ぽれぽれ百綴り

犬好きおばさんのんびり雑記。

明日はスイスへ

2018-04-30 23:55:29 | たび・現実逃避
まもなく日が変わるのですが、
いまはフランスのトゥールという街にいます。


(おととい連れていってもらったポンセ・シュル・ル・ロワールという古い街で)

マダムご夫妻と別れ、今夜は駅前のホテルに1泊です。

マダム宅にお泊まりした場合、
翌朝、駅まで車で送ってもらうことになります。

が、

お宅が立地の良い場所にあるせいで、
ガレージ前に無断駐車されて車が出せなくなることがしばしば。


(『駐車禁止』って表示してるのに昨日もこのありさま。お出かけできず)

警察だか交通局だかに連絡して、レッカー移動してもらっては?

と、聞いてみましたらば、


「ここはフランスなのよ」


ですよねー。

そんな仕事熱心なわけないですよね。
すぐに来てくれるわけありませんよね。

気持ちをおおらかに持って、
車が去っていくのを待つのみ。


でも、
そんな理由で予約したTGVに乗れなかったらすべての予定が狂ってしまう。

安全策でホテル泊となりました。


(夕食はサーモンステーキ。ホテル横のレストランで)

明日はいよいよスイスに移動です。
電車で国境を越えるのは初めて。


(トゥール→パリ→ストラスブール→バーゼルと乗継ぎを経て、
スイスの古都ルツェルンを目指します)

リヨンからまわるのが効率いいんだけど、
座席が取れませんでした。

朝9時にこちらを出て、
パリに着いたら市内を地下鉄で移動して、ランチも取って、
東に向かってGO!
ルツェルン到着は午後6時半頃。

乗継回数が多くて、
乗継時間も1時間とか2時間とか長くて、
お天気もイマイチで相当疲れそう。

今回は登山用のいちばん大きいザックを背負ってきました。

この歳でバックパッカーに戻るとは。

がんばります。


予約支払済のTGVが、
ストやメーデーで運休にならないことを祈るばかり

フランス国鉄のみなさん、お願い、働いて。

ご覧いただきありがとうございました。

14年ぶりのフランス

2018-04-26 13:55:29 | たび・現実逃避
奈良の実家は私が20代の頃からホームステイの受入れをしていました。

第1号はフランスのマダム。
私の母より5歳年上です。
浮世絵と日本画、仏像などを収集しておられ、
高じて日本語の勉強も始めたという日本通。
当時はパリ郊外にお住まいでした。

お招きにあずかって何度か遊びに行ったときは、
屋根裏の広いゲストルームに泊めていただきました。
そこはコレクション収蔵庫を兼ねていました。

仏像に囲まれて眠るというのはなかなかレアな体験かと。

夜中に動いてそうでちょっと怖かったなあ。


それが昨年、中西部にお引越しなさったようで。

「ご主人と一緒に遊びにいらっしゃい。

いい加減紹介してちょうだい」

というようなお手紙を2回もいただきました。

実家にお泊りになったのは1、2泊だったのに、
こんなに長く良くしてくださるとは。


話変わって、
シロクマ相方は子ども時代、スイスご出身の神父さまに大変お世話になったそう。
(彼はカソリックです)
いまは母国にお帰りになり、その後リタイアなさったとか。

昨年、来日される予定だったのですが、
ご高齢で病気がちになられ、実現しませんでした。
私も相方と一緒にお会いするつもりでいましたのに。



マダムに会いに行きたい。
最後にお会いしたのは14年も前だし、
この先なかなか機会もないかもしれないから。

持ちかけると、

「じゃあ、会いにいこう!

