ぽれぽれ百綴り

犬好きおばさんのんびり雑記。

秋の装い

2011-08-31 09:31:49 | Singapore/外出&食い意地
夏休みもいよいよ終わりですね。
 
もともとファッションにうとい私は、バーゲンセールにもほとんど行かないのですが、
日本では夏のバーゲンが終わると、すっかり秋物に入れ替わった記憶があります。
だから今ごろ日本のデパートは秋の装いなのかなあ、と想像します。
 
いいなあ、四季のある国って。
季節感って、大切ですよね。
しみじみそう思います。
 
常夏の国で楽しく過ごしているのですが、ようはないものねだりですね。
 
 
納豆を買いに行くというご用がなくなり、すっかり足が遠のいていた街。
昨日お話ししたフェアウェルランチ会というきっかけがあり、久々に出掛けました。
 
すると、
シンガポールのデパートもすっかり秋の装いではありませんか。
 
あそこも。
 
ここも。         
 
こんなところも。                      
 
こちらまで。
 
へえ~!
やっぱり、一流ブランドともなると、季節感を大切にしなくちゃならないのね。
売れなくっても、季節ごとのファッションでウィンドーを飾るのが使命なのね。
でもきっと、ここは常夏の国だから、
お店の中の商品は、相変わらずの夏物ばかりに違いないわ。
 
こういったブランドに一切縁のない私は、
足を踏み入れることもない店内の様子を、そんな風に想像しました。
 
 
 
そうしたら、私御用達のおなじみのブランドも、すっかり秋の装いでした。
お店の中にも、秋冬物がずらり。
                
 
しかも、店頭ではたくさんのお客さんがダウンを手に取ったり、はおってみたり。
店内では長袖パーカーを熱心に選んでいる女の子の姿が。
 
いったい、いつ、どこで、着るのですか?
 
 
 
さて、シンガポールでは昨日は、ハリラヤプアサ(Hari Raya Puasa)という祝日でした。
イスラム教の断食明け(ラマダン明け)で、彼らにとっては一年で一番盛大に祝う日だとか。
アラブストリート周辺に行ったら、にぎやかだったのかもしれません。
この祝日はイスラム暦(ヒジュラ暦)にもとづくので、毎年変わります。
相方は祝日も関係なくいつもどおり出勤、ひとのまばらな職場でいつもどおり働いたようです。

フェアウェルランチ会

2011-08-30 13:05:53 | Singapore/外出&食い意地
5月に1週間だけ通った英会話教室「シンガポールの生活入門コース」、
クラスメートのうち4人の方とは、今も連絡を取りあっています。
 
シンガポールへ来て間もない、という共通項から親近感。
私は最年長なのですが、いわば、同期のサクラ、みたいなもんですね。
勝手に友人呼ばわりしてしまいましょう。
 
その4人のうちひとりが、夫君の転勤によりタイに引越すことになりました。
シンガポールへ来てまだ間もないのに、もう転勤?
しかも、タイ。
旅では楽しかったけれど、住むとなると…。
その話を聞いたときに、別の友人が「うちは次、インドかなあ」と、どんよりつぶやきました。
 
シンガポールは治安もよく、街もきれい、インフラも整っています。
日本のものも手に入りやすく、日本人ネットワークも強固かと。
駐在員とその家族にとっては大変暮らしやすい国なので、
アジアにおいては、まずここよりも暮らしやすい国はないと思います。
駐在員夫人って、大変だなあ。(←他人事?)
 
そういうわけで、今回、フェアウェルランチ会を開くことになりました。
 
場所はオーチャードホテルのホアティンという広東料理店です。
上海のレストランで教えてもらったところによると、
中華料理では、広東料理が一番格が上らしいですよ。
オーチャードホテルが高級ホテルなら、ホアティンも一流店、
念のため、いっちょうらのワンピースを着ていきました。
 
