ぽれぽれ百綴り

犬好きおばさんのんびり雑記。

ホテルのような慣れない暮らし

2012-03-12 21:38:57 | Singapore/日々の暮らし
ただいま、初めてのサービスアパートメント暮らしです。
 
  左の建物の16階に住んでいます。
 
サービスアパートメントってふつうのアパートと何が違うの?
何をサービスしてくれるの?
と思っていたのですが、
あれですね、ようはキッチンと洗濯機のついたホテルですね。
 
 
  1階はレセプションとロビー。 
 
 
 おしゃれっぽいカフェ兼勝手に使っていいテーブルセットのスペース。
 ココを通り抜けて通学しています。
 
   引越当日の様子。手前にアキラ君とモーリスの箱。ふたりとも連れてきました。 
                         隣の寝室とはちゃんとドアで仕切られてます。
 
毎日、毎日、お掃除が入って、トイレやバスタブが磨かれ、床も掃除機がかけられます。
タオル類やシーツもすべて1日で取り替えられます。
真っ白なバスローブも毎日交換。
 
   
 
シャンプー、コンディショナー、ボディーソープなんかもちびっちゃいボトルが並べられ、
まだ前日の残りがあったのに、新しくなっていたりします。
ミネラルウォーターも飲みかけのが捨てられ、新しいボトルに。
コーヒーもティーバッグみたいなインスタントだけど、豆をひいたやつです。
 
     
なんというか貧乏人にはもったいなくて仕方ありません
 
  
 なぜか玄関がふたつ。なぜ必要?
  キッチン・リビング側。   寝室側。
 
使いかけのものや飲みかけのものを途中で捨てちゃうのはもったいないし、
掃除だって、掃除機を貸してくれたら自分でするのになあ、って思います。
シーツや枕カバーなんて毎日取り替える必要なんてないですよ。
 
それをシロクマ相方に言うと、
「そういう発想の人間がロウアーの労働機会を奪うんだ」と責められました。
 
あれ?
私ってロウアーじゃないの?
 
 
 
何より、いちばんイヤなのがコレ。
 
  
 
ベッドの上にたくさん並んだ枕類。
 
ソファーの上にたくさん並んだクッション。
 
邪魔なんですよ!
 
どうにもこの数の多さが理解できない。
 
欧米系のちゃんとしたホテルに泊まるたび思っていたのですが、
どうして白人さんたちは、こんなに枕やクッションが必要なんでしょうか?
 
ベッドにむっつ
ソファーにもむっつですよ。 
 
せまくて邪魔!
 
腹が立ったので、クローゼットの上に見つけた空きスペースに、
イスを脚立がわりに使って、2個ずつ残して、あとは全部、押し込んでやりましたとも
 
    格闘中のひとコマ。イスは不安定だし、押し込むスペースは狭いから大変。
  なんとか収まったクッションたち。この左側に枕も押し込みました。 
 
うんせ、うんせ
と、何度にも分けて運びながら、
ぎゅう、ぎゅう、ぎゅうと、一所懸命、押し込むのに苦労しながら。
 
 
ああ、すっきりした。
 
 
 
今日からは、ベッドもソファーも広々と使えるわあ♪
 
 
 
翌日、そう思って、帰宅したら…
 
 
 
    
 
元に戻っていました。
 
 
 
くうっ。
 
 
そのエピソードをシロクマ相方にすると、
 
「いい仕事ぶりだ」と。
「ここの従業員はマナーもいいし、仕事熱心で優秀だ」ですって。
 
でも、せまいのイヤじゃん!
 
再び、うんせ、うんせと、運び、
ぎゅう、ぎゅう、ぎゅう、とクローゼット上に、汗をかきながら押し込む私。
 
     押し込まれた枕たち。
 
翌日…
 
やっぱり元に戻っていました。
 
はぁ~。
 
「本当に優秀だねえ」と、ほめそやす相方。
 
そういうものでしょうか?
邪魔だからどけている、という住人の気持ちをくんでなんぼだと思うのですが。
 
滞在3日めから、
無駄な努力はやめました。

ただいま引っ越し準備中

2012-02-27 21:00:42 | Singapore/日々の暮らし
今週水曜日がマンション明け渡し日。
 
シロクマ相方と一緒にサービスアパートメントとやらに引っ越すことになりました。
 
明日、今のマンションに掃除の業者さんが入るにあたり、
すべて荷造りしてどかさないといけないということに。
 
夜逃げのように前日夜に荷造りすればよいと思ってたので、寝耳に水。
 
スイマセン、今から荷造りしますので、しばし更新中断します。
できれば今週末には再開したいと思っていますが、
引っ越し先のネット環境がまだわからないのでちょっと流動的です。
 