スイスの神父さまにも会いにいこう!」

となりました。


時期はゴールデンウィーク。
4月27日、金曜日出発に決まりました。

フランスは今回もマダム宅に泊めていただくことに。


(日本は暑いくらいの陽気ですのに向こうは寒いのですよ)


旅の手配担当は言い出しっぺで時間のある私です。

日本との往復フライトは真っ先に押さえました。


「向こうでは鉄道移動が便利だと思うよ」


そうなんだ。

4月始め、
アドバイスを元に、
ユーレイルパスという複数国で乗り放題のきっぷを買いました。


鉄道旅行なんて初めて。
なんだか優雅です。


「ヨーロッパの鉄道は混むから早く予約した方がいいよ」


そうなんだ。


私は自分が先進国で陸路の長距離移動をしたことがないと、
今回気づきました。


すべて現地で決めるサードワールドばっかり旅してたし、
ヨーロッパ内を移動するときは飛行機を使ってましたから。

シロクマ相方情報に焦り始めました。

国にもよるのですが、
ヨーロッパでは新幹線にあたる高速鉄道は予約必須で、
満席だと乗れないことが多いみたいです。

例えばフランス、高速鉄道TGVには自由席の設定がありません。


それは大変。


日本で予約すると余計に手数料がかかることだし、
現地に到着してからと思ったけれど、
悠長に構えてられないみたいです。


お尻に火が。


パソコンを立ち上げ、
日本語の予約サイトで検索です。

スマホには向こうの乗換検索アプリをインストールしました。


パリ、シャルルドゴール空港到着が午後4時。

フライト延着や入国審査の混雑を考慮して、
余裕をもった便をアプリで検索。

が、

いい感じの便は複数あるのに、
予約サイトの検索がヒットしません。

(予約可能な空席のある便のみヒットするシステム)


満席なのか?

空港発の便は人気らしいし。


最終便と、そのひとつ前ならありそうですが?


「夜遅くにお伺いするのは感心しないな。

パリで1泊して、土曜にお伺いした方がいいんじゃないか?」


それもそうだ。
先方はご高齢ですし、シロクマ相方は初対面ですもんね。

では土曜の便を予約しますね。


それがですね…

1便もヒットしないのです。

2週間以上あるのに?

どうもユーレイルパスで予約できる座席数は限られているもよう。

割安になるから当然か。
ヨーロッパ、中でもフランスは人気みたいですし。

争奪戦なわけね。

じゃあ、パリでもう1泊?
仕方ない、日曜に移動しますか。


あれ?


日曜もヒットしない。


そこまで争奪戦は激しいの?


いやいや待って。

こちらはGW中だけど、
向こうはふつうの土日でしょ?

いくらユーレイルパスの割当座席数が少ないからって、
いくらフランスのTGVが人気だからって、
土日全滅なんてことある?

まさかフランスだけに、
土日はきっちり休ませていただきます、とか?(←偏見です)

まさかね。

じゃあ先にと、
スイスへ移動の便を検索するも、これまた難航。


そうして、


真夜中、


私はやっと気づいたのです。


もしやこれは…。


フランス国鉄のサイトを開きました。



ストラーーーイキ!!



フランス名物、ストライキのせいだったのです。


(オレンジ色の日がストライキ予定日。TGVは運休っぽい)


多すぎやしませんか?


3日いって2日休みですよ。


さすがフランス。(←偏見です)


私もフランス国鉄で働きたい。


そんなことより座席予約!


とりあえずその日は寝ました。


そりゃ座席争奪戦も熾烈なはずです。

ルートや乗継をアプリで検索しているうちに、
予約サイトの座席がみるみるなくなっちゃうんですよ。

わが家の環境が悪いのか、サイトが不安定なのか、
もたもたしているとタイムアウトになったりするので、

「お昼ごはんを食べてから集中して一挙に予約するぞ!」って思ってたらば、


さっきヒットした便が、
もうなくなっているという試練。

乗る便全部カートに入れて、
いざカード決済!と思ったらば、

どの便かがソールドアウトでエラーになるという過酷さ。

(一度に決済しないと都度手数料と予約券宅配料3千円が加算されるシステム)


