ぽれぽれ百綴り

犬好きおばさんのんびり雑記。

ハチミツ城をめぐる攻防

2011-05-30 10:19:43 | Singapore/物欲
風邪でまだ本調子ではないので、
また以前に書いておいたものでお茶を濁したいと思います。
 
ここシンガポールのマンションでは、小さな来客はトカゲさんだけではありませんでした。
  *注:トカゲではなくヤモリだということでした。
彼のほかに困った来客がいます。
それは…アリ。
  
ごく小さいサイズのアリが大勢います。
彼らの訪問を受けているのはわが家だけではなく、ごく一般的なことらしいです。
ここは20階なのに、窓を閉めていても、どこからともなくやってきます。
列を成してやってきます。
甘いものを置いていなくても、台所や洗濯部屋を巡回しています。
当然、甘いものがあると嬉々として集まってくるので、油断できません。
即、冷蔵庫になおします。
 
ところが!
先日、冷蔵庫になおせない甘いものをうっかり買ってしまいまして。
 
          【後列左がそのお買い物】
 
ニュージーランド産クローバーのハチミツです。
$3.7(約250円)でした。
  *注:参考までに日本のスーパーで98円の手前のワサビ、こちらでは$4.3(約300円)と高価です。
      ハチミツの右隣はニュージーランド産ゼラチンパウダー、$2(約140円)。手前はセロハンテープ、$0.5(約35円)。
とっても香りがよくて味が濃くて、全粒粉と豆乳で作ったパンケーキによくあいます。
←右端にハチミツ。オーガニックリンゴは皮ごといただきます
でもこれは、固まるから冷蔵庫には入れられません。
開封後、台所は狙われるに決まってるからと、リビングのテーブルに移動。
 
…残念。
翌日、アリたちにあっさり発見される。
ではでは、と、裏をかいて、勉強部屋(と私が勝手に呼んでいる私の個室)に移動。
 
…無念。
翌々日に、アリたちに気付かれる。
それならば!と、意表をついて、寝室に移動。
 
…面目ない。
さらにその翌日に、アリたちに取り囲まれる。
 
アリたちとの攻防に勝利する次の一手を、
と、NHK大河ドラマ「江」をひとりで見ながら、軍師にでもなった気分で真剣に考えておりました。
できればやっつけないですむ平和的な方法で対処したいものです。
 
秀吉…憎めないキャラクターだけど、もうすぐ茶々を手篭めにしちゃうんだよな。
三成…誠実そうで好青年に見えるけど、なんで人望薄かったんだろう?
 
まったく対照的なふたり。
共通点は
 
 
 
 
水攻め?
 
<ご参考>
秀吉…高松城の水攻め。結果→大成功。毛利方の城主、清水宗治自刃を条件に和睦。
三成…忍城の水攻め。結果→大失敗。三成の戦下手が天下に示される結果に。
         (浮き城の異名をもつ忍城は水攻めに不向き。彼は秀吉の命に従っただけとの説もあり。)
 
【参考文献「のぼうの城」~おもしろいです~】
のぼうの城
 
 
 
 
ということで、私も水攻め戦法でいくことにしました。
 
【ハチミツ城の水攻め~ケースはおなじみフィラデルフィアクリームチーズ~
 
  ←わかりにくいですが、底に水を張っています。
ハチミツを攻めているわけではなく、守っているわけですから、正確には水攻めではないですが。 
とにかく、これでアリたちは手も足も出ません
おそれいったか!
 
しかも犠牲者、ゼロです!
あっぱれ!
 
アリたちとの戦いに完全勝利してしまいました。
私って、天才軍師かも!?
(っていうか、こんなレベルのことをずっと考えてるなんて、相当ヒマ。)
 
これで安心。
ハチミツは最後の一滴まで、すべて私のものです。
別にアリたちにわけまえをあげてもいいのですが、群がられると、ねえ。 
 
帰ってきたシロクマ相方に、「水栽培?」と不思議がられました。
さすがにいくら南国でも、ハチミツが発芽することはないかと。
根が出て、芽が出て、花が咲いて、
さらにハチミツがいっぱい採れたら夢のようですが(うっとり)。
 
 
さて、昨晩の「江」で、
茶々は彼女の方からも慕うようになって秀吉と結ばれる、という展開となりました。
本当に両思いだったのかなあ、事実はそんなにきれいな話だったのかなあ、
そう思う私は、大人の世界を知りすぎたのでしょうか?