ホアティン、スタッフもきちんとしていて、内装もなかなか豪華、
こんなところに縁のない貧乏人の私は緊張したのですが、
このカーペットで一気に力が抜けました。
     
 
唐草模様。
日本じゃドロボウの風呂敷じゃ~ん。
 
久々の顔ぶれでのランチは、
近況を報告しあったり、なんだか同窓会的な楽しさ。
 
月に一度は海外旅行に出かけるひとがいれば、
近々就職するかも、というひとも。
ビザのない私にはどちらもうらやましすぎ。
 
タイに引越す友人は、幼稚園に通うお嬢さんがおり、現地見学済、
その話題になりました
タイの日本人学校は世界一の規模、生徒数は2,000人だそうです。
ひ~、マンモス校だ!
毎日スクールバスを100台くらい出しているんですって。
ひゃくだ~い!
バスは何か所もまわるからか、彼女のお嬢さんは6時半くらいに家を出ないといけないらしい。
幼稚園児で、6時半登校って!
駐在員夫人が大変なら、その子どもも大変だなあ。
 
せっかく知り合ったのに、あとひと月で引越してしまう友人、
残された時間、シンガポールライフを存分に楽しんでください。
そして、ずっとお元気で。
 
 
 
ホアティンは高級感あふれるお店ながら、
コースやアラカルトではなく、飲茶を頼んだので、しっかり食べた割にはリーズナブルでした。
    
ひとり$20(約1,400円)ちょっと。
どれもハズレなくおいしかったですが、シュウマイや餃子などの蒸し物が特に美味でした。
断っておきますと、右端のマンゴープリンは友人のオーダーで、私は食べておりません。
さすがに私もそこまで愚かでは
ごちそうさまでした。

ジャングルトレッキング

2011-08-29 00:21:21 | Singapore/トレッキング
今日も先週の話題です。
このところ、周回遅れで出来事をUPしている状態ですが、
今週中には遅れを取り戻せるかなあ、と。
 
 
参加者を募ってあちこちをトレッキングしている、という方に連絡が取れまして、
ずっと行ってみたかったジャングルトレッキングへ。
暑いの大嫌い、のシロクマ相方はもちろん参加拒否、
私ひとりで行ってきました。
 
その方は日本人ですがシンガポーリアンと結婚なさり、こちらでの生活も長い様子でした。
今回の参加者も、
日本人とシンガポーリアンが半々、といったところでしょうか。
イタリアの方もいました。(たぶん)
 
今回、歩いたのはマクリッチ貯水池公園、シンガポールの中央あたりにあります。
マンション前のバス停からバス1本で行けました。
シンガポールは市街地の中にジャングルがあるという世界でも珍しい都市で、
そんなところは、他にはリオデジャネイロくらいだそうです。
 
私が今回楽しみにしていたのは、
Tree Top Walkという250mのつり橋を渡ることと、野生動物との出会いです。
野生動物は、サル、リス、ムササビ(モモンガ?)、トカゲ、パンゴリン、なんかに出会えるみたいです。
パンゴリン?
パンゴリンとは日本ではセンザンコウ。アリクイの仲間みたいです。
アリクイってこういうの。
 
でもパンゴリンはこういうふかふかな毛じゃなくて、ウロコに覆われています。
ウロコで覆われた動物は、哺乳類ではパンゴリンだけだそうですよ。
こちらがパンゴリン。
   
こんな都会で、こんなのに出会えるなんてすごくないですか?
今回、一番会いたい動物です。
会えるかな?
 
 
 
歩き始めたときは、こんな光景でした。
               
 
左の写真、貯水池の向こうにビルがかすんで見えます。
さすが市街地の中にあるジャングル。
 
ジャングルの入り口には、サルに食べものをあげないでね、の看板。
日本でもありますよね。
 
足を踏み入れると、いよいよジャングルトレッキングという雰囲気に。
 
途中、なんだか神々しい光が差し込んでいる場所が。
         
 
こんな動物がいますよ、の看板。  
期待が高まります。
 
そして楽しみにしていたひとつめ、Tree Top Walk!!
うきうきとしていたわりには、結構な高さにびびり、見事なへっぴり腰になってしまいました。
谷瀬のつり橋を走り回った子ども時代の記憶はどこへ。
「あっ、あそこにサル!」と、
誰かが後方眼下の木を指差したのですが、こわくて振り返る余裕がありません。
      
腰抜けな私の写真では臨場感もイマイチなので、こちらをご覧ください。
 
さて、楽しみにしていた動物たちですが、サルは間近で見られました。
                    
 
 
そして、木の上にはリスも。
 
落ち葉に隠れたトカゲ。       
 
小川にはヤシの実が落ちていました。                  
 
途中で、パンゴリンがのっている看板が!
 
