ぽれぽれ百綴り

犬好きおばさんのんびり雑記。

12月のイタリア料理教室

2017-01-31 09:53:07 | 習いゴト・趣味
年末年始のエピソード記事もコレで最後。
1月中にUPできてよかった。

12月は特定の州ではなく、クリスマス、パーティ向きのお料理でした。

「みなさん、ケーキはご自分で焼かないでしょ」
ってことで、
ヘーゼルナッツ風味のチョコクリーム『ヌテラ』をたっぷり使ったクッキーを焼きました。



久しぶりの手打ちパスタも。
今月はカンネローニです。


ラザニアのようなシート状にして、
野菜たっぷりのミートソースを巻き込み、
最後にベシャメルソースとトマトソースで紅白に仕上げます。

(ロール状のものがぎっしり並んでるんだけど…ソースでわからんね)


メインは豚ロースかたまり肉の岩塩包み焼き。

(泡だてた卵白にハーブと怖いくらい大量の塩を混ぜたものをぬりぬり)


(焼き上がりを肉たたきでトントン)

これは盛り上がるなあ。


(ジューシーなお肉が顔を出しします。ほかほか)

岩塩に触れたはしっこはしょっぱいから捨てるんですよ。
そうとわかると私には作れない

【今月のお酒】

(スプマンテ)

シュワシュワ爽やかで下戸の私の口にも美味しい。


【アンティパスト】

(ピエモンテなど北部で人気の魚介のロシアサラダ)

ロシアと名はつけど、れっきとしたイタリア料理です。
刻んでゆでた野菜数種と海老をレモンの効いた軽めのマヨネーズであえたもの。
細かく刻んだピクルスとアンチョビ、ケイパーがいい仕事をしています。
意外にもしつこくなくて、もりもりいただけます。


【プリモピアット】

(カンネローニ。大きな筒状パスタ料理の総称だとか)

これでひとり分。
毎度のことながら、
よそのオサレお料理教室ではありえない気前よい盛りっぷり。

クリスマス、イタリアでは包みもののパスタをよく食べるそう。
キリスト誕生のおくるみをイメージするからとか。
このお料理もようは巻きラザニア。
市販のラザニアで代用できそう。


【セコンド】

(豚ロース肉、岩塩包み焼き)

つけあわせは万願寺とうがらしのロースト。
ソースは黒オリーブとオリーブオイルをフープロでガーッとしただけ。
これが分厚いロースト肉にとっても合う!
サービスしてしまえば地味ながら、
メインにふさわしい食べ応えでした。

今回は豚肉を使ったけれど、
イタリアのクリスマス当日のメインは昔から羊料理なんですって。
レストランでもそういやラムが多いですかね。
ちなみにターキーをいただくのはアメリカ発祥、
ローストチキンは日本のケンタッキー発祥だそうです。

【ドルチェ】

(ヌテロッティ。ヌテラのクッキー)

ヌテラ、クッキー背後のがそれなんですが、
イタリアでは「マンマの次に愛してる」という男性が多数。
ご家庭の手作りおやつにヌテラを使ったものが多いのもその人気ゆえ。

確かに美味しい。
ヘーゼルナッツ風味っていうのがまたいい。
しかし、そのカロリーは怒ったマンマより恐ろしい
よって私はいまは買ってません。
だってわが家では私しか食べないんですよ。
イタリアのマンマ体型一直線ですよ。

このクッキーもヘビーな食べ応え。
生徒さんたちはみなさん、お持ち帰りしてました。
私?
もちろん完食です。(←ブレない大食いキャラ)


最後はみなさん「どうぞよいお年を」と言ってお別れ。

先生のあふれるアモーレと底抜けな食欲に裏打ちされた、
美味礼讃、酒池肉林のこのお料理教室も、
年明けから少しお休みすることにしました。
近くだったら通いやすいんだけど、奈良はやっぱり遠いです。

暖かくなる頃に再開できれば。


ご覧いただきありがとうございました。

カリフラワーで2品

2017-01-29 05:35:42 | おうちで食い意地
母が売りものにはないような黄色の濃い、
つぶつぶのはっきりした立派なカリフラワーを作るようになりました。


(こゆーい黄色、可食部分の直径20センチ超!
比較にトマトを置いたけれどトマトも特大なんですよ。比較失敗)

これでお手軽料理をふたつ。

《カリフラワーのパスタ》
【材料】(いずれも分量はテキトー)
カリフラワー(目安はふつうサイズをひとり1/3〜1/2個)
レモンの皮(今回はユズ。なくてもOK)
松の実(クルミを砕いても。なくてもOK)
パルミジャーノレッジャーノ
パスタ(ショートパスタならなんでも)
ニンニク、オリーブオイル、塩コショウ


(少ない材料で作れるのがいいですよね)


(こんなパスタを使いました。ゆで時間22分って!)


