでにシンガポールに来ていた彼は、14日に急遽帰国、
救援物資とサバイバルグッズをいっぱいつめた大きな登山バッグを背負って、単身、現地を目指して旅立ったのでした。
思い出すなあ。
 
その震災からちょうど1年、
前日にあたる3月10日から、海外で見られるNHKでも特集番組がたくさん組まれていました。
ずっとそれを見ながら、故郷のみなさんに思いをはせていた相方が、
私の誕生日を、
まったく、すっかり、完全に、跡形もなくキレイさっぱり忘れていても、それは仕方のないこと
 
というエピソードを、
11日の授業中に震災が話題になったもので、その後、ちょろっとクラスメートに話しました。
それをUさんが覚えてくれていて、
私が最近ハマッているマカロンをA君が用意してくれたのでした。
 
                    TWGは紅茶の名店。スィートも文句なくおいしいです。
 
これは本当にサプライズ。
バースディソングとともに、可愛らしいマカロンがプレゼントされ、とってもうれしかったです。
 
そんな私よりも、ずっとずっとうれしそうにしているひとがいました。
 
ヤン君です。
 
英語に聞こえない言語を話し、クラスでもおたんこなす発言が多い彼。(過去参考→「ふつうのイタリア人」)
ペアを組んだり、グループワーキングをする際には、
だんだんと疎ましがられるようになっていたように感じます。
彼自身もそれに気づいていたよう。
でも、この日は、みんな、
すべてのカリキュラムもテストも終わって、和やかな気持ちになったのでしょう。
誰しもが、彼に対して親切で、すすんでお酒をついで、歓談していました。
 
「僕は今、とてもとても幸せです!」
 
相変わらず聴き取りにくい英語で、何度もそれを繰り返していました。
感激しながら。
ういやつ。
 
ヤン君、うっとうしがってゴメンナサイね。
あなたがお人よしで人懐こい性格だとはわかっていても、
その魅力をものともしない破壊力抜群の発音と、星の数ほどのおたんこなす発言の、
高くて分厚い壁が、私たちの間に立ちはだかっていたのよ。
 
 飲んで、食べて、おしゃべりして、先生方のモノマネして。宴もたけなわ。 
 
閉店間際まで楽しい時間を過ごして、
お店を出ようとすると、入口近くにあった水槽が空になっていました。
 
     天寿をまっとうされた模様。
 
窮屈な水槽生活から開放されて、天国で安らかに泳ぎまわってください。
 
お店の外へ出ても、おしゃべりは終わらず、ハグして、別れを惜しみました。
英国パンダ先生の情報を収集しすぎて、不安で始まった今ターム。
今回もクラスメートのみんなに助けられ、ぎゅうぎゅうづめな寝不足の毎日ではあったものの、
振り返れば、笑いでいっぱいの楽しい日々でした。
ありがとう!
 
    
 
 
 
 
 
 
 
オマケ:
私は、さりげない写真、かつブログ用のお顔がはっきりとわからない写真を撮りたくて、
みんなに気づかれないように、常にシャッターチャンスを狙っています。
でもなぜか、ファインダーの向こうには、いつもポーズを決めるヤン君の姿が。
 
                           なぜ!? なぜ、そこにいる、ヤン!!
 

キャンペーン開催中

2012-03-17 00:00:00 | Singapore/学生生活
これを書いているのは実は3月18日、日曜日。
 
なんとか学生生活も終え、
ついに私の本帰国まで1週間となりました。
フライトは3月26日(月)深夜。
来週日曜日の夜にはもう空港にいるわけです。
 
今タームが終わってから帰国まで1週間の期間をおいたのは、
当初は、ひとりで貧乏旅行に行こうと思っていたから、でした。
この国は東南アジアのどこへ行くにもアクセスがいいから、
大好きなベトナムやタイに行こうかな、
行ったことのないラオスなんかも惹かれるわね、とか考えていて。
 
先に帰国予定だったシロクマ相方が、仕事の都合で私より後になってしまったのは想定外ですが、
365日24時間放牧のツマがOKをもらえないはずがありませんから。
 
でも、いざタームが終わって、学生生活から開放されると、
「もう会えないかもしれない人たちに、最後に会っておきたい!!」という気持ちが爆発。
 
帰国まで、これからの1週間は、
『会いたい人にちゃんと会って、さようならを言ってまわるぞキャンペーン』を開催します。
そのまんま、なんのヒネリもなくてスイマセン。
 