そう、私はあなたに会いたいのよ~。
Where are you?
よくトレッキングに行くというシンガポーリアンの女性が話しかけてくれたので、聞くと、
「私だって見たことないよ。数も少ないし、たぶん夜行性なんじゃないかなあ」ですって。
がっかり。
結局、やっぱり最後まで出会えませんでした。
 
でも久々にたくさん歩いて、たくさんおしゃべりしたので、楽しかったなあ。
12キロ以上歩いたそうです。
 
お昼になったので、ロティプラタやムルタバがおいしいというお店にバスで移動。
ロティプラタというのは、インドのクレープみたいなもの。
違うのは使っている油と食感でしょうか。
ギーという油をたっぷり使っていて、クリスピーです。
タマゴやチーズをはさんだおかず系、バナナ入りやチョコやハチミツをかけたスィーツ系、どちらもあります。
ロティプラタより具とサイズがボリュームUPしたのが、ムルタバ。
こちらはたぶんおかず系ばっかりで、
具もマトンやサーディンなど、どっさりはさんでくれ、お好み焼きやチヂミの感覚です。
ロティプラタもムルタバも、おかず系のものを頼むとカレースープがついてくるので、それをつけて食べます。
 
私はチーズとマッシュルームのロティプラタを頼みました。
 
飲み物はジンジャーミルクを。
こういったインド料理店ではショウガ入りの紅茶やミルクがポピュラーみたいです。
しっかりショウガのきいたミルクは、甘くてもきりりとしたのど越しで、疲れが取れるよう。
大きなロティプラタは、近所のホーカーズよりずっとクリスピーでおいしかったです。
ごちそうさまでした。

3回目のモザイク教室、のオマケ。

2011-08-28 08:48:50 | Singapore/いぬ
昨日お話したモザイク教室についての余談。
 
レッスンを受けた先生のご自宅は、
素敵一戸建ての、素敵インテリア、素敵オーラむんむんの先生の作品群、素敵ダーリン、
と、くどいくらいの素敵まみれなのですが、さらにもうひとつ、忘れてはならない素敵な存在がありました。
 
それは、こちら。
 
 
先生の愛犬、チロさんです。
 
このおっさん顔のラブラドールが、顔に似合わないあどけなさ全開、ハイパーテンションで熱烈歓迎してくださいました。
                                 
がっしりとした大きな体に豊かな表情、釣り上げた魚のようにビチビチと威勢よいしっぽ。
何よりも、破壊的ですらあるその元気よさ。
シンガポールで大型犬をわしわしできるなんて、なんてしあわせ。
 
今回の作品、置き鏡を真剣に製作中の足元は、こんな感じでした。
  
大きいから、ふみふみしたって、足蹴にしたって、びくともせずに、すやすやです。
ああ、しあわせ。
  
それにしても、大型犬なのに、ダーリンがイタリア人なのに、名前がチロって。
その響きは、チワワやポメなんかの小型犬、それも日本人が飼っていそうな犬にこそ、ふさわしいような。
それを先生に話したら、チロって言うのは、シチリアなどイタリア南部に多い、男性の名前だそうです。
でも、それを知ったのは名づけてからのことだそうです。
いずれにしろ、こんなにおっさん顔でチロって。
しかもかなりの大顔で、小顔の先生よりずっと大きいのに、チロって。
そしてこんなに体も大きいのに、ひとがいいというか、軟弱というか、小型犬にしばかれることもあるとか。
チロさん、大きくておっさん顔、でも心は少年、そして気は優しいラブなのでした。
 
そうそう、先生が一時帰国のとき、チロさんは預けられるわけですが、
そこのことをサマースクールというらしいです。
サマースクールに預けられる犬のチロさん、なんともかわいい響きだなあ。
 