 
取り急ぎ、ご報告まで。
元気にしておりますので、どうぞご心配なさいませんように。
 
 
   写真は友人が遊びに来たときにプレゼントしてくれたもの。
   もう最後になるかもしれないからって。
    ありがとう。でも、どうか最後になりませんように。

シロクマさんの七不思議

2012-02-22 02:34:38 | Singapore/日々の暮らし
どうして私は、
おしりに火がつかないと、行動できないのでしょうか?
まあ体調不良もあったので、仕方ないのですが。
 
ただ今、徹夜でテスト勉強中です。
 
いや、違いますね。
これからテスト勉強に取り掛かります。
今までかかってやっと、英国パンダ氏が送りつけてきた諸々に目を通しました。
彼はあれからも、機関銃のようにフェイスブックに参考資料の色々を投稿してくださったので。
 
 
 
 
気分転換に、シロクマ相方洗濯シリーズをお届けします。
 
(過去の彼の洗濯にまつわる所業についてはこちらから。→消えたハンカチシロクマさんのお洗濯物
 
最近またハンカチがなくなってきているのですが、
それを指摘すると、
「ハンカチというのは、どんどん減っていくものだよと、平然と。
 
そんな定義は初めて聞きますが?
 
ハンカチというのは、おしょうゆやシャンプーやトイレットペーパーみたいに、
使えば使っただけ、減るものなのでしょうか?
私の場合、色あせるまで、ほつれるまで、ずっと手元にありますけれど?
(そして最後は、母の日本画の筆拭き用や、シロさんの顔拭き用として再利用。)
 
 
私は相変わらず、彼の脱ぎ散らかしたものを朝、集めて洗濯する毎日です。
 
ほとんど毎日洗濯しているのにもかかわらず、
どこかに忘れてきたに違いないハンカチはともかく、
時々、パンツが見つかりません
なぜでしょうか?
 
昨日もパンツがなかったのですが、そのまま洗濯。
 
そうしたら今朝、ベッドまわりや、バスルームから、合計6枚のパンツを発見!
昨日も同じところを見た、だけど昨日は確かになかった
なぜ?
なぜ1日に6枚?
 
彼はいったい、一日に何回パンツをはきかえているのでしょうか?
それとも、一回に何枚も重ねてはいているのでしょうか?
そんなことしているから、暑いんじゃあ?
 
それともひょっとして、そんな私の常識の裏をかいて、
おしり以外のところにはいているのでしょうか?
あたまとか?
 
なぞは深まるばかり。
  
 
とりあえず、今日乾いてくれないと、換えのパンツの在庫がありませんよ。
来月シンガポール撤収の私たち、もう荷物は増やせないから、新しいのも買いません。
 
 
   パンツの話で終わるのもなんですから、最後にこちらを。
      
    クラスメートの韓国人女性にいただいた彼女のお手製キムチ。
    かの国の女性たちはみんなキムチを漬けられるのでしょうか?
    添加物ゼロ。白菜、ニラ、ニンジン、大根…野菜の味がしっかりして、とてもおいしい。
    相方も気に入ったようで、いつもは私にお代わりを言いつけるのに、
    私の盛りが少なめなものだからか、自分でもりもりよそっていました。
  ああ、写真を見ていたら、食べたくなってきました。こんな時間に…危険。

初めてのお直し依頼

2012-01-27 22:23:07 | Singapore/日々の暮らし
マラッカで買ったジーンズ、
いつもお世話になっているクリーニング屋さんで丈をつめてもらいました。
 
  
 
シンガポールではサイズがあわない服を買うときもそのままで、
自分でひいきのお店に持っていって直してもらうみたい。
 
個人経営のクリーニング屋さんではたいていミシンが置いてあって、お直しや仕立てもやっているところが多いです。
    いつもお世話になっているクリーニング屋さん。無愛想だけどわりと親切。
 
日本みたいにどのくらいの長さがいいか、お店のひとの前で着てみて決めることはできないので、
自分であらかじめ丈を確認して、折り目をつけておきました。
 
お店では折り目を示して、
「このくらいになるようにつめて」、ってお願いしました。
 
「お願いした位置が仕上がりの寸法であって、
ジーンズをその位置で裁断して欲しいわけじゃないからね」って何度も念押し。
 
日本では当たり前のことでも、海外でもそうとは限りませんから。
 
例えばこれは聞いた話ですが。
中国でストライプの生地を買って仕立て屋さんでスーツをお願いすると…
前身ごろや、袖、ポケットなど、ストライプが縦だったり、横だったり…転々ばらばらになったとか。
それではまるで漫才師。
どこにも着ていけません。
 
私の場合、最悪でも短くなるだけとはいえ、
好みの丈でないものはそのうちはかなくなるに決まってます。
根がケチだから、安くで買ったジーンズでも無駄にはしたくなくって、
お直し依頼を決断するまでずいぶん考えたのですよ。
 