みなさま、どうぞよろしくお願いいたします。
 
 
あ、帰国直前なのに、アテンドすることになっちゃいました。
シドニーからモルジブ旅行にいらっしゃる道中で、シンガポールにお立ち寄りくださるお客さまをご案内します。
シンガポール1年生
そして後半戦は学生生活で自転車操業の毎日で、観光からも食い倒れからも縁遠い地味地味生活
ちゃんと案内できるのか自信はないけれど、貴重な出会いなのでうれしいです。
うん、ある意味、本当に貴重。
 
腕によりをかけて、アテンドしてみせましょう。
 
 
さて、先週1週間のおさらいを。
 
月曜日は、
時々このおたんこなすブログにコメントをくださる貴重な読者のmayさんとお会いしました。
 
自分が若い時にはなかったキラメキをいっぱい持っていて、かわいかった。
若い時の私にはない、今の私にはもっとない、
とんでもない行動力が、あんな華奢なカラダにつまっているなんてなあ、と、おばさん、感心しきり。
 
彼女は現在、東京でお仕事をお持ちですが、1月末から友人めぐりの長い旅に出ていらっしゃいました。
ニュージーランドの高校と大学を卒業なさった方なので、
きっと各地にご友人がいらっしゃるのでしょう。
マレーシア、インドネシア、NZとめぐった最後に、こちらに寄ってくださいました。
あ、ミャンマーにもいらしゃったっけかな。
友人めぐりの空を飛び、海を越える長旅、
私のお手軽キャンペーンとは大違いのスケールです。
 
NZではご親友の結婚パーティに参加なさったとかで、そのお話しも伺いました。
邸宅のお庭を流れる川の向こうから、ゴンドラに乗って花嫁が登場する、という嗜好だったんですって。
自宅にゴンドラを用意するその懲りようって…?
庭にゴンドラを浮かべられるくらいの川が流れる邸宅って…?
 
お金持ちはあちこちにいらっしゃるのですねえ。
 
私は、旅に出る前の彼女から、初めてこのお話を聞いた時、
新婦側のご友人として列席なさる、というのを聞き間違えた(正確には読み間違えた)のかな、
と思ってしまったのですが、間違いではなく、彼女は新郎側のご友人でした。
 
どうして、彼女が新婦の座に納まってくれなかったんだろう。
だったら、私もNZの豪邸に遊びに行けたのかもしれないのに。
 
出会ってたった1時間の、ひとまわり以上年下のお嬢さんに対して、そんなモヤモヤを感じた私。
何かが悔やまれてならなったのですが、何を悔やんでいたのか、自分でもよくわかりません
 
    
  スープが絶品のラクサ。最後の一滴まで飲み干しました。
 
彼女とカトンでおいしいラクサを食べて、
ドリアンパフを食べて、とりとめのないお話しをたらふくしましたとさ。
 
      
     左の写真の後姿と、ドリアンパフの箱を持つ手がmayさん。
     単身で海外の高校、大学に行ったなんて信じられない華奢さ。
    
はつらつとしたお若いお嬢さんなのに、
こんな現地化した関西のおばちゃんの相手をしてくださって、ありがたいことです。
 
先週金曜日から、お勤め再開のmayさん、
スムーズに社会復帰できますように。
そしてこれからも活き活きと日々をお過ごしください。
ご親友以上のお金持ちをつかまえたあかつきには、ご一報お願いします。
     ちゃっかりもらっちゃったNZのお土産。
   チョコレートもマヌカハニーも大好物!
   チョコレートは最後の授業でみんなに配給。
   ちょうど12個だったので、英国パンダ先生にもいきわたり、ご機嫌でした。
 
またどこかでお会いしましょう。
私もいつの日か、あなたのように、言葉の壁を感じることなしに世界各地を飛び回りたいですよ。
 
 
水曜日からはファイナルテストでした。
2日かけて、グラマーとリーディングのテスト、オーラルテストとインタビューが行われました。
天王山は水曜日だったので、これが終わった後、
プラナカン料理をまたまたカトンエリアに食べに行きました。
 
