ぽれぽれ百綴り

犬好きおばさんのんびり雑記。

星のネイル事情

2011-05-22 14:15:45 | Singapore/日々の暮らし
今週のはじめ、こちらへ来てから初めてネイルサロンへ行きました。
渡航前ぎりぎりに日本でしてもらったネイルが、
一部はげてきたり、爪が伸びてきたりで、すっかり見苦しくなっておりまして。
もっと早くにサロンに行きたかったのですが、
私、シンガポールのネイル事情にとんと無知でして、なかなかサロンが見つからなかった次第です。
 
上海同様、こちらもネイルサロンのメインはマニキュアである様子。
日本のようにジェルネイルを取り扱っているところも少ないうえ、
日本ではカルジェルやバイオジェルをはじめとするソフトジェルが主流なのに対して、
こちらはハードジェルがとても幅を利かせているようです。
   *注:カルやバイオというのはブランド名(メーカー名)です。
渡航前に担当のネイリストさんから、
溶剤でオフ(ネイルを除去)できるソフトジェルに対して、
ハードジェルは削り取るしかないから爪の負担が大きい、と教えてもらいました。
「海外ではソフトが主流とは限らないから、それを心して、サロン探しは慎重に」って。
「ソフトもいろんなブランドが各国から出ているから、
詳しくなくて不安でも当然だと思うので、カルかバイオを指定して探したほうが無難」とも。
 
近所にサロンはいくつかありますが、どこともマニキュアのみの取り扱いのようなので、
都心に出たときにソフトジェル取り扱いのサロンを探すことにしました。
前段階としてネットでも探したのですが、
日本人経営のサロンはやはり施術料もお高いので、
「別に日本語が通じなくてもいいや」と、あちこちのサロンをのぞいてみたわけです。
 
その過程で、こちらのネイル事情を知ることになったわけですが、
いやはや、どちらのサロンの地元ネイリストさんたちも売込みが熱心でした。
私のネイルがソフトジェルで、あなたのお店ではその取り扱いがあるかを聞いても、
「今のあなたのネイルと同じようなのが当店でもできる」とか、
「もっとゴージャスなのが今なら○ドルでできる」とか、
ジェルにはソフトとハードがあることももしやご存知ではないのでは、
と疑うような的外れな回答しか得られず、不安は増すばかり。
カルかバイオどころか、ソフトジェルの取り扱いサロンすら探しあてられません。
ソフトジェルの何たるかを説明するほど知識も英語力もないので、
結局、日本人経営のサロンを探すことになりました。
この際、料金が高いのなんのと言ってられません。
けれど、絶対数が上海よりずっとずっと少ない。
やっと探しあてても、土日限定営業で私の都合とあわなかったり、予約がうんと先になったり。
爪はもう見苦しさも限界、1日でも早く、キレイにしたい。
ようやく、1週間と待たずに施術してくれるサロンに巡りあえました。
ご近所探索に始まって、ネイル事情を知って、サロン予約にたどり着くまで、3週間かかりました。
 
サロンは都心の駅から近い、落ち着いたエリアにある1軒屋。
経営者のネイリストさんは東京出身だとか。
私の爪はネイリストさんも同情する薄さで、私にとってのネイルはそんな爪の補強の意味もあります。
とはいえ、ニートにネイルはぜいたくなので、いちばん安い、カンタンなデザインしかお願いしません。
でも、爪の生え際ぎりぎりのところまで、髪の毛1本ほどの隙間を残して丁寧に塗る技術はすばらしかったです。
その技術を忌憚なく発揮できるような凝ったデザインをお願いできなくて、申し訳ない気がしました。

 
       【やっとすっきりしたネイル】
旅の恥はかき捨て気分で、年齢を考えずに女の子っぽい色にしてみました。
ピンクにブルーのラメ。ストーンはひかえめに薬指だけに3個。
一応、家事もするので、サロンで爪を短くしてもらいます。

気になる価格は$120(約8,400円)。
プロモーション価格でお安くしてもらったとはいえ、日本より若干、高めでした。
それでもこちらのサロンは他店と比べて良心的な価格体系。
価格に対する私の感覚は関西限定、
ネイル料金は地域格差が激しいので、東京の方なら安いと感じられるかも?
 
連日、遊びほうけている私を尻目に、
いまだ咳の止まらない不憫な相方は、早朝、ハノイへ向けて旅立ちました。
帰国は今週末でございます。