スマホを握って、
パソコン画面をにらんで、
手に汗握って、

泣きながら挑みました。


フランス国内とスイスとの往復、
計8本、なんとかすべておさえられました。

最寄駅からの便じゃないし、
最短移動でもないし、
最良の乗継でもないですけれど。


これが精一杯。



なお、届いたユーレイルパス には、

バリデーション(使用開始手続き)について、
(旅行代理店か駅で使用開始の日にちをパスに刻印してもらうシステム。
刻印ナシの乗車は不正)

『バリデーション後はストライキ発生の場合も返金はいたしません』と。


ヨーロッパの鉄道旅行は全然優雅じゃない。

少なくともいまの段階では。



いってきます。


(文明堂のカステラ、抹茶あずき。
マダムは抹茶味がお好き。
お土産を買ったついでに本日のおやつに)


ご覧いただきありがとうございました。

いやしのポチさん

2018-04-24 10:37:11 | いぬ・シロさん
私の大好きな八重桜の花も終わって、


すっかり新緑の美しい季節に。



東京の友人、ともかさんが時々LINEで送ってくれる写真にいやされてます。


(白いものが多くなった柴犬ポチさん、17歳。
男子ですが鮮やかな花がよくお似合い)

子犬や若さあふれる犬ももちろんかわいいですが、
老犬のおっとりした様子が格別にいとおしいです。

茶々丸、もも、シロさんと、
三代、老いるまでお世話して見送ったから?

自分も歳をとったから?


両方ですかね。



ご覧いただきありがとうございました。
元気にしております。

シロさん旅立ちから2年

2018-04-13 11:00:08 | いぬ・シロさん
シロさんが去って今日でちょうど2年です。

いまだ思い出さない日はないです。


(10日前のシロさんのお墓。
さくらの花びらで埋め尽くされていました)

いまだ会いたいです。

もっと幸せにしてあげたかったです。


(シロさんのお散歩コースから調達したムスカリ、椿、ヒヤシンス、スイセンを)

実家に帰ると必ずお参りするシロさんのお墓、
そのお墓を抱くように咲くさくら。

シロさんのお墓は、
今年も幻想的なさくら吹雪に包まれていました。


(さくらと右下は菜の花…白菜の花です)


昨日、密林から1冊の本が届きました。

最近は図書館で借りるかKindleで買うかだから、
紙の本を買うのは久々です。


(『Hello Again またあうときの約束。』、
ジャックラッセルテリア親娘の写真とエッセイの小さな本)

十数年前に『Say Hello! あのこによろしく。』って本が出ましてね。
自分用、プレゼント用と3冊も買ったなあ。

当時は『ほぼ日』サイトでも、
ジャックラッセルテリア、ルーシーとその子どもたちの写真をいっつも眺めていました。
自宅のデスクトップパソコンの壁紙もルーシー親娘でした。


昨日届いたのはその続編のような本でした。

ルーシーが亡くなってました。

ルーシーの子どもたちのうち、次女ニコが糸井重里さんちの子になったブイヨン。
この子のことを書いたエッセイも買ったなあ。

『ほぼ日』サイトによるとブイヨンも今月亡くなりました。


犬の人生…犬生は儚いですね。


届いた本を見ながら、
シロさんのことを思い出していました。

子犬のルーシーがお母さんになり、
ページを追うごとにおばあさんになっていって…
闘病生活について綴られているところは、
特にシロさんと重なってしまいました。


私は夜型生活なので、日にちをまたがって。

読み終わって、
「今日ってシロさんの命日やん」って気づきました。

このタイミングでシロさんのことをたくさん思うことができてよかったです。


ルーシー、ブイヨン、シロさんも、
みんな空の向こうで仲良くやってますように。



(シロさん若っ!2007年4月30日)


またあうときはどんな感じかな。



ご覧いただきありがとうございました。