   
 左はウダルサンバル。プラナカン風エビチリ。
 右の笹はオタオタ。ココナツミルクテイストの笹かまです。
 
メンバーは日本人のUさん、Jさん、先日お宅訪問を受け入れてくれた友人Y、そして私。
韓国人の友人を除くと、アダルトチーム編成でした。
 
       
      左はアヤムブアクルア。トリとブラックナッツの煮込み。ナッツが佃煮みたいでおいしい。
      右のデザートはチェンドル。こちらの伝統的な黒糖ココナツミルク金時カキ氷です。
      ここのはパンダンリーフフレーバーの寒天を自分でトッピングする今までにないタイプ。美味。
 
プラナカン料理は相変わらず、味が濃くって、ご飯がすすみ、おいしかったです。
4人そろって、ご飯をお代わりしたくらい。
ビールにもよくあうみたいで、Uさん、Jさんは、真っ昼間っからほろ酔いでした。
 
                       ごちそうさまでした。
 
 
テスト結果はすぐには出ないからはっきりと言い切れないものの、
私が大の苦手とするリスニングがなかったので、たぶんまずまずじゃないかと思います。
無事、修了証書をもらえるのではないかと。
 
た、だ、し!
 
リーディングのテストで、
私、グローバルという単語のスペルを間違えてしまいました。
そしてそれを、クラスメート全員がいる前で、英国パンダ先生に指摘されました
 
「他はいいとして、この間違いはナニ!?
ありえない!
リスニングがちゃんとできないから、こんな間違いをするんだ。
日本人にはありがちな間違いだから、帰ったら目立たないけどね」って。
 
正:global
誤:grobal
 
私は時々、RとLのスペルを間違えます。
私にとってはどっちも同じようなものなので
そう、私はRとLの発音ができない、聴き分けもできない、典型的な日本人なのでした
 
パンダ男め、
最後の最後で、みんなの前で言わなくたっていいじゃん!
でもそれは事実なので、ご指摘は冷静に受け止めて、今後の課題とさせていただきます。
 
パンダ先生、
厳しくも冷たいご指導、最後までありがとうございました。
あなたの手厳しさは、12℃設定の教室の凍える寒さとともに、脳裏に焼き付けておきます。

EVEN YAN

2012-03-11 18:53:24 | Singapore/学生生活
先週のグラマー、ライティング、リスニングの三つ巴テストの結果を、
以前に住んでいたマンションの風景の写真とともに、お届けします
 
年寄りくさい郷愁をこめて。
 
やはり、リスニングは悲惨でしたが、先に問題文を読む時間が与えられたので、
聴き取れなかった分は、頭を使って考えられた分だけ、ちょっとマシ。
でもそれじゃあリスニングじゃないですね。
 
      窓から向こうに見える山並みはマレーシア。西の端の方に住んでいたので。
 
   チャイニーズガーデン駅とジュロン湖も見下ろせました。
 
ライティングは、前回と同じくらい。
今回も手紙とエッセイの2題、文字数が増えた分、時間も1時間と長くなりました。
手紙は、
自分の好きなことや好きじゃないことを近況報告とともに友人宛てに、というもの。
好き嫌いをより多彩に表現できるかと、
近況報告させることで、時制(過去形、現在完了形など)の使い方をチェックするのでしょう。
エッセイは、
自分の人生に大きな影響を与えたものについてと、それがなかったらどんな人生だったか書いて、というもの。
これは仮定法を使いこなせるかを見るのでしょうね。
 
 意地になって引越前日に入ったプール。結局、9か月で3回しか使わなかった。元々がそんな暮らしをしてないから。
     
 左写真、プールサイドで水着姿で仕事をしている白人さん。私もこんな風に勉強すればよかった。
 …似合いませんね。
 
12ユニットあるテキストにもとづくグラマーのテストは、3回のテストで各4ユニットずつが試験範囲。
 
問題と答案用紙は企業秘密だから、最終的には生徒たちの手元を離れるのですが、
フィードバックのため、30分間くらい返してもらえます。
 
語彙力の乏しい私は問題文が理解できないことも時々あり、取れる問題をよく落とします。
それを差し引いても、今回は前回より若干低めでした。
 
テスト結果を総評して、英国パンダ先生が言いました。
 
「リスニングもライティングも前回よりよくなったよね。
 
グラマーは、ユニット9あたりから急に難しくなったでしょ。
 
だから、前回より点数が悪くてもそれで落ち込むことはないから。
 
そう考えると、みんな悪くないよ。
 
僕はみんな、いい点数だったと思ってるよ、even Yan
 
 
even Yan!!(ヤンでさえ)
 