(S嬢のご母堂、マダムYからのいただきものの高級感漂うオリーブオイル)

【作り方】
1.松の実をフライパンで空炒りして出しておく。
カリフラワーはザクザク切る。(あんまり形は気にしない)
パスタのお湯を準備。
2.オリーブオイルをフライパンに熱し、
潰したニンニクを入れて香りをだしたら取りだし、カリフラワーを炒める。

3.パスタを茹でる。合間にチーズをたっぷりすりおろす。
4.2.にひたひたのお水を加え、ヘラであらく潰しながらソースを作る。
5.パスタ、松の実をフライパンに投入、
チーズ(トッピング分を別に残しておく)も投入してからめ、
ゆで汁で塩加減を調整。
6.お皿に盛って、オリーブオイルをまわしかけ、残りのチーズ、レモン(今回はユズ)の皮のすりおろし、コショウをふってできあがり。



イタリアはカリフラワーがとってもお安いらしく、
これはかんたんでポピュラーな家庭料理。
だからレストランで見ることはまずないかと。
地味ながらほっとする美味しさ。

別ゆでしなくてもひとつのお鍋でもできます。
その場合は、
パスタを投入した塩湯のお鍋にカリフラワーを加え、
柔らかくなってきたらヘラであらく潰す。
松の実、チーズを加え、塩加減をみて、以下同文。
ニンニクは使わない。
お湯の量は、もとから少なめでも、途中で捨てても、
そのままスープパスタにしても、お好みで。
パスタのゆで加減にも神経質にならなくて大丈夫。
万事テキトーでも失敗がない。
家庭料理はふところが深くて素晴らしい。

潰した野菜をソースにしていただくパスタは、
ブロッコリーやズッキーニなどのレシピもあって、
どれも食材数が少なくて、とってもかんたん、
優しい味わいで女子ウケが良いです。
いつかご紹介できれば。


箸休めにもう一品。

《カリフラワーのピクルス》
【材料】
カリフラワー…ふつうサイズを半分
お酢(今回は白ワインビネガー)…100cc
水…100cc
ハチミツ(またはお砂糖)…大1〜2
塩…小1
お好みでローリエ、タカノツメ、レッドペッパーなど。

【作り方】
1.カリフラワーを小房に切り分けてゆでる。
2.ハチミツ以外の調味料を鍋でひと煮立ちさせ、スパイス類を投入。
(砂糖を使う場合は一緒に煮立ててOK)
3.2が冷めたらハチミツを加えてジップロックに入れ、カリフラワーを漬け込む。



完全に浸かるなら1時間ほどで食べられます。
ケチな私は少しの調味液でたくさんのカリフラワーを漬け込もうとするから、
冷蔵庫内で何度かひっくり返して半日かけて漬け込みます。


(しかもジップロックを切らしていてナイロン袋だし)

ぽりぽり歯ざわりが楽しいピクルス、
冷蔵庫保存で1週間は美味しく食べられます。
(ピクルス液にどっぷり漬けて、
煮沸消毒済の瓶詰めにしたら半年ほど保存可能)


ご覧いただきありがとうございました。

宝塚ハーフマラソン

2017-01-27 01:06:42 | ラン&クライム
というタイトルだけど、走ったのはクオーター。

まだ続く年末年始エピソード。


(手塚治虫先生は宝塚市のご出身。だから参加賞はいっつもアトムTシャツ)

食べていたばっかりじゃありません。
短い距離だけど、レースにも出ました。
持病のひざ痛で、多分ハーフはもう走れない。


一緒にエントリーしたマイコさんが欠席のため、
ひさしぶりにおひとりさま参加。



この人混み。

この熱気。

わくわくしてきました。



(準備体操中。私のまん前は青鬼)

この大会、気がついたのだけど、犬飼いの応援が多い

しかも高級住宅街も近いからかこぎれいな大型犬が多いじゃないの!

なんてことだー!

ほぼ毎年来ているのに、どうして今まで気づかなかったのか?
(シロさんがご健在だったからです。)

もうマラソンなんてどうでもいい。

準備体操もそっちのけで、
ひたすら触らせてくれそうな犬を求める変態化した私

いた!


(リューギ君、ゴールデン12歳。
盲導犬候補だったくらいなのでとてもお利口)

優しそうな飼い主さんの了解を得て、
おとなしいリューギ君をワシワシもふもふまさぐる変態おばさん

血中犬濃度充填完了。

サイコーのパワーチャージとなりました。
1月いっぱいはこれで生き延びられそう。

ああ、大型犬はいいなあ。


この大会のもうひとつの特徴、というかウリ(なのかな?)は、
市長があいさつにいらっしゃるところ。

それのどこがウリって?