レッスン中はうたた寝がちなチロさんですが、
私たちが部屋の中を移動するたび、すっくと起き上がり、目を輝かせてついてきて、
いちいちちょっかい出してくれました。
   
「チャオ!遊ぶのなら相手をするよ」
さすが、イタリアの伊達男。
オーストラリア生まれらしいけれど。
 
レッスン後は私たちが持参したおかず系パイをおやつに、
お茶をご馳走になったのですが、その間のチロさんは、こんな感じ。
  
 
お行儀よく、キラキラ熱視線。
なんてラブリー。
 
 
愛すべきおっさん顔のラブ、チロさん、また会いましょう。        
 
ということで、来月も素敵あふれる先生のご自宅へ、レッスンに伺いたいと思います。

3回目のモザイク教室

2011-08-27 09:12:29 | Singapore/習いゴト
先週末、友人たちと3人でモザイク教室に行ってきました。
3回目の今回は、先生のご自宅での開催となりました。
素敵ご自宅は、すてきなカトンエリアにある一戸建て。
インテリアはバリに住んでいらしたときの家具を持ち込んだという、あふれんばかりの素敵さ。
さらに、あちらこちらに先生の素敵作品が配置され、これでもかの素敵空間を演出しています。
そこに一歩足を踏み入れるなり、興奮のルツボでテンション高いわ、うるさいわ、の私たち。
先生の作品鑑賞にも余念がありません。
いつか、こんなの作れるのかなあ、と早くもレッスン3回目で、図々しい夢の広がりよう
 
今回の作品は置き鏡。
初回のフォトフレームと同じ形ですが、ガラスの色と形、配置が違うと、雰囲気もずいぶん違います。
先生のお見本はこちら。
 
 
この左側のを作ります。
ちなみに右側のは、ちょっと大きめ。
そのデザイン性と、大人びた配色の麗しさにうっとりなったのですが、これを私たちが作れるようになるには、まだまだ訓練が必要。
それなら卒業制作に!!と鼻息を荒くしました。
友人は、姿見を作りたい、などと壮大な夢を語っておりました。
それでいうなら私も、いつかマイホームを持ったときに、玄関周りや塀をモザイクで飾りたい。
夢はどんどん広がります。
まったく実力を考えていない無謀な夢物語は、すでに妄想の域です。
 

 
もう1作品、色合いを変えて製作途中のものも見せてくださいました。
こちらも美しい配色、よりナチュラルな感じ。 
さすがです。
カントリーや南国調のインテリアに配しても、相性よさそう。 
 
製作途中に、先生のチャーミングなダーリンさんがお菓子を差し入れてくださいました。
        

「朝から焼いたんだよ」って。
なんて素敵、なんて気が利くの。
さすがイタリア人!
ダーリンさんは有名なホテルのレストランのシェフなので、一瞬本気にしてしまいましたが、彼が焼いたならもっと美しく、もっとおいしいはず。
本当は近くのお店で買ってきたというお菓子は、素朴でおいしかったです。
ごちそうさまでした。
 
おいしいものをいただきながら、美しいものに触れられるって、しあわせですね。
途中、ガラスよりお菓子に手が伸びる回数の方が多かったこともありました。
 
さて、石膏を流し込む前の作品はこんな感じ。
 
そして、今回も無事完成しました。
今回も先生の作品に影響されて、すっかりまねっこです。
どれも涼しげな配色なのは、鏡に自分の顔を映しても暑苦しくならないように、との潜在意識からでしょうか。
まんなかのが私のです。
写真だとわかりにくいですが、ちょっとピンクを効かせたのは先生のアドバイスから。
それだけで、昭和のトイレの配色からがらっと印象が変わって、優しく、ラブリー、少しなつかしい感じに。
さすがプロ。
新しい世界を発見した気分です。
 
日本でもこういった教室があるのか調べたのですが、見つけられませんでした。
ステンドグラス教室なんかと比べると、モザイク教室自体が少ないうえ、
ガラスをカットしてモザイクに使う、というやり方は、とても手間がかかり、
また、指導も大変なので、教える側は商売としてペイしないのでしょう。
万一ガラスで怪我されてはコトだ、という考え方もあるのかもしれません。
市販のタイルや決まった形のガラスを使用するより、
創造の幅も広がり、個性的で、美しい仕上がりになると思うのですが。
先生に商売っ気がないからこそ、成立している私たちのレッスン
シンガポールでこんな先生と出会えるなんて、本当にラッキーでした。
 
持ち帰った作品はさっそくリビングのテーブルに飾りました。
しょちゅう手にとっては、うっとり、にまにま。
モノが鏡なだけに、はたから見たその姿は、痛いほどのナルシストです。