 
 
誰よりも口数が多くて、誰よりもハイスピードで英語を話すミャンマー人のヤン君は、実はテストが苦手。
(というか、考えることが苦手。)
ここが日本人としては理解できないのですが、
何であんなに語彙力があって、言葉もすらすら出てくるのに、テストができないんだろう?
 
そしてこれも不思議なのですが、
リスニング力はあるのに、私のリスニングと同じくらいにスピーキングに障害を抱えています。
それは、最初の授業でパンダ氏に、
悪いが英語を話してくれないか?」と言われたくらいにすごい発音で、
そのくせ、
まずはスピードを60%落とせ!!」と言われたくらい猛烈な早口です。
パンダ氏が意地悪を言ってると思えないくらい、英語に聞こえない言語を話します。
 
例えば初日、日本人2、3人でいる時に、
ビェケッ!!と、ひとこと言われて、
「Hello」とか、「Nice to meet you」にあたる挨拶を母国語でしてくれているのかな、と思ったことが。
 
本人は英語を話しているつもりだとわかり、
 
4、5回繰り返してもらって
 
10回くらい各単語だけを発音してもらって、やっと、
 
「You had a big earthquake」
 
震災のお見舞いを言ってくれているんだ、とわかりました。
私、いまだに彼とコミュニケーションが取れていません。
ヤン君、誰と交信していて、そんな発音に進化(退化?)してしまったの?
 
 
それにしたって、
 
even Yan
 
ふつう言いますかね?
 
 
まあ、ヤン君は毎度、的外れな発言をしては、
パンダ氏に銃殺ジェスチャーを繰り返されていたキャラクターではあるのですが。
ピストルで照準を合わされたり、抱えているマシンガンの安全装置を「ガシャッ」ってはずされたり、
「しゅっ、しゅっ、しゅっ」ってナイフを研がれてたりね。
 
英語って、語順から、ぴりっと効かせる部分が最後にくるからおもしろいなあ。
 
そんなことを考えていたら、引き続いてパンダ氏、
 
Well done」(よくやった)と。
 
えっ!?
彼の口からほめ言葉が出るなんて、聞き間違い?
どうかしちゃったの?
そう思って、答案用紙から顔を上げると、みんなと目が合いました。
考えていることは同じ。
 
me」(自分)。
 
「Well done, me!!」
 
なんだ、自分をほめているだけか。
自分の教えがよいからだ、と、高らかに自分をほめる男
やっぱりいつものパンダ氏でした。
 
 
   引越前の最後の週末に焼きまくったお菓子たち。
    新しい住まいはオーブンがないので。
                          クラスメートや友人にお菓子を食べてもらえるのも、これが最後となりました。
  
あとは、ファイナルテストを残すのみ。
これは来週、2日に分けて行われ、今回の三つ巴に加え、発音テストとインタビューがあります。
クラスメートの多くはここでの学生生活を続け、すべてのテストの結果次第でひとつ上のクラスに進みますが、
私の学生生活は、ついにあと1週間になってしまいました。
帰国までもあとわずか。
 
さびしい。
 
友人が帰国の決まった私に、
「I'll really miss you and our class」と、メッセージを寄せてくれました。
 
私も返しておきました。
「I already miss you and our class, even Yan
 
even Yan
しばらくはやりそうです。
 
  チャイニーズガーデン駅から、これが最後の通学。駅ホームから見たマンションの雄姿。
  左からふたつ目が私が住んでいた建物。あのてっぺんに住んでいました。
    
  いつもニコニコ挨拶してくれる守衛さんたちも、働き者の掃除のおばちゃんや庭師さんたちも、みんな大好きだったなあ。
  さようなら。いつまでもお元気で。