宝塚市の市長さんは女性でして、
この方がハイソでエレガントな宝塚市のイメージとはかけ離れた関西のおばちゃんなんですよ。


本来のウリは来賓の美しい3人のタカラジェンヌさんだと思うの。

でも私には市長がツボで。

ごあいさつも楽しいんだけどね、

スタート地点でスタートの合図とともに、
『鉄腕アトム』の歌を絶叫してランナーを送り出してくださるの。

「そーらーをこーえてー、ラララ」ってやつね。

拡声器を使って大音量の応援歌。



それがもう破壊的歌唱力で。

ランナーの方々の、
「これ、応援になっとるんか!?」

とか、

「やめてくれー!足がつるー!」

とか、

あちこちであがる悲痛な叫び。

それをものともせず、気持ち良さげにシャウトし続ける市長。

いいなあ、市長、いいなあ。

歌のプロであるタカラジェンヌさんたちの前で歌えるこの度胸。

いいなあ、市長、いいなあ。

願わくばタカラジェンヌさんたちの大事なお耳に害が及びませんように



コースは市街地と住宅街を抜けて、すぐに河川敷に入ります。


(エイドのボランティアの方々。お世話さまです)

ラクチンだけど、単調で退屈なコース設定。

しかも5キロを過ぎた頃からもう左ひざが痛くて。

つらい。

重たそうな雲の間から雨粒も落ちてきたし…

走るの、やめたい。


と、


そんな時、沿道に、



(アイリッシュセターライオン!)

こぎれいな大型犬が2匹も!!

おばさん、
猛スピードでコースアウトして、
血中犬濃度充填、再び。

ああ、大型犬はいいなあ。

ランナーだと飼い主さんに話しかけやすいのもいいなあ。


(ゴールが見えてきましたよ)

おかげさまで最後まで走りきれました。


預かってもらっている荷物を受け取って


(ゴミ山のようなランナーたちの荷物が壮観)

ちゃっかり共食いしちゃって


(熱々の豚汁が振る舞われていました)


(たくさんのボランティアさんに感謝)

カラダも気持ちも温かくなって、
左足を引きずりながら帰路につきました。


宝塚ハーフマラソンはいい!

来年も(←もう今年だよ)おひとりさまでも参加するぞ!


ご覧いただきありがとうございました。


手抜きの鏡開き

2017-01-25 03:35:08 | おうちで食い意地
まだこんな話をしていてスミマセン。

鏡開きのおぜんざい、
手抜きでお手頃なあんこを買いました。



お鍋に移して、

パッケージに書いてあるとおりにお水をいれて、くつくつ。

お餅を焼きましょう。



ひーっ!

こういう市販のあんこって、


あずきより砂糖の方が多く入ってるものなの!?

衝撃です。


できあがり。




うーん、

アタマが痛くなるような甘さ。


このあと、水分をおたまですくって捨て、
新たにお水を入れて炊きなおしました。

あずきのうまみは相当失われたけれど、
穏やかな甘さになってホッとしました。


今回の手抜きは失敗。
あんこは自分で炊こうと思います。

それか、水煮のものを探すか、ですね。(やはり手は抜きたいのか。そこまでして食べたいのか)


甘いものは美味しいですね。
やっぱり食べたくなります。


漫画家、西原理恵子先生が、
薬物依存更生団体のおじさんの声を借りて「白いのはやるな」と。
知らぬ間に大切な人をむしばむのだそう。

私、すでにむしばまれてます。


七草がゆもおぜんざいもなんとか作ったけれど、
そういや小豆がゆが抜けてました。

最近は日本でも6日はガレット・デ・ロワだとかで、
おばさん、もう覚えられない。


1月もあと1週間なのに、
年末年始エピソード、まだ残っております。
もうすぐ節分ですのに。
おばさん、時の流れについていけない。


ご覧いただきありがとうございました。



年末年始の疲れにバクテー

2017-01-23 09:56:24 | おうちで食い意地
結局、疲れたときはバクテーだ。

シンガポールで覚えたお料理の中で、
いちばんリピートしているわが家の定番となりました。

S嬢に山ほどもらった『ゆやんさん』の薬膳スープの素
お手軽にバクテーが作れて大活躍です。


(食材を用意して)


(薬膳スープセットの封をあけ)


(湯がいたスペアリブ、ニンニク、ショウガと生薬たちをお鍋に入れて)


(お水と調味料を加えて2時間、弱火で炊いたらできあがり)

スペアリブのせいでオイリーな仕上がりだけど、
冷たくなるとラードが固まって取り除けます。
だから、翌日からは飲みやすいです。

これほんと、スッキリ元気になります。
お肉はほぼシロクマ相方の胃に収まりました。

今回の漢方薬は蓮の実2種(ふつうのハスとオニバスとかいうの)、山薬(つまり長芋)とマツホドとかいうキノコでした。
食欲増進滋養スープ、って感じでしょうか。
どれも苦みがなく飲みやすく、モノも食べられます。
漢方薬はこのスープの素シリーズに使われてるものだけでも何十種類かあるようで、
私のような素人が読む本や図鑑には載ってないものも多いです。
いやはや奥深い。

バクテーは薬膳スープの素がなくても作れます。
詳しくは以前に書いた当社へっぽこ記事をご覧ください。

鶏肉で作って塩味にしたら、
サムゲタン風で美味しいと思うの。
次回、やってみよう。


ご覧いただきありがとうございました。