 
1週間して、シロクマ相方のクリーニングともどもいただきにあがりました。
 
彼のスラックスもポケットのほころびを直してもらえるように依頼してありました。
それはその場でチェックしました。
お直し用の生地がないのだから、荒い仕上がりにも文句はいいません。
     荒い…。
ジーンズもその場でチェックしたものの、
長さまでは確認できないので、どきどきしました。
          糸の色はOK!
どきどきのまま帰宅して、
急いではいてみると、満足行く仕上がりでした。
                 
 
よかった。よかった。
 
暑い、暑い、シンガポールですが、
室内は異常にエアコンを効かせるので、まるで冷蔵庫。
フルレングスのジーンズは意外に出番が多いです。
 
さて、いつもお世話になっているクリーニング屋さんですが、
今月は3回行って、たまたま3回ともドリアンを買った帰りに寄りました。
毎回ドリアンを下げているものだから、
最初こそ、「ドリアン、食べられるの?」と店主のおじさんにおもしろがられましたが、
2回目は、「またドリアン買ったの!?好きなんだねえ!」とあきれられ、
3回目は、「そんなにしょっちゅう食べてて大丈夫?おなか壊すよ」と心配されました。
なんでも、水をたくさん飲まないと胃をいためるんですって。
食べ過ぎると夜寝付けなくなるし、ドリアン、難しいくだものですね。

もういくつ寝ると…(後編)

2012-01-22 00:32:53 | Singapore/日々の暮らし
今日のお話は昨日の続きです。
といっても、ストーリー性があるわけではないので、こちらだけでもどうぞ。
 
今タームは午前中のクラスなので、休日にしか市場にいけなくなりました。
ごった返す市場でのお正月の買出しは、魚のほかにも目的はありました。
 
   お正月用ということで、ネコヤナギもこんなにまがまがしい色に。

こちらではお正月のラッキーアイテムはみかん。

     

 
そういや年が明けてから、みかんの箱売りや、鉢植えみかんをよく見るな、と不思議だったんです。
蜜柑(みかん)の「柑」は「金」と同じ発音で縁起がいいから。
また、オレンジは中国語で「吉子」といい、吉を運んでくるラッキーな果物だからだそうです。
友人の住む上海でもみかんの鉢植えが門松のように飾られているそうですが、
よく見るともぎ取られた痕跡があるとか。
さすが、人民だな!
本当に本能のおもむくままの人々なんだから。
そう思ってたら、シンガポールのもよく見るとあちこちもぎ取られておりました
 
 ←こちらに近づいてみると… 
 
 
あはは。
 
みかんだけでなく、この時期出回っているくだものや野菜は、
お供え物や飾り物で食べられないものも多いです。
せっかくだからわが家にもお正月アイテムをと思っても、
いちいち聞かないことには、食べられないものを買ってしまうことになりかねません。

    

         

  食べられないくだものと野菜たち。下段右のはもしかしたら食べられるのかも。
  下段左のみかんは食べられないって。見た感じではわからないでしょ?
  真ん中の扇型パイナップルはいかにも食べられなさそう。
 
旧正月は私にとってはあくまでイベント。
食べられないものにお金をかけるのはもったいないので(←基本ケチ)
結局、食べられるポンカンをふたつだけ買いました。
  
   福々しい袋に入れられたポンカンたち→ 
 
「Happy New Year!!」
年末もそうだったんですが、お店の方が商品を手渡すときにそうおっしゃってくれるのが、
なんだか新鮮でうれしかったです。
 
 
こちらのお正月、「紅包」(ホンパオ、またはアンパオ)というお年玉の習慣もあります。
 
 ダイレクトメールに入っていた紅包袋。かわいくてしっかりしたつくり→   
 
玄関には「春聯」(チュンリェン)と呼ばれる赤い紙を左右に分けて貼り、「福」の文字が書かれた紙を逆さに貼ります。
春聯は中国の宋の時代からの習慣で、
逆さの福は「福が来るよう」にとの願いがこもっているのだそう。
これは、到着の"到"は"逆さ"を表す"倒"と同じ発音だからなんですって。
 
 お隣さんの玄関。シンガポーリアンと本土中国のお嫁さんのカップルで、男の子がいます。
 あれ?福の字、逆さじゃないですね。福、ちゃんと来るの?わが家にWELCOME!
     

 
そんな感じで、まわりはすっかりお正月ムード。
何の予定のないわが家は寝正月になりそうです。
みなさま、よいお年を。
 

  マンションのエントランスもお正月
 
  潔いくらいに毒々しいケーキ。食べられるそうです。本当か?→ 
 
 
ふたつ買ったポンカン、リビングのテーブルに飾っておいたのですが、
さっき見たら、ひとつなくなっていました。
 
    ゴミ箱をのぞくと…やられた!  
旧正月の元旦にふたりでひとつずつ食べようと思っていたのに~。