ぽれぽれ百綴り

犬好きおばさんのんびり雑記。

故郷のお酒

2011-05-25 10:04:24 | Singapore/外出&食い意地
先週土曜日、まだ風邪も治っていないというのに、
日本酒が切れて辛抱できなくなった相方が、高島屋への買い物に誘ってくれました。
日本酒は近所の商店街や市場、スーパーでは手に入らないのです。
激しく咳き込んでいるのに、お酒のやめられないあなたって…。
出張が多くて、帰ってきたと思ったら風邪でしんどそうで。
そんな彼を思いやって、私、近所で手に入らないものは、通販を利用したり、
都心まで買出しに出かけたりと、小さな苦労を重ねていたのに
そんな必要なかったじゃん!
 
まあ、ふだんは遊びほうけている私ですから、たまには苦労もすべきなのであって、
しなくていい苦労をした不満はあえて口にせず、素直に買い物の誘いに乗りました。
 
シンガポールを代表する百貨店のひとつ、高島屋は品揃えも豊富、
日本のものもいちばん揃っていると思います。
そして、週末はいつもにぎわっています。
本国より儲かっていたりして?
その高島屋の日本酒キャンペーンコーナーで故郷のお酒を見つけました。
 
  【日本酒たち~真ん中の黒いのが故郷のお酒~】
   
 
え~!?春鹿くんやないの?
こんなところで会えるなんて~。
アルコールはまったく飲めない私ですが、お土産に好評な春鹿くんにはお世話になっています。
異国でばったり同級生に再会したような、うれしさとなつかしさです。
「入魂の一滴 春鹿 超辛口」は、切れのよいまろやかな口当たりらしいです。
720mlのお値段は$35.5(約2,480円)。
日本では1,500円前後のようですから、故郷を出て箔がついたのか、やっぱり高め。
すっきりとして暑い夏でもスイスイ飲めるお酒らしいので、
同級生はきっとこの国でもいい評価を得て、故郷に錦を飾ることでしょう。
なお、咳も止まらない相方が愛も止まらない上撰菊正宗は、1.8ℓで$53.95(約3,770円)でした。
高島屋のような大型小売店ではそこに7%の税金が加算されます。
 
実は、高島屋、商品も高いですが、駐車料金も高いです。
シンガポールの小売店には「○円以上のレシートで2時間無料」などという
気の利いたサービスはありません。
長時間お店にいてたくさん買ってくれるお客さまは、
お金持ちに違いないから、駐車料金代くらいケチらない、という発想?
台数制限されているという車を持つことがそもそもとても贅沢で、税金も維持費も高いそうですよ。
 
買い物のあと、高島屋内のフードコートでフィッシュボールヌードルをいただきました。
【あっさり味のフィッシュボールヌードル~$5(約350円)だったかと~】
     
 
広東省潮州のお料理だそうです。
フィッシュボールとは、丸い魚の練り製品のことです。
シンガポールの魚の練り製品は、淡白で癖のないものが多く、大変食べやすいです。
ここのはボリュームもたっぷりで、高いだけのことはある納得の食べ応えでした。
主役のフィッシュボールの風味を損なわないよう、澄んだスープもあっさりした味。
麺はミーポッという“どん兵衛”みたいな平たい麺でした。
おなじみのチリが小皿でつきますが、
のどを痛めている相方は、チリ抜きでおいしそうに完食なさいました。
ふたりで食事に行くと、フードコートやホーカーズでも、
席をキープするひとと、食料を調達するひとで、チームプレーができて便利ですね。
 
参考までに、百貨店内やショッピングセンターにあるフードコートは、
あくまでフードコートであって、ホーカーズとは呼ばないらしいです。
何が違うのか…立地?空調のあるなし?清潔感?経営方式?
よくわかりません。
 
実は今週から英会話教室に通い始めました。
最初の1週間は、「シンガポールの生活入門コース」で毎日授業があります。
ターゲットはシンガポールに来て日が浅いひとということなので、英語のレベルはバラバラ。
シンガポールについての色々、
文化、民族構成、生活習慣、規則、教育制度などを英語の説明で教わっています。
シンガポールは英語が普通に通じる国ですが、
シンガポーリアン同士だと「シングリッシュ」と呼ばれる、独特の発音と言い回しの英語を話します。
これが外国人には悩みのタネで、慣れないうちは何を言っているのかわからないということです。
「ということです」などと他人事のようにいうのは、
自分の英語もかなりいい加減で、聴き取りもおおざっぱな私には、大勢に影響がないからです。
中国系シンガポーリアンで留学経験もある先生は、
教室内ではちゃんとした英語しか話されません。
それでも先生のおっしゃることを全部は聴き取れないので、
コース終了後、編入するクラスのレベルについて悩んでいるところです。
 
では、